27 / 61
第26話 聖獣の森・住宅展示場内覧会 3
しおりを挟む
「テーブルにご飯を載せてくから、みんなは椅子に座って~」
サラが声をかけると、聖獣たちがザワザワしながら椅子に座り始めた。
『椅子というのは、この四本の足があるヤツなのは分かったが。どう座れば……』
『こう座ればいいんじゃないの?』
戸惑うバーンズに、ピカードは人間がするように椅子へ座って手本を見せた。
サラはピカードを褒める。
「ピカードは上手に座れたねぇ。バーンズは……ん、適当に座って」
『これでいいと思うけど。ご飯食べるなら両手使えないと不便よね?』
シローネは後ろ足も椅子に乗せるスタイルで座ったものの、自信はないようで首を傾げている。
『そうだね。シローネはそれでいいんじゃない? 両手が使えないと困るから。んー、ボクはこれでいけそう』
クロはピカードと同じように、お尻を椅子の座面につけて後ろ足は下におろし、両手はテーブルの上におく体勢で座った。
『んん~、私はどうすれば……』
ジタバタしているバーンズの隣にやってきた銀色オオカミは、スッと椅子に腰を下ろして座った。
バーンズは横目で隣の銀色オオカミを見ながら、同じように椅子へと座ることに成功した。
ピカードはグゥグゥ鳴るお腹を抱えながらも、準備が整うのを行儀よく待っている。
(みんな聖獣なだけあってお行儀がいいなぁ。獣なのに)
サラはせっせと無限収納庫からホカホカと湯気のぼる食事をテーブルに並べつつ思った。
『サラ。これ美味しそうだけど、なんていうの?』
「ん、フランス料理っていう料理のフルコースっぽいやつ」
『キャハハハッ。その言い方~。サラの言葉選び、変で面白い~』
適当な返事に、クロが受けて笑っている。
前世は貧乏社畜OLだったので、サラとて料理について詳しいわけではないのだ。
説明が適当になっても許して欲しい。
「でもなんか美味しそうなんだもの。美味しい物のほうがいいでしょ?」
聖獣たちはコクコクと頷いている。
サラなりのサービス精神を発揮して、 おそらく聖獣たちは食べたことがないであろう料理を選んで、テーブルの上に並べていた。
『ここのテーブルも大きいから、いっぱい料理が載せられるね、サラ』
「そうだね、クロ。いっぱい料理を並べられるよー」
シローネが右前足で自分を煽ぎながら言う。
『ワタシ、喉も乾いちゃった。何か飲み物が欲しいわ』
「はーい。んー、何がいいかな? キャロットジュースでも飲む?」
『いただくわ』
シローネの赤い瞳が輝いた。
『あ~。ボクも飲んでみたい』
『ボクもー』
「はいはい。ピカードとクロにもあげるねー」
『私にももらえるかな?』
「はいはい。バーンズにもあげるー」
サラはポンポンと無限収納庫からキャロットジュースを出して、皆の前に並べていった。
ついでにシルヴィの前にも置いてみたが、銀色オオカミはキャロットジュースにまるで排泄物でも見るような嫌悪感のこもった視線を向けると、体を背もたれ側に引いた。
「とりあえず、キャロットジュースでカンパーイ!」
『『『『『カンパーイ!』』』』』
サラがキャロットジュースの入ったグラスを掲げて叫ぶと、聖獣たちもそれに倣った。
一斉にキャロットジュースを飲む。
嫌そうな表情を浮かべていたシルヴィも、つられて一口飲んだ。
一瞬目を見開いて「おっ?」と小さく呟くと、ゴクゴクと飲んでいる。
どうやらシルヴィもキャロットジュースを気に入ってくれたようだ。
(女神さまの用意してくれた食べ物は、全部美味しいからね)
サラがニマニマしながら両手を合わせて「いただきます」と言うと、聖獣たちはそれを真似した。
ピカードは嬉しそうに笑って、目の前の料理をパクつきはじめた。
他の聖獣たちも目の前の料理へ手を付けた。
サラも何か食べようと手を伸ばす。
するとサラの頭の上で「びぎゃっ」とオカメちゃんが鳴いた。
「あー、はいはい。オカメちゃんも喉が渇いたのね。キャロットジュースを飲みたいなら頭から下りて」
「ぴぎゃっ」
サラが頭の上に手を伸ばすと、オカメちゃんはギャギャギャと騒ぎながら小さな手を突いたが、最終的には【最初からこうするつもりでしたが、何か?】とでも言いたげな澄ました顔をしてサラの細い指に止まって頭の上から降ろしてもらった。
「お水も用意しとくね。オカメちゃん用の小さい器もあるから安心。菜っ葉もあるよー」
「びぎゃっ」
オカメちゃんは、ピンク色の舌を出してキャロットジュースをちょっと舐めると、隣に置いてある水の器へと移動した。
サラが、水をまき散らしながら水を飲んでいるオカメちゃんを眺めていると、クロが料理の説明を求めてきた。
『ねぇねぇ、サラ。コレはなに?』
「えーと、クラッカーの上にチーズとサーモンが乗ってるのかな? こっちはニンジンのムースっぽい」
『えっ⁉ ニンジン? ソレ食べてみたいっ!』
「あ、はいはい。ピカード、コレをシローネに回してあげて」
『モグモグ……ん、はーい』
オカメちゃんはテーブルの上をトコトコ歩きながら、料理を吟味するかのようにキョロキョロと眺めている。
(アミューズとオードブルの違いとかよく分かんないし。スープはスープでしょ。魚料理は魚料理だし、肉料理は肉料理よ。サラダはサラダだし、ソルベってシャーベットと何が違うの?)
色々と質問されてサラはこんがらがった。
速攻で最終奥義「食べればわかるっ」を発動。
聖獣たちはキャッキャしながらどんどん食べるので、面白くなってサラはどんどん料理を出した。
無限収納庫は開けっ放しである。
(なんといっても、この家にはトイレがあるから安心!)
女神のくれた家には、必要なものが完備されている。
トイレもあれば風呂もある。
元の世界と同じような生活は、魔力がなくても出来るのだ。
魔力の枯渇による色々な心配はしなくてもいい。
(安心だー)
サラはニコニコして、聖獣たちが美味しそうに料理を平らげていくのを見ながら、自分も料理を口に運んだ。
サラが声をかけると、聖獣たちがザワザワしながら椅子に座り始めた。
『椅子というのは、この四本の足があるヤツなのは分かったが。どう座れば……』
『こう座ればいいんじゃないの?』
戸惑うバーンズに、ピカードは人間がするように椅子へ座って手本を見せた。
サラはピカードを褒める。
「ピカードは上手に座れたねぇ。バーンズは……ん、適当に座って」
『これでいいと思うけど。ご飯食べるなら両手使えないと不便よね?』
シローネは後ろ足も椅子に乗せるスタイルで座ったものの、自信はないようで首を傾げている。
『そうだね。シローネはそれでいいんじゃない? 両手が使えないと困るから。んー、ボクはこれでいけそう』
クロはピカードと同じように、お尻を椅子の座面につけて後ろ足は下におろし、両手はテーブルの上におく体勢で座った。
『んん~、私はどうすれば……』
ジタバタしているバーンズの隣にやってきた銀色オオカミは、スッと椅子に腰を下ろして座った。
バーンズは横目で隣の銀色オオカミを見ながら、同じように椅子へと座ることに成功した。
ピカードはグゥグゥ鳴るお腹を抱えながらも、準備が整うのを行儀よく待っている。
(みんな聖獣なだけあってお行儀がいいなぁ。獣なのに)
サラはせっせと無限収納庫からホカホカと湯気のぼる食事をテーブルに並べつつ思った。
『サラ。これ美味しそうだけど、なんていうの?』
「ん、フランス料理っていう料理のフルコースっぽいやつ」
『キャハハハッ。その言い方~。サラの言葉選び、変で面白い~』
適当な返事に、クロが受けて笑っている。
前世は貧乏社畜OLだったので、サラとて料理について詳しいわけではないのだ。
説明が適当になっても許して欲しい。
「でもなんか美味しそうなんだもの。美味しい物のほうがいいでしょ?」
聖獣たちはコクコクと頷いている。
サラなりのサービス精神を発揮して、 おそらく聖獣たちは食べたことがないであろう料理を選んで、テーブルの上に並べていた。
『ここのテーブルも大きいから、いっぱい料理が載せられるね、サラ』
「そうだね、クロ。いっぱい料理を並べられるよー」
シローネが右前足で自分を煽ぎながら言う。
『ワタシ、喉も乾いちゃった。何か飲み物が欲しいわ』
「はーい。んー、何がいいかな? キャロットジュースでも飲む?」
『いただくわ』
シローネの赤い瞳が輝いた。
『あ~。ボクも飲んでみたい』
『ボクもー』
「はいはい。ピカードとクロにもあげるねー」
『私にももらえるかな?』
「はいはい。バーンズにもあげるー」
サラはポンポンと無限収納庫からキャロットジュースを出して、皆の前に並べていった。
ついでにシルヴィの前にも置いてみたが、銀色オオカミはキャロットジュースにまるで排泄物でも見るような嫌悪感のこもった視線を向けると、体を背もたれ側に引いた。
「とりあえず、キャロットジュースでカンパーイ!」
『『『『『カンパーイ!』』』』』
サラがキャロットジュースの入ったグラスを掲げて叫ぶと、聖獣たちもそれに倣った。
一斉にキャロットジュースを飲む。
嫌そうな表情を浮かべていたシルヴィも、つられて一口飲んだ。
一瞬目を見開いて「おっ?」と小さく呟くと、ゴクゴクと飲んでいる。
どうやらシルヴィもキャロットジュースを気に入ってくれたようだ。
(女神さまの用意してくれた食べ物は、全部美味しいからね)
サラがニマニマしながら両手を合わせて「いただきます」と言うと、聖獣たちはそれを真似した。
ピカードは嬉しそうに笑って、目の前の料理をパクつきはじめた。
他の聖獣たちも目の前の料理へ手を付けた。
サラも何か食べようと手を伸ばす。
するとサラの頭の上で「びぎゃっ」とオカメちゃんが鳴いた。
「あー、はいはい。オカメちゃんも喉が渇いたのね。キャロットジュースを飲みたいなら頭から下りて」
「ぴぎゃっ」
サラが頭の上に手を伸ばすと、オカメちゃんはギャギャギャと騒ぎながら小さな手を突いたが、最終的には【最初からこうするつもりでしたが、何か?】とでも言いたげな澄ました顔をしてサラの細い指に止まって頭の上から降ろしてもらった。
「お水も用意しとくね。オカメちゃん用の小さい器もあるから安心。菜っ葉もあるよー」
「びぎゃっ」
オカメちゃんは、ピンク色の舌を出してキャロットジュースをちょっと舐めると、隣に置いてある水の器へと移動した。
サラが、水をまき散らしながら水を飲んでいるオカメちゃんを眺めていると、クロが料理の説明を求めてきた。
『ねぇねぇ、サラ。コレはなに?』
「えーと、クラッカーの上にチーズとサーモンが乗ってるのかな? こっちはニンジンのムースっぽい」
『えっ⁉ ニンジン? ソレ食べてみたいっ!』
「あ、はいはい。ピカード、コレをシローネに回してあげて」
『モグモグ……ん、はーい』
オカメちゃんはテーブルの上をトコトコ歩きながら、料理を吟味するかのようにキョロキョロと眺めている。
(アミューズとオードブルの違いとかよく分かんないし。スープはスープでしょ。魚料理は魚料理だし、肉料理は肉料理よ。サラダはサラダだし、ソルベってシャーベットと何が違うの?)
色々と質問されてサラはこんがらがった。
速攻で最終奥義「食べればわかるっ」を発動。
聖獣たちはキャッキャしながらどんどん食べるので、面白くなってサラはどんどん料理を出した。
無限収納庫は開けっ放しである。
(なんといっても、この家にはトイレがあるから安心!)
女神のくれた家には、必要なものが完備されている。
トイレもあれば風呂もある。
元の世界と同じような生活は、魔力がなくても出来るのだ。
魔力の枯渇による色々な心配はしなくてもいい。
(安心だー)
サラはニコニコして、聖獣たちが美味しそうに料理を平らげていくのを見ながら、自分も料理を口に運んだ。
200
あなたにおすすめの小説
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
『追放令嬢は薬草(ハーブ)に夢中 ~前世の知識でポーションを作っていたら、聖女様より崇められ、私を捨てた王太子が泣きついてきました~』
とびぃ
ファンタジー
追放悪役令嬢の薬学スローライフ ~断罪されたら、そこは未知の薬草宝庫(ランクS)でした。知識チートでポーション作ってたら、王都のパンデミックを救う羽目に~
-第二部(11章~20章)追加しました-
【あらすじ】
「貴様を追放する! 魔物の巣窟『霧深き森』で、朽ち果てるがいい!」
王太子の婚約者ソフィアは、卒業パーティーで断罪された。 しかし、その顔に絶望はなかった。なぜなら、その「断罪劇」こそが、彼女の完璧な計画だったからだ。
彼女の魂は、前世で薬学研究に没頭し過労死した、日本の研究者。 王妃の座も権力闘争も、彼女には退屈な枷でしかない。 彼女が求めたのはただ一つ——誰にも邪魔されず、未知の植物を研究できる「アトリエ」だった。
追放先『霧深き森』は「死の土地」。 だが、チート能力【植物図鑑インターフェイス】を持つソフィアにとって、そこは未知の薬草が群生する、最高の「研究フィールド(ランクS)」だった!
石造りの廃屋を「アトリエ」に改造し、ガラクタから蒸留器を自作。村人を救い、薬師様と慕われ、理想のスローライフ(研究生活)が始まる。 だが、その平穏は長く続かない。 王都では、王宮薬師長の陰謀により、聖女の奇跡すら効かないパンデミック『紫死病』が発生していた。 ソフィアが開発した『特製回復ポーション』の噂が王都に届くとき、彼女の「研究成果」を巡る、新たな戦いが幕を開ける——。
【主な登場人物】
ソフィア・フォン・クライネルト 本作の主人公。元・侯爵令嬢。魂は日本の薬学研究者。 合理的かつ冷徹な思考で、スローライフ(研究)を妨げる障害を「薬学」で排除する。未知の薬草の解析が至上の喜び。
ギルバート・ヴァイス 王宮魔術師団・研究室所属の魔術師。 ソフィアの「科学(薬学)」に魅了され、助手(兼・共同研究者)としてアトリエに入り浸る知的な理解者。
アルベルト王太子 ソフィアの元婚約者。愚かな「正義」でソフィアを追放した張本人。王都の危機に際し、薬を強奪しに来るが……。
リリア 無力な「聖女」。アルベルトに庇護されるが、本物の災厄の前では無力な「駒」。
ロイド・バルトロメウス 『天秤と剣(スケイル&ソード)商会』の会頭。ソフィアに命を救われ、彼女の「薬学」の価値を見抜くビジネスパートナー。
【読みどころ】
「悪役令嬢追放」から始まる、痛快な「ざまぁ」展開! そして、知識チートを駆使した本格的な「薬学(ものづくり)」と、理想の「アトリエ」開拓。 科学と魔法が融合し、パンデミックというシリアスな災厄に立ち向かう、読み応え抜群の薬学ファンタジーをお楽しみください。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
お言葉ですが今さらです
MIRICO
ファンタジー
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
この優しさには絶対に裏がある!~激甘待遇に転生幼女は混乱中~
たちばな立花
ファンタジー
処刑された魔女が目を覚ますと、敵国の王女レティシアに逆行転生していた。
しかも自分は――愛され王女!?
前世とは違う扱いに戸惑うレティシア。
「この人たちが私に優しくするのは絶対に何か裏があるはず!」
いつも優しい両親や兄。
戸惑いながらも、心は少しずつ溶けていく。
これは罠? それとも本物の“家族の愛”?
愛を知らないレティシアは、家族の無償の愛に翻弄されながらも成長していく。
疑り深い転生幼女が、初めて“幸せ”と出会う――
じんわり心あたたまる、愛されファンタジー。
他サイトでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる