【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜

Nekoyama

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泡を吹いて倒れたネズミを見たワルシャワ男爵の面々は、主人も使用人も皆が怯えたような表情をしている。

みんな何かを知っているのかしら?
「ねえ、そこのあなた。そう、そこのメイド服を着た長身のあなた。なぜ怯えているの?」

メイドは主人をちらりと見るが、主人である男爵はまだ目線を彷徨わせたままである。
メイドは少し息を吐くと、話し始めた。

「はい、私ども使用人の間では、この現象は祟りだと言われております。
5年ほど前から、このように急に泡を吹いて倒れる者がたまに出まして。
まずは毒物の混入を疑ったのですが、専門家を呼んで鑑定してもらっても毒物の反応は出ませんでした。その後、同じような症状の者が複数出たのですが、毒物反応はいずれも出ておりません。」

「今回は私が毒物鑑定して差し上げるわ。毒物解析魔法発動!」
-----------------------------
<毒物>あり
<成分>シクトキシン(セリ科ドクゼリ由来)
<詳細>主に根に含まれる。摂取すると数分後には中毒症状が現れる。症状は、口から泡を吹き、中枢神経が侵され、けいれん、めまい、嘔吐、皮膚の発赤が現れ、最後に呼吸麻痺を起こして死に至る。
-----------------------------

「これは猛毒ね。このレベルの毒が検出されないなんておかしいわね。」

「何の毒だったのですか?」男爵が再起動した。

「その前に、毒物鑑定の専門家を手配していたのは誰ですか?」

「それも執事のネリーです。」

絶対何かあるわね。執事を逃さないようにしないと。
マリーナは結界魔法で建物全体を包囲したのだった。
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