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side和ー3
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今だとわかる。
翔悟さんは我慢していてくれたんだ。
その先に進まなかったのは、もしかしたら待っていてくれたのかな?
俺が中学を卒業するまで…せめてもう少し大人になるまで。
その頃はそんな風に思うことが出来なかった。ただ、焦ってた。
キスしている時、翔悟さんの熱は何度も感じていたのに…。
きっと、俺に欲情してくれていたのに…。
俺がキスを強請るようにその先を強請っていたら「触って」と「良いよ」と言っていれば何か変わったのかな?
でも、翔悟さんからその先を「良い?」と聞かれる事も、俺が「抱いて」ということもなかった。
出来なかった。
恥ずかしいのもあるし、拒否されるのが何より怖かった。
そんな焦りと、疑問を抱いて半年以上経ち、翔悟さんも俺の異変に気付き始めた。
こんな気持ちは翔悟さんに知られたくなかったので、上手に隠していたつもりだった。
翔悟さんは就職の内定を貰い、もうすぐ卒業という頃だった。
「友だちと卒業旅行に行って来る。お土産買って来るからな。寂しい?和、愛してるよ」
翔悟さんはいつもと同じで優しかった。国内の旅行は複数の友だちと二泊の予定で別に寂しくはなかったけど、お土産話しのついでに見せて貰った写真を見て固まった。
常に同じ人が翔悟さんの隣にいる。何人かの友だちと一緒に行ったと言っていたのに…。
可愛い感じの背の低い男の人だった。どこか裕樹に似ていると思った。
思わず「翔、この人は誰?」と問い詰めてしまった。
とても強い口調になってしまって、自分でも驚いた。
翔悟さんはびっくりして「ほら、いつも話してる永井だよ」と言う。
永井という名前はよく聞いた。
「でも他にも人が居るのにこの人としか一緒に写真撮ってないじゃない!」
仲良さそうにしている写真は何枚もあった。
「和、可愛い。嫉妬してくれたのか?たまたまこの写真撮った奴がマメでプリントアウトしてくれたんだ。…ほらオレの携帯見て?オレ以外の奴と永井の写真もオレと他の奴の写真もあるだろ?」
「本当?」
信じて良いのだろうか?
まだ疑っている俺をいつも通りの優しさで抱きしめてくれる。
「和希?和…嫉妬は嬉しいけど、疑われるのは嫌だな…。一緒に居られなくても、オレはいつも和を愛してるよ?」
そう、嫉妬よりも疑惑だと自分でも判っていた。
そんなことがあってからも翔悟さんは優しかったけど、相変わらず俺に触れてこなかった。
四月になり翔悟さんは就職した。
翔悟さんは我慢していてくれたんだ。
その先に進まなかったのは、もしかしたら待っていてくれたのかな?
俺が中学を卒業するまで…せめてもう少し大人になるまで。
その頃はそんな風に思うことが出来なかった。ただ、焦ってた。
キスしている時、翔悟さんの熱は何度も感じていたのに…。
きっと、俺に欲情してくれていたのに…。
俺がキスを強請るようにその先を強請っていたら「触って」と「良いよ」と言っていれば何か変わったのかな?
でも、翔悟さんからその先を「良い?」と聞かれる事も、俺が「抱いて」ということもなかった。
出来なかった。
恥ずかしいのもあるし、拒否されるのが何より怖かった。
そんな焦りと、疑問を抱いて半年以上経ち、翔悟さんも俺の異変に気付き始めた。
こんな気持ちは翔悟さんに知られたくなかったので、上手に隠していたつもりだった。
翔悟さんは就職の内定を貰い、もうすぐ卒業という頃だった。
「友だちと卒業旅行に行って来る。お土産買って来るからな。寂しい?和、愛してるよ」
翔悟さんはいつもと同じで優しかった。国内の旅行は複数の友だちと二泊の予定で別に寂しくはなかったけど、お土産話しのついでに見せて貰った写真を見て固まった。
常に同じ人が翔悟さんの隣にいる。何人かの友だちと一緒に行ったと言っていたのに…。
可愛い感じの背の低い男の人だった。どこか裕樹に似ていると思った。
思わず「翔、この人は誰?」と問い詰めてしまった。
とても強い口調になってしまって、自分でも驚いた。
翔悟さんはびっくりして「ほら、いつも話してる永井だよ」と言う。
永井という名前はよく聞いた。
「でも他にも人が居るのにこの人としか一緒に写真撮ってないじゃない!」
仲良さそうにしている写真は何枚もあった。
「和、可愛い。嫉妬してくれたのか?たまたまこの写真撮った奴がマメでプリントアウトしてくれたんだ。…ほらオレの携帯見て?オレ以外の奴と永井の写真もオレと他の奴の写真もあるだろ?」
「本当?」
信じて良いのだろうか?
まだ疑っている俺をいつも通りの優しさで抱きしめてくれる。
「和希?和…嫉妬は嬉しいけど、疑われるのは嫌だな…。一緒に居られなくても、オレはいつも和を愛してるよ?」
そう、嫉妬よりも疑惑だと自分でも判っていた。
そんなことがあってからも翔悟さんは優しかったけど、相変わらず俺に触れてこなかった。
四月になり翔悟さんは就職した。
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