悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました

ぽこぺん

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第121話 エルフの村へ遊びに行こう5

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これまでのあらすじ

この世界を管理する業務に携わるとポイントがもらえて元の世界の商品と交換できると分かったので3時間頑張りましたが未登録のため交換出来ませんでした、以上。

ふざけるなぁ!これまでの頑張りをたった2行でまとめられてたまるかってんだゴブ
責任者でてこい!ごらぁ!

「ゴブゴブ、ゴブー!」

怒りが収まらないわたしを見てオタさんも軽く同情してくれている
すぐ食べれると思っておあずけをくらった悲しさは耐えられないゴブ
食べ物の恨みは根が深いんだぞ

「う~ん、僕も冒険が終わってヒマしてたところにお誘いがあっただけだからね~どうやって管理者になったか、資格があったのかよく分かってないんだよね~」

こうなったらセレスティア様に直談判するゴブ

「ゴブ!」(さっきの通信みたいにセレスティア様につないでほしいゴブ)

「あ~、いいんじゃない?セレスティア様なら管理者になれる資格が何か知っているだろうし、管理者にする権限も持っているだろうしね」

モニターの一つを通信用に切り替えてコールしてくれる
少し前に流行った遠隔会議用のシステムみたいだな
顔までちゃんと見れてリアルタイムで話ができるのですね
・・・よく考えれば創造神と画面越しとはいえ対面で会話できるのはすごいことでは
いやいや、クレームを入れるのに相手の立場などを気にしてはいけないゴブ
ここは相手が誰であろうともこちらの正当な権利を主張するべきだゴブ

「ゴ、ゴブ・・・」(あーあーごほん、本日は晴天なりー、聞こえていますかゴブ)

「あはは何それ、あまり長く話せないと思うから手短かにね~」

一応粗相があってはいけないからな、少し緊張してきたゴブ

「はいはーい、ごめんね、ちょっと時間の流れを合わせるのに手間取っちゃって、ちゃんと聞き取れているかしら~」

何かさらっとすごいことを言っていたような気もするが別にどうでもいいゴブ

「ゴブゴブ」(えーと、私は3か月程まえに集団で転生していただいた一人で)

「ゴブゴーブ」(今はゴブリンとしてコスタリアで聖女の補助をしております)

「ゴブゴブ」(このたび管理者ポイントを使用不可とのことで確認したいのです)

3か月前は転生の間?のようなところで遠目で見ただけだったが今回は画面越しとはいえ真正面で向かいあうかたちになるので少し丁寧にしゃべってしまったゴブ

「あっはは、ゴブリンさん大人みたいじゃん、社会人ってかんじ」

オタさんは隣りで聞いていて楽しそうだ
こっちは真剣に話しあおうとしているのに

「あ~、あの時に人間以外の種族を選んだ人でしょ、知っているわよ~結構頑張って文化の発展に貢献してくれてるわよね、一部地方で幸福値が爆上がりしてるって報告が上がっているわよ、ありがとね」

「ゴブ」(それは何よりです、力になれて光栄ですゴブ)

ふむふむ、さすが女神様ですな、他所のところからも情報が上がっているのかコスタリア地方の何かの数値が上がっていると評価がきちんとされているようだゴブ
って違う!今回はわたしの管理者ポイントを使えるようにしてもらうんだゴブ

「ゴブ!」(ところで!管理者になってポイントを使うにはどうすればよいゴブ)

「あ~、オタさんに聞いちゃった?っていうかその部屋に入れば気付いちゃうか、管理者になって世界の管理の一部を担ってもらうと働きに応じてポイントを還元しているんだよね~やっぱタダ働きって訳にはいかないし、だいたいの人は武具やステータスに還元してるみたいだけど」

「ゴブ」(その管理者になるにはどうすればいいゴブ)

「管理者になる明確な条件は無いけど・・・まず第一条件としては寿命が永いことかしらね、あとは簡単には死なないそれなりの強さは持っていてほしいかな~今のところここで頼んでいるのは天空龍さんとか各属性の精霊王ちゃんとかヴァンパイアロード君にも頼んでいたっけな~みんなそんなにやる気がなさそうだけど」

「ゴブ・・・」(みんな世界のほぼ頂点にいる存在じゃないかゴブ・・・)

「へぇ~そうなんだ、横のつながりってほぼ無いから知らなかったよ」

オタさんも知らない世界の真実・・・ってやつですな

「まぁ私の作った世界は安定型だから、管理者っていっても見てるだけで済んでいるのは平穏な証拠なんだけどね~」

「ただここ最近の30年ぐらいで世界中の瘴気濃度が一部ダンジョン深くや火口とかで異常値が出てるんだよな、世界樹が弱ったのも原因は濃すぎる瘴気を浄化しようと吸い上げてたせいだったし」

「ゴブ」(瘴気の異常発生ゴブか・・・ズバーンと女神様が浄化すればいいゴブ)

「それが出来れば転生者をわざわざ送ったりしないわよ~創造神が自らの世界に干渉するのはかなり条件が揃わないとダメなのよ、基本的にはこの世界で生きる者たちで自己解決して文明を発展させてもらわないとね、いい方向でも悪い方向でも」

「ゴブ」(そんなに条件が厳しいゴブか)

「まぁ具体的には人類が自分達で解決できなくて存在そのものに関わる場合とかよね、人類絶滅クラスの隕石が落ちそうだったり現時点で治療が出来ない致死性の病気が全世界に拡がりそうだったりとかね、あとはほぼありえ無いけど私や眷属神の存在を脅かす事態だったり、別世界の創造神からの干渉があった場合ぐらいかな」

「ゴブ・・・」(それは確かに助けてほしいゴブな・・・)

まさに神に祈るしかないって状況にならないと創造神は動いてくれないのか
あとついでにさらっと言っていた神の存在を脅かすとか異界の神が干渉してくるって意味が分からないゴブな
それも人類ではどうにもならない事態ってことですな

「あっでも、ゴブちゃんも管理者に絶対になれないかっていうとそうでも無いわよ」

「ゴブ!?」(それは聞き捨てならないゴブ、どうすればいいゴブ)

「各属性魔法はレベル7が修行での限界と思われていますが最終まで究めるとレベル8の精霊化というスキルが使えるようになるのです、つまり人間という種族の枠組みから一時的に外れ精霊となって人外の魔法を行使するという最終手段なのです」

「ゴブゴブ」(ほほう、一時的に人間をやめるということですな)

「それには続きがあって精霊化を何度も繰り返し行使することによって一時的ではなく恒久的に精霊になれるという効果があるのです」

「ゴブー」(つまり人間から精霊に進化すると管理者になる資格もでてくると)

「そういうことになりますね、ただし精霊化すると精神に大きく影響があって記憶や人格に変容が出てしまうのです、繰り返し精霊化すると肉体だけでなく精神まで精霊化して元の人格や記憶があいまいになり、正に自然と一体化した精霊になりますね」

こっわ、ダメ、ゼッタイ。力を使いますか?人間やめますか?ってやつじゃねーか

「ゴブちゃんの聖属性魔法ともう一つ死属性魔法はまた特別だから精霊化じゃなくて神化だからより管理者に近いんじゃないかな~」

「ゴブ?」(聖属性魔法は属性魔法では特別だったゴブ?)

「あれ?知らなかったの?属性魔法は地、水、火、風に光と闇が基本よ?派生して雷や氷もあるけど基本は6属性ね、聖は聖女、聖人にしか発現しないし、死は執行者、断罪者っていうこれまた私が直接使命を与えた人間にしか発現しないわよ」

「ゴブ」(聖属性って特別だったのか・・・光属性と同じだと勘違いしていたゴブ)

「という訳で頑張って魔法を使い続ければこっちの世界に来れるかもよ」

「ゴブ」(絶対イヤだゴブ)

中途半端に神様になっても上位の先輩神に使い潰されつつ、わがままな人間たちに奉仕する未来しか見えないゴブ

「ふ~ん、まぁ気が変わったら頑張ってね、今回の悩み相談はこんなところかしら」

「ゴブ~」(教えていただきありがとうゴブ、管理者ポイントは結局使えないゴブ)

「あら、景品と交換は出来ないけどちゃんと使えているわよ、この通話も管理者ポイントで繋いでいる訳だし」

「ンゴブッ!」(何ですとー!これに管理者ポイントが消費されているですと)

あわててステータス画面を開くと310ポイントあった管理者ポイントが23ポイントにまで下がっている

「ゴブゴブー!」(なんてことだゴブ、3時間の労働が3分で消えてしまったゴブ)

通話にポイントが消費されるとか先に教えてほしかったゴブ!
長く話せないかもってのはそういう意味だったんだゴブな・・・

「うふふ、今日は転生者の話が聞けてよかったわ~、やっぱり現場の人間の生の声って貴重よね」

分かったからもう通話を切りたいゴブ
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