悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました

ぽこぺん

文字の大きさ
14 / 155

第14話 出会い5

しおりを挟む
ポロンの実を2個食べて女の子は少し落ち着いたようだ。

さてとこの世界の常識とやらを教えてもらおうかね。

こっちは生まれてからゴブリンの洞穴生活と森での移動しかしてないからな。

「ゴ・・」

話しかけようとしたら、腰に小剣をつけた軽装の男たち3人が飛び込んできた。

「お嬢様、ご無事でしたか!」
「崖下に降りるため装備を外していて遅くなりました」
「どこかお怪我はございませんか!」

速い・・・そしてさりげなくオレと女の子の間に割り込んで警戒している、できるな

「ええ、この通り馬車から投げ出されはしましたが無事ですわ」
「あなたたちもあの数のオークに囲まれて無事だったのですね」

「はっ。我々の方は多少のケガ人が出ましたが1人も死者は出ておりません」
「まさか安全のために馬車に避難していただいたところにフォレストウルフの群れが襲い掛かるとは予想しておりませんでした」

どうやらオークの群れと騎士たちが相手している時にフォレストウルフの群れが馬車を襲い、慌てた馬が暴れて走り出したらしい。メイドさんも表に出て鎮めようとしたが振り落とされてしまい、そのまま暴走馬車は谷底へ真っ逆さま落ちていったとか。

ピィー。ピィー。

金属笛を吹きならし発見と位置を知らせているようだ。

オレはそっと残りの肉を革袋にしまいその場から離れることにした。
情報はあまり手に入らなかったが護衛と合流できてもう心配はないだろう。
本来なら御礼に大量の金貨や女の子と婚約などというテンプレ展開がはじまるのだろうがオレはゴブリンだからな・・・ちっともくやしくなんかないぞ・・ゴブ。

しかし回り込まれてしまった。逃げられない。

ってゲームの戦闘じゃないゴブ?

見れば女の子がオレを逃がさないように指示を出している。オイコラァ。なんでや。

「その子は私の恩人であり。初めて私のテイマースキルで従えた従魔ですわ」

「なんと!!」
「ゴブ!!」(違う!!)

オレと護衛たちの声がハモった。

「命の危険を感じた私が真剣に女神様に祈りを捧げた結果、スキルに目覚めました」

「おおっ。それでは今回の狩りの同行は無駄では無かったのですね!!毎回森の巡回に同行したいとおっしゃた時は正直面倒だとか、こっちは遊びじゃないのに、とか思いましたが本当にスキルに開眼されるとは!お館様もさぞお喜びになられます!」

「・・・ソウデスネ。これまで我が儘に付き合わせて苦労をかけまシタ」

女の子がまた薄目になってる。機嫌が悪いと薄目になるクセがあるようだ。

「ゴブゴブ」(まぁ元気出すゴブ。我が儘言って大人を困らすのはよくないゴブ)

がっしりと両肩を護衛さんに抑えられたまま優しい言葉をかける。

「お嬢様、このゴブリンの言っていることが分かるんですか?」
「我々にはゴブゴブ言っているだけですが・・・」

ふむ・・翻訳スキルがあるからオレは言葉が分かるがオレのしゃべっている言葉は
翻訳スキルを持つ女の子しか分からないってことか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!

たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。 途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。 鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒! 素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。 裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!

捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ

月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。 こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。 そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。 太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。 テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由

瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。 神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

処理中です...