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第15話 出会い6
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「とりあえず皆と合流します」
一番体格のいい護衛さんが女の子をひょいと抱き上げた。
「一人は10m先を先導して警戒しながら走れ、次に私がそして次に小鬼がついてこい。最後尾は離れずに後ろも警戒しろ」
必要な指示だけ出すと走り出す。
この護衛、かなりできるな・・・岩場の全力疾走なのに女の子が揺れていない。
そしてオレの後ろを走る護衛もオレが何か不審な動きをしたら即、首を刎ねそうだ。
逃げられないじゃん。
オレは強化の段階をもう1段階上げてピョンピョンと岩場を駆け上がる。
「なかなかやるな。その体躯で我々に遅れないとは」
「ゴブ」(森の妖精ゴブリンをなめてもらっては困るゴブ)
結構な急斜面を駆け上がるとフル装備の騎士たちが討伐した魔物の処理をしていた。
「現状を報告しろ}
女の子を運んでいた護衛は隊長だったようだ。
「5名負傷、うち2名が自力帰還困難。3名が戦闘不能。死者なし」
「うむ。これより帰還する。負傷者は馬車へ。余分な食糧は捨ててもかまわん」
ひゅ~。かっこいいゴブ。出来る男って感じゴブ。
「隊長~。こっちの森に異常って訳じゃなくて東の森にたぶん何か起きたっす。
俺たちと戦闘したオークとフォレストウルフも何かから逃げる途中で俺らに
かち合ったみたいな感じだったっす」
やる気のない眠そうな目をしたやつが自分の意見を言っている。
「うむ。その可能性は高そうだな。だが今はお嬢様を無事に領都に帰すことに全力を尽くす。これだけ森に魔物が溢れているのだ。予定を変更し帰還する」
「ところでうちの隊に魔物が混じっているっすよ」
オレを横目で見てくる。
「こやつはお嬢様がテイムした従魔だ。間違えても狩るなよ」
「へぇ~。とてもテイムされているようには見えないっすけどね~」
「ゴブ!」(その通りゴブ!テイムされてないゴブ!)
こいつへらへらしてるけど見るところはちゃんと見ているゴブな。
「ちょっと、ちょっと!私の従魔に変なこといわないでください。この通り私としっかり意思の疎通が出来て命令に素直に聞くんですから」
「ゴ~ブ」(命令とか意味わからないゴブ)
お嬢がこそこそ耳打ちしてくる。
「あなたこの状況を理解してまして?テイムされていないことが分かればすぐにコレですわよ、コレ!まわりにこれだけ騎士がいて逃げられると思って?」
自分の首をスパッスパッと切るまねをしてくる。
「あなたには助けてもらった感謝をしていますわ。悪いようにしませんから私の従魔として迎えてあげますわ。身の安全と日々の食事は保証いたしますわよ」
う~む。確かに森での弱肉強食の生存競争から離れられるのは魅力だな・・・。
もともと文化的な生活を求めて人里近くに住む予定だったし。
・・・なんか後ろから隊長さんが剣を研いでいる音がするし。
小さい声でオレたちだけに聞こえるよう独り言をつぶやいた。
「せめてもの情けだ。痛みを感じる間もないよう一瞬で終わらせてやる」
「ゴッゴブッ」(ご主人さま~しばらくの間よろしくゴブ)
「はいはい、かわいい子ね~。ほらよく言うことをきくでしょ~」
「ゴブ~」(よろしくごぶ~)
「うっす。そういうことにしたっすね。よろしくっす。おれはライアンっす」
おおっ。回復魔法を使う魔物と相性のよさそうな名前ゴブ。
「ゴブゴブ」(ボクは悪いゴブリンじゃないよ)
オレはとびっきりのゴブリンスマイルを浮かべて手のひらをすりすりして挨拶した。
「ハエのものまねっすか?」
「ゴブ!」(どいつもこいつも失礼ゴブ!)
一番体格のいい護衛さんが女の子をひょいと抱き上げた。
「一人は10m先を先導して警戒しながら走れ、次に私がそして次に小鬼がついてこい。最後尾は離れずに後ろも警戒しろ」
必要な指示だけ出すと走り出す。
この護衛、かなりできるな・・・岩場の全力疾走なのに女の子が揺れていない。
そしてオレの後ろを走る護衛もオレが何か不審な動きをしたら即、首を刎ねそうだ。
逃げられないじゃん。
オレは強化の段階をもう1段階上げてピョンピョンと岩場を駆け上がる。
「なかなかやるな。その体躯で我々に遅れないとは」
「ゴブ」(森の妖精ゴブリンをなめてもらっては困るゴブ)
結構な急斜面を駆け上がるとフル装備の騎士たちが討伐した魔物の処理をしていた。
「現状を報告しろ}
女の子を運んでいた護衛は隊長だったようだ。
「5名負傷、うち2名が自力帰還困難。3名が戦闘不能。死者なし」
「うむ。これより帰還する。負傷者は馬車へ。余分な食糧は捨ててもかまわん」
ひゅ~。かっこいいゴブ。出来る男って感じゴブ。
「隊長~。こっちの森に異常って訳じゃなくて東の森にたぶん何か起きたっす。
俺たちと戦闘したオークとフォレストウルフも何かから逃げる途中で俺らに
かち合ったみたいな感じだったっす」
やる気のない眠そうな目をしたやつが自分の意見を言っている。
「うむ。その可能性は高そうだな。だが今はお嬢様を無事に領都に帰すことに全力を尽くす。これだけ森に魔物が溢れているのだ。予定を変更し帰還する」
「ところでうちの隊に魔物が混じっているっすよ」
オレを横目で見てくる。
「こやつはお嬢様がテイムした従魔だ。間違えても狩るなよ」
「へぇ~。とてもテイムされているようには見えないっすけどね~」
「ゴブ!」(その通りゴブ!テイムされてないゴブ!)
こいつへらへらしてるけど見るところはちゃんと見ているゴブな。
「ちょっと、ちょっと!私の従魔に変なこといわないでください。この通り私としっかり意思の疎通が出来て命令に素直に聞くんですから」
「ゴ~ブ」(命令とか意味わからないゴブ)
お嬢がこそこそ耳打ちしてくる。
「あなたこの状況を理解してまして?テイムされていないことが分かればすぐにコレですわよ、コレ!まわりにこれだけ騎士がいて逃げられると思って?」
自分の首をスパッスパッと切るまねをしてくる。
「あなたには助けてもらった感謝をしていますわ。悪いようにしませんから私の従魔として迎えてあげますわ。身の安全と日々の食事は保証いたしますわよ」
う~む。確かに森での弱肉強食の生存競争から離れられるのは魅力だな・・・。
もともと文化的な生活を求めて人里近くに住む予定だったし。
・・・なんか後ろから隊長さんが剣を研いでいる音がするし。
小さい声でオレたちだけに聞こえるよう独り言をつぶやいた。
「せめてもの情けだ。痛みを感じる間もないよう一瞬で終わらせてやる」
「ゴッゴブッ」(ご主人さま~しばらくの間よろしくゴブ)
「はいはい、かわいい子ね~。ほらよく言うことをきくでしょ~」
「ゴブ~」(よろしくごぶ~)
「うっす。そういうことにしたっすね。よろしくっす。おれはライアンっす」
おおっ。回復魔法を使う魔物と相性のよさそうな名前ゴブ。
「ゴブゴブ」(ボクは悪いゴブリンじゃないよ)
オレはとびっきりのゴブリンスマイルを浮かべて手のひらをすりすりして挨拶した。
「ハエのものまねっすか?」
「ゴブ!」(どいつもこいつも失礼ゴブ!)
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