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第41話 許されない新人魔導士
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「スライムー! どこだー! 返事しろー!」
ラピスの「森には気配がありません」という言葉を受けて、
俺たちは海岸を中心に周囲を探していた。
とはいえ、この辺りは隠れられる場所もほとんどない。
一体、どこにいるっていうんだ……?
そんなことを考えながら視線を巡らせていると、
少し離れた場所で、ローブを着た見知らぬ魔導士が二人、
何やら海に向かって魔法を放っているのが見えた。
海に向かって魔法?何のために……?
違和感を覚えて魔法の先を凝視すると、
ぷかぷかと浮かぶ板のようなものが目に入る。
さらに、その上に――何か、いる……?
目を凝らした、その瞬間――
「えっ?!
……あ、あれ、スライムたちじゃないの?!」
「えっ?! ヨシヒロ様、どこですか!?」
「あそこだ!
魔導士が2人、海に向かって魔法を撃ってるだろ?
その先の板の上に、カラフルな何かが四つ見える!」
「あ……ほ、本当だ……!
あれは……僕の仲間です!」
「ヤバいだろ!
なんであんなところで、魔導士に狙われてんの!?」
板の上に乗っていたのは、
間違いなくラピスの仲間のスライムたちだった。
どうやら、新人魔導士が魔法の練習台にしているらしい。
狙いは定まっておらず、今のところ直撃はしていないけど……
――下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、だ。
このままじゃ、確実に危ない。
そう判断した俺は、魔導士たちのもとへ駆け寄った。
「君たち! やめてくれ!」
「あ?なんだよ、あのガキ」
「ガキが俺たちに何か用か?」
……はいはい、またそれね。
内心でため息をつきつつ、俺は声を張った。
「今、君たちが魔法の練習で的にしてるのは、俺の仲間なんだ!
危ないから、今すぐやめてくれ!」
「はぁ? スライムが仲間? 頭おかしいんじゃねぇの?」
「おい見ろよ、こいつの肩。マジでスライム乗せてんじゃん。
弱すぎだろ、そんな仲間!」
嘲るような視線が、ラピスに向けられる。
……ああ、ダメだ。
これはもう、完全にアウトだ。
「関係あるだろ!
あの子たちに当たって怪我したら、どうするつもりだ!」
「知らねぇよ! たかがスライムだろ?
どうせ討伐対象なんだから、問題ねぇだろうが!」
「人の仲間に手を出すなって言ってるんだ!
やめないなら――傷害罪で訴えるからな!」
年下だからか、最初から最後まで見下した態度。
本当はお前らよりずっと年上なんだぞ、俺は……
そう思いながらも、必死に止めようとしたが、
2人は鼻で笑い、さらに魔法を構えた。
「はぁ?!
スライムごときで罪になるわけねぇだろ!」
「ガキのくせに、生意気言ってんじゃねぇよ!」
「そんなに大事ならさ――
自分で海に入って取りに行けよ!!」
ドゴォォン――!
バシャァァン!!
「ああっ! やめろって言ってるだろうが!」
忠告を無視し、魔法は再び放たれた。
……もう、限界だ。
本気で怒っていい。
そう思った、その瞬間だった。
ピタリ――
魔法を放っていた二人の手が、同時に止まった。
目を見開き、顔面蒼白になっている。
何が起きた……?
そう思って振り返ると、
そこには――
「どうした、ヨシヒロ。
……こやつら、お前を怒らせたのか?」
鬼の形相をしたロウキたちが、立っていた。
「ロウキ! 聞いてくれよ!
こいつら、俺の大事なスライムに攻撃してくるんだけど!
何なの、こいつら!」
「ひぃっ!
フェ、フェンリル?!
なんでフェンリルがここに……!?」
「ちょ、待て待て! 最近噂になってたじゃん!
王家直属の冒険者で、フェンリルとか連れてるって……!」
「それ……こいつなんじゃねぇの?!
ガキだって言われてたし!」
一気に状況を察した俺は、内心ホッとしつつ、
「スライムを攻撃された」とだけ訴えた。
すると――
ロウキたちの表情が、さらに冷え切る。
まるで、今にも喰い殺しそうな目で、魔導士2人を睨みつけていた。
先ほどまで威張り散らしていた二人は、
見る見るうちに震え出す。
……正直、こういう力関係で黙らせるのは好きじゃない。
でも――
スライムに手を出したことだけは、絶対に許せない。
だから俺は、何も言わず、ただ黙って立っていた。
「……お前たち。
我の仲間のスライム相手に、何をしていた?」
低く、冷え切った声でロウキが問いかける。
「今すぐ、お前たちに同じことをしてやろうか?
それとも――このまま、消し去ってもいいんだぞ。
ヨシヒロとスライムに、今すぐ詫びろ。」
「ち、違うんだ! 俺たちは、何も――」
「遊び半分で魔物を痛めつけておいて、“何もしていない”だと?」
ロウキはさらに一歩、前へ出る。
「ふざけるな。
我々は――お前たち人間の遊び道具ではない!」
巨体が迫った瞬間、魔導士2人の顔色は完全に失われた。
涙目になりながら「何もしていない」と繰り返す姿が、
逆にロウキの怒りを煽ったようだった。
「君たち……俺は、本気で怒ってるからな。
この件は、ギルドマスターのガーノスさんに報告させてもらう。」
「えっ!? ま、待ってくれよ!
そんなことされたら、俺たち冒険者じゃなくなる!」
「それに……
フェンリルやミノタウロスに手を出したなんてバレたら、
俺たち……!」
必死に命乞いをする2人を見て、
俺の中で何かがスッと冷めていった。
……自分のことばかりだ。
スライムたちへの謝罪は、最初から最後まで一言もない。
「知るかそんなこと!
お前たちは、俺の仲間を傷つけたんだ!!」
思わず声を荒げていた。
「これ以上やるって言うなら、相手になるぞ!
――ロウキがな!」
「おいっ!」
ロウキがツッコミを入れたが、
二人の顔はすでに絶望一色だった。
「剥奪されるから……頼む、やめてくれ……」
……本当に、自分の立場しか見えていない。
「『ごめんなさい』と『ありがとう』を言うべき場面で
それが言えない人間は、最低だ」
そう言い放ち、どうしたものかと考えていると、
ロウキが、さらに一歩踏み出した。
「……まあ、よい。
たまには“従魔らしいこと”をしようではないか。
なぁ? お前たち」
その言葉に反応したのは、クロたちだった。
「人間たちめ!
主をいじめたら、許さないからな!
それに、スライムは俺たちの仲間だ!」
「僕たちのあるじさまを怒らせた罪は、重いですよ!」
「おまえたち、きらい」
怒りのオーラを全身にまとった従魔たちを前に、
魔導士二人はズズッと後ずさる。
「い、いやっ……その……
ごめんなさーーーーいっ!」
次の瞬間、二人は全力で踵を返し、逃げ出した。
「あ……逃げた。
……逃げるくらいなら、最初からやるなよな。
ったく……どうしようもないな。
――って、早く助けなきゃ!」
「おいっ!」
「行くぞ、ラピスーー!掴まってろよーー!」
「はいっ! ヨシヒロ様!」
呆れている暇はない。
俺はラピスを肩に乗せたまま、海へと飛び出した。
俺は泳ぎが得意なわけじゃない。
それでも、早くしないと流されてしまう。
必死に浅瀬を進み、
なんとかスライムたちが乗った板へと辿り着いた。
「もう……大丈夫だからな。今から帰ろう」
震えるスライムたちに、できるだけ優しく声をかける。
「怖い思いをさせて、ごめんな。
人間って……本当に自分勝手でさ」
「……」
「従魔にならなくてもいい。
ただ、俺の家においで。そこなら、もう安全だから」
しばらく沈黙が続いたあと――
ラピスが、そっと教えてくれた。
「……“家に行くだけなら、いい”って……!」
「本当か?
……よかった。ありがとう」
板を掴み、ビート板代わりにしながら、バタ足で陸へ戻る。
無理やり従わせたいわけじゃない。
ただ、ラピスの仲間を守りたかっただけだ。
俺の領地なら、きっとここより安全だろう。
そこでゆっくり話せば、いつかラピスの想いも届くかもしれない。
そう思いながら、びしょ濡れになった服に魔法をかけた。
「ドライウィンド――」
一瞬で乾く服。
……ほんと、生活魔法って便利だよな。
そんなことを考えつつ、
スライムたちを抱えて、俺たちは王都へと戻った――
ラピスの「森には気配がありません」という言葉を受けて、
俺たちは海岸を中心に周囲を探していた。
とはいえ、この辺りは隠れられる場所もほとんどない。
一体、どこにいるっていうんだ……?
そんなことを考えながら視線を巡らせていると、
少し離れた場所で、ローブを着た見知らぬ魔導士が二人、
何やら海に向かって魔法を放っているのが見えた。
海に向かって魔法?何のために……?
違和感を覚えて魔法の先を凝視すると、
ぷかぷかと浮かぶ板のようなものが目に入る。
さらに、その上に――何か、いる……?
目を凝らした、その瞬間――
「えっ?!
……あ、あれ、スライムたちじゃないの?!」
「えっ?! ヨシヒロ様、どこですか!?」
「あそこだ!
魔導士が2人、海に向かって魔法を撃ってるだろ?
その先の板の上に、カラフルな何かが四つ見える!」
「あ……ほ、本当だ……!
あれは……僕の仲間です!」
「ヤバいだろ!
なんであんなところで、魔導士に狙われてんの!?」
板の上に乗っていたのは、
間違いなくラピスの仲間のスライムたちだった。
どうやら、新人魔導士が魔法の練習台にしているらしい。
狙いは定まっておらず、今のところ直撃はしていないけど……
――下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、だ。
このままじゃ、確実に危ない。
そう判断した俺は、魔導士たちのもとへ駆け寄った。
「君たち! やめてくれ!」
「あ?なんだよ、あのガキ」
「ガキが俺たちに何か用か?」
……はいはい、またそれね。
内心でため息をつきつつ、俺は声を張った。
「今、君たちが魔法の練習で的にしてるのは、俺の仲間なんだ!
危ないから、今すぐやめてくれ!」
「はぁ? スライムが仲間? 頭おかしいんじゃねぇの?」
「おい見ろよ、こいつの肩。マジでスライム乗せてんじゃん。
弱すぎだろ、そんな仲間!」
嘲るような視線が、ラピスに向けられる。
……ああ、ダメだ。
これはもう、完全にアウトだ。
「関係あるだろ!
あの子たちに当たって怪我したら、どうするつもりだ!」
「知らねぇよ! たかがスライムだろ?
どうせ討伐対象なんだから、問題ねぇだろうが!」
「人の仲間に手を出すなって言ってるんだ!
やめないなら――傷害罪で訴えるからな!」
年下だからか、最初から最後まで見下した態度。
本当はお前らよりずっと年上なんだぞ、俺は……
そう思いながらも、必死に止めようとしたが、
2人は鼻で笑い、さらに魔法を構えた。
「はぁ?!
スライムごときで罪になるわけねぇだろ!」
「ガキのくせに、生意気言ってんじゃねぇよ!」
「そんなに大事ならさ――
自分で海に入って取りに行けよ!!」
ドゴォォン――!
バシャァァン!!
「ああっ! やめろって言ってるだろうが!」
忠告を無視し、魔法は再び放たれた。
……もう、限界だ。
本気で怒っていい。
そう思った、その瞬間だった。
ピタリ――
魔法を放っていた二人の手が、同時に止まった。
目を見開き、顔面蒼白になっている。
何が起きた……?
そう思って振り返ると、
そこには――
「どうした、ヨシヒロ。
……こやつら、お前を怒らせたのか?」
鬼の形相をしたロウキたちが、立っていた。
「ロウキ! 聞いてくれよ!
こいつら、俺の大事なスライムに攻撃してくるんだけど!
何なの、こいつら!」
「ひぃっ!
フェ、フェンリル?!
なんでフェンリルがここに……!?」
「ちょ、待て待て! 最近噂になってたじゃん!
王家直属の冒険者で、フェンリルとか連れてるって……!」
「それ……こいつなんじゃねぇの?!
ガキだって言われてたし!」
一気に状況を察した俺は、内心ホッとしつつ、
「スライムを攻撃された」とだけ訴えた。
すると――
ロウキたちの表情が、さらに冷え切る。
まるで、今にも喰い殺しそうな目で、魔導士2人を睨みつけていた。
先ほどまで威張り散らしていた二人は、
見る見るうちに震え出す。
……正直、こういう力関係で黙らせるのは好きじゃない。
でも――
スライムに手を出したことだけは、絶対に許せない。
だから俺は、何も言わず、ただ黙って立っていた。
「……お前たち。
我の仲間のスライム相手に、何をしていた?」
低く、冷え切った声でロウキが問いかける。
「今すぐ、お前たちに同じことをしてやろうか?
それとも――このまま、消し去ってもいいんだぞ。
ヨシヒロとスライムに、今すぐ詫びろ。」
「ち、違うんだ! 俺たちは、何も――」
「遊び半分で魔物を痛めつけておいて、“何もしていない”だと?」
ロウキはさらに一歩、前へ出る。
「ふざけるな。
我々は――お前たち人間の遊び道具ではない!」
巨体が迫った瞬間、魔導士2人の顔色は完全に失われた。
涙目になりながら「何もしていない」と繰り返す姿が、
逆にロウキの怒りを煽ったようだった。
「君たち……俺は、本気で怒ってるからな。
この件は、ギルドマスターのガーノスさんに報告させてもらう。」
「えっ!? ま、待ってくれよ!
そんなことされたら、俺たち冒険者じゃなくなる!」
「それに……
フェンリルやミノタウロスに手を出したなんてバレたら、
俺たち……!」
必死に命乞いをする2人を見て、
俺の中で何かがスッと冷めていった。
……自分のことばかりだ。
スライムたちへの謝罪は、最初から最後まで一言もない。
「知るかそんなこと!
お前たちは、俺の仲間を傷つけたんだ!!」
思わず声を荒げていた。
「これ以上やるって言うなら、相手になるぞ!
――ロウキがな!」
「おいっ!」
ロウキがツッコミを入れたが、
二人の顔はすでに絶望一色だった。
「剥奪されるから……頼む、やめてくれ……」
……本当に、自分の立場しか見えていない。
「『ごめんなさい』と『ありがとう』を言うべき場面で
それが言えない人間は、最低だ」
そう言い放ち、どうしたものかと考えていると、
ロウキが、さらに一歩踏み出した。
「……まあ、よい。
たまには“従魔らしいこと”をしようではないか。
なぁ? お前たち」
その言葉に反応したのは、クロたちだった。
「人間たちめ!
主をいじめたら、許さないからな!
それに、スライムは俺たちの仲間だ!」
「僕たちのあるじさまを怒らせた罪は、重いですよ!」
「おまえたち、きらい」
怒りのオーラを全身にまとった従魔たちを前に、
魔導士二人はズズッと後ずさる。
「い、いやっ……その……
ごめんなさーーーーいっ!」
次の瞬間、二人は全力で踵を返し、逃げ出した。
「あ……逃げた。
……逃げるくらいなら、最初からやるなよな。
ったく……どうしようもないな。
――って、早く助けなきゃ!」
「おいっ!」
「行くぞ、ラピスーー!掴まってろよーー!」
「はいっ! ヨシヒロ様!」
呆れている暇はない。
俺はラピスを肩に乗せたまま、海へと飛び出した。
俺は泳ぎが得意なわけじゃない。
それでも、早くしないと流されてしまう。
必死に浅瀬を進み、
なんとかスライムたちが乗った板へと辿り着いた。
「もう……大丈夫だからな。今から帰ろう」
震えるスライムたちに、できるだけ優しく声をかける。
「怖い思いをさせて、ごめんな。
人間って……本当に自分勝手でさ」
「……」
「従魔にならなくてもいい。
ただ、俺の家においで。そこなら、もう安全だから」
しばらく沈黙が続いたあと――
ラピスが、そっと教えてくれた。
「……“家に行くだけなら、いい”って……!」
「本当か?
……よかった。ありがとう」
板を掴み、ビート板代わりにしながら、バタ足で陸へ戻る。
無理やり従わせたいわけじゃない。
ただ、ラピスの仲間を守りたかっただけだ。
俺の領地なら、きっとここより安全だろう。
そこでゆっくり話せば、いつかラピスの想いも届くかもしれない。
そう思いながら、びしょ濡れになった服に魔法をかけた。
「ドライウィンド――」
一瞬で乾く服。
……ほんと、生活魔法って便利だよな。
そんなことを考えつつ、
スライムたちを抱えて、俺たちは王都へと戻った――
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