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第二部「ハルコン青年期」
46 サスパニア出張旅団、フォリア山国境付近まで前進する_02
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* *
「ねぇ、ハルコン。あなたなら、どのルートで進むのが最適だと思う?」
「そうですねぇ、……」
ハルコン(私)は、先ほどからシルファー団長の乗る指揮車の中で、団長と女占い師と3人で次のルートについて協議していた。
傍らにはステラ殿下とミラもいて、2人ともよく話を聞いているのだけど、その協議には参加させていない。
これまではファイルド国東方3領の平野エリアのルートで、とてもよく整地されていた。
でも、この先の隣国コリンドとの国境エリアには、標高2500メートルのフォリア山が大きく聳えているのだ。
ハルコンが以前に聞いた話では、両国の国交正常化以降、往来は急ピッチで整備されてきているとのことなのだが、……。
「ハルコン様、私は山岳ルートを推薦いたしますわ」
「なるほど、……」
やはり、そのルートが最適なのかなぁと、……。ハルコンは、女占い師の助言にも耳を傾ける。
そもそも両国を往来するには、この急峻な山岳ルートをどうしても通過しないといけない。
以前に聞いた話では、その全路が悪路というほどでもなく、一部の区間が断崖絶壁なのだそうだ。
馬車同士がぎりぎりすれ違う幅の道を、数キロメートルほど、どうしても進まなくてはならず、なかなかスリル満点なのだそうだが、……。
もしくは、フォリア山を迂回して、麓の森林エリアを進むルートというのもある。
この麓の森林エリアは、樹影が濃くて見通しが悪く、オーガやオークを頂点とした魔物の坩堝(るつぼ)と化していて、大変危険らしい。
まさか魔石狙いの冒険者パーティーならいざ知らず、王族や女官らが多く含まれる今回の旅団が通過するのは、さすがにムリな話だろうとハルコンは思った。
今回、旅団が通過するルートは、同行する女占い師の先読みを参考に、シルファー団長とこちらで協議して選定することになっているのだ。
「では、シルファー団長。この度は、フォリア山を越える山岳ルートを推薦します!」
女占い師の提案に、シルファー団長は「ねぇ、ハルコンはどう思う?」といって、こちらの表情をちらりと見た。
「はい。私もそれがよろしかろうかと。少なくとも、このルートなら、遠方まで見晴らしが確保されておりますから、外敵を見つけ易いと思われますね」
こちらが女占い師の案に乗ったのを見て、シルファー団長は表情を改めると、……。
「了解。では、山岳ルートを進むことにしましょう!」
漸く馬車の中での話し合いが済むと、直ぐに伝令ら数名によって、旅団の前線や各所隅々にまで、その進路が伝えられた。
「ねぇ、ハルコン。あなたなら、どのルートで進むのが最適だと思う?」
「そうですねぇ、……」
ハルコン(私)は、先ほどからシルファー団長の乗る指揮車の中で、団長と女占い師と3人で次のルートについて協議していた。
傍らにはステラ殿下とミラもいて、2人ともよく話を聞いているのだけど、その協議には参加させていない。
これまではファイルド国東方3領の平野エリアのルートで、とてもよく整地されていた。
でも、この先の隣国コリンドとの国境エリアには、標高2500メートルのフォリア山が大きく聳えているのだ。
ハルコンが以前に聞いた話では、両国の国交正常化以降、往来は急ピッチで整備されてきているとのことなのだが、……。
「ハルコン様、私は山岳ルートを推薦いたしますわ」
「なるほど、……」
やはり、そのルートが最適なのかなぁと、……。ハルコンは、女占い師の助言にも耳を傾ける。
そもそも両国を往来するには、この急峻な山岳ルートをどうしても通過しないといけない。
以前に聞いた話では、その全路が悪路というほどでもなく、一部の区間が断崖絶壁なのだそうだ。
馬車同士がぎりぎりすれ違う幅の道を、数キロメートルほど、どうしても進まなくてはならず、なかなかスリル満点なのだそうだが、……。
もしくは、フォリア山を迂回して、麓の森林エリアを進むルートというのもある。
この麓の森林エリアは、樹影が濃くて見通しが悪く、オーガやオークを頂点とした魔物の坩堝(るつぼ)と化していて、大変危険らしい。
まさか魔石狙いの冒険者パーティーならいざ知らず、王族や女官らが多く含まれる今回の旅団が通過するのは、さすがにムリな話だろうとハルコンは思った。
今回、旅団が通過するルートは、同行する女占い師の先読みを参考に、シルファー団長とこちらで協議して選定することになっているのだ。
「では、シルファー団長。この度は、フォリア山を越える山岳ルートを推薦します!」
女占い師の提案に、シルファー団長は「ねぇ、ハルコンはどう思う?」といって、こちらの表情をちらりと見た。
「はい。私もそれがよろしかろうかと。少なくとも、このルートなら、遠方まで見晴らしが確保されておりますから、外敵を見つけ易いと思われますね」
こちらが女占い師の案に乗ったのを見て、シルファー団長は表情を改めると、……。
「了解。では、山岳ルートを進むことにしましょう!」
漸く馬車の中での話し合いが済むと、直ぐに伝令ら数名によって、旅団の前線や各所隅々にまで、その進路が伝えられた。
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