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第二部「ハルコン青年期」
46 サスパニア出張旅団、フォリア山国境付近まで前進する_05
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* *
「ハルコン殿、そろそろ翼竜の群れば、きたらんちぃね。早よ、指揮車の中に入らんとね!」
そう言って、元女盗賊さんが心配した表情を浮かべて、こちらに呼びかけてきた。
ハルコンは、いや、私のスキルについて、元女盗賊さんは散々見てきたでしょ? と思ったのだけど、……。
でも、相手がせっかく気を遣ってくれたワケだし。それに、車内のシルファー団長とステラ殿下を、いつまでも不安がらせるのは良くないしなぁ、……と思った。
「そうですね、……。では、私は車内でミラと一緒に、両殿下を守っているとしますか」
「それがよかよ。では『半次郎』ば、ちょっくらお借りして、構いんちんね?」
「『半次郎』さんを? う~ん、『半次郎』さん。出られますか?」
そう言って、ちらりと「半次郎」に目を向けると、……。
「いいよ、ハルコン。私、翼竜みぃ~んな殺しちゃうけど。構わない?」
「えっ!?」
ハルコンは、「半次郎」が本気で言っているのか、それとも冗談を言っているのか、……。その場では何とも判断が付かなかった。
「そ、そうですね。え~っと、……。とりあえず、臨機応変で! くれぐれもケガだけは気を付けて下さいね!」
「了解! じゃぁ、私の『力』を、そろそろご披露しちゃおっかなっ!」
そう朗らかな顔で告げると、「半次郎」さんはスッと、……。
何ら音もなく、車外の元女盗賊の脇に着地する。
「「!?」」
ハルコンだけでない。元女盗賊も、余りにも一瞬のことで、目が追い付かなかったような表情を浮かべていた。
「ねぇ、元女盗賊ぅ。私はどこで翼竜を迎え撃てばいい?」
「あ、あぁ。せば、アタイと指揮車の傍におらんちぃね!」
「了ぉ~解っ!」
こうして、両殿下を車内でハルコンとミラで護衛し、車外を元女盗賊と「半次郎」で守備を固めることができた。
「両殿下、お聞きしたとおりです。車内をハルコンと私でお守りいたします。どうか、ご心配なさらぬようお願いいたします」
キリッと引き締まった表情でミラが両殿下に語りかけると、2人はこくりと頷かれた。
「ミラ。セイントーク領で、ゴブリンライダーの群れに襲われて以来のことですね。ワカりました、……。どうか、あなた方にご武運のあることを!」
「ミラ、私もあなた方のお力に頼らせて頂きますよ!」
シルファー団長とステラ殿下が、それぞれミラを見極めるように告げると、……。
ミラも、「はいっ、お任せ下さいっ!!」と朗らかに、2人を安心させるように笑った。
ハルコンは、ミラがしっかり「騎士」を務めているなぁ、……と、思わず感心した。
「ハルコン殿、そろそろ翼竜の群れば、きたらんちぃね。早よ、指揮車の中に入らんとね!」
そう言って、元女盗賊さんが心配した表情を浮かべて、こちらに呼びかけてきた。
ハルコンは、いや、私のスキルについて、元女盗賊さんは散々見てきたでしょ? と思ったのだけど、……。
でも、相手がせっかく気を遣ってくれたワケだし。それに、車内のシルファー団長とステラ殿下を、いつまでも不安がらせるのは良くないしなぁ、……と思った。
「そうですね、……。では、私は車内でミラと一緒に、両殿下を守っているとしますか」
「それがよかよ。では『半次郎』ば、ちょっくらお借りして、構いんちんね?」
「『半次郎』さんを? う~ん、『半次郎』さん。出られますか?」
そう言って、ちらりと「半次郎」に目を向けると、……。
「いいよ、ハルコン。私、翼竜みぃ~んな殺しちゃうけど。構わない?」
「えっ!?」
ハルコンは、「半次郎」が本気で言っているのか、それとも冗談を言っているのか、……。その場では何とも判断が付かなかった。
「そ、そうですね。え~っと、……。とりあえず、臨機応変で! くれぐれもケガだけは気を付けて下さいね!」
「了解! じゃぁ、私の『力』を、そろそろご披露しちゃおっかなっ!」
そう朗らかな顔で告げると、「半次郎」さんはスッと、……。
何ら音もなく、車外の元女盗賊の脇に着地する。
「「!?」」
ハルコンだけでない。元女盗賊も、余りにも一瞬のことで、目が追い付かなかったような表情を浮かべていた。
「ねぇ、元女盗賊ぅ。私はどこで翼竜を迎え撃てばいい?」
「あ、あぁ。せば、アタイと指揮車の傍におらんちぃね!」
「了ぉ~解っ!」
こうして、両殿下を車内でハルコンとミラで護衛し、車外を元女盗賊と「半次郎」で守備を固めることができた。
「両殿下、お聞きしたとおりです。車内をハルコンと私でお守りいたします。どうか、ご心配なさらぬようお願いいたします」
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シルファー団長とステラ殿下が、それぞれミラを見極めるように告げると、……。
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ハルコンは、ミラがしっかり「騎士」を務めているなぁ、……と、思わず感心した。
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