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第二部「ハルコン青年期」
47 フォリア山の夜宴_05
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* *
「ハァッケヨォ~~~ゥイ、ノコッタァ――ッ!!」
向こうの仮設の演台の上で、力自慢の大男達が互いのズボンのベルトを掴んで取っ組み合っている。
「ノォ――ッコッタッ、ノォ――ッコッタッ、……」
仕切りのレフリーが、壇上で右に左に器用に身体を捌きながら、2人の大男の周りを巡ると、再び両者が膠着状態になった。
すると、……。
「ハァッケヨォ~~~ゥイ、ノコッタァ――ッ!!」
再び、レフリーが叫ぶと、……。
「「「「「「「「「「うおおおおおおぉぉぉ――――――っっっ!!!」」」」」」」」」」
団員達の歓声が、こちらの席にまで響いてくる。
「アントン(騎士長)に聞いて、さっそく余興に取り入れてみたんですの。どうかしら、ハルコン。とっても盛り上がっていますよね?」
「えぇ、……まぁ」
以前ミラから、騎士の間でちょっとした時間にできるレクレーション(余興)はないかなぁと訊ねられたことがあった。
それで、前世の晴子の時代、夕方頃に国営放送で流れている相撲に興味があったので、思い切ってミラに提案してみたのだ。
ミラは、「結構、ウケるかも」といって、そのまま騎士団まで持ち返ったのだけどさ、……。
それが今では、どうやら思いのほか、ちょっとしたブームになっていたようだ。
「「「「「「「「「うっわああああああぁぁぁ――――――っっっ!!!」」」」」」」」」」
余興の歓声が、一気に跳ね上がった。
どうやら、どちらかに軍配が上がったらしい。
続けて、新たな力自慢が登壇すると、また会場は大いに盛り上がっていった。
「本日はドラゴンステーキに、余興でSUMO(相撲)大会。景品はハルコンB(エリクサータイプB)や甘味がいっぱい。どうかしら、ハルコン。これなら、十分楽しめるんじゃないかしら?」
シルファー団長が、上手く采配したから褒めてねといった表情で、こちらに上半身を乗り出してくる。
「いいんじゃないでしょうか」
思わず本音を伝えると、団長は一瞬驚いたような表情を浮かべられ、……。
「やたっ!? ふふっ、ハルコンのお墨付きを得ることができたわっ!」
そう仰って、ステラ殿下にニシシと白い歯を見せて、お笑いになった。
その後も、夜の宴は続いていく。豪華な食事に楽しい余興。
辺りには翼竜を焼いた美味そうな匂いが立ち込め、フォリア山の中腹の宿営地のみ、煌々と光魔石や松明(たいまつ)で各所を照らし続けている。
旅団員達が宴を楽しむ中、シルファー団長やステラ殿下が、将来の夢を語り始めた。
王国の将来、帝国の将来、……。
ハルコンの齎したエリクサーによって、近隣諸国全体が活性化してきて、……。どんどん平和になっていって、……。
ホンとハルコンのおかげだと、両殿下がしんみりと仰った。
昼間翼竜を討伐したことで、少々心が高ぶっておられるのかもしれないなぁと、ハルコンは思った。
「ハァッケヨォ~~~ゥイ、ノコッタァ――ッ!!」
向こうの仮設の演台の上で、力自慢の大男達が互いのズボンのベルトを掴んで取っ組み合っている。
「ノォ――ッコッタッ、ノォ――ッコッタッ、……」
仕切りのレフリーが、壇上で右に左に器用に身体を捌きながら、2人の大男の周りを巡ると、再び両者が膠着状態になった。
すると、……。
「ハァッケヨォ~~~ゥイ、ノコッタァ――ッ!!」
再び、レフリーが叫ぶと、……。
「「「「「「「「「「うおおおおおおぉぉぉ――――――っっっ!!!」」」」」」」」」」
団員達の歓声が、こちらの席にまで響いてくる。
「アントン(騎士長)に聞いて、さっそく余興に取り入れてみたんですの。どうかしら、ハルコン。とっても盛り上がっていますよね?」
「えぇ、……まぁ」
以前ミラから、騎士の間でちょっとした時間にできるレクレーション(余興)はないかなぁと訊ねられたことがあった。
それで、前世の晴子の時代、夕方頃に国営放送で流れている相撲に興味があったので、思い切ってミラに提案してみたのだ。
ミラは、「結構、ウケるかも」といって、そのまま騎士団まで持ち返ったのだけどさ、……。
それが今では、どうやら思いのほか、ちょっとしたブームになっていたようだ。
「「「「「「「「「うっわああああああぁぁぁ――――――っっっ!!!」」」」」」」」」」
余興の歓声が、一気に跳ね上がった。
どうやら、どちらかに軍配が上がったらしい。
続けて、新たな力自慢が登壇すると、また会場は大いに盛り上がっていった。
「本日はドラゴンステーキに、余興でSUMO(相撲)大会。景品はハルコンB(エリクサータイプB)や甘味がいっぱい。どうかしら、ハルコン。これなら、十分楽しめるんじゃないかしら?」
シルファー団長が、上手く采配したから褒めてねといった表情で、こちらに上半身を乗り出してくる。
「いいんじゃないでしょうか」
思わず本音を伝えると、団長は一瞬驚いたような表情を浮かべられ、……。
「やたっ!? ふふっ、ハルコンのお墨付きを得ることができたわっ!」
そう仰って、ステラ殿下にニシシと白い歯を見せて、お笑いになった。
その後も、夜の宴は続いていく。豪華な食事に楽しい余興。
辺りには翼竜を焼いた美味そうな匂いが立ち込め、フォリア山の中腹の宿営地のみ、煌々と光魔石や松明(たいまつ)で各所を照らし続けている。
旅団員達が宴を楽しむ中、シルファー団長やステラ殿下が、将来の夢を語り始めた。
王国の将来、帝国の将来、……。
ハルコンの齎したエリクサーによって、近隣諸国全体が活性化してきて、……。どんどん平和になっていって、……。
ホンとハルコンのおかげだと、両殿下がしんみりと仰った。
昼間翼竜を討伐したことで、少々心が高ぶっておられるのかもしれないなぁと、ハルコンは思った。
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