スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第119話: スベリダイ山を越えて

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タカシたちは地図に記されたスベリダイ山に到着した。その名の通り、山肌は全て滑り台のようになっており、足を踏み入れるとズルッと滑ってしまう。山頂にたどり着くには、独自の滑り技術が必要だという。

「こんな山、どうやって登るんだよ!」
ユウジが絶望する中、タカシは目を輝かせていた。

「おいおい、これは修行の一環だろ!行くしかない!」

ポッチは呆れ顔で言った。
「タカシ、君はさっきから滑って転ぶだけだぞ?全然登れてないけど。」

スベリダイ山の試練

タカシたちはなんとか滑り止めを駆使して進もうとするが、スベリダイ山は一筋縄ではいかなかった。登っても登っても滑り落ちてしまい、ついにはユウジが半泣きになる。

「もう無理だ!俺はこれ以上滑りたくない!人としての尊厳が!」

そのとき、タカシが妙案を思いついた。
「よし、滑る技術を磨くんだ!滑るのを恐れるな!」

「いやいや、登るんだろ!?なんで滑る練習するんだよ!」
ユウジのツッコミもむなしく、タカシは山を滑り始めた。そして驚くべきことに、タカシは次第に滑りながらもコントロールを覚え、まるでプロスノーボーダーのように山を上下に動き始めた。

「これだ!これが忍術『スリップマスター』の極意だ!」

「いや、そんな技いる?」
ユウジは疑問を抱えつつも、結局タカシに従うことに。ポッチも仕方なく滑り技術を磨き、ついに3人でスベリダイ山の頂上へたどり着いた。

頂上の出迎え

山頂に着くと、そこには奇妙な石碑が立っていた。その石碑にはこう書かれている。

「悪魔神官を探すには、カカシの町へ向かえ。」

「またカカシかよ…」
ユウジがため息をつくが、タカシは嬉しそうだ。

「いいじゃないか!スベリダイ山も越えたんだ、次も行けるだろ!」

しかし、石碑の隣には一人の奇妙な老人が立っていた。全身に滑り止めスプレーを塗りたくっている。

「お前ら、スベリダイ山を越えたんか。やるじゃねえか。」
老人は杖をつきながら話しかけてきた。

「おじいさん、あなたも忍者?」
タカシが聞くと、老人は笑いながら言った。

「いやいや、わしはただの『スベリダイ山案内人』じゃ。けど、お前らみたいな若い奴が滑りを極めるのを見ると嬉しくなるのう。」

「案内人がいるならもっと早く言ってくれよ!」
ユウジがキレるが、老人は完全に無視して話を続けた。

「カカシの町に行くなら、この滑り技が役立つぞ。あそこはカカシだらけで、どれが本物か見極めるには、**『滑り込みカカシパンチ』**が必要なんじゃ。」

「いや、何その技名!」
ユウジがツッコむが、タカシは真剣だ。

「なるほど…滑り込みカカシパンチか。よし、覚えよう!」

カカシの町へ

カカシの町にたどり着くと、そこには本当に大量のカカシが立ち並んでいた。どれも人間そっくりで、悪魔神官がどこに隠れているのか全くわからない。

「これ、どうやって探すんだよ!」
ユウジが叫ぶが、タカシは例の滑り技を発動させる。

「行くぞ、滑り込みカカシパンチ!」

滑りながらカカシに体当たりし、一体一体を検証していくタカシ。すると、あるカカシが突然動き出した!

「ぐおおお!バレたか!」

現れたのは、悪魔神官ナリーカ・ゲハ。全身に無数のカカシを纏い、まるでカカシの怪物のような姿だった。

「貴様ら、よくも我の隠れ場所を見つけたな!だがここで終わりだ!」

悪魔神官との対決

ナリーカ・ゲハは呪文を唱え、周囲のカカシが次々と動き出す。まるでタカシたちを囲むカカシ軍団のようだ。

「これ、マジでヤバいやつじゃん!」
ユウジが震える中、タカシは笑顔で構える。

「こんなときこそ、滑り技だ!スリップマスター!」

タカシは華麗に滑り込み、ナリーカ・ゲハの足元を狙う。カカシたちを巧みにかわしながら、滑り技を連続で繰り出した。その動きにナリーカ・ゲハも驚きを隠せない。

「くっ…何だこの滑りの技術は!」

最終的に、タカシは渾身の滑り込みカカシパンチをナリーカ・ゲハの腹に叩き込む!

「ぐおおお!まさかこんな技で!」

ナリーカ・ゲハは吹っ飛び、カカシ軍団も崩れ去った。

さらなる試練の予感

倒れたナリーカ・ゲハは弱々しく言った。
「お前たち…いずれ魔王ズールがすべてを終わらせる…覚悟しておけ…」

そして消え去るナリーカ・ゲハ。だがその場に一つの地図を残していた。

「これは…魔王の居場所か?」
タカシは地図を手に取り、次の冒険への決意を新たにする。

「行こう!これでスーパー忍者に一歩近づける!」

「いや、その前に滑り技やめない?」
ユウジの冷静なツッコミを背に、タカシたちは新たな地へと旅立つのだった。

次なる冒険は――さらにくだらなく、さらに壮大(?)になる予感しかしない!
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