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弟四章『地下に煌めく悪意の星々』
二章-3
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気の弱そうな男を前に歩かせながら、俺は森の中を歩いていた。
案内にあたり、「嘘をついたら、即座に殺す」と念を押してある。ほかの偽兵士と比べて栗色の髪は整っているし、手に剣蛸などもない。
明らかに、こいつは兵士などではない。
俺は男の背中に長剣の切っ先を軽く押しつけると、俺は押し殺した声で問いかけた。
「野営地までは、あとどのくらいだ?」
「いやあの……もうすぐ、です。一〇分はかからないかと……」
「一〇分、ね」
徒歩で一〇分……か。森の中だから……普通よりは遅いか。
俺は〈舌打ちソナー〉を使って、推測になるが言われた範囲を捜索した。帰ってきた反応は、確かに男の言うとおりだった。
少し先では森が途切れ、開いた土地になっているようだった。
そこには十を超えるテントが並び、二、三十人が訓練をしたり、なにか作業をしている。騎馬も十頭を超えているが、その中で巨大な影がある。
オーガかトロールか……そんな体躯に感じられた。
「なるほど……あんたの話は真実らしいな」
「え? それは……もちろん。わたしだって、死にたくはありませんし……」
「まあ、そこには報いないとな」
俺は長剣を鞘に収めると、男の耳元で《力》を込めながら指を鳴らした。
「ひっ!?」
恐らく、頭の中で激しい衝撃が起こった――そんな感覚に襲われたに違いない。男はその場で崩れ落ちたが、別に殺したわけじゃない。
この男は、気を失っただけだ。
野営地を奇襲するにあたって、この男は邪魔になる。それに正直に案内した礼というか――せめて無傷で、衛兵に引き渡したいと思ったからだ。
俺は周囲に肉食の獣や魔物がいない――野営地は除く――のを確認してから、男を木の根元で寝かせ、ベルトなどで腕を拘束しておいた。
このまま目を覚ましても身動きはとれないし、獣に襲われる心配もないだろう。
俺は男から離れると、身を低くしながら野営地へと向かった。といっても、あまり近寄るわけにはいかない。
騎馬だけならまだしも、魔物の存在が厄介だ。魔物は嗅ぎ慣れていない臭いに敏感で、それが餌となる人間のものなら、なおさら黙ってはいないだろう。
俺は風下となる場所を探りながら、慎重に野営地へと近づいた。
木々の隙間から見える野営地は、まるで進駐軍そのものだった。
鎧や盾に描かれた紋章は、ラオン国のものではない。だが、その形状はラオン国では一般的な兵士や衛兵のそれだ。
つまりこれは、エリーさんとメリィさんの故郷を侵略した連中の仲間――もしくは手下が、ラオン国の内部に深く入り込んでいるという証左に他ならない。
俺は頭の中で、戦術を組み立てる。一対三〇と魔物となれば、手加減なんかする余裕はない。撃ち漏らしはあるだろうけど、まずは全体攻撃。それから、撃ちもらしを個別に撃破……くらいしかできる手はない。
俺は周囲を見回して手頃な岩を見つけると、長剣を引き抜いた。そして見つけた岩を目掛けて、思いっきり長剣を振り下ろす。
ガ――チンッ!
岩を叩き付けた鈍い音が、辺りに響きわたる。俺はその音に、衝撃波となる《力》を乗せた。
当然のように《範囲指定》はしている。だが今回に限っては、俺に被害がないようにしているだけだ。
ある程度の大きさで音が聞こえる範囲には、《力》が行き渡ったはずだ。
野営地の方角からは、幾つもの苦悶混じりの悲鳴が聞こえてきた。悲鳴に嘶きも混じっていることから、軍馬も倒れたらしい。
全員が倒れたか確かめるべく、俺は野営地へと近づいた。
テントの周囲には、二〇名ほどの男たちが倒れていた。地面に打ち付けてある杭に繋がれていた軍馬たちも、口から泡を吹いて倒れていた。
……全員、倒れたか?
俺は慎重に周囲の様子を伺いながら、野営地に脚を踏み入れた。
起きている者は、いないように見える。倒れた兵士の懐を弄ると、隊長っぽい鎧兜を着た兵士から、命令書らしい羊皮紙を見つけた。暗号なのか、その内容まではわからなかったが、一先ずは持っておくことにした。
それから俺は長剣を抜いてから、大きなテントに近寄った。中に入ろうかと手を伸ばしかけたとき、テントの向こう側から大きな影が現れた。
平均的な人の身丈の、二倍はあろうか巨体だ。四肢は筋肉の塊で、丸太のように太い。猿に似た顔つきではあるが、口から覗く鋭利な牙は、類人猿のそれではない。
オーガの亜種っぽいが、詳しい種まではわからない。
このオーガの手には、こともあろうにハルバードが握られていた。大の大人が両手で持つような長尺武器の一つだが、このオーガはまるでレイピアでも持っているかのように、軽々と扱っていた。
斜め上から振り下ろされたハルバードを、俺は横に跳んで躱した。地面が爆発した――そう思えるほどに、石や土が周囲に散った。
しかしそれでオーガの攻撃は収まらず、無茶苦茶にハルバードを振り始めた。
正直、これはたまらない。
俺は真横に駆け出して、ハルバードの刃から逃れようとした。しかし、オーガはハルバードなんてものを振り回しながらも、俺とほぼ同じ速度で迫って来た。
仕方ない――と、俺は背後へ向けて左の指を鳴らした。その指を弾く音に、俺は《力》を乗せていた。《力》による衝撃波によって、オーガは片目が潰れた。
普通なら激痛で動けなくなるところだが、オーガは痛みを感じていないのか、俺を追う速度に変化はみられなかった。
まるで狂戦士だ。
そんな感想を抱きながら、俺はもう一度、《力》を込めて指を鳴らした。
もう片方の目も弾けたことで、オーガはようやく脚を止めた。だが、息を吐く余裕なんかない。
俺はオーガに駆け出しながら、再び長剣を激しく叩いた。その激しい金属音が《力》によって衝撃波となってオーガを襲う。
身体が頑丈なためか片膝をついたものの、絶命はしていない。そのときには、すでに俺はオーガの間合いに入っていた。
閃く長剣の刃が、オーガの首に吸い込まれた。これは《力》によって音を振動に変換させたことで、切れ字を増幅させたからできた芸当だ。
高周波ブレードといえば、SFなんかでは有名な名称だと――思う。原理が同じかは分からないが、俺はそんなイメージを抱いている。
ここまでしないと、このオーガは斃せなかっただろう。
普通のオーガよりも耐久が高く、しかも痛みに鈍かった。これはどう考えても亜種とはいえ、並みのオーガではない気がする。
オーガの首が地面に落ちると、先の大きなテントから拍手が聞こえて来た。
振り向くと、ローブを着た小太りの中年男が、俺に拍手を送っていた。
「これは、素晴らしい。あのオーガを、無傷で斃すとは。あれを作るのに、数年もかかったというのに」
「……あんたは誰だ?」
俺の誰何に、中年の男は脇に挟んでいた杖を手に取った。
「わたしは、ウータム守備隊のボーラウ・ヨーピンだ。貴様が誰かは知らんが、大事な戦力を斃した罪は負ってもらうぞ」
「……守備隊」
俺は小馬鹿にしたように、フンと鼻を鳴らしてみせた。
そんな俺の態度にボーラウと名乗った男は眉をピクッと動かした。俺はそんな表情の変化に気付かぬフリをしながら、長剣の刀身に手を添えた。
「この前までウータムにいたが、魔物を使役してるって話は聞いたことないな。おまえたち、ラオン国を奪おうとてる上に、ファレメア国の主権を強奪した奴らの仲間だろ」
「ほう」
ボーラウと名乗った男は、目を細めながら杖を構えた。そして杖を持つ手を複雑に動かしながら、なにかを呟き始めた。
俺は長剣の刀身を指で弾き続けながら、ボーラウへ向かって歩き出した。
ボーラウの声が、かき消えていた。俺の《力》が、ボーラウの周囲にある空気の振動を封じ込めていた。
声が出ない――実際は空気が音を伝えていないだけだ――ことに慌てるボーラウの顔面に目掛けて、俺はフルスイングでの右拳を喰らわせた。
「ごぶえっ!」
小太りの身体が、僅かに空中に浮いた――ように見えた。ボーラウはそのまま地面に倒れ込むと、一回転してから動きを止めた。
手から零れた杖が転がったが、俺はそっちを無視して、ボーラウへと駆け寄った。
呻き声を漏らしながら、ボーラウは俯せになった身体を僅かに起こした。戦いのための動きではなく、無意識的な動作だ。
俺は真横から、僅かに浮いた奴の腹を蹴りつけた。
「ゲボァエッ!!」
潰れたカエルのような声をあげたボーラウは、再び二回転くらい地面を転がっていった。腹を押さえながら地面で丸くなって、ただ苦悶の声を挙げていた。
俺が長剣を手にゆっくり近づくと、ボーラウは片手を挙げた。
「ま、待て……貴様、魔術師、か? なら、我らに……協力するべきだ」
苦しげに喋るボーラウの訴えに、俺は眉を顰めた。
俺のことを魔術師と勘違いしていることは、どうでもいい。あんな力を見せられたら、俺のことを魔術師と思っても不思議じゃない。
問題なのは、魔術師なら協力すべき――という点だ。
俺はいつでも《力》を放つ用意をしながら、脚を止めた。
「どういうことだ?」
「我ら魔術師が……魔術師以外の者にかしずくなど、あってはならんと思わぬか? すべての国や民は、聡明たる魔術師たちに統べられるべきなのだ。そうしなければ、世は戦にまみれ、貧富の差もなくならぬ。我ら――チャーンチこそが世界の中心、もっとも気高き民族なのだ。そしてチャーンチを頂点として、すべての魔術師が世界を統べる――それを実現するために、我らは命をかけている。おまえも、それだけの力があるなら、我らに協力――」
「するわけないだろ。この選民思想野郎が」
俺はひと言でボーラウを黙らせると、本題に移ることにした。
「おまえら……侯爵令嬢が紛れ込んだ隊商の全員を、殺すつもりだったんだろ。なら、逆のことをされても、仕方ないよな」
「な――なぜ、それを」
「俺が、その隊商の長だからさ。襲って来た奴らは、すべてとっ捕まえた。で、拷問してゲロさせたってわけだ」
俺がすべてを話すと、ボーラウの顔が蒼白となった。
「貴様……この命に代えても殺してやる! いいか、牢の中からでも、必ず殺してやるから――」
「てめぇが牢に行けるわけねぇだろ」
俺の言葉の真意を、恐らくボーラウは理解できなかっただろう。
そして、今後もわかることはない。なぜなら――すでにボーラウの首が、胴体から落ちていたからだ。
俺は血に濡れた長剣を、近くに倒れている兵士――恐らく、こいつも《力》によって絶命している――の服で拭いてから、鞘に収めた。
俺はすべてのテントの中を調べ、生き残りがいないことを確かめてから、さっき気の弱そうな男を気絶させた場所に戻った。
「ほら、起きろ」
俺の気付けで目を覚ました男は、周囲を見回した。
「あの……なにがどうなったんですか?」
「ああ、邪魔をされても困るからな。気絶させてた」
俺の説明を聞いて数秒ほど経ってから、男はなにかに気付いた顔をした。
「邪魔を……わたしの仲間は!? 彼らはどうなったんです?」
「……もう終わった」
「終わった……終わった?」
男は駐屯地のほうを向いた。
「おーい、みんな! みんな、無事なんですか!?」
「……無駄だ。誰も返事を返さない。それより、戻るぞ。さっさと立てよ」
立つように指示をしたが、男は悲痛な顔で俺を見上げた。
「あなたは! 全員……全員、殺したんですか!?」
「おまえらも、俺たちを全員殺すつもりだったろ」
「それにしたって……たった一人で、全員をですよ! あなたは……こんなことができる貴方は、悪魔か狂戦士なんじゃないですか!?」
……否定する材料は、なにもない。転生した影響か――理性の一部を失っているであろう俺は、一歩間違えばそのどちらにもなれる素養がある。
俺は無言で男を立たせると、隊商のあとを追って港町へと歩き始めた。
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本作を読んで頂き、まことにありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
やっとこ、ラオン国を狙う一族の名が出てきた回です。そして、クラネスの非情さも出てきました……まあ、当初から敵には情けがないっていうのは、最初から書いてますけどね。
今回は中の人的に、高周波ブレードネタができて満足です。
追記。。。アップする場所を間違えたっぽいです。これは再投稿となります。申し訳ありませんでした。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回もよろしくお願いします!
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