入れ替わりのモニター

廣瀬純七

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遠隔操作のエンジニア

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翌朝、拓也の体の沙織はスーツを着て、少し不安そうな顔で家を出た。  

「本当に大丈夫かしら……」  

「俺がちゃんとサポートするから心配すんな!」  

沙織の体の拓也は、自宅のソファに座りながらスマホを掲げる。  

「じゃあ、いってくるわ!」  

そう言って会社に向かった拓也(沙織)は、無事にオフィスへ到着。  

——そして、最初の試練がやってきた。  

### **出社直後の難関**  

「おはよう、拓也くん!」  

「お、おはようございます……」  

(くっ……男性の声を意識しないと!)  

慣れない低めの声で挨拶を返しながら、拓也(沙織)はデスクについた。  

すると、すぐに後輩の田中が話しかけてくる。  

「昨日のサーバーエラー、朝イチで対応お願いします!」  

「えっ……あ、はい!」  

(やばい、何のことか全く分からない……!)  

慌てた拓也(沙織)は、こっそりスマホを取り出し、自宅のリビングにいる沙織(拓也)にメッセージを送る。  

**📱 拓也(沙織):「田中くんがサーバーエラーの対応頼んできた! どうすればいい?」**  

**📱 沙織(拓也):「落ち着け! まずはPCのログを確認しろ!」**  

**📱 拓也(沙織):「どこで?」**  

**📱 沙織(拓也):「デスクの左のモニターに開いてあるターミナル。そこに『tail -f /var/log/system.log』って打て!」**  

(なんか呪文みたい……)  

拓也の指示通りにコマンドを入力すると、画面に何かが流れてきた。  

「おお……なんかそれっぽい!」  

「拓也くん、大丈夫か?」  

「も、問題ないです!」  

(いや、問題しかないけど!)  

### **リモートエンジニア、爆誕**  

そこからしばらく、沙織(拓也)のスマホ指示を受けながら業務を進める拓也(沙織)。  

「エラーの原因は?」  

📱 **沙織(拓也):「多分、メモリリーク。『free -m』を打ってメモリの使用率を確認して!」**  

「えーっと……」  

(ポチポチポチ)  

「おお、本当にメモリやばい数値になってる……」  

📱 **沙織(拓也):「それならサーバー再起動だ! でも勝手にやると怒られるから、上司に確認して!」**  

「なるほど……!」  

上司に報告し、無事にサーバーのリブートを行った。  

しばらくすると、田中が駆け寄ってきた。  

「拓也さん! サーバー復旧しました! さすがです!」  

「え、ええ……まあね!」  

(いや、本当にすごいのはリビングにいる俺なんだけど!」

📱 沙織(拓也):「お前、俺より優秀になってないか?」

📱 拓也(沙織):「な、なんかちょっと楽しくなってきた……!」

こうして、**"リモートエンジニア拓也(沙織)"** の一日は意外にも順調に進んでいくのだった——。  

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