70 / 102
幸せのフォースステップ
70歩目 すごい物で訓練してました
しおりを挟む
「いたたぁ~」
「先生、ひどいですよ」
「お前たちの方がひどいだろ!なんだよ衣食住全部って、そんなもん村を丸ごと作らないと無理だ、しかもガキたちだけで維持も出来るようにしなくちゃいけない、出来るわけねぇだろ!」
先生に更に怒られながら他の問題点を言われました、モンスターや盗賊に襲われる可能性があったり、天災にあったらどうするんだとかです、それはもう沢山言われました、私たちは現実に打ちのめされた気分です。
「じゃ、じゃあどうすれば」
「リン!自分たちで何でもやろうとするんじゃない、一番確実なのは国を使う事だ、お前たちにはジョリバンがいるだろう、この近くならウンダスに支援してもらうのが確実だ、もっとよく考えろ!」
先生の提案を聞いて、それしかないと思いました、でもそれを聞いた凛が「分かってるなら言ってください」って先生に言ったの、それを聞いて凛が先生にまた殴られたわ。
「うぅ~いだいぃ~」
「お前たちにはやるべきことがあるだろう!それをするにも場所と時間が掛かる、その間ガキたちを誰が守って誰が国に知らせに行くんだ・・・それにさっき言ったように、時間が経てばそれだけ被害が広がるんだぞ」
先生は暗い顔をして言います、街に着くまでにどれだけ難民がいるかわからない状態だそうです、私たちは同時に「ああ~」って言ってしまいました、魔族が遂に進軍して来ているってことです。
「じゃあそいつらを倒しちゃおうよ、そうすればこの先は安全だよ」
凛がそう言っていますがそれは無理です、先生は頭を抱えて最初に戻って説明です。
「子供たちがいるから無理かぁ~・・・じゃあ八方ふさがりじゃないですか」
「だからあたいは言ったんだよ!この子たちを助けた時点で決まっていた問題だ、アケミどうする?」
先生が私に選択させようと聞いてきたわ、凛もこちらを見ているけど、答えなんてもう決まっているわ。
「子供たちをどこかに匿って保護します、そしてウンダスに戻り救援も頼むわ」
「ほう、意外だな」
私の答えを聞いて、先生がどうしてか顎に手を置いて不思議そうです、あれを聞いて子供たちを放置なんてしないわよね。
「なんですか先生、私が子供たちをこのまま放置すると思ったんですか」
「ああそうだよ」
わたしが質問したら先生が即答してきました、凛と私は顔を見合ってしまいましたよ。
「そ、そんなひどい事しないよ先生!どうしてそうなるんですか」
「それはなリン、お前たちがアユムを見捨てたからだ」
私はその名前を聞いてドキッとしました、凛は『誰?』って顔してるけど、アユムってきっと船橋君の事よ。
「忘れたのかリン、前にあたいが話した男はお前たちの仲間だったと言っただろう」
「え!?」
凛がびっくりしているわ、私はやっぱりって思って先生を見たけど、睨んで怒っているの、でも何処となく寂しそうです。
「お前たちの事はアユムから頼まれたとその時に話したよな、だがあたいはお前たちを信じていない、だから自分たちの目標に子供たちが邪魔だと思ったら見捨てると思った」
先生の言葉に私はすごく胸が痛くなったわ、それは城での出来事を言っていて、とても怒っているのが分かったからです、でも歩くんは私たちを助ける為に先生を付けてくれた、その理由はきっと向こうから来たってだけ、それだけで命を助けてくれたの、誰もが出来る事じゃないわ。
「だってあの時は急だったし、船橋ってさ、クラスでも影薄かったから知らなかったんだもん」
「そうさ、干渉しない者には誰もが興味を示さない、アユムも仕方ないって言って笑っていたよ・・・だがなリン、アユムが一瞬見せるあの表情を見たらそんな事は言えない、言えたらあたいはそいつを許さないよ」
先生が凄く重く答えたわ、そして目はすごく怖かった、先生が今まで怒っていたのが、ほんとに怒っていなかったと錯覚するくらいの怒りを感じたわ。
「ごめんなさい先生、謝ってあの時の事は許されないですけど、それでも力を貸してくれますか?」
「その為にあたいはここにいるんだ・・・ほんとの事言うとな、あたいは監視もしていたんだ、お前たちが誰かを見捨てたりしたらあたいもそうしようってな、だから辛い訓練をさせていた」
私はそれを聞いて唾を飲んで緊張したわ、先生の目は見捨てるだけじゃ済まさないと告げていたからです、きっと先生に命を取られていたと思ったんです。
「でででも、いつも訓練はつらい物だって言ってたじゃないですか」
「まぁ普通はそうだな、だがあたいがアユムから預かっているアイテムの中でも大変なものを選んでいる、お前たちがこの1月担いでるあの袋だがな、いつまでも重く感じるだろ?あれは持ってる者が辛いと思う重さになる魔道具なんだ」
私と凛はそれを聞いて口を開けて驚きました、そんな魔道具聞いたことありませんよ。
「あの袋はガレージバックと同じ魔法が付与されてる、だがそれだけしゃなく中で麦が自然と増えていく仕様だ、持っている者が気付かない様に少しずつな、大きさは変わらないのにどんどん重くなる、普通は欠陥品だが訓練にはもってこいだろ、楽に旅が出来る道具ももちろん色々持っているぞ、それをただ使わなかっただけだ」
先生がそう言って小さな鞄からテントを出しました、私たちは馬車だから宿泊はそこになるので要らないんです、だから何で出したのって思って見ています。
「これはテントに見えるが、中が宿屋になっている、それも貴族でも泊ったことが無いくらい豪華だ」
「「はい!?」」
先生に言われても信じられなくて、わたしと凛は先生の後に続いてテントに入りました、するとすごく広いロビーになっていましたよ、それもすごく豪華です。
「すす、すごっ!?」
「そうだろ?こんなもんに泊まってたらお前たちを追い詰められない、だからあたいは使わなかった、ここに泊っているとあそこの天使が守ってくれるから見張りもいらないんだ、あいつらを見た事あるだろ?」
ロビーの受付には天使の羽を背中に付けている有翼人の人がいます、そしてあれはウンダスでモンスターたちと戦っていた天使さんでした、こちらを笑顔で見ていますよ。
「こ、こんな物を持っていたんですね先生」
「そうだよアケミ、黙っていて悪かったな、他にも空飛ぶ船もあるぞ、ガルータたちが眠っている間に速攻で魔王軍を倒しにも行ける、どうする?」
凛が受付で天使さんと何か楽しそうに話しています、でも私は先生の言葉を聞いて感じたわ、これはきっと試験よ。
「先生は意地悪ですね、行きましょうって言ったら先生はいなくなるんでしょ?」
「そうだな、だがさっきの答えを出したアケミなら言わないと信じてもいたぞ」
先生が素直に答えました、少しは信用してもらえたんだって、ちょっとホッとしました、そして外に出てみんなに説明です。
「っと言う事で、ここに村を作りたいと思うの、木材は林を切ってつくるわ、そしてある程度形になったらティルバーナ先生に救援に飛んでもらうの」
手順を話して私たちは準備しました、そしてその夜、馬車で子供たちが寝静まったのを見てから、火の番をしている先生の横に座りました。
「ごめんなさい先生」
「謝るのはあたいも同じだ、だけどなアケミ、それはアユムに言ってやれ、きっとお前の心に引っ掛かってる何かが取れるぞ」
私はそう言われて自分の胸を押さえました、私はあの時から胸が痛いんです、先生から歩くんが元気だと聞いても、それは変わらなかったわ。
「気づいていたんですね先生」
「アケミは裏切るような奴じゃない、それがこの旅で分かったからな」
先生が凄く良い笑顔を見せてくれました、今まであれだけ怖い顔をしていたのに、その顔は卑怯ですって思うくらいの綺麗な笑顔です。
これが歩君といる時の先生なのかもって、私はドキドキしました。
「先生は可愛い人だったんですね、ちょっと意外です」
「何だよそれ、あたいはいつもこうだったんだ、お前たちが監視対象だったから見せなかっただけなんだよ、これからは少しだけ優しくしてやるよ」
笑顔で私の頭を撫でてきました、その顔はとてもキラキラしていて私には眩しかったです、自分の顔がすごく熱くなってドキドキしましたよ。
「先生、ひどいですよ」
「お前たちの方がひどいだろ!なんだよ衣食住全部って、そんなもん村を丸ごと作らないと無理だ、しかもガキたちだけで維持も出来るようにしなくちゃいけない、出来るわけねぇだろ!」
先生に更に怒られながら他の問題点を言われました、モンスターや盗賊に襲われる可能性があったり、天災にあったらどうするんだとかです、それはもう沢山言われました、私たちは現実に打ちのめされた気分です。
「じゃ、じゃあどうすれば」
「リン!自分たちで何でもやろうとするんじゃない、一番確実なのは国を使う事だ、お前たちにはジョリバンがいるだろう、この近くならウンダスに支援してもらうのが確実だ、もっとよく考えろ!」
先生の提案を聞いて、それしかないと思いました、でもそれを聞いた凛が「分かってるなら言ってください」って先生に言ったの、それを聞いて凛が先生にまた殴られたわ。
「うぅ~いだいぃ~」
「お前たちにはやるべきことがあるだろう!それをするにも場所と時間が掛かる、その間ガキたちを誰が守って誰が国に知らせに行くんだ・・・それにさっき言ったように、時間が経てばそれだけ被害が広がるんだぞ」
先生は暗い顔をして言います、街に着くまでにどれだけ難民がいるかわからない状態だそうです、私たちは同時に「ああ~」って言ってしまいました、魔族が遂に進軍して来ているってことです。
「じゃあそいつらを倒しちゃおうよ、そうすればこの先は安全だよ」
凛がそう言っていますがそれは無理です、先生は頭を抱えて最初に戻って説明です。
「子供たちがいるから無理かぁ~・・・じゃあ八方ふさがりじゃないですか」
「だからあたいは言ったんだよ!この子たちを助けた時点で決まっていた問題だ、アケミどうする?」
先生が私に選択させようと聞いてきたわ、凛もこちらを見ているけど、答えなんてもう決まっているわ。
「子供たちをどこかに匿って保護します、そしてウンダスに戻り救援も頼むわ」
「ほう、意外だな」
私の答えを聞いて、先生がどうしてか顎に手を置いて不思議そうです、あれを聞いて子供たちを放置なんてしないわよね。
「なんですか先生、私が子供たちをこのまま放置すると思ったんですか」
「ああそうだよ」
わたしが質問したら先生が即答してきました、凛と私は顔を見合ってしまいましたよ。
「そ、そんなひどい事しないよ先生!どうしてそうなるんですか」
「それはなリン、お前たちがアユムを見捨てたからだ」
私はその名前を聞いてドキッとしました、凛は『誰?』って顔してるけど、アユムってきっと船橋君の事よ。
「忘れたのかリン、前にあたいが話した男はお前たちの仲間だったと言っただろう」
「え!?」
凛がびっくりしているわ、私はやっぱりって思って先生を見たけど、睨んで怒っているの、でも何処となく寂しそうです。
「お前たちの事はアユムから頼まれたとその時に話したよな、だがあたいはお前たちを信じていない、だから自分たちの目標に子供たちが邪魔だと思ったら見捨てると思った」
先生の言葉に私はすごく胸が痛くなったわ、それは城での出来事を言っていて、とても怒っているのが分かったからです、でも歩くんは私たちを助ける為に先生を付けてくれた、その理由はきっと向こうから来たってだけ、それだけで命を助けてくれたの、誰もが出来る事じゃないわ。
「だってあの時は急だったし、船橋ってさ、クラスでも影薄かったから知らなかったんだもん」
「そうさ、干渉しない者には誰もが興味を示さない、アユムも仕方ないって言って笑っていたよ・・・だがなリン、アユムが一瞬見せるあの表情を見たらそんな事は言えない、言えたらあたいはそいつを許さないよ」
先生が凄く重く答えたわ、そして目はすごく怖かった、先生が今まで怒っていたのが、ほんとに怒っていなかったと錯覚するくらいの怒りを感じたわ。
「ごめんなさい先生、謝ってあの時の事は許されないですけど、それでも力を貸してくれますか?」
「その為にあたいはここにいるんだ・・・ほんとの事言うとな、あたいは監視もしていたんだ、お前たちが誰かを見捨てたりしたらあたいもそうしようってな、だから辛い訓練をさせていた」
私はそれを聞いて唾を飲んで緊張したわ、先生の目は見捨てるだけじゃ済まさないと告げていたからです、きっと先生に命を取られていたと思ったんです。
「でででも、いつも訓練はつらい物だって言ってたじゃないですか」
「まぁ普通はそうだな、だがあたいがアユムから預かっているアイテムの中でも大変なものを選んでいる、お前たちがこの1月担いでるあの袋だがな、いつまでも重く感じるだろ?あれは持ってる者が辛いと思う重さになる魔道具なんだ」
私と凛はそれを聞いて口を開けて驚きました、そんな魔道具聞いたことありませんよ。
「あの袋はガレージバックと同じ魔法が付与されてる、だがそれだけしゃなく中で麦が自然と増えていく仕様だ、持っている者が気付かない様に少しずつな、大きさは変わらないのにどんどん重くなる、普通は欠陥品だが訓練にはもってこいだろ、楽に旅が出来る道具ももちろん色々持っているぞ、それをただ使わなかっただけだ」
先生がそう言って小さな鞄からテントを出しました、私たちは馬車だから宿泊はそこになるので要らないんです、だから何で出したのって思って見ています。
「これはテントに見えるが、中が宿屋になっている、それも貴族でも泊ったことが無いくらい豪華だ」
「「はい!?」」
先生に言われても信じられなくて、わたしと凛は先生の後に続いてテントに入りました、するとすごく広いロビーになっていましたよ、それもすごく豪華です。
「すす、すごっ!?」
「そうだろ?こんなもんに泊まってたらお前たちを追い詰められない、だからあたいは使わなかった、ここに泊っているとあそこの天使が守ってくれるから見張りもいらないんだ、あいつらを見た事あるだろ?」
ロビーの受付には天使の羽を背中に付けている有翼人の人がいます、そしてあれはウンダスでモンスターたちと戦っていた天使さんでした、こちらを笑顔で見ていますよ。
「こ、こんな物を持っていたんですね先生」
「そうだよアケミ、黙っていて悪かったな、他にも空飛ぶ船もあるぞ、ガルータたちが眠っている間に速攻で魔王軍を倒しにも行ける、どうする?」
凛が受付で天使さんと何か楽しそうに話しています、でも私は先生の言葉を聞いて感じたわ、これはきっと試験よ。
「先生は意地悪ですね、行きましょうって言ったら先生はいなくなるんでしょ?」
「そうだな、だがさっきの答えを出したアケミなら言わないと信じてもいたぞ」
先生が素直に答えました、少しは信用してもらえたんだって、ちょっとホッとしました、そして外に出てみんなに説明です。
「っと言う事で、ここに村を作りたいと思うの、木材は林を切ってつくるわ、そしてある程度形になったらティルバーナ先生に救援に飛んでもらうの」
手順を話して私たちは準備しました、そしてその夜、馬車で子供たちが寝静まったのを見てから、火の番をしている先生の横に座りました。
「ごめんなさい先生」
「謝るのはあたいも同じだ、だけどなアケミ、それはアユムに言ってやれ、きっとお前の心に引っ掛かってる何かが取れるぞ」
私はそう言われて自分の胸を押さえました、私はあの時から胸が痛いんです、先生から歩くんが元気だと聞いても、それは変わらなかったわ。
「気づいていたんですね先生」
「アケミは裏切るような奴じゃない、それがこの旅で分かったからな」
先生が凄く良い笑顔を見せてくれました、今まであれだけ怖い顔をしていたのに、その顔は卑怯ですって思うくらいの綺麗な笑顔です。
これが歩君といる時の先生なのかもって、私はドキドキしました。
「先生は可愛い人だったんですね、ちょっと意外です」
「何だよそれ、あたいはいつもこうだったんだ、お前たちが監視対象だったから見せなかっただけなんだよ、これからは少しだけ優しくしてやるよ」
笑顔で私の頭を撫でてきました、その顔はとてもキラキラしていて私には眩しかったです、自分の顔がすごく熱くなってドキドキしましたよ。
1
あなたにおすすめの小説
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる