84 / 102
勉学のファイブステップ
84歩目 新たな仲間?
しおりを挟む
「それでアユム・・・こいつらがその魔族なんだな」
馬車の中に入りアマンダとイーシャに紹介中です、アマンダは腕を組みちょっと怖い感じを出します、対してイーシャは気にしていない感じでお茶とお菓子を配ってくれてるんだ、二人はまだヘビの姿を見ていません、もう少し話を進めてからと思っています。
「美味しい!こんなにおいしいお菓子、ユニ初めて食べたよ」
「そうなのねユニちゃん、これは普通のクッキーの中心にジャムやチョコレートを乗せただけなのよ、もっと変わったのもあるからちょっと待っててね」
イーシャがユニちゃんを気に入ったのか、せわしなく接待をしてくれています、ウモンとサモンは自己紹介をした後ずっと同じ体勢です、頭を床に付け土下座をしているんだよ、アマンダは僕が何かしたと思って見て来ているので怒っているように見えます、頭を上げるように言ったんだけどまだあげてくれません。
「魔族って言うのは本当だよ、今は人の姿をしてるけど僕が会った時は下半身が蛇になってたんだ」
「ほう、そうなのか」
アマンダは小さく呟いて二人を見ます、顔を上げないので目を合わせていませんが、もし合わせていたら相当怖かったでしょう、僕はいきさつを詳しく話しお茶を飲んで話しはこれで全部だって伝えました、アマンダはまだ腕を組んで怒っている感じです。
「アマンダだって同じ状況だったら助けたよ、僕は当然の事をしただけなんだから怒らないでよね」
「あたしは怒っていない!またライバルが増えるとか思っているだけだ」
アマンダが良く分からないことをイーシャの方を向いて言ってます、僕は良く分からないって思いながらも、ウモンとサモンの肩に手を乗せ頭を上げてもらいました。
「すみませんでした、助けてもらったのにオレは酷い態度を取ってしまっていた、ほんとにすみません」
「もういいよサモン君、それにウモンさんもそんな顔しないで、ユニが心配しちゃうよ」
僕はクレープを頬張っているユニに託しました、クリームを顔につけてとても嬉しそうです、この子を助ける為にふたりはがんばっていたんです、警戒し過ぎるくらいが丁度良いのは分かります。
「それで、お前たちはこれからどうするんだ?」
ふたりがユニの世話をし始めると、アマンダが話を進めました、僕もそれは聞きたい所です、二人は顔を見合って考えます、でもどうやら悩んでいるみたいだよ。
「決まらないなら、ここにしばらくいると良いよ、その姿なら鱗人として見られるだろうし、マージョルなら騒ぎにならないからね」
アマンダが商業ギルドのゴーレムたちを思い出して頷いています、調査をしなければ見つかる事はありません、だから外の人達に興味が無いので調べる事もしないんです、二人もそれには賛成の様で頷いています、でも僕の世話になるのはどうしても抵抗があるみたいですよ。
「救ってもらって更に世話になるのは心苦しいです、体調が整い次第出発したいと思います」
「そうは言ってもサモン、あのサキーナってやつには勝てなかったでしょ、旅を急ぐ理由は知らないけど、次はもっと準備をしてくるはずだよ、ふたりが旅を続けるのはあいつも分かっているから待ち構えて危険じゃないかな」
ふたりを強くして旅立ってもらうのが今考えられる最善策です、ほんとは3人の素性も知ってるんだけど、話してくれないので聞きません、旅の目的はまだですけど、きっとユニの為に何かをしたいのは想像付きます。
「こ、今回はこちらに油断があったからだ、今の私なら返り討ちにしてやる」
「ウモンがどれくらい強いのか知らないけど、サキーナと同じ位にしか感じないよ、今の実力だと守りながらじゃ、きっと同じ結果が待ってる、僕が鍛えてあげるからそれまでここで生活しなよ」
僕の実力はアラァ~に聞いているはずなので、ちょっと考えた後渋々頷いていました、僕の隣でアマンダが「ほら見ろ」って小言で言っています、僕はなにが?って思いながらも先に進めます。
「僕たちは今、この森で生徒たちの教育をしてるんだ、後4日はここで滞在するからそのつもりでね、分かってると思うけどヘビの姿では外に出ないように、それさえ守ってくれれば何も問題ないよ」
僕は注意事項を話して3人の方からも注意事項を聞きます、食べれない物とかがあるかもしれませんからね。
「お、オレたちは何でも食べれる、ユニ様はニンジンとピーマンが苦手だ、オレたちが出すと大抵食べてくれない」
サモンがそんな愚痴を言ってきました、少しは打ち解けたかなってニコッて笑顔を作ると、サモンが僕の顔を見て横を向いたんだ、少し心を許してしまったと、恥ずかしかったのかもと気にしないで僕は続けます。
「好き嫌いはダメだね、じゃあ今日の夕飯はそれを使った料理を作ろう」
「えー!ユニやだよー!」
ユニがいち早く宣言してきてウモンがそれを宥めています、サモンもユニを撫でて言い聞かせている姿は、まさに兄妹って感じに見えたんですよ。
「ちょっとうらやましいかな」
「アユムにはワタシたちがいるでしょ」
「そうだぞアユム、アタシたちも負けてない」
イーシャとアマンダが僕にくっ付いて来て対抗してきました、僕がユニの位置だと言うのがちょっと気になりますが、それでも嬉しい気分です。
「ふたりは夕飯まで生徒を見ててね、今日はちょっと時間のかかる料理にするよ」
アマンダたちは嬉しそうに外に出ました、二人を見送り嫌がっているユニちゃんの傍に僕はしゃがみます。
「ユニちゃんは何か好きな物はあるかな?」
嫌いな物は好きな物と一緒に食べればきっとおいしく食べれます、ユニちゃんは肉が好きみたいですよ。
「それとね、シュワシュワが一番好きなんだよ」
「シュワシュワ?」
ユニちゃんが体全体で表現して嬉しそうにしているのを見て、ほんとに好きなんだろうとサモンとウモンに聞いてみました、それは口の中でぱちぱちと弾ける水だそうです。
「弾けるって・・・飲んでも平気なの?」
「ああ、弾けると言っても感覚的な物なんだ、味はしないし爆発してるわけじゃない」
「サモンの言う通りだ、ユニ様はその触感が好きなのだ、この旅もそれを手に入れる為のモノだ、こちらの西側にある国がその生産地なんだ」
ウモンとサモンの説明では、それほど危ないモノではなさそうです、西の人種族の国にその湖があって、特産品として交易にも使っているそうですよ、飲み物と考えるのが良いと久しぶりにアイテム交換をしましたよ、味もしっかりと付いているあれです。
「サモンにウモン、これをちょっと味見してくれるかな?」
緑色の飲み物が入った逆三角形のグラスを見てふたりが嫌そうな顔をします、毒ではないかと匂いを嗅ぎます、毒ではないと僕も自分のを交換して飲んでみせました、二人はそれに続き驚いた顔をしています。
「これって泡の水じゃないか!?」
「ほんとだねウモン、でもこっちの方が断然美味しい・・・アユム殿、持っていたのですね」
サモンが報酬を渡すから譲ってくれと言ってきました、僕はそれを断ったんです、炭酸を渡せば3人は魔族の大陸に戻ろうとします、そうなればきっと途中で襲撃されるでしょう、僕は付いて行けないから断ります。
「強くなってからでも良いでしょサモン、ここにいればもっとおいしい泡の水が作れる僕がいるしね、ユニも飲んでみたいでしょ」
ユニにも渡すと直ぐに飲み出しました、サモンとウモンはかなり焦っています、飲み終わったユニを見てちょっと考えが変わったかもです、美味しいってユニが喜んだからですね。
「それはメロンソーダって言うんだ、他にもコーラフロートとか料理にも使えるんだよ、楽しみにしててね」
ユニを撫でながら僕は言いました、彼女の笑顔を見てサモンもウモンはほんとにホッとしています、これでほんとに信頼してくれるかもですね。
「じゃあ夕飯は、堅いお肉を泡の水で柔らかくしたステーキにしよう、とっても美味しいよ」
ユニの喜ぶ声の中、僕は料理を始めました、ウモンとサモンはとても料理が上手で手伝ってくれて助かりました。
馬車の中に入りアマンダとイーシャに紹介中です、アマンダは腕を組みちょっと怖い感じを出します、対してイーシャは気にしていない感じでお茶とお菓子を配ってくれてるんだ、二人はまだヘビの姿を見ていません、もう少し話を進めてからと思っています。
「美味しい!こんなにおいしいお菓子、ユニ初めて食べたよ」
「そうなのねユニちゃん、これは普通のクッキーの中心にジャムやチョコレートを乗せただけなのよ、もっと変わったのもあるからちょっと待っててね」
イーシャがユニちゃんを気に入ったのか、せわしなく接待をしてくれています、ウモンとサモンは自己紹介をした後ずっと同じ体勢です、頭を床に付け土下座をしているんだよ、アマンダは僕が何かしたと思って見て来ているので怒っているように見えます、頭を上げるように言ったんだけどまだあげてくれません。
「魔族って言うのは本当だよ、今は人の姿をしてるけど僕が会った時は下半身が蛇になってたんだ」
「ほう、そうなのか」
アマンダは小さく呟いて二人を見ます、顔を上げないので目を合わせていませんが、もし合わせていたら相当怖かったでしょう、僕はいきさつを詳しく話しお茶を飲んで話しはこれで全部だって伝えました、アマンダはまだ腕を組んで怒っている感じです。
「アマンダだって同じ状況だったら助けたよ、僕は当然の事をしただけなんだから怒らないでよね」
「あたしは怒っていない!またライバルが増えるとか思っているだけだ」
アマンダが良く分からないことをイーシャの方を向いて言ってます、僕は良く分からないって思いながらも、ウモンとサモンの肩に手を乗せ頭を上げてもらいました。
「すみませんでした、助けてもらったのにオレは酷い態度を取ってしまっていた、ほんとにすみません」
「もういいよサモン君、それにウモンさんもそんな顔しないで、ユニが心配しちゃうよ」
僕はクレープを頬張っているユニに託しました、クリームを顔につけてとても嬉しそうです、この子を助ける為にふたりはがんばっていたんです、警戒し過ぎるくらいが丁度良いのは分かります。
「それで、お前たちはこれからどうするんだ?」
ふたりがユニの世話をし始めると、アマンダが話を進めました、僕もそれは聞きたい所です、二人は顔を見合って考えます、でもどうやら悩んでいるみたいだよ。
「決まらないなら、ここにしばらくいると良いよ、その姿なら鱗人として見られるだろうし、マージョルなら騒ぎにならないからね」
アマンダが商業ギルドのゴーレムたちを思い出して頷いています、調査をしなければ見つかる事はありません、だから外の人達に興味が無いので調べる事もしないんです、二人もそれには賛成の様で頷いています、でも僕の世話になるのはどうしても抵抗があるみたいですよ。
「救ってもらって更に世話になるのは心苦しいです、体調が整い次第出発したいと思います」
「そうは言ってもサモン、あのサキーナってやつには勝てなかったでしょ、旅を急ぐ理由は知らないけど、次はもっと準備をしてくるはずだよ、ふたりが旅を続けるのはあいつも分かっているから待ち構えて危険じゃないかな」
ふたりを強くして旅立ってもらうのが今考えられる最善策です、ほんとは3人の素性も知ってるんだけど、話してくれないので聞きません、旅の目的はまだですけど、きっとユニの為に何かをしたいのは想像付きます。
「こ、今回はこちらに油断があったからだ、今の私なら返り討ちにしてやる」
「ウモンがどれくらい強いのか知らないけど、サキーナと同じ位にしか感じないよ、今の実力だと守りながらじゃ、きっと同じ結果が待ってる、僕が鍛えてあげるからそれまでここで生活しなよ」
僕の実力はアラァ~に聞いているはずなので、ちょっと考えた後渋々頷いていました、僕の隣でアマンダが「ほら見ろ」って小言で言っています、僕はなにが?って思いながらも先に進めます。
「僕たちは今、この森で生徒たちの教育をしてるんだ、後4日はここで滞在するからそのつもりでね、分かってると思うけどヘビの姿では外に出ないように、それさえ守ってくれれば何も問題ないよ」
僕は注意事項を話して3人の方からも注意事項を聞きます、食べれない物とかがあるかもしれませんからね。
「お、オレたちは何でも食べれる、ユニ様はニンジンとピーマンが苦手だ、オレたちが出すと大抵食べてくれない」
サモンがそんな愚痴を言ってきました、少しは打ち解けたかなってニコッて笑顔を作ると、サモンが僕の顔を見て横を向いたんだ、少し心を許してしまったと、恥ずかしかったのかもと気にしないで僕は続けます。
「好き嫌いはダメだね、じゃあ今日の夕飯はそれを使った料理を作ろう」
「えー!ユニやだよー!」
ユニがいち早く宣言してきてウモンがそれを宥めています、サモンもユニを撫でて言い聞かせている姿は、まさに兄妹って感じに見えたんですよ。
「ちょっとうらやましいかな」
「アユムにはワタシたちがいるでしょ」
「そうだぞアユム、アタシたちも負けてない」
イーシャとアマンダが僕にくっ付いて来て対抗してきました、僕がユニの位置だと言うのがちょっと気になりますが、それでも嬉しい気分です。
「ふたりは夕飯まで生徒を見ててね、今日はちょっと時間のかかる料理にするよ」
アマンダたちは嬉しそうに外に出ました、二人を見送り嫌がっているユニちゃんの傍に僕はしゃがみます。
「ユニちゃんは何か好きな物はあるかな?」
嫌いな物は好きな物と一緒に食べればきっとおいしく食べれます、ユニちゃんは肉が好きみたいですよ。
「それとね、シュワシュワが一番好きなんだよ」
「シュワシュワ?」
ユニちゃんが体全体で表現して嬉しそうにしているのを見て、ほんとに好きなんだろうとサモンとウモンに聞いてみました、それは口の中でぱちぱちと弾ける水だそうです。
「弾けるって・・・飲んでも平気なの?」
「ああ、弾けると言っても感覚的な物なんだ、味はしないし爆発してるわけじゃない」
「サモンの言う通りだ、ユニ様はその触感が好きなのだ、この旅もそれを手に入れる為のモノだ、こちらの西側にある国がその生産地なんだ」
ウモンとサモンの説明では、それほど危ないモノではなさそうです、西の人種族の国にその湖があって、特産品として交易にも使っているそうですよ、飲み物と考えるのが良いと久しぶりにアイテム交換をしましたよ、味もしっかりと付いているあれです。
「サモンにウモン、これをちょっと味見してくれるかな?」
緑色の飲み物が入った逆三角形のグラスを見てふたりが嫌そうな顔をします、毒ではないかと匂いを嗅ぎます、毒ではないと僕も自分のを交換して飲んでみせました、二人はそれに続き驚いた顔をしています。
「これって泡の水じゃないか!?」
「ほんとだねウモン、でもこっちの方が断然美味しい・・・アユム殿、持っていたのですね」
サモンが報酬を渡すから譲ってくれと言ってきました、僕はそれを断ったんです、炭酸を渡せば3人は魔族の大陸に戻ろうとします、そうなればきっと途中で襲撃されるでしょう、僕は付いて行けないから断ります。
「強くなってからでも良いでしょサモン、ここにいればもっとおいしい泡の水が作れる僕がいるしね、ユニも飲んでみたいでしょ」
ユニにも渡すと直ぐに飲み出しました、サモンとウモンはかなり焦っています、飲み終わったユニを見てちょっと考えが変わったかもです、美味しいってユニが喜んだからですね。
「それはメロンソーダって言うんだ、他にもコーラフロートとか料理にも使えるんだよ、楽しみにしててね」
ユニを撫でながら僕は言いました、彼女の笑顔を見てサモンもウモンはほんとにホッとしています、これでほんとに信頼してくれるかもですね。
「じゃあ夕飯は、堅いお肉を泡の水で柔らかくしたステーキにしよう、とっても美味しいよ」
ユニの喜ぶ声の中、僕は料理を始めました、ウモンとサモンはとても料理が上手で手伝ってくれて助かりました。
0
あなたにおすすめの小説
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる