85 / 102
勉学のファイブステップ
85歩目 色々なゴーレムたち
しおりを挟む
キャンプも最終日です、生徒たちがグループで作った1体のゴーレムを僕に見せて用途を教えてくれてるんだ、前と違って魔力が籠っている立派なゴーレムが並んでるよ。
「これは植物を採取するゴーレムです」
「ふむふむ、ゴーレムに植物の情報を記憶させ間違わないように採取するんだね、なかなか考えたじゃないかアンド」
リーダーのアンドを撫でて褒めました、アンド以外も当然撫でて褒めます、植物の情報さえ正確なら、きっとこれは良くなるでしょう、正確ならですけどね。
「次はサーラの班だね、どれどれ」
サーラが良い返事をしてゴーレムを押し出します、僕はゴーレムを見ますがどう見ても料理人ですね、サーラたちは料理が得意ではなくとても困っていました、だからゴーレムに作ってもらおうって事でしょう、説明でもそう言っています。
「目玉焼きとお肉を焼くくらいは今でも出来ますよ先生、どうでしょうか」
「なかなか良いんじゃないかな、よく考えてあるよ」
サーラたちも褒めて次に行きます、みんな良く考えています、森で使う為の物から生活に使う物、どれもすごく良い考えだと思います。
「みんなよく頑張ったね、これで試験は合格だよ」
「「「「「え!?」」」」」
喜んでいるみんなが僕たちを見て驚いています、1学期の試験は学園に帰ってからって事になっています、でも僕たちはここで採点したんです、僕が料理や魔道具を見て、アマンダがたまに出て来る獣との戦闘、イーシャが魔法を見るというわけです、生徒たちに説明すると数名が質問したくて手をあげます、アンドを当てると直ぐに言ってきました。
「実技はここで見ていたのは分かりましたよ先生、でも筆記試験がまだなのに合格って、良いんですか?」
「何言ってるんだよアンド、筆記もやったよ」
指を立てて覚えてないかいって聞いてみたんだ、みんなは思い当たる事が無いようだけど、ゴーレムを指差すと分かったようですよ。
「そうだぞお前たち、ゴーレムに使われてる処理魔法は筆記で出されるモノだ、最初から最後まで自分たちで作った時点で筆記試験をする必要はない、覚えてたって使えなければ意味がないからな」
アマンダが良い笑顔をして言ってくれました、僕とイーシャも頷きゴーレムが動かなければ、処理魔法が間違っていることになります、その班は補修だったと補足を入れます、みんな嫌そうな顔をしました。
「ゴーレムはちゃんと動いたからテストは合格、何も問題は無いよ」
マージョルで使われてるゴーレムたちを作るのと、ここで使う新たなゴーレムを作るのでは難易度が違います、教科書を覚えていて、それに書いてある物を並べて作るのがマージョルです、対してこっちは教科書の処理魔法を少し改良する、それは理解していないと出来ないことです。
「わからない所もあったかもしれない、でもそこを教え合えば済む話なんだ、紙の上での点数なんて仕事に就いてからはなんの役にもたたない、仲間で話し合い助け合う事の方が大切だよ、だからみんな合格なんだ、コアは作れるから必要がないしね」
向こうで僕は一人で旅をしていました、時にはそこで仲良くなった人もいたんだ、色々と教えて貰う事もあって結構楽しかったんです、そんな僕だから学校はつまらないと思っていましたよ。
「1年生の間にそのゴーレムを完成させることを目標にね、もちろんパートナーたちもしっかりと強化するんだよ」
パートナーゴーレムたちもこの7日間で色々動きが変わって来ています、生徒の顔色を見てすり寄ってきたり、心配そうな顔をしてくれます、僕はそれを見て手ごたえを感じました。
「さすがアユムだな、スパルタにもほどがある」
「そうねぇ・・・でも、みんな良い顔しているわ」
自分たちのゴーレムを見て、既に話し合いを始めてる班ばかりです、ふたりは僕の肩に手を置いてイヤそうにしてますよ、僕基準に染まり出してると、嬉しくなり手をたたいて次に進みます。
「じゃあみんな、今日でここでの生活も最後だからパーティーを開こうと思います、その前に今まで影でみんなをサポートしていた人たちを紹介するよ」
生徒たちが喜び、僕の後ろの森から誰が出てくるんだろうって期待して見ます、そしてその顔は恐怖に変わり、僕は焦ってテイムしたモンスターだと説明しました。
「みんなとても大人しいんだ、森で助けてもらってた子もいるんだよ、見た目で判断しないようにね」
アラァ~たちの肩に手を置いて生徒たちを安心させます、森で迷ってしまった生徒や獣に追われた時、内緒で誘導したり注意を引いたりしていたと説明しました、生徒たちは何となく分かったようです、そして怖がりながらもパーティーは始まり、ちょっとずつ仲良くなっていきましたよ。
「こう見ると、種族関係なく仲良くなれると確信が持てるね」
生徒たちと楽しく話しているアラァ~を見て僕は呟きます、見た目の障害はあります、でも本当の原因は心だと言う事です。
「アユム殿、オレたちも参加してよかったのか?」
サモンが料理をお皿に乗せて僕の席に来ました、ユニが肩車されていてサイダーを飲んでいます、こぼさないのか心配だけど器用に飲んでいますよ。
「これでマージョルに入りやすくなったでしょ、それに馬車の中にずっと居たら退屈じゃん」
「それはそうだが・・・アユム殿は疑わないのか?オレたちがあの子たちに危害を加えたらどうするとか」
サモンが不安そうです、馬車に泊めた最初の夜、僕に噛みついたのを謝罪してくれたんだ、そしてその時致死性の毒も送ったとも言っていました、だから恨んでいるんじゃないかって不安なんです、僕はその時言ったんですよ、仲間に裏切られユニを助けるのに必死なら当然だってね。
「そんな事をしない人だって知ってるからだよサモン、人はね目を見れば大体分かるんだ、君たちはそんな目をしていない、だから協力してるんだよ」
策を弄している人は目で分かります、それがこちらに害があるかまではその時は分かりません、でもサモンたちの目はそう言った考えを巡らせていない目です、ユニを第一に考えてる優しい目をしてます、きっとこんな目をする二人だから護衛に付けているんだと僕は思っています。
「アユム殿の様な人種族もいるんだな・・・そんな者たちばかりならこんなことにはならなかったと思う」
「なんのことを言ってるのか知らないけど、人は欲が深いからね、僕は平和に楽しく暮らせればいいけど、世界はそんなに単純じゃないよ」
サモンが下を向き何かを考えていました、僕は料理を食べて気にしないふりをしましたけど、きっと魔族が襲ってきていることに関係していると思ったんです、僕はサモンに飲み物を進めて言いました。
「まぁ座りなよサモン、まずは話をしてお互いをもっと知らないとね、いきなり手を上げて暴力なんてしてたらつまらないよ」
サモンがちょっと考えた後向かいに座りました、ユニもサモンの隣に座りローストビーフを食べています、サモンがユニの顔を拭いてるのを見て思いました、どうして魔族たちは攻めてきているんだろうってね。
「こっちの料理は僕のお気に入りなんだ、本当の味には勝てないけどなかなか美味しいよ」
ふたりにタコスを進めて僕も食べます、ちょっと辛かったのかユニは顔を赤くしていました、僕とサモンは笑い合いアマンダたちが試合をしたり、イーシャとダンスをしたりして、とても楽しい時間をすごせましたね。
「これは植物を採取するゴーレムです」
「ふむふむ、ゴーレムに植物の情報を記憶させ間違わないように採取するんだね、なかなか考えたじゃないかアンド」
リーダーのアンドを撫でて褒めました、アンド以外も当然撫でて褒めます、植物の情報さえ正確なら、きっとこれは良くなるでしょう、正確ならですけどね。
「次はサーラの班だね、どれどれ」
サーラが良い返事をしてゴーレムを押し出します、僕はゴーレムを見ますがどう見ても料理人ですね、サーラたちは料理が得意ではなくとても困っていました、だからゴーレムに作ってもらおうって事でしょう、説明でもそう言っています。
「目玉焼きとお肉を焼くくらいは今でも出来ますよ先生、どうでしょうか」
「なかなか良いんじゃないかな、よく考えてあるよ」
サーラたちも褒めて次に行きます、みんな良く考えています、森で使う為の物から生活に使う物、どれもすごく良い考えだと思います。
「みんなよく頑張ったね、これで試験は合格だよ」
「「「「「え!?」」」」」
喜んでいるみんなが僕たちを見て驚いています、1学期の試験は学園に帰ってからって事になっています、でも僕たちはここで採点したんです、僕が料理や魔道具を見て、アマンダがたまに出て来る獣との戦闘、イーシャが魔法を見るというわけです、生徒たちに説明すると数名が質問したくて手をあげます、アンドを当てると直ぐに言ってきました。
「実技はここで見ていたのは分かりましたよ先生、でも筆記試験がまだなのに合格って、良いんですか?」
「何言ってるんだよアンド、筆記もやったよ」
指を立てて覚えてないかいって聞いてみたんだ、みんなは思い当たる事が無いようだけど、ゴーレムを指差すと分かったようですよ。
「そうだぞお前たち、ゴーレムに使われてる処理魔法は筆記で出されるモノだ、最初から最後まで自分たちで作った時点で筆記試験をする必要はない、覚えてたって使えなければ意味がないからな」
アマンダが良い笑顔をして言ってくれました、僕とイーシャも頷きゴーレムが動かなければ、処理魔法が間違っていることになります、その班は補修だったと補足を入れます、みんな嫌そうな顔をしました。
「ゴーレムはちゃんと動いたからテストは合格、何も問題は無いよ」
マージョルで使われてるゴーレムたちを作るのと、ここで使う新たなゴーレムを作るのでは難易度が違います、教科書を覚えていて、それに書いてある物を並べて作るのがマージョルです、対してこっちは教科書の処理魔法を少し改良する、それは理解していないと出来ないことです。
「わからない所もあったかもしれない、でもそこを教え合えば済む話なんだ、紙の上での点数なんて仕事に就いてからはなんの役にもたたない、仲間で話し合い助け合う事の方が大切だよ、だからみんな合格なんだ、コアは作れるから必要がないしね」
向こうで僕は一人で旅をしていました、時にはそこで仲良くなった人もいたんだ、色々と教えて貰う事もあって結構楽しかったんです、そんな僕だから学校はつまらないと思っていましたよ。
「1年生の間にそのゴーレムを完成させることを目標にね、もちろんパートナーたちもしっかりと強化するんだよ」
パートナーゴーレムたちもこの7日間で色々動きが変わって来ています、生徒の顔色を見てすり寄ってきたり、心配そうな顔をしてくれます、僕はそれを見て手ごたえを感じました。
「さすがアユムだな、スパルタにもほどがある」
「そうねぇ・・・でも、みんな良い顔しているわ」
自分たちのゴーレムを見て、既に話し合いを始めてる班ばかりです、ふたりは僕の肩に手を置いてイヤそうにしてますよ、僕基準に染まり出してると、嬉しくなり手をたたいて次に進みます。
「じゃあみんな、今日でここでの生活も最後だからパーティーを開こうと思います、その前に今まで影でみんなをサポートしていた人たちを紹介するよ」
生徒たちが喜び、僕の後ろの森から誰が出てくるんだろうって期待して見ます、そしてその顔は恐怖に変わり、僕は焦ってテイムしたモンスターだと説明しました。
「みんなとても大人しいんだ、森で助けてもらってた子もいるんだよ、見た目で判断しないようにね」
アラァ~たちの肩に手を置いて生徒たちを安心させます、森で迷ってしまった生徒や獣に追われた時、内緒で誘導したり注意を引いたりしていたと説明しました、生徒たちは何となく分かったようです、そして怖がりながらもパーティーは始まり、ちょっとずつ仲良くなっていきましたよ。
「こう見ると、種族関係なく仲良くなれると確信が持てるね」
生徒たちと楽しく話しているアラァ~を見て僕は呟きます、見た目の障害はあります、でも本当の原因は心だと言う事です。
「アユム殿、オレたちも参加してよかったのか?」
サモンが料理をお皿に乗せて僕の席に来ました、ユニが肩車されていてサイダーを飲んでいます、こぼさないのか心配だけど器用に飲んでいますよ。
「これでマージョルに入りやすくなったでしょ、それに馬車の中にずっと居たら退屈じゃん」
「それはそうだが・・・アユム殿は疑わないのか?オレたちがあの子たちに危害を加えたらどうするとか」
サモンが不安そうです、馬車に泊めた最初の夜、僕に噛みついたのを謝罪してくれたんだ、そしてその時致死性の毒も送ったとも言っていました、だから恨んでいるんじゃないかって不安なんです、僕はその時言ったんですよ、仲間に裏切られユニを助けるのに必死なら当然だってね。
「そんな事をしない人だって知ってるからだよサモン、人はね目を見れば大体分かるんだ、君たちはそんな目をしていない、だから協力してるんだよ」
策を弄している人は目で分かります、それがこちらに害があるかまではその時は分かりません、でもサモンたちの目はそう言った考えを巡らせていない目です、ユニを第一に考えてる優しい目をしてます、きっとこんな目をする二人だから護衛に付けているんだと僕は思っています。
「アユム殿の様な人種族もいるんだな・・・そんな者たちばかりならこんなことにはならなかったと思う」
「なんのことを言ってるのか知らないけど、人は欲が深いからね、僕は平和に楽しく暮らせればいいけど、世界はそんなに単純じゃないよ」
サモンが下を向き何かを考えていました、僕は料理を食べて気にしないふりをしましたけど、きっと魔族が襲ってきていることに関係していると思ったんです、僕はサモンに飲み物を進めて言いました。
「まぁ座りなよサモン、まずは話をしてお互いをもっと知らないとね、いきなり手を上げて暴力なんてしてたらつまらないよ」
サモンがちょっと考えた後向かいに座りました、ユニもサモンの隣に座りローストビーフを食べています、サモンがユニの顔を拭いてるのを見て思いました、どうして魔族たちは攻めてきているんだろうってね。
「こっちの料理は僕のお気に入りなんだ、本当の味には勝てないけどなかなか美味しいよ」
ふたりにタコスを進めて僕も食べます、ちょっと辛かったのかユニは顔を赤くしていました、僕とサモンは笑い合いアマンダたちが試合をしたり、イーシャとダンスをしたりして、とても楽しい時間をすごせましたね。
0
あなたにおすすめの小説
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる