異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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8章最終層の探索

160話 ローナを慰めに

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ケイイチ
「分かった、すぐ行くから待ってて」


俺は水晶を出して応接室に設定した。


ケイイチ
「サーニャン王都の応接室に設定した、転移するぞ」

サーニャン
「待ってくださいマスター!応接室では誰かに見られる可能性があります、姫の部屋に直接いけませんか」


サーニャンが料理の火を止めながら転移場所の変更を言ってきたが、俺はローナの部屋には行った事がない、行ったことがあるのは・・・あの3人だ!


ケイイチ
「練習生の部屋に行くぞ」


俺たちは走って練習生の部屋に向かい、扉をたたいた。


ケイイチ
「イーネ起きてるかい」

イーネ
「ど、どうしたんですかケイイチさん、こんな夜に」

ケイイチ
「よかった起きてたんだね、悪いけどこのまま王都に転移するよ」


俺は水晶をローナの部屋に設定して出した。


ケイイチ
「さあ、早く手を置いて」

イーネ
「わ、分かりました」


イーネは寝間着だったが着替えている暇はない、悪いけどそのまま転移した。


ケイイチ
「来たよサラさん」


転移した先にはサラさんとサラさんに抱き着いて泣いているローナがいた。


サラ
「ケイイチさん!良かった、姫様ほらケイイチさんが来てくれましたよ」

ローディアナ
「うぅ~そんなウソ言ってー!?・・・」


ローナと目があったけど、転移出来るって何で知らないのローナ。


ケイイチ
「やあ、こんばんはローナ、いったいどうしたのかな」

ローディアナ
「え!ほ、本物?」

ケイイチ
「そりゃそうだよ、ほら」


俺が手をローナの頬に当てた。


ローディアナ
「た、確かに本物ね」


その後俺たちは部屋にあったテーブルを囲んでお茶をして事情を聞いた。





イーネは転移で戻ってもらった、明日も最終試験の為の練習だからね。

サーニャンは残ると言ったので残ってもらった、できれば戻ってほしかったけど仕方ない。


ケイイチ
「なるほど、他国で暗殺があったから怖くなってしまったと」


ローナが頷いている、俺もこの前聞いたばかりだが心配だね。


ケイイチ
「まあ気持ちは解るよ、王位を継ぐまではいつそんなことが起こるか解らないもんね」

ローディアナ
「考えれば考えるだけ、怖くなっちゃって眠れなくなったの」

ケイイチ
「ああ、それは辛いねー」

ローディアナ
「そうでしょ、だからサラに助けを求めたんだけど、まさかケイイチが来てくれるとは思わなかったわ、ありがと」

ケイイチ
「いや気にしないで、困ったときは駆けつけるよ」

ローディアナ
「ほんと!?」

ケイイチ
「ああもちろん、でもこれから何が起きるかは本当に解らないね・・・そうだ!ローナを守る為の装備をプレゼントするよ」


俺はガーディリアン王国のクリストフに渡した物を交換してローナに渡した。

ローディアナ
「それは?」

ケイイチ
「それはね致死性の攻撃を受けても生き還れる指輪なんだ」

ローディアナ
「!?」

ケイイチ
「それと攻撃してきた相手も解るようになってるんだ」

サラ
「ほんとですかそれは」

ケイイチ
「試していないけどね、それと復活した後にまた攻撃されるともう指輪の効果は無いから気を付けてね」

ローディアナ
「そ、そうなの、分かったわ気を付ける」


その後ローナが寝付けないという事だったのでアロマポットを交換し、サラさんに渡しておいた、その時にサラさんには3回攻撃を防いでくれる腕輪とエリクサーも3個渡した、念の為だ。


ケイイチ
「じゃあローナが寝るまで俺は隣にいるよ」


俺はローナをベットに運んで布団を掛けてベットの横に座って手を握った。


ローディアナ
「ほんとに起きているの?」

ケイイチ
「ああ起きてるよ、これくらいはしてあげたいからね、おやすみ」


しばらくはローナも起きていたがウトウトしだして眠りについた。




俺はローナの手を握ったまま朝を迎えた。


ケイイチ
「おはよローナ」

ローディアナ
「おはようケイイチ、ほんとにずっと起きてたの?」

ケイイチ
「そうだね、ずっと起きてたよ」

ローディアナ
「そうなんだ・・・ありがとケイイチ、久しぶりにゆっくり眠れたわ」

ケイイチ
「それは良かったよ、また眠れなかったら通信の時に言ってよ、また来るからさ」

ローディアナ
「そうね、その時はお願いします」

ケイイチ
「じゃあ俺は戻るな」

ローディアナ
「はい、ありがとうございました」

俺は寝ているローナにキスをした後、手を振りながら転移した。


 D P収入80 万P


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残り7億600万P

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