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4章 制覇
62話 文哉の復活
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クマックから薬を貰い、これで文哉が起きると確信してみんなで病室に向かい、息を飲んで薬を飲ませました。
「お願い、起きて文哉」
青白く光っていかにも効いている感じで、凄く期待したんだけど、光が落ち着いても目を覚ましてくれません。
他の方法はないかクマックに聞いたら、何やら考え込んでいたわ。
「何よクマック、あるなら言ってよ」
「あるにはあるクマが、これが効かないと言う事は、グランドマスターの生命力が足りないクマ」
「じゃあ、その生命力を注げば良いのね」
「簡単に言うクマが、その生命力は薬では与えられないクマ」
クマックが言うには、私たちの命を分け与えるしかないと言って来た。
それは寿命を削るからクマックは止めて来ていて、みんなはそこで止まり、私は直ぐに服を脱いだのよ。
「ちょっちょっと美穂子」
「ミサ、生命力を与えるなら肌を合わせないとダメよ」
「そうじゃなくて、寿命が縮むんだよ」
そうだけど、既に文哉は縮めていて、与えられるならその方が良いと思ったわ。
このまま文哉が死んじゃうのも嫌だけど、寿命で先に死んじゃうなんてもっと嫌だったのよ。
「みんな文哉が死んでも良いの?」
「そんなの」
「良くないわよね、だったら命くらい分けても良いじゃない」
みんなで分ければそれほど縮む事はないし、文哉が戻ってくるならなんでも良かったわ。
だから私が最初にベッドに入り命を注いだんだけど、少しして文哉が肩を掴んで引き離して来たからビックリよ。
「ふ、文哉あなた」
「美穂子ダメだよ、君まで寿命を縮めたらいけないよ」
「そんなのどうでも良いわ、目を覚ましたのね」
肩を捕まれて離された距離を縮めるほど嬉しくて、その力で私は文哉を抱きしめました。
もう放したくないと告白し、文哉は何が何だか分かってない感じだったわ。
「ちょっと美穂子、落ち着いてよ」
「これが落ち着いていられると思う?もう絶対に離さない」
「みんなが驚いて見てるよ」
みんなだって同じ気持ちにはずで、今固まっているのは文哉が目覚めたからと断言できました。
その証拠に、私はみんなに抱きしめるように伝えたら、全員がベッドに飛び込んできたのよ。
「「「「「よかったよ~」」」」」
「うぅ~苦しいよ~」
「文哉、お帰りなさい」
「それは最初に言ってほしかったけど、ただいま」
こうして文哉は戻ってきてくれたけど、驚くほど状況を知っていて私は驚きました。
本当に知っているのか落ち着いて話す為、私達はベッドから降りてそれぞれの椅子に座り、私は服を着ながら文哉の話を聞き、私の為に起きてくれたのが分かり嬉しくて抱きついてしまったわ。
「もうっ!それならもっと早く起きてよ文哉」
「僕もそうしたかったんだけど、夢の中の僕は状況が分かってなかったんだ」
「それって、あの事を忘れようとしていたのかしら?」
「そうだと思うよ、あれは僕にとって汚点だからね」
もっと良い方法があったはずと後悔していて、こんな文哉を初めて見たんです。
それでも私の為に帰ってきてくれたし、それだけで十分嬉しかったのよ。
「それで文哉、しばらく療養したら本格的な探索をするのかしら?」
「そうしたいんだけど、僕が寝ている間に異世界の方がちょっと心配だね」
「「「「「え!」」」」」
文哉の視線を追うとクマックが頷いていて、なんでも戦争が始まっていると知らせてきました。
私には何も話さなかったのに、どうして言ってくれたいのかと注意したわ。
「危険だったからクマ、グランドマスターでないと対処できないクマよ」
「そうかもしれないけど、リンリちゃんを助けることになるんでしょう、手伝うわよ」
「国が相手クマ、そう簡単ではないクマよ」
本当なら、冒険者として参加するはずが、途中からとなると密偵と疑われる可能性が高いから悩んでいました。
そして、レベルアップはモンスターを倒す以外にも方法があり、それを聞いてちょっと怖くなったわ。
「人を倒しても得られるの?」
「うん、こちらの人は駄目なんだけど、向こうにいる人ならレベルは上がり、それが原因で戦争をしている国もある」
「そ、それは」
とても怖い話で、戦争がなくならない理由を知りました。
資源などが欲しいという国が攻めてくるのは歴史で知っていましたけど、異世界ではほかにも理由があって大変なのをリンリちゃんに視線を向けて思ったわ。
「だからね、今回は見送ろうかと思ってるんだ」
「もったいないけど、仕方ないのかしら?」
「そうだね、でも安心して美穂子、その埋め合わせとしていくところがある」
とても期待させる言葉だけど、私はそれを止めてまず休むように言いました。
まだ起きたばかりで体力が戻っているようには見えず、話したら行きたくなると止めたんです。
「僕は平気なんだけど」
「そんなわけないでしょう、そんな顔をして・・・もしかして生命力が」
「ずっと寝てたからだよ美穂子、だから大丈夫」
文哉はベッドの上で力こぶをして見せたけど、文哉の腕は震えていて全然平気そうには見えなかったわ。
私たちに心配させない為というのが伝わってきて、優しくて頼もしい文哉が戻って来て涙が出てきたわ。
「み、美穂子!」
「良かった、本当に戻ってきたんだね文哉」
「ごめんね、怖かったよね」
「違うわ、嬉しいのよ文哉、お帰りなさい」
涙を文哉に拭いてもらって、ただいまっと言葉を貰えたから、私を含めた全員が安心した表情を見せてくれた。
でもね、私はだからこそ心配で、今の文哉が無理をしているのが分かったのよ。
「じゃあ文哉、生命力の回復をしましょう」
「いやいや美穂子、それは必要ないって伝えたよね?」
「嘘はいけないわ文哉、今フラフラなのは確かに寝ていたからかもしれない、でもあなたから伝わってくる気の力はとても弱ってるわ」
いつも一緒にいたのだからそれくらい分かると断言すると、文哉は騙せないと分かったのか自分の寿命が縮んでいることを告白してきたわ。
心配させない為とは文哉は言ってきたけど、余計心配させたと怒ったらごめんと謝ってくれたわ。
「私を止めたのだもの、それだけ辛いんでしょう、どうして止めるのよ文哉」
「さっきも言ったけど、寿命が縮むんだ、僕が無くしたのは20年か30年くらい、それなら長生きすれば良いんだよ」
「その長生きを支えるのは、妻である私たちでしょう文哉」
まだ決まってはいなかったけど、この場で告白して結婚を申し込んだわ。
普通は男性からなんだけど、私はもう待ってられなかったし、支える事が出来るのは私たちだけと言えたんです。
「先生2人は違うかもだけど、ミクルたちは同じ気持ち、そうよね?」
「「「「「当然」」」」」
「そ、それは嬉しいんだけど・・・ちょっと突然過ぎないかな?」
「突然じゃないわ、ずっと想っていたのよ」
その気持ちを抱いてから1年も経ってないけど、それだけ濃密な時間を一緒に過ごしてきからはっきりと言えたんです。
この気持ちに嘘は無い、そう言って文哉の返事を待って数秒、文哉から了承のお返事を貰えました。
「やったわ」
「ふむ、当然でござろう」
「あらあら、一番不安がってたミクルが何か言ってるわよカナさんや」
「言わせてやれミサさんや、ミクルが恥ずかしそうだ」
真っ赤になっているミクルは、冗談の様に言っていたカナとミサを睨みみんなで笑ってしまったわ。
こんなに笑ったのは久しぶりで、文哉が戻ってきて嬉しかったわね。
「じゃあ、式は体調が治ってから決めるとして、リンリちゃんはやっぱり異世界の方が平和になってからだから、私達もその方が良いわよね?」
「そうですね、その方が良いです」
「じゃあ、早くそっちの話をしましょうよ」
「ちょっと待って、リンリも結婚に入るの?」
先生たち以外と言ったのに、文哉がどうしてか驚いて来て、もしかして気づいてなかったのかと笑ってしまったわ。
何を言っても変更が無いと思ったのか、文哉が諦めた感じで話を進める事を選択したので、私達はニコニコして文哉に命を分けてお話を聞きました。
「お願い、起きて文哉」
青白く光っていかにも効いている感じで、凄く期待したんだけど、光が落ち着いても目を覚ましてくれません。
他の方法はないかクマックに聞いたら、何やら考え込んでいたわ。
「何よクマック、あるなら言ってよ」
「あるにはあるクマが、これが効かないと言う事は、グランドマスターの生命力が足りないクマ」
「じゃあ、その生命力を注げば良いのね」
「簡単に言うクマが、その生命力は薬では与えられないクマ」
クマックが言うには、私たちの命を分け与えるしかないと言って来た。
それは寿命を削るからクマックは止めて来ていて、みんなはそこで止まり、私は直ぐに服を脱いだのよ。
「ちょっちょっと美穂子」
「ミサ、生命力を与えるなら肌を合わせないとダメよ」
「そうじゃなくて、寿命が縮むんだよ」
そうだけど、既に文哉は縮めていて、与えられるならその方が良いと思ったわ。
このまま文哉が死んじゃうのも嫌だけど、寿命で先に死んじゃうなんてもっと嫌だったのよ。
「みんな文哉が死んでも良いの?」
「そんなの」
「良くないわよね、だったら命くらい分けても良いじゃない」
みんなで分ければそれほど縮む事はないし、文哉が戻ってくるならなんでも良かったわ。
だから私が最初にベッドに入り命を注いだんだけど、少しして文哉が肩を掴んで引き離して来たからビックリよ。
「ふ、文哉あなた」
「美穂子ダメだよ、君まで寿命を縮めたらいけないよ」
「そんなのどうでも良いわ、目を覚ましたのね」
肩を捕まれて離された距離を縮めるほど嬉しくて、その力で私は文哉を抱きしめました。
もう放したくないと告白し、文哉は何が何だか分かってない感じだったわ。
「ちょっと美穂子、落ち着いてよ」
「これが落ち着いていられると思う?もう絶対に離さない」
「みんなが驚いて見てるよ」
みんなだって同じ気持ちにはずで、今固まっているのは文哉が目覚めたからと断言できました。
その証拠に、私はみんなに抱きしめるように伝えたら、全員がベッドに飛び込んできたのよ。
「「「「「よかったよ~」」」」」
「うぅ~苦しいよ~」
「文哉、お帰りなさい」
「それは最初に言ってほしかったけど、ただいま」
こうして文哉は戻ってきてくれたけど、驚くほど状況を知っていて私は驚きました。
本当に知っているのか落ち着いて話す為、私達はベッドから降りてそれぞれの椅子に座り、私は服を着ながら文哉の話を聞き、私の為に起きてくれたのが分かり嬉しくて抱きついてしまったわ。
「もうっ!それならもっと早く起きてよ文哉」
「僕もそうしたかったんだけど、夢の中の僕は状況が分かってなかったんだ」
「それって、あの事を忘れようとしていたのかしら?」
「そうだと思うよ、あれは僕にとって汚点だからね」
もっと良い方法があったはずと後悔していて、こんな文哉を初めて見たんです。
それでも私の為に帰ってきてくれたし、それだけで十分嬉しかったのよ。
「それで文哉、しばらく療養したら本格的な探索をするのかしら?」
「そうしたいんだけど、僕が寝ている間に異世界の方がちょっと心配だね」
「「「「「え!」」」」」
文哉の視線を追うとクマックが頷いていて、なんでも戦争が始まっていると知らせてきました。
私には何も話さなかったのに、どうして言ってくれたいのかと注意したわ。
「危険だったからクマ、グランドマスターでないと対処できないクマよ」
「そうかもしれないけど、リンリちゃんを助けることになるんでしょう、手伝うわよ」
「国が相手クマ、そう簡単ではないクマよ」
本当なら、冒険者として参加するはずが、途中からとなると密偵と疑われる可能性が高いから悩んでいました。
そして、レベルアップはモンスターを倒す以外にも方法があり、それを聞いてちょっと怖くなったわ。
「人を倒しても得られるの?」
「うん、こちらの人は駄目なんだけど、向こうにいる人ならレベルは上がり、それが原因で戦争をしている国もある」
「そ、それは」
とても怖い話で、戦争がなくならない理由を知りました。
資源などが欲しいという国が攻めてくるのは歴史で知っていましたけど、異世界ではほかにも理由があって大変なのをリンリちゃんに視線を向けて思ったわ。
「だからね、今回は見送ろうかと思ってるんだ」
「もったいないけど、仕方ないのかしら?」
「そうだね、でも安心して美穂子、その埋め合わせとしていくところがある」
とても期待させる言葉だけど、私はそれを止めてまず休むように言いました。
まだ起きたばかりで体力が戻っているようには見えず、話したら行きたくなると止めたんです。
「僕は平気なんだけど」
「そんなわけないでしょう、そんな顔をして・・・もしかして生命力が」
「ずっと寝てたからだよ美穂子、だから大丈夫」
文哉はベッドの上で力こぶをして見せたけど、文哉の腕は震えていて全然平気そうには見えなかったわ。
私たちに心配させない為というのが伝わってきて、優しくて頼もしい文哉が戻って来て涙が出てきたわ。
「み、美穂子!」
「良かった、本当に戻ってきたんだね文哉」
「ごめんね、怖かったよね」
「違うわ、嬉しいのよ文哉、お帰りなさい」
涙を文哉に拭いてもらって、ただいまっと言葉を貰えたから、私を含めた全員が安心した表情を見せてくれた。
でもね、私はだからこそ心配で、今の文哉が無理をしているのが分かったのよ。
「じゃあ文哉、生命力の回復をしましょう」
「いやいや美穂子、それは必要ないって伝えたよね?」
「嘘はいけないわ文哉、今フラフラなのは確かに寝ていたからかもしれない、でもあなたから伝わってくる気の力はとても弱ってるわ」
いつも一緒にいたのだからそれくらい分かると断言すると、文哉は騙せないと分かったのか自分の寿命が縮んでいることを告白してきたわ。
心配させない為とは文哉は言ってきたけど、余計心配させたと怒ったらごめんと謝ってくれたわ。
「私を止めたのだもの、それだけ辛いんでしょう、どうして止めるのよ文哉」
「さっきも言ったけど、寿命が縮むんだ、僕が無くしたのは20年か30年くらい、それなら長生きすれば良いんだよ」
「その長生きを支えるのは、妻である私たちでしょう文哉」
まだ決まってはいなかったけど、この場で告白して結婚を申し込んだわ。
普通は男性からなんだけど、私はもう待ってられなかったし、支える事が出来るのは私たちだけと言えたんです。
「先生2人は違うかもだけど、ミクルたちは同じ気持ち、そうよね?」
「「「「「当然」」」」」
「そ、それは嬉しいんだけど・・・ちょっと突然過ぎないかな?」
「突然じゃないわ、ずっと想っていたのよ」
その気持ちを抱いてから1年も経ってないけど、それだけ濃密な時間を一緒に過ごしてきからはっきりと言えたんです。
この気持ちに嘘は無い、そう言って文哉の返事を待って数秒、文哉から了承のお返事を貰えました。
「やったわ」
「ふむ、当然でござろう」
「あらあら、一番不安がってたミクルが何か言ってるわよカナさんや」
「言わせてやれミサさんや、ミクルが恥ずかしそうだ」
真っ赤になっているミクルは、冗談の様に言っていたカナとミサを睨みみんなで笑ってしまったわ。
こんなに笑ったのは久しぶりで、文哉が戻ってきて嬉しかったわね。
「じゃあ、式は体調が治ってから決めるとして、リンリちゃんはやっぱり異世界の方が平和になってからだから、私達もその方が良いわよね?」
「そうですね、その方が良いです」
「じゃあ、早くそっちの話をしましょうよ」
「ちょっと待って、リンリも結婚に入るの?」
先生たち以外と言ったのに、文哉がどうしてか驚いて来て、もしかして気づいてなかったのかと笑ってしまったわ。
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