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六章
王都の追走劇
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「他の誰かと勘違いしてるんじゃないか?」
そんな人が自分達を探しているとは思えず、バルドが人違いだと訴える。だが、相手は確信しているらしく、どこか自信すら滲ませていた。
「いや、そのはずはない。エリオット様方より聞いていた“子供ら”の特徴と一致している」
「特徴?」
「あぁ。珍しい髪色を含めた四人組の子供が側にいたと窺っている」
(…またか)
そんな声が、どこかで聞こえた気がした。
僕の髪色は珍しいとは言われるけれど、絶対にいないわけじゃない。ましてや、レグリウス家の子供がこんな場所にいるなんて普通は思わないだろうから、僕を含めて隠さなくても大丈夫だろうと思っていた。でも、今は隠しておけば良かったと後悔している。そんな中、バルドが
「でも…エリオットなんて名前、聞いたことないぞ…?なぁ?」
「…はい」
聞き覚えのない名を突然出され、確認するようにバルドがこちらを見る。けれど、その名前はコンラットも知らないらしく、彼は眉尻を下げたまま困惑した顔を浮かべていた。はっきり知らないと二人が答えれば、なぜか向こうの男が焦り始めた。
「エリオット様と言えば、ダリウス様と双璧を成す騎士として有名なのですよ!?子供でも、その名を知っているはずですが!?」
勢いよくまくしたてられ、まるで「どこの田舎から来たんだ」とでも言いたげな反応だ。でも、ここで「別の国から来た」と正直に言えば、当然「どこから来たのか」という話になる。
僕達が何処から来たのか知られるのは、避けなければならなかった。頭の中で考えが空回りし、焦燥だけが胸の奥を駆け巡り誰も言葉を発しない中、バルドが静かに言葉を発する。
「だったら、なおさら勘違いだって。そんな偉そうな人と会った記憶ないし」
本当に身に覚えがなく、困り事があると助けずにいられない性格だからか、こういったことにも強いようだった。すると、相手は少しでも思い出す手助けになればと思ったのか、その人と出会った時の状況を口にする。
「お二方のお話では、セイクリッドで子供が暴漢に襲われているのを救っている時に、皆様方と会ったと伺いましたが?」
身に覚えがありすぎる出来事に、誰を指しているかを一瞬で理解してしまった僕達は、揃って苦い顔を浮かべるしかなかった。
あの時は自己紹介の暇もなく別れたし、服装から“偉い人に仕える騎士なのかな”と想像しただけだった。でも、想像以上に偉い人だったらしい。自分が知らぬ間に、予想よりずっと上の階層の人物と関わっていたという事実に戸惑っていると、ネアが何かを思い出したかのように、ぽつりとつぶやく。
「そういえば…店に来た商人から、その名を聞いたような気が…」
「だったら早く言えよ!」
「今思い出したんだ。それに、店先での雑談なんて、いちいち覚えているわけないだろ」
バルドがほとんど反射的に怒鳴れば、ネアは投げやりに返しながらも、こめかみに手を当てている。彼自身も予想外の事態だったようだ。
「それで、他のお三方は今どちらに?」
僕達に用があるというより、どうやら僕達と一緒にいた、あの三人の方に用があるらしい。だからか、もう一人と一緒に、周囲をきょろきょろと見回しながらその姿を真剣に探していた。
「王都を見て回るって言って、どっか行ったから……俺達も何処にいるかは知らないぞ…?」
本当に、どこへ行ったのか分からないから、バルドが肩をすくめて答えれば、男は困ったように眉尻を下げて言う。
「お二方から、双方共に“丁重にもてなせ”と仰せつかっているのですが……」
命令を受けている立場からか、その声には焦りが滲んでいて、その三人も絶対に見つけなければまずい必死さが伝わってきた。
「そんなこと言われても、用があるなら自分達で探せよ…」
「人や物が集まる王都で、似顔絵も無しに探すのは困難でして…」
(そりゃ、そうだよな……)
あの三人は確かに目立つ容姿をしているけれど、人混みの中では“特徴的な人”の一人に紛れてしまうこともある。ましてや、一度も会った事がない人間を、色や背丈の印象だけで特定して探すのは難しいだろう。だから、男はあからさまに途方に暮れたように言うけれど、さっきバルドが言った言葉一つしか返せない。でも、それぞれで行動したら、僕達だけが呼び止められる事態になるなんて想像してなかった。
「すみません…。もし、私達にではなく、あの方々に用があるのでしたら、そちらの方に行ってもらっても良いですか…?」
「そうだよ。俺達じゃなくて、アイツらの方に行けよ!」
コンラットが味方をしてくれたことで、バルドは苛立ち混じりに吐き捨てるように言った。けれど、相手は譲らない姿勢を見せた。
「いえ、貴方方にもご足労願いたいですし、保護者役も頼めるほど親しい間柄であるならば、君等と共に行動していれば自然と会えるはずですから」
ぐさりと核心を突いてくる言葉に、僕達は反射的に言葉に詰まった。
「いや……俺達は今回は各自で帰る事にしてるから……」
バルドが苦しまぎれに言えば、そんな曖昧な返答を逃がさないとばかりに、さらなる追い打ちが来た。
「帰るとは、どちらだろうか?教えていただけるならば、そちらにも人を送り待機させますが?」
「そ、それは……」
この町で見たのは雑貨屋と屋台くらいで、宿の名前すら知らない僕達は、適当な場所すら答えられない。バルドが助けを求めるようにこちらを見るけど、誰も言えない。どう言い逃れすればいいのか分からずいた時、それまで僕達の話を静かに聞いていたネアが、音もなく一歩前に出た。
「アイツらが、あっちから戻ってきたようだぞ」
「何!?」
反射的に騎士達が一斉に振り返り、視線は一気に人混みの向こうへと飛んだ。そして、お爺さん達の姿を探そうと、必死で目を凝らす。すると、ネアが俺達の背を小突いて、低い声で耳元へ囁いた。
「……逃げるぞ」
(え──?)
僕の思考が追いつくより先に、ネアは迷いなく駆け出していた。僕達が逃げると思っていない騎士達は、まだ“存在しない誰か”を探していて、こっちに気づいた様子はない。
(今しかない!)
そう思った僕達は、ネアの後に続くように人混みへ飛び込んだ。
「……あいつらと別行動を取ったのはまずかったな」
「今さら言っても仕方ないだろ!」
追いついてきた僕たちにネアがそう話しかけてきた。ありきたりな手段とはいえ、思いのほか上手くいってその場を離れることはできても、今さら気づいたところで時すでに遅い。だからこそ、ネアの一言に、バルドが「今さらだろ」と噛みつくように声を荒げる。
(キールがいたら……)
考えてはいけないと分かっていながら、今回も当てにならなさそうなティが服の中にいるからこそ、より魔法で一瞬にして移動できたのにと考えてしまう。
「待ってくれ!すまないが!誰か、その子達を止めてくれ!」
「ちっ、気付いたか……」
背後から響く騎士の叫び声に、ネアが忌々しそうに舌打ちすると、僕達の方を振り返りながら言葉を投げてくる。
「人の少なく見晴らしのいい路地裏より、人が多い方が俺達は撒きやすい。このまま大通りを通って、奴らを引き離すぞ」
「おぅ!」
王都だけあって人が多い。その人達が、騎士の叫び声に「誰のことだ?」と周囲を見渡すために足を止める。だから、背の低い僕たちは、人混みの隙間をすり抜けるようにすいすいと進める。けれど、大柄な大人の騎士達にとっては、止まった人々はそのまま壁となり、追いかける動きを阻んでいた。
「すまない、通してくれ!」
「押すな!荷物がっ!」
身長の違いが、僕達に有利に働いているようで、後ろから聞こえる混乱の声が聞こえ、距離が開いていく。このまま逃げ切れると思っていた時に、僕の後ろから、騎士達とは違う、息も絶え絶えな声が聞こえた。
「ま、待ってください…!」
ぜぇ、ぜぇ、と喉の奥を擦るような呼吸の合間に、置いていかれまいと発する声が混じる。すると、先頭を走っていたバルドが振り返る。
「いつも本ばっか読んでるからだぞ!もうちょっと頑張れ!」
「は、はい…」
その声に僕もコンラットの方を振り返れば、顔を汗びっしょりにしながら、必死になって僕らを追っていた。僕達より少し体格が良いとはいえ、キール達のように脇に抱えて走れるのはバルドでも無理だ。だから、励ますことしかできないバルドが、心配と不安が混じったような声を掛けるけれど、その効果は薄い。それでも、諦めず足を動かしているから、その間にも騎士との距離は開き続けている。
「おい!前!」
「へっ? うわっ!」
ネアの警告にバルドが慌てて前を向くが、時すでに遅かった。鈍い衝撃がして、バルドの身体は後方へはじかれ、尻もちをついて仰向けに倒れ込んだ。
「大丈夫!?」
駆け寄ると、バルドは額をさすりながら顔をしかめ、それでも無理に笑ってみせた。
「あ、あぁ……ちょっとぶつかっただけだ……」
そういったバルドの前に、落ちる影が二つ。ゆっくりと視線を上げると、セイクリッドで会った騎士達が少し驚いたような顔をして立っていた。
「いたぞ!君達…なぜ…」
振り返れば、騎士たちは人混みを押し分け、もう数十歩の距離まで迫っていた。でも、その顔は少しだけ引きつっており、それを見ている目の前の騎士も厳しい目を向けていた。だけど、僕達は前後を完全に挟まれていて、周囲の人々も「何事だ?」と足を止め、僕達と騎士達を囲むように広がっていく。逃げ道は、どこにもなかった。
そんな人が自分達を探しているとは思えず、バルドが人違いだと訴える。だが、相手は確信しているらしく、どこか自信すら滲ませていた。
「いや、そのはずはない。エリオット様方より聞いていた“子供ら”の特徴と一致している」
「特徴?」
「あぁ。珍しい髪色を含めた四人組の子供が側にいたと窺っている」
(…またか)
そんな声が、どこかで聞こえた気がした。
僕の髪色は珍しいとは言われるけれど、絶対にいないわけじゃない。ましてや、レグリウス家の子供がこんな場所にいるなんて普通は思わないだろうから、僕を含めて隠さなくても大丈夫だろうと思っていた。でも、今は隠しておけば良かったと後悔している。そんな中、バルドが
「でも…エリオットなんて名前、聞いたことないぞ…?なぁ?」
「…はい」
聞き覚えのない名を突然出され、確認するようにバルドがこちらを見る。けれど、その名前はコンラットも知らないらしく、彼は眉尻を下げたまま困惑した顔を浮かべていた。はっきり知らないと二人が答えれば、なぜか向こうの男が焦り始めた。
「エリオット様と言えば、ダリウス様と双璧を成す騎士として有名なのですよ!?子供でも、その名を知っているはずですが!?」
勢いよくまくしたてられ、まるで「どこの田舎から来たんだ」とでも言いたげな反応だ。でも、ここで「別の国から来た」と正直に言えば、当然「どこから来たのか」という話になる。
僕達が何処から来たのか知られるのは、避けなければならなかった。頭の中で考えが空回りし、焦燥だけが胸の奥を駆け巡り誰も言葉を発しない中、バルドが静かに言葉を発する。
「だったら、なおさら勘違いだって。そんな偉そうな人と会った記憶ないし」
本当に身に覚えがなく、困り事があると助けずにいられない性格だからか、こういったことにも強いようだった。すると、相手は少しでも思い出す手助けになればと思ったのか、その人と出会った時の状況を口にする。
「お二方のお話では、セイクリッドで子供が暴漢に襲われているのを救っている時に、皆様方と会ったと伺いましたが?」
身に覚えがありすぎる出来事に、誰を指しているかを一瞬で理解してしまった僕達は、揃って苦い顔を浮かべるしかなかった。
あの時は自己紹介の暇もなく別れたし、服装から“偉い人に仕える騎士なのかな”と想像しただけだった。でも、想像以上に偉い人だったらしい。自分が知らぬ間に、予想よりずっと上の階層の人物と関わっていたという事実に戸惑っていると、ネアが何かを思い出したかのように、ぽつりとつぶやく。
「そういえば…店に来た商人から、その名を聞いたような気が…」
「だったら早く言えよ!」
「今思い出したんだ。それに、店先での雑談なんて、いちいち覚えているわけないだろ」
バルドがほとんど反射的に怒鳴れば、ネアは投げやりに返しながらも、こめかみに手を当てている。彼自身も予想外の事態だったようだ。
「それで、他のお三方は今どちらに?」
僕達に用があるというより、どうやら僕達と一緒にいた、あの三人の方に用があるらしい。だからか、もう一人と一緒に、周囲をきょろきょろと見回しながらその姿を真剣に探していた。
「王都を見て回るって言って、どっか行ったから……俺達も何処にいるかは知らないぞ…?」
本当に、どこへ行ったのか分からないから、バルドが肩をすくめて答えれば、男は困ったように眉尻を下げて言う。
「お二方から、双方共に“丁重にもてなせ”と仰せつかっているのですが……」
命令を受けている立場からか、その声には焦りが滲んでいて、その三人も絶対に見つけなければまずい必死さが伝わってきた。
「そんなこと言われても、用があるなら自分達で探せよ…」
「人や物が集まる王都で、似顔絵も無しに探すのは困難でして…」
(そりゃ、そうだよな……)
あの三人は確かに目立つ容姿をしているけれど、人混みの中では“特徴的な人”の一人に紛れてしまうこともある。ましてや、一度も会った事がない人間を、色や背丈の印象だけで特定して探すのは難しいだろう。だから、男はあからさまに途方に暮れたように言うけれど、さっきバルドが言った言葉一つしか返せない。でも、それぞれで行動したら、僕達だけが呼び止められる事態になるなんて想像してなかった。
「すみません…。もし、私達にではなく、あの方々に用があるのでしたら、そちらの方に行ってもらっても良いですか…?」
「そうだよ。俺達じゃなくて、アイツらの方に行けよ!」
コンラットが味方をしてくれたことで、バルドは苛立ち混じりに吐き捨てるように言った。けれど、相手は譲らない姿勢を見せた。
「いえ、貴方方にもご足労願いたいですし、保護者役も頼めるほど親しい間柄であるならば、君等と共に行動していれば自然と会えるはずですから」
ぐさりと核心を突いてくる言葉に、僕達は反射的に言葉に詰まった。
「いや……俺達は今回は各自で帰る事にしてるから……」
バルドが苦しまぎれに言えば、そんな曖昧な返答を逃がさないとばかりに、さらなる追い打ちが来た。
「帰るとは、どちらだろうか?教えていただけるならば、そちらにも人を送り待機させますが?」
「そ、それは……」
この町で見たのは雑貨屋と屋台くらいで、宿の名前すら知らない僕達は、適当な場所すら答えられない。バルドが助けを求めるようにこちらを見るけど、誰も言えない。どう言い逃れすればいいのか分からずいた時、それまで僕達の話を静かに聞いていたネアが、音もなく一歩前に出た。
「アイツらが、あっちから戻ってきたようだぞ」
「何!?」
反射的に騎士達が一斉に振り返り、視線は一気に人混みの向こうへと飛んだ。そして、お爺さん達の姿を探そうと、必死で目を凝らす。すると、ネアが俺達の背を小突いて、低い声で耳元へ囁いた。
「……逃げるぞ」
(え──?)
僕の思考が追いつくより先に、ネアは迷いなく駆け出していた。僕達が逃げると思っていない騎士達は、まだ“存在しない誰か”を探していて、こっちに気づいた様子はない。
(今しかない!)
そう思った僕達は、ネアの後に続くように人混みへ飛び込んだ。
「……あいつらと別行動を取ったのはまずかったな」
「今さら言っても仕方ないだろ!」
追いついてきた僕たちにネアがそう話しかけてきた。ありきたりな手段とはいえ、思いのほか上手くいってその場を離れることはできても、今さら気づいたところで時すでに遅い。だからこそ、ネアの一言に、バルドが「今さらだろ」と噛みつくように声を荒げる。
(キールがいたら……)
考えてはいけないと分かっていながら、今回も当てにならなさそうなティが服の中にいるからこそ、より魔法で一瞬にして移動できたのにと考えてしまう。
「待ってくれ!すまないが!誰か、その子達を止めてくれ!」
「ちっ、気付いたか……」
背後から響く騎士の叫び声に、ネアが忌々しそうに舌打ちすると、僕達の方を振り返りながら言葉を投げてくる。
「人の少なく見晴らしのいい路地裏より、人が多い方が俺達は撒きやすい。このまま大通りを通って、奴らを引き離すぞ」
「おぅ!」
王都だけあって人が多い。その人達が、騎士の叫び声に「誰のことだ?」と周囲を見渡すために足を止める。だから、背の低い僕たちは、人混みの隙間をすり抜けるようにすいすいと進める。けれど、大柄な大人の騎士達にとっては、止まった人々はそのまま壁となり、追いかける動きを阻んでいた。
「すまない、通してくれ!」
「押すな!荷物がっ!」
身長の違いが、僕達に有利に働いているようで、後ろから聞こえる混乱の声が聞こえ、距離が開いていく。このまま逃げ切れると思っていた時に、僕の後ろから、騎士達とは違う、息も絶え絶えな声が聞こえた。
「ま、待ってください…!」
ぜぇ、ぜぇ、と喉の奥を擦るような呼吸の合間に、置いていかれまいと発する声が混じる。すると、先頭を走っていたバルドが振り返る。
「いつも本ばっか読んでるからだぞ!もうちょっと頑張れ!」
「は、はい…」
その声に僕もコンラットの方を振り返れば、顔を汗びっしょりにしながら、必死になって僕らを追っていた。僕達より少し体格が良いとはいえ、キール達のように脇に抱えて走れるのはバルドでも無理だ。だから、励ますことしかできないバルドが、心配と不安が混じったような声を掛けるけれど、その効果は薄い。それでも、諦めず足を動かしているから、その間にも騎士との距離は開き続けている。
「おい!前!」
「へっ? うわっ!」
ネアの警告にバルドが慌てて前を向くが、時すでに遅かった。鈍い衝撃がして、バルドの身体は後方へはじかれ、尻もちをついて仰向けに倒れ込んだ。
「大丈夫!?」
駆け寄ると、バルドは額をさすりながら顔をしかめ、それでも無理に笑ってみせた。
「あ、あぁ……ちょっとぶつかっただけだ……」
そういったバルドの前に、落ちる影が二つ。ゆっくりと視線を上げると、セイクリッドで会った騎士達が少し驚いたような顔をして立っていた。
「いたぞ!君達…なぜ…」
振り返れば、騎士たちは人混みを押し分け、もう数十歩の距離まで迫っていた。でも、その顔は少しだけ引きつっており、それを見ている目の前の騎士も厳しい目を向けていた。だけど、僕達は前後を完全に挟まれていて、周囲の人々も「何事だ?」と足を止め、僕達と騎士達を囲むように広がっていく。逃げ道は、どこにもなかった。
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