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六章
希望を求める王女 (リリエット視点)
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「…そうですか。未だに何処に行かれたかは分かりませんか…」
精霊王。そしてその伴として現れた子供たちとの邂逅は、国の命運を左右する出来事になるはずだった。それにもかかわらず、彼らを見失ってしまったのは、これ以上にない私の失態だ。そのせいで、胸の奥を締めつける焦燥を隠しきれず、指先がわずかに震え、問いかけた声にもそれは現れていた。そして、それを感じ取ったエリオットも、静かに、悔しさを押し殺すように答えた。
「……はい」
より情報を集めやすい王都へと急ぎ戻り、自室で状況を再度確認していたけれど、あれから何の進展も見られないようで、初めから誰も存在しなかったかのように、痕跡すら見つからない。
「申し訳ありません。私があの時、無理にでもお引き止めしておけば…」
絞り出すような声に、彼が自分を責めているのが痛いほど伝わり、私はそっと首を横に振った。
「いえ、貴方の判断は間違っておりません。むしろ、正しい対応でした」
自分に言い聞かせるように、ゆっくりと告げる。
王家にも、その御三方以外のお姿は伝わっていないが、古い文献には他にも精霊が存在すると記されていた。であれば、一緒にいた子供達も、彼らに近い存在だったのかもしれない。もしそうなら、彼らを追い詰めるような真似など、決して許されない。
「貴方は、普段から己に厳しく、騎士としての判断に遜色ありません。あれは最良の行動でした。私はそう信じています」
不作が続き、人々の不安が募るこの国で、精霊王の存在にすがりたいのは私自身も同じだ。それでも、だからこそ、強引に捕らえたり、威圧したりなど、決してしてはならなかったのだ。言葉に乗せたのは、エリオットへの信頼と、弱りゆく自分の心を支えるための祈りだったが、エリオットは短く、それでも確かに頷いた。
「しかし、あのような稀有なお方を見失うとは……」
あの町は、精霊王様が降り立った地として古くから名の知られた場所だ。巡礼者や商人も多くいるとはいえ、町自体はそれほど広くない。いくら普通の子供のように見えたとはいえ、すぐに見つかると思っていた。
あの時、詳しく特徴を聞いた私は、服装が違うという相違点はあったが、それ以外は知っていると情報と同じだった。だが、夕暮れの鐘が響く頃だったため、王女である母へ急ぎ知らせを送り、私は宿でその者達を待っていたが、夜が明けても現れることはなく、見つかったという知らせも届かなかった。
全ての宿を一軒ずつ見回し、泊まり客の身元も確認したというのに、それらしき方は誰一人として見つかさず、周辺の村々にも捜索を広げても、町を出入りした目撃証言すら得られない。そのため、手がかりは霧のように捉えられず、どこへ行ったのか想像すらできない。
「本当に…精霊王、その御方だったのですね…」
気づけば、独り言が唇から漏れていた。自身の判断の甘さを悔いる気持ちが、思考の隙間からこぼれ落ちたのだろう。そのつぶやきに反応するように、エリオットが静かに顔を上げた。気遣うように、けれど騎士として抱いた疑問を隠さず、言葉を紡ぐ。
「あの時、衛兵や町の者達にも手出しを禁じられていましたが…そのご判断には、どのようなお考えがあったのでしょうか…?」
控えめながらも真剣な声音だった。彼にしてみれば、理解の出来ない主の考えを問うのは当然のことだが、それ以上に、昨日の出来事を後悔しており、彼なりに痛いほど伝わってくる。だからこそ、理由を知りたかったのだろう。
「今は、不用意な接触は避けるべきです」
静かに、言葉の奥に確固たる決意を込めて告げる。
私は精霊王様の一行についての情報は求めたが、衛兵や町の住民には一切の手出しを禁じていた。それは臆したからではなく、むしろ逆。敬意を払い、そして誤解を避けるための必要な措置だった。
「町から忽然と姿を消した方法は分かりません。しかし、何かしら町の外へ抜ける手段をお持ちだったと考えるのが自然です。その手段が不明な以上、こちらが軽率に動けば、警戒を招き、再び逃げられてしまう可能性があります」
言葉にしながら、昨夜の重苦しい沈黙が胸の底でうずく。私達の何が彼らの心に影を落としたのか、考えても答えは出ない。それゆえに、歯痒くて仕方なかった。
「いずれにせよ、声を掛ける際は……話を聞いてもらえるよう、まず周囲を包囲してからでなければ……」
驚かせず、威圧せず、こちらの意図を正しく伝え、真意だけを届けられるように。
「そう……ですね……」
そう答えたエリオットの声は、どこか沈んでいた。けれど、私は信じている。建国の折、慈愛をもって人々を救ってくださった精霊王様が、今の私たちを見捨てるはずはない。そうであるならば、私達側に何か粗相があったに違いなく、誤解があるのなら解かなければならない。
そのために、まずは話を聞いていただける状況を整えること。それが私にできる唯一の、そして最も重要な務めだった。エリオットと私が、そっと口を閉ざし、重い静寂が部屋に落ちた、その時だった――。
「失礼いたします、急報です!」
慌ただしい足音が響き、その勢いのままダリウスが扉を押し開けた。
「何事だ!? リリエット様の自室に、ノックもなしに入るとは……いくらお前とはいえ無礼だぞ!」
エリオットの叱責は鋭かった。だが、その裏にあるのは、王女である私を思うがゆえの使命感だと分かっている。
「す、すまない! 急ぎ知らせなければと思い、礼儀を欠いた!」
ダリウスが深く頭を下げ、直ぐに謝罪すれば、エリオットは少しばかり表情を緩める。
幼い頃から共に私に仕えてきた者である彼に強く言いながらも、それでもどこか許しているのは、その信頼ゆえだと思う。もしこれが他の者であれば、下手をすれば即刻の処罰すらあり得ただろう。私は一歩前に歩みだし、そんな彼等の一人であるダリウスに向き直る。
「貴方がそれほどまでに取り乱すということは……それだけ重大な事が起きた、ということですね?」
「はい! 王都内で、探していた者達を確認したとのことです!」
「「!?」」
ダリウスの言葉が落ちると同時に、エリオットと私は息を呑んだ。そして、胸が一気に跳ね上がり、思わず手が震えるほどの衝撃が走る。
あれほど探しても、影すら見つからなかったず、まるで大気に溶けたように消えてしまった存在が、まさか、王都に…。
「……本当に間違いなく、あの方々なのですね?」
期待と不安が胸の内で渦を巻き、息が浅くなる。そんな私を真っ直ぐに見つめ、ダリウスはしっかりと頷いた。
「はい、間違いないとの報告です! しかし……御三方の姿は見えず、子供らの姿しかないようです…」
(精霊王様は、どこに……?)
その姿が確認できていないというだけで、胸を締めつけるような不安が静かに心の内側を満たしていき、期待と不安がせめぎ合い、前に進むことをためらわせた。
あれほど求めていた再会が目前にあるかもしれないのに、手を伸ばす勇気が出ない。そんな私の心の揺れを察したかのように、ダリウスが一歩前へ進み出る。
「姫様、いかがいたしましょう」
その声音は、幼い頃から変わらず、いつも私を支えてくれたものだった。逃げ出したい弱さを抱きつつも――王女として決断しなければならない瞬間が、今なのだと理解できた。私はそっと息を吸い、胸の奥に重く沈む迷いを押し込める。
「……迎えに行ってください。丁寧に、決して無理強いはせず……ですが、見失わぬように。」
言葉にした途端、心の奥で何かが定まった。たとえ不安が消えなくとも、国のため、そして彼らのために、私の最善をしなければならない。
「「はっ!」」
力強い声が重なり、二人の目に決意の炎が灯る。エリオットもまた、迷いなく踵を返し、駆け出すように部屋を後にすると、部屋には静寂が戻り、ひとり残された私は、ふっと力が抜けるように胸へ手を当てた。その鼓動はまだ早く、不安と期待が混ざり合っていた。
目を閉じ、そっと祈る。
(どうか、今度こそ話を聞いてください。精霊王様……そして、子供達…)
私の祈りが届くことを願いながら、静かに息を吐いた。
精霊王。そしてその伴として現れた子供たちとの邂逅は、国の命運を左右する出来事になるはずだった。それにもかかわらず、彼らを見失ってしまったのは、これ以上にない私の失態だ。そのせいで、胸の奥を締めつける焦燥を隠しきれず、指先がわずかに震え、問いかけた声にもそれは現れていた。そして、それを感じ取ったエリオットも、静かに、悔しさを押し殺すように答えた。
「……はい」
より情報を集めやすい王都へと急ぎ戻り、自室で状況を再度確認していたけれど、あれから何の進展も見られないようで、初めから誰も存在しなかったかのように、痕跡すら見つからない。
「申し訳ありません。私があの時、無理にでもお引き止めしておけば…」
絞り出すような声に、彼が自分を責めているのが痛いほど伝わり、私はそっと首を横に振った。
「いえ、貴方の判断は間違っておりません。むしろ、正しい対応でした」
自分に言い聞かせるように、ゆっくりと告げる。
王家にも、その御三方以外のお姿は伝わっていないが、古い文献には他にも精霊が存在すると記されていた。であれば、一緒にいた子供達も、彼らに近い存在だったのかもしれない。もしそうなら、彼らを追い詰めるような真似など、決して許されない。
「貴方は、普段から己に厳しく、騎士としての判断に遜色ありません。あれは最良の行動でした。私はそう信じています」
不作が続き、人々の不安が募るこの国で、精霊王の存在にすがりたいのは私自身も同じだ。それでも、だからこそ、強引に捕らえたり、威圧したりなど、決してしてはならなかったのだ。言葉に乗せたのは、エリオットへの信頼と、弱りゆく自分の心を支えるための祈りだったが、エリオットは短く、それでも確かに頷いた。
「しかし、あのような稀有なお方を見失うとは……」
あの町は、精霊王様が降り立った地として古くから名の知られた場所だ。巡礼者や商人も多くいるとはいえ、町自体はそれほど広くない。いくら普通の子供のように見えたとはいえ、すぐに見つかると思っていた。
あの時、詳しく特徴を聞いた私は、服装が違うという相違点はあったが、それ以外は知っていると情報と同じだった。だが、夕暮れの鐘が響く頃だったため、王女である母へ急ぎ知らせを送り、私は宿でその者達を待っていたが、夜が明けても現れることはなく、見つかったという知らせも届かなかった。
全ての宿を一軒ずつ見回し、泊まり客の身元も確認したというのに、それらしき方は誰一人として見つかさず、周辺の村々にも捜索を広げても、町を出入りした目撃証言すら得られない。そのため、手がかりは霧のように捉えられず、どこへ行ったのか想像すらできない。
「本当に…精霊王、その御方だったのですね…」
気づけば、独り言が唇から漏れていた。自身の判断の甘さを悔いる気持ちが、思考の隙間からこぼれ落ちたのだろう。そのつぶやきに反応するように、エリオットが静かに顔を上げた。気遣うように、けれど騎士として抱いた疑問を隠さず、言葉を紡ぐ。
「あの時、衛兵や町の者達にも手出しを禁じられていましたが…そのご判断には、どのようなお考えがあったのでしょうか…?」
控えめながらも真剣な声音だった。彼にしてみれば、理解の出来ない主の考えを問うのは当然のことだが、それ以上に、昨日の出来事を後悔しており、彼なりに痛いほど伝わってくる。だからこそ、理由を知りたかったのだろう。
「今は、不用意な接触は避けるべきです」
静かに、言葉の奥に確固たる決意を込めて告げる。
私は精霊王様の一行についての情報は求めたが、衛兵や町の住民には一切の手出しを禁じていた。それは臆したからではなく、むしろ逆。敬意を払い、そして誤解を避けるための必要な措置だった。
「町から忽然と姿を消した方法は分かりません。しかし、何かしら町の外へ抜ける手段をお持ちだったと考えるのが自然です。その手段が不明な以上、こちらが軽率に動けば、警戒を招き、再び逃げられてしまう可能性があります」
言葉にしながら、昨夜の重苦しい沈黙が胸の底でうずく。私達の何が彼らの心に影を落としたのか、考えても答えは出ない。それゆえに、歯痒くて仕方なかった。
「いずれにせよ、声を掛ける際は……話を聞いてもらえるよう、まず周囲を包囲してからでなければ……」
驚かせず、威圧せず、こちらの意図を正しく伝え、真意だけを届けられるように。
「そう……ですね……」
そう答えたエリオットの声は、どこか沈んでいた。けれど、私は信じている。建国の折、慈愛をもって人々を救ってくださった精霊王様が、今の私たちを見捨てるはずはない。そうであるならば、私達側に何か粗相があったに違いなく、誤解があるのなら解かなければならない。
そのために、まずは話を聞いていただける状況を整えること。それが私にできる唯一の、そして最も重要な務めだった。エリオットと私が、そっと口を閉ざし、重い静寂が部屋に落ちた、その時だった――。
「失礼いたします、急報です!」
慌ただしい足音が響き、その勢いのままダリウスが扉を押し開けた。
「何事だ!? リリエット様の自室に、ノックもなしに入るとは……いくらお前とはいえ無礼だぞ!」
エリオットの叱責は鋭かった。だが、その裏にあるのは、王女である私を思うがゆえの使命感だと分かっている。
「す、すまない! 急ぎ知らせなければと思い、礼儀を欠いた!」
ダリウスが深く頭を下げ、直ぐに謝罪すれば、エリオットは少しばかり表情を緩める。
幼い頃から共に私に仕えてきた者である彼に強く言いながらも、それでもどこか許しているのは、その信頼ゆえだと思う。もしこれが他の者であれば、下手をすれば即刻の処罰すらあり得ただろう。私は一歩前に歩みだし、そんな彼等の一人であるダリウスに向き直る。
「貴方がそれほどまでに取り乱すということは……それだけ重大な事が起きた、ということですね?」
「はい! 王都内で、探していた者達を確認したとのことです!」
「「!?」」
ダリウスの言葉が落ちると同時に、エリオットと私は息を呑んだ。そして、胸が一気に跳ね上がり、思わず手が震えるほどの衝撃が走る。
あれほど探しても、影すら見つからなかったず、まるで大気に溶けたように消えてしまった存在が、まさか、王都に…。
「……本当に間違いなく、あの方々なのですね?」
期待と不安が胸の内で渦を巻き、息が浅くなる。そんな私を真っ直ぐに見つめ、ダリウスはしっかりと頷いた。
「はい、間違いないとの報告です! しかし……御三方の姿は見えず、子供らの姿しかないようです…」
(精霊王様は、どこに……?)
その姿が確認できていないというだけで、胸を締めつけるような不安が静かに心の内側を満たしていき、期待と不安がせめぎ合い、前に進むことをためらわせた。
あれほど求めていた再会が目前にあるかもしれないのに、手を伸ばす勇気が出ない。そんな私の心の揺れを察したかのように、ダリウスが一歩前へ進み出る。
「姫様、いかがいたしましょう」
その声音は、幼い頃から変わらず、いつも私を支えてくれたものだった。逃げ出したい弱さを抱きつつも――王女として決断しなければならない瞬間が、今なのだと理解できた。私はそっと息を吸い、胸の奥に重く沈む迷いを押し込める。
「……迎えに行ってください。丁寧に、決して無理強いはせず……ですが、見失わぬように。」
言葉にした途端、心の奥で何かが定まった。たとえ不安が消えなくとも、国のため、そして彼らのために、私の最善をしなければならない。
「「はっ!」」
力強い声が重なり、二人の目に決意の炎が灯る。エリオットもまた、迷いなく踵を返し、駆け出すように部屋を後にすると、部屋には静寂が戻り、ひとり残された私は、ふっと力が抜けるように胸へ手を当てた。その鼓動はまだ早く、不安と期待が混ざり合っていた。
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