【運命】と言われて困っています

桜 花音

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6.これからもよろしくね

6-1

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「それではグループごとに集まって、話し合ってください」
 先生のその言葉を合図に、ざわざわと教室内で移動が始まった。
 授業で学校の敷地内を調べて興味があること、気になることを調べて、パソコンでまとめて、授業参観の時にスライド発表することになっている。
 その名も【学校探検、わたしたちの新発見】、らしい。
 前回の授業でテーマについては考えてくるように宿題として出されていた。

 「ほらほら、彩花。こっちで集まるよー」
 衣緒ちんに手招きされて、ぎこちなく頷いた。
 うん、衣緒ちんはいいんだよ。
 一緒だと心強いし、安心できるし。
 問題は……。

 わたし以外のメンバーはもう机を合わせて集まっていた。
 衣緒ちんのほかは、蒼梧くんと、愁人だ。
 もともと衣緒ちんと二人でいたところに、一緒にグループ組まないかって、愁人が声かけてきた。
 特に他のメンバーは決まってなかったから「いいよ」って答えたんだけど、まさか愁人と蒼悟くんが組んでるとは思わなかったんだ。
 そんなに二人って仲良かったっけ?
 この前だってぎこちない感じでバイバイしちゃったし。
 ケンカしたわけじゃないとはいえ、仲良くなったのかなぁ?
 そんなことを思っていたら案の定、二人ともぎこちないったら!
 だったらなんで二人でペア組んだのよーっ。

「とりあえずさー、テーマ何にする?」
 二人の雰囲気に気づいているからなのか、衣緒ちんが進行役をつとめてくれる。
 学校の敷地内で気になること……。
「……」
「……」
 誰からも案が出ない沈黙の中、ほかのグループの声が聞こえている。

「やっぱ学校怪談調べよーって!」
「シンプルに学校史でよくない? 資料も集めやすいし」
「先生たちのプライベートインタビューとか!」

 あちこちからいろんなアイデアが出てきている。
 みんなすごいなぁ。
 そんな中、わたしたちのグループは沈黙が続いていた。

「ちょっと男子二人? 宿題だったのに、何にも考えてこなかったの?」
「じゃあ、園原は考えてきたのか?」
「うわっ、そうやって人の意見に乗ろうとしているの、ズル~。松村ってそういうタイプなんだ」
「ちげーよ……でも、わりぃ。本当に何も思いつかなかった」
 正直に頭を下げて謝る愁人に、わたしと衣緒ちんは顔を見合わせて思わずクスクスと笑ってしまう。
 愁人ってそういうところは素直だよね。
「しょうがないなぁ……なんて言っているけど、ごめん。あたしもなんだぁ」
 えぇ!? 衣緒ちんも?
 思わず衣緒ちんをまじまじと見たら、えへへっと後頭部に手をあてて、申し訳なさそうにしている。
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