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第二夫人?
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「ん? これは………………」
「また何か面白い事でも書かれてたのか?」
先輩騎士としては、もう何が書かれていても驚かないつもりだった。
「……面白いというわけではないんですが……ラガスにしては、珍しいことを書いていますね」
「あのラガス君にしては珍しい事、か…………もしかしてあれか、第二夫人候補を見つけたとかか?」
ラガスには、既にセルシアというパートナーがいる。
相性が良い存在として認められたから共に行動しているだけという訳ではなく、セルシアとしてはそのままラガスとゴールインする気でいた。
勿論セルシアの父も、将来的にはそうなるだろうと思っており、その未来を認めている。
ラガスが学生として生活を始めてからセルシアと共に行動する時間が増え、彼女のことを大事にしているという情報は、割と有名な内容である。
だからこそ、そんなラガスが第二夫人候補を見つけたとなれば、それはそれで面白い事だと言えなくもない。
実際にラガスがそういった人物を見つけた場合、セルシアは自分に面倒な感情を向けてこない人物であれば、貴族という立場上……寧ろそれは自然な事だと思っていた。
セルシアの父親、ロウレット公爵としても、セルシアが第一夫人であれば、ラガスに妾が何人いても構わないと考えている。
「いえ、そんなゴシップになりそうな内容じゃありませんよ。ラガスは基本的に政治とか内政に興味が無い筈なんですけど、ここ最近それらに関する問題と遭遇したみたいで」
「政治や内政に関わる問題か。それは……中々兄としても心配になる問題に遭遇したってことなんじゃないか?」
「正直なところ、そこまで心配するような問題ではありません。ラガスは、パイラーデスでストーカー被害に合っていた女性が襲われる場面に遭遇し、解決したらしいです」
「流石だな。いや、寧ろあの子の実力を考えれば、ストーカー如きが対処出来る訳もないか」
「それはそうですね。それでその後、パイラーデスの衛兵たちと、どうすればストーカー被害を減らせるかに関して話し合ったそうです」
「…………それはまた、面白そうな展開になったな」
「そうでしょう」
カロウスとしても、ラガスがそういった事に関して興味を持ったのは少々意外であり、そういった事に関しても眼を向けてくれるようになったのは……悪い気はしない。
「ストーカー被害か……確かに、大きな問題と言えば大きな問題か」
彼としても、悩ましい問題であると、軽く見てはいけない問題だと認識している。
前世でもリアルの行動となると、監視カメラの映像などに関しては一般人が容易に調べて手に入れられるものではないため、自分がストーカー被害に合っていると証明し辛い。
この世界では監視カメラという存在すらないため、尚更ストーカーされているという証拠が集めることが出来ない。
「その問題に関して話し合った内容が手紙にも書かれていたんです」
「ほ~~~ん……つまり、今後カロウスが継ぐ領でも実行できませんかっていう提案って事か?」
「簡単に言うと、そういう事になりますね」
法というのは国が決めるものだが、被害対する対応策はその領地が……領主が決められる。
カロウスは次期当主であるため、対応策を決める……進める権限を有している。
「因みに、ラガス君はどんな案を思いついたんだ?」
「まず、女性たち……男性も含め、そういった状況に関して助けを求めやすい環境を作る。これが大事だと、重要視するべきだと書かれています」
「ふむ…………内容は少し気になるが、騎士として生きる者たちも、直面している問題に対して、他者に助けを求められないことも多いらしいからな」
「そうですね……」
誰かに助けを求める。
これが出来ない者は、意外と多い。
何故それが出来ない? と思う者もいるだろうが、悩みを抱え込んでしまう……直面した問題を、自分の力だけで解決しなければならないと思い込んでしまう人はそれなりにいる。
「そして、本当にその人物たちがストーカーされているのか否か、影として行動する事と、対人戦に優れた技術を持つ部隊を作り、その者たちに監視させれば良いのではないか、と記されていますね」
手紙に書かれていた問題、問題に対する対応策は、どれもまともなものであった。
ラガスをよく知るおっちゃんというわけではないが、先輩騎士はカロウスと同じく貴族の世界とはあまり関りが薄い世界にいながらも、こういった問題を考えてくれていることに嬉しさを感じた。
ただ……一つ、問題があった。
「また何か面白い事でも書かれてたのか?」
先輩騎士としては、もう何が書かれていても驚かないつもりだった。
「……面白いというわけではないんですが……ラガスにしては、珍しいことを書いていますね」
「あのラガス君にしては珍しい事、か…………もしかしてあれか、第二夫人候補を見つけたとかか?」
ラガスには、既にセルシアというパートナーがいる。
相性が良い存在として認められたから共に行動しているだけという訳ではなく、セルシアとしてはそのままラガスとゴールインする気でいた。
勿論セルシアの父も、将来的にはそうなるだろうと思っており、その未来を認めている。
ラガスが学生として生活を始めてからセルシアと共に行動する時間が増え、彼女のことを大事にしているという情報は、割と有名な内容である。
だからこそ、そんなラガスが第二夫人候補を見つけたとなれば、それはそれで面白い事だと言えなくもない。
実際にラガスがそういった人物を見つけた場合、セルシアは自分に面倒な感情を向けてこない人物であれば、貴族という立場上……寧ろそれは自然な事だと思っていた。
セルシアの父親、ロウレット公爵としても、セルシアが第一夫人であれば、ラガスに妾が何人いても構わないと考えている。
「いえ、そんなゴシップになりそうな内容じゃありませんよ。ラガスは基本的に政治とか内政に興味が無い筈なんですけど、ここ最近それらに関する問題と遭遇したみたいで」
「政治や内政に関わる問題か。それは……中々兄としても心配になる問題に遭遇したってことなんじゃないか?」
「正直なところ、そこまで心配するような問題ではありません。ラガスは、パイラーデスでストーカー被害に合っていた女性が襲われる場面に遭遇し、解決したらしいです」
「流石だな。いや、寧ろあの子の実力を考えれば、ストーカー如きが対処出来る訳もないか」
「それはそうですね。それでその後、パイラーデスの衛兵たちと、どうすればストーカー被害を減らせるかに関して話し合ったそうです」
「…………それはまた、面白そうな展開になったな」
「そうでしょう」
カロウスとしても、ラガスがそういった事に関して興味を持ったのは少々意外であり、そういった事に関しても眼を向けてくれるようになったのは……悪い気はしない。
「ストーカー被害か……確かに、大きな問題と言えば大きな問題か」
彼としても、悩ましい問題であると、軽く見てはいけない問題だと認識している。
前世でもリアルの行動となると、監視カメラの映像などに関しては一般人が容易に調べて手に入れられるものではないため、自分がストーカー被害に合っていると証明し辛い。
この世界では監視カメラという存在すらないため、尚更ストーカーされているという証拠が集めることが出来ない。
「その問題に関して話し合った内容が手紙にも書かれていたんです」
「ほ~~~ん……つまり、今後カロウスが継ぐ領でも実行できませんかっていう提案って事か?」
「簡単に言うと、そういう事になりますね」
法というのは国が決めるものだが、被害対する対応策はその領地が……領主が決められる。
カロウスは次期当主であるため、対応策を決める……進める権限を有している。
「因みに、ラガス君はどんな案を思いついたんだ?」
「まず、女性たち……男性も含め、そういった状況に関して助けを求めやすい環境を作る。これが大事だと、重要視するべきだと書かれています」
「ふむ…………内容は少し気になるが、騎士として生きる者たちも、直面している問題に対して、他者に助けを求められないことも多いらしいからな」
「そうですね……」
誰かに助けを求める。
これが出来ない者は、意外と多い。
何故それが出来ない? と思う者もいるだろうが、悩みを抱え込んでしまう……直面した問題を、自分の力だけで解決しなければならないと思い込んでしまう人はそれなりにいる。
「そして、本当にその人物たちがストーカーされているのか否か、影として行動する事と、対人戦に優れた技術を持つ部隊を作り、その者たちに監視させれば良いのではないか、と記されていますね」
手紙に書かれていた問題、問題に対する対応策は、どれもまともなものであった。
ラガスをよく知るおっちゃんというわけではないが、先輩騎士はカロウスと同じく貴族の世界とはあまり関りが薄い世界にいながらも、こういった問題を考えてくれていることに嬉しさを感じた。
ただ……一つ、問題があった。
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