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やはり心配
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SIDE カロウス
「カロウス、お前に手紙が来ているぞ」
「俺にですか?」
同僚から自分宛ての手紙を受け取るカロウス。
「送り主はお前の弟からだ」
「弟だって言われても、いっぱいいるので………………ラガスからか」
「そう、そいついだそいつ」
ラガスの名はカロウスが所属する遊撃隊の中でも知られており、非常に有名な存在である。
「ラガスからは久しぶりだね」
リゼード家の兄弟たちは基本的に仲が良い。
一時アリクがラガスに対して一方的にバチバチであったが、それも今は既に解消されている。
ただ……男あるあるな部分があり、全員マメなタイプではないということもあって、あまり手紙を送る頻度が高くない。
そのため、互いの近況を知る機会があまりない。
「ラガス君からか……最近こういった感じで暴れましたという近況報告か?」
「それを否定出来ないのが辛いところですね」
カロウスはラガスのことをやんちゃ坊主だとは思っていない。
だが、冒険が大好きであり、未知の冒険に飛び込んだ結果……あっと驚かされる様なことをしてしまうことがある。
そのため、同僚の言葉を否定出来ず、苦笑いを浮かべた。
実際のところ、前半の内容に関してはハンターとして活動を始め、どういった戦いをしてきたかという内容が記されていた。
(ん~~~……ハンター事情についてがっつり詳しい訳じゃないけど、これは……どう考えてもハンターになりたてのルーキーが積み重ねる功績じゃないよね)
パワーに優れたBランクモンスターの討伐。
ルーキーには厳しいが過ぎる難易度のダンジョンを探索し、最下層ではAランクモンスターであるハイ・ヴァンパイアの討伐に成功。
それから未開拓地へと向かい、通常の存在とはことなる形や力を持つモンスターたちと戦い、地中にある遺跡を発見し、未知の探索ライフを満喫した。
(ん? へぇ~~~~~、アリクとクレアたちと一緒に行動したんだ………………俺の記憶が間違ってなければ、二人のパーティーが戦ったアサルカコボルト、サキュバス、ジェノサイドスケルトンもハンターになって……三年? ぐらいのハンターたちが闘う様なモンスターじゃないと思うんだけどね)
カロウスも二人が組んでいるパーティーメンバーが並の存在ではないことは知っている。
一人に関しては、騎士団に来なかったことが非常に悔やまれる元学生として有名。
もう一人のアマゾネスの元学生も徒手格闘の強さは有名であり、ハンターになりたてとしては破格の強さを有している。
それぐらいはカロウスも解っている。
ただ、それはそれとして弟や妹がそんな強敵と戦っていると知れば、長兄としてはやはり心配に思ってしまう。
ラガスがその場に居たという内容から、彼とその仲間が全く手助けしていなかったとは思わない。
それでも、一体だけならばまだしも、三体のBランクモンスターと戦うには、まだ荷が重かったはず。
「はぁ~~~~~」
「どうしたんだ。そんなに悩みになりそうな内容が書かれていたのか?」
「悩みと言うか、心配になると言いますか…………まぁ、元気に楽しんでる様でなによりではあるんですけどね」
「ふふ、そうか。元気なのは良い事だ」
手紙を見てはいないが、同僚の男は手紙にどのような話が書かれているのか、なんとなく解り、彼も苦笑いを零す。
(あの二人も元気に戦ってて、ラガスはラガスで……またAランクモンスターと戦ったんだ)
遊撃隊の一員として活動し始めて既に五年以上が経過しており、カロウスもAランクモンスターと対峙した経験がある。
無事に討伐すことは出来たものの、疲労困憊……なんて生優しい言葉では片づけられないほど追い込まれた。
その経験を経てカロウスは壁をぶち破り、一つ上のステージに辿り着いた。
とはいえ、また戦おうとは思えない。
そんな頭お花畑なことなど考えられるわけがない……というのが、カロウスの感想である。
ただ、彼にとって中々にハラハラドキドキさせられる内容は、まだ前半。
手紙にはまだまだ続きがあった。
「カロウス、お前に手紙が来ているぞ」
「俺にですか?」
同僚から自分宛ての手紙を受け取るカロウス。
「送り主はお前の弟からだ」
「弟だって言われても、いっぱいいるので………………ラガスからか」
「そう、そいついだそいつ」
ラガスの名はカロウスが所属する遊撃隊の中でも知られており、非常に有名な存在である。
「ラガスからは久しぶりだね」
リゼード家の兄弟たちは基本的に仲が良い。
一時アリクがラガスに対して一方的にバチバチであったが、それも今は既に解消されている。
ただ……男あるあるな部分があり、全員マメなタイプではないということもあって、あまり手紙を送る頻度が高くない。
そのため、互いの近況を知る機会があまりない。
「ラガス君からか……最近こういった感じで暴れましたという近況報告か?」
「それを否定出来ないのが辛いところですね」
カロウスはラガスのことをやんちゃ坊主だとは思っていない。
だが、冒険が大好きであり、未知の冒険に飛び込んだ結果……あっと驚かされる様なことをしてしまうことがある。
そのため、同僚の言葉を否定出来ず、苦笑いを浮かべた。
実際のところ、前半の内容に関してはハンターとして活動を始め、どういった戦いをしてきたかという内容が記されていた。
(ん~~~……ハンター事情についてがっつり詳しい訳じゃないけど、これは……どう考えてもハンターになりたてのルーキーが積み重ねる功績じゃないよね)
パワーに優れたBランクモンスターの討伐。
ルーキーには厳しいが過ぎる難易度のダンジョンを探索し、最下層ではAランクモンスターであるハイ・ヴァンパイアの討伐に成功。
それから未開拓地へと向かい、通常の存在とはことなる形や力を持つモンスターたちと戦い、地中にある遺跡を発見し、未知の探索ライフを満喫した。
(ん? へぇ~~~~~、アリクとクレアたちと一緒に行動したんだ………………俺の記憶が間違ってなければ、二人のパーティーが戦ったアサルカコボルト、サキュバス、ジェノサイドスケルトンもハンターになって……三年? ぐらいのハンターたちが闘う様なモンスターじゃないと思うんだけどね)
カロウスも二人が組んでいるパーティーメンバーが並の存在ではないことは知っている。
一人に関しては、騎士団に来なかったことが非常に悔やまれる元学生として有名。
もう一人のアマゾネスの元学生も徒手格闘の強さは有名であり、ハンターになりたてとしては破格の強さを有している。
それぐらいはカロウスも解っている。
ただ、それはそれとして弟や妹がそんな強敵と戦っていると知れば、長兄としてはやはり心配に思ってしまう。
ラガスがその場に居たという内容から、彼とその仲間が全く手助けしていなかったとは思わない。
それでも、一体だけならばまだしも、三体のBランクモンスターと戦うには、まだ荷が重かったはず。
「はぁ~~~~~」
「どうしたんだ。そんなに悩みになりそうな内容が書かれていたのか?」
「悩みと言うか、心配になると言いますか…………まぁ、元気に楽しんでる様でなによりではあるんですけどね」
「ふふ、そうか。元気なのは良い事だ」
手紙を見てはいないが、同僚の男は手紙にどのような話が書かれているのか、なんとなく解り、彼も苦笑いを零す。
(あの二人も元気に戦ってて、ラガスはラガスで……またAランクモンスターと戦ったんだ)
遊撃隊の一員として活動し始めて既に五年以上が経過しており、カロウスもAランクモンスターと対峙した経験がある。
無事に討伐すことは出来たものの、疲労困憊……なんて生優しい言葉では片づけられないほど追い込まれた。
その経験を経てカロウスは壁をぶち破り、一つ上のステージに辿り着いた。
とはいえ、また戦おうとは思えない。
そんな頭お花畑なことなど考えられるわけがない……というのが、カロウスの感想である。
ただ、彼にとって中々にハラハラドキドキさせられる内容は、まだ前半。
手紙にはまだまだ続きがあった。
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