平民令嬢、異世界で追放されたけど、妖精契約で元貴族を見返します

タマ マコト

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第7話:契約の歴史、貴族の嘘

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フィオラルが去ったあとの遺跡は、少しだけ空気が変わった。

さっきまでの緊張が嘘みたいにほどけて、妖精たちの囁きが戻ってくる。
でも、騒がしさじゃない。ざわめきでもない。
“波紋”だ。
王が水面に落ちて消えたあと、遅れて広がる波紋。

セリアは池の縁に座ったまま、自分の手を見つめた。
指先は汚れている。爪の間に土。
でも、そこに何か新しいものが混ざっている気がする。
見えない印。見えない熱。
契約の存在が、身体の内側からじんわり主張してくる。

「……見られた」
ぽつりと呟くと、ルゥシェが横で鼻を鳴らした。

「見られたね。王に」
「怖かった」
「普通」
「でも、踏みつけられなかった」
セリアが言うと、ルゥシェは少しだけ目を細める。
「踏みつけるのは人間の趣味」

その言い方が嫌味なのに、妙に笑えなかった。
王城の廊下で感じた視線。
測定水晶が光らなかった瞬間の失笑。
“混入者”と呼ばれた時の空気。
それが全部、今も皮膚の下に残っている。

妖精たちが、池の周りの石に散らばって座り始めた。
さっきは遠巻きだったのに、今は少しだけ距離が近い。
フィオラルがセリアを見た。
その事実が、妖精社会の中で“保証”になっている。

嫌な感じだった。
でも、そういうものなんだろう。
王が見た=少なくとも無価値ではない。
そんな単純な序列が、この世界にもある。

「ねえ、ルゥシェ」
セリアは声を落として聞いた。
「王は、なんで私を“境界を揺らす”って言ったの?」

ルゥシェは少し黙った。
言葉を選んでる時の沈黙。
それから、投げるみたいに言う。

「話すと長い」
「いいよ。長くても」
セリアは即答した。
今の自分は、知らないと前に進めない。

ルゥシェは、池の水面を指先でちょん、と叩いた。
水は揺れるのに、月は揺れない。
不思議な揺れ方。

「君のいる場所が、ズレてるから」
「ズレてる?」
「人間は、人間の領域にいる。妖精は、妖精の領域にいる。境界はあるけど、基本は混ざらない」
ルゥシェは淡々と説明する。
「でも君は、人間なのに妖精と契約した。しかも“対等”のやつ」

“対等”。
セリアの胸の奥が、また熱くなる。

「対等って……そんなに珍しいの?」
「珍しいっていうか……」
ルゥシェは小さく舌打ちした。
「人間がそれを嫌う」

「え?」

そのとき、近くの石の陰から、小さな妖精がぴょこっと顔を出した。
羽がない。代わりに、髪が苔みたいにふわふわしている。
目は黒くて丸く、感情が読みづらい。

「……ルゥシェ」
その妖精は名前を呼ぶ。
声が幼いのに、口調は妙に古臭い。

ルゥシェは顔だけ向ける。
「なに、モス」
「人間、連れてきたの。ほんと?」
「ほんと」
「契約したの?」
「した」
「……なんで」

モスと呼ばれた妖精は、セリアをちらっと見て、すぐ目を逸らした。
怖いのか、嫌なのか。
どちらにせよ、歓迎ではない。

ルゥシェは面倒そうに言う。
「嘘がないから」
「またそれ……」
モスはぶつぶつ言って、石の陰から出てきた。
身長はセリアのふくらはぎくらい。
セリアの足元の泥を見て、鼻をひくひくさせる。

「人間の匂い、まだ濃い」
「だろうね」
ルゥシェはあっさり答える。
「だって人間だもん」

モスはセリアを見上げた。
目が黒い。底が見えない。
でもその目に、わずかに怒りが滲んでいる。

「……人間、奪う」
小さな声で言う。
「私たちの森。私たちの水。私たちの契約。全部」

セリアは言葉を失った。
奪う。
昨日まで、そんな言葉は物語の中にしかなかったのに、ここでは現実の単語だ。

「奪ってない」
セリアは反射で言ってしまった。
「私は……追放されて、ここに来ただけで……」

言い訳みたいに聞こえた。
セリアは唇を噛む。
私は悪くない、と言いたいんじゃない。
ただ、ここで“奪う側”にされるのが怖い。

モスは目を細めた。
「追放?」
「……うん」
「人間の城から?」
「うん」
「……ふうん」

モスは一瞬だけ、セリアの胸元を見た。
契約の熱がそこにあることを、妖精は嗅ぎ取れるのかもしれない。
モスの視線がほんの少しだけ柔らかくなる。
でもすぐ硬くなる。

「追放されても、人間は人間」
モスは言った。
「君が奪わないって言っても、人間の“仕組み”が奪う。王国の貴族。あいつらが、ずっと」

貴族。
その単語が、セリアの胸を鈍く叩く。
王城の石の匂いが、記憶の奥から蘇る。

「……教えて」
セリアは言った。
「何があったの。貴族が、妖精に何をしたの」

ルゥシェがちらっとセリアを見た。
驚きと、少しだけ満足が混ざった目。
“聞く”という選択をしたのが、嬉しいらしい。

モスは少し躊躇った。
でも、遺跡の周囲にいる妖精たちも、耳をこちらに向けている。
今なら話すべきだ、と空気が言っている。

モスは石の縁に座り、足を揺らしながら語り始めた。
声は幼いのに、内容は古い。

「昔、契約は対等だった」
「対等……」
セリアが呟くと、ルゥシェが頷く。
「うん。対等。奪うのでも奪われるのでもなく、分ける」

モスは続ける。
「妖精は、森の流れを知ってる。水の道を知ってる。土の眠りを知ってる。人間は、火と鉄を持ってた。家を作る。道を作る。畑を作る」
「それって……協力してたってこと?」
セリアが聞くと、モスは一瞬だけ目を逸らした。

「……そう。最初は」
モスは言う。
「最初は、必要だった。人間は弱いから。冬に死ぬ。飢えて死ぬ。だから契約した。妖精が豊穣を支え、人間が森を守る。互いに“約束”してた」

森を守る。
その言葉が、セリアの中で意外な響きを持つ。
王国の貴族が、森を守る?
あの連中が?

「でも、変わった」
モスの声が少しだけ低くなる。
「人間が増えた。城ができた。王ができた。兵ができた。……貴族ができた」

貴族。
やっぱりそこだ。

「貴族は言った。『私たちの血は特別だ』って」
モスは吐き捨てるように言う。
「でも嘘。血が特別なんじゃない。契約が特別だった」

セリアは息を呑む。
血統は表の話。
裏で動いていたのは契約。

「結界」
モスは指で地面に円を描いた。
「人間の国を囲う透明な壁。魔獣を弾く。疫病を遠ざける。これ、妖精の力。契約の力」
「豊穣」
次に、波線を描く。
「畑に実りを。川に魚を。土に眠りを。これも妖精の力」

セリアの背中が冷える。
王城で見た、あの自信。
あれは血統の自信じゃなく、奪った力の自信だったのかもしれない。

「貴族は言った。『この国は私たちが支えている』って」
モスは笑った。
笑いなのに、悲しい。
「半分正しい。半分嘘。支えていたのは契約。契約を結べる家が、貴族になった。契約を持たない家は貴族になれなかった」

「じゃあ、貴族って……」
セリアが言いかけると、ルゥシェが横から言った。
「“妖精に選ばれてた家”だった。少なくとも昔はね」

セリアは唇を噛む。
選ばれる。
その言葉が、胸に重く落ちる。
自分は人間に選ばれなかったのに、今は妖精に選ばれている。
それが何を意味するのか、少しずつ見えてくる。

モスは続ける。
「でも貴族は、対等が嫌だった。対等だと、拒否される。契約は“選び合う”から。だから貴族は、契約を歪めた」

歪めた。
どうやって?

「言葉」
モスは言う。
「人間は言葉で縛る。紙で縛る。印で縛る。『契約』を『命令』に変える」

セリアの喉がひゅっと鳴る。
紙。印。命令。
それは、王城で味わった空気と似ている。
言葉の形をした鎖。

ルゥシェが吐き捨てるように言った。
「人間は便利な言葉を発明する。“正義”とかね」

“正義”。
その単語が、セリアの胸の奥に火を点けた。

王城で、追放が下された時。
誰も悪い顔をしていなかった。
みんな“正しい顔”をしていた。
王国のため。聖女のため。秩序のため。
そう言えば、どんな残酷も正義になる。

セリアの指先が震える。
怒りが湧く。
胃の底から熱が上がって、喉を焦がす。

その瞬間、胸の奥がきゅっと痛んだ。
ルゥシェの古い痛みが、また少しだけ滲む。
セリアの怒りが、ルゥシェに刺さっているのが分かる。

「……ごめん」
セリアが小さく言うと、ルゥシェは肩をすくめた。
「謝るなって」
「でも」
「怒っていい。怒りは生きてる証拠」
ルゥシェは言った。
ただし、と続ける。
「燃やすだけだと、君が灰になる」

灰。
その言葉で、セリアは息を止めた。
怒りは確かに気持ちいい。
燃えると、体が熱くなる。
でも燃え尽きたら、何も残らない。

セリアは拳を握り、ゆっくり息を吐いた。
怒りを、ただの炎で終わらせたくない。
この怒りには、形が必要だ。

モスは話を続ける。
「妖精は拒否した。何度も。『それは契約じゃない』って」
「でも貴族は聞かなかった」
「聞かないどころか、言った。『妖精は危険だ』って。『妖精は気まぐれだ』って。『だから私たちが管理する』って」

管理。
その言葉が、セリアの肌を冷たくなぞった。

「妖精は、沈黙した」
モスの声が少しだけ小さくなる。
「争えば森が燃える。水が枯れる。土が死ぬ。だから、黙った。契約を“細く”して、最低限だけ支えた。人間が飢えない程度。国が崩れない程度」

それは優しさなのか、諦めなのか。
どちらにせよ、苦い。

セリアは池の水面を見た。
月が揺れている。
水面の揺れは、妖精の長い沈黙みたいに静かだ。

「……じゃあ」
セリアは声を出す。
「私が追放されたのも……その、歪んだ仕組みのせい?」

ルゥシェが答える前に、モスが言った。
「そう」
即答。
「貴族は、契約を“持ってるふり”をする。でも本当は、契約が痩せてる。力が減ってる。だから焦る。焦るから、測定で分からないものを怖がる」

測定水晶。
光らなかったあれ。
ゼロ判定。
あれは本当にゼロだったのか?
それとも、測れなかっただけなのか?

「君は、“測れない”」
モスが言った。
「だから貴族は怖い。怖いものは排除する。便利な正義で」

セリアの胸が、ぎゅっと縮む。
あの瞬間の失笑が、いま別の意味を帯びて蘇る。
私が弱いから捨てられたんじゃない。
彼らが怖かったから捨てられた。

その事実は、救いじゃない。
むしろ怒りを増やす。
でも、怒りの質が変わる。
惨めさを焦がす怒りじゃなく、理不尽を切り分ける怒り。

「……ふざけてる」
セリアは呟いた。
声が低くなる。自分でも知らない声。

「うん」
ルゥシェが頷く。
「ふざけてる。だから僕は嫌い。人間のそういうところ」

モスがセリアを見た。
黒い目が少しだけ柔らかくなる。
「君は、どうするの」
問い。
それはフィオラルの問いと同じ種類だ。
壊すか、繋ぐか。
まだ決まっていない。
でも、決めなきゃいけない。

セリアは答えられなかった。
今はまだ、森で生きるので精一杯だ。
でも、胸の奥で怒りが形を作り始めている。

ただ燃えるだけじゃない。
理由になる。
戻る理由になる。

セリアは、王城の扉が閉まった音を思い出す。
あの音が、まだ心臓の奥で鳴っている。
そして、その音の上に今、別の音が重なる。
妖精たちの沈黙の音。
長い時間、奪われ続けた側の音。

「……私」
セリアはゆっくり言った。
「私、帰りたい。元の世界に」
口にして、胸が少し痛む。
それは本音。
でも本音はそれだけじゃない。

「でも、帰る前に」
セリアは拳を握る。
「この世界の“嘘”を知ってしまった。知らなかったことにできない」

ルゥシェが目を細めた。
「それは、戻る理由?」
「……うん」
セリアは頷く。
「私を捨てたあいつらが、何の上に立ってるのか知ってしまった。……それを、見過ごせない」

“見過ごせない”。
その言葉が、セリアの中で硬い芯になる。

モスはしばらく黙ってセリアを見ていた。
それから、ほんの少しだけ頷いた。

「嘘をつかないなら、いい」
それは許可でも祝福でもない。
妖精の通貨でいうなら、“小さな信用”の入金だ。

ルゥシェがふっと笑った。
「ほらね。君、少しずつ買えてる」
「買えてるって言い方やめて」
「でも事実」
「……うるさい」

セリアは息を吐きながら、池の月を見る。
月は静かだ。
でも、水面の底で、何かが動き始めた気がする。

怒りが、ただの炎から、刃になる。
戻る理由へ。
自分の足で決める理由へ。

そしてセリアは気づく。
自分はもう、ただ追放された平民じゃない。
妖精契約を結び、歴史の歪みを知ってしまった人間だ。

知らなかった頃には戻れない。
それが怖い。
でも、怖いまま進むのが契約だと、ルゥシェが教えてくれた。

そして、これが“対等な契約”の代価なのだと、セリアは理解し始めていた。
生きるだけじゃ終われない。
知ったなら、選ばなければならない。

夜の遺跡で、妖精たちの視線が少しだけ変わる。
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