【完結】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

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やってきました公爵家の皆様に会う日が…。
この3日間、謎にお菓子を貰ったり女子生徒から恨みを買ったり(私のせいじゃないのに!!)しましたが何とか生きてこの日を迎える事ができました。

私を養子に迎え入れたいと申し出てくださったのは、トパゾライト公爵家。
公爵家の順列1位の家です。
そんな大きな家が何故私を!?
私なんて気に止めないで欲しかった…。
ため息が出そうですが、気合いを入れ直して門番に挨拶をし、トパゾライト公爵家の執事共に玄関に向かっていた…その時…
突如現れた女性に抱きしめられた!
何!?
何が起こっているの!?

「きゃあーーーー!!やっぱり可愛い!うちの子になってくれるの?なってくれるよね?可愛い!本当に可愛い!」

「奥様落ち着いてくださいませ。アンリ様がお困りになっておられます。」

「え?なんで?抱きついちゃダメなの?」

ん?
奥様?
奥様って事はこの方がトパゾライト公爵夫人!?
慌てて挨拶しようとしても夫人は私を抱きしめたままだし、執事との会話に夢中で身動きがとれない!
アタフタしていると、そこにため息混じりの声が聞こえた。


「マリッサ。アンリ嬢が困っているからとりあえず離してあげなさい。アンリ嬢すまないね、うちの家内が暴走したみたいで…。」

そう謝る美丈夫…。
彼がトパゾライト公爵!?
慌てて私は挨拶をした。

「挨拶が遅くなり申し訳ございません。カルサイト家次女のアンリ・カルサイトと侍女のエマと申します。本日はお時間を作って下さりありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

「挨拶が遅くなったとか気にしないでくれ。それに悪いのはうちの家内だ。ここではゆっくり話ができない。中でゆっくり話をしよう。エマ嬢も中に入ってくれ。是非一緒に話を聞いておいて欲しいからな。」

そう言うと微笑んで家の中に招き入れてくださった。
噂通りいい人のようだ。
とりあえず、その点は安心かな?
私はエマと顔を見合せ足を踏み入れるのだった。
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