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馬車が公爵家に到着したとエマに起こされて馬車から降りると、そこには今にも死にそうな顔をした使用人の方々がいました。
分かる!
分かるよ!
ドレスのワインのシミに宝飾品の手入れ…大変だよね。
謝ろうと1歩踏み出すと、メイド長が抱きついてきた。
え?何がおきた?
私ワインまみれだよ?
汚れちゃうよ?
「アンリ様!!なんて姿に…誰ですか?アンリ様にワインを掛けた奴は…私が叩きのめしてきます!」
そう言って腕まくりをするメイド長。
え?
ドレスや宝石の心配じゃなくてそっち?
私が周りを見渡すと皆殺る気満々だぁ…。
これは止めなきゃ血を見ることになる!!
「落ち着いて?私は大丈夫だから…とりあえずお風呂の準備をお願いしていいかな?あとこのドレスと宝飾品の手入れ頼んでもいい?」
殺る気満々のメイドさん達に恐る恐る頼むと、
「お任せ下さい!全て(ワイン掛けたやつも含めて)綺麗に処理します!」
そうとても素敵な笑顔で返事された。
あの…私が頼んだドレスと宝飾品の手入れの事だけだよね?
ワインを掛けたご令嬢も纏めてないよね?
不安になりエマの方を見ると、何が起きたかを執事長に伝えている模様。
お父様達が帰宅したら皆知ることになるんだけど…今伝えて良かったのかな?ねえ?エマさんよ?
執事長の腕から微かにナイフ見えているんですが?
「お嬢様はお疲れでしょうからこちらへどうぞ!」
そうメイドさん達に言われたのでついて行くことにしましたが…エマさん?止めてね?
一人でお風呂に入れると伝えても、お嬢様はお疲れでしようから今日ぐらいはお手伝いさせて下さいと何度も言われたので仕方がなく今日は手伝って貰うことにした。
湯船に浸かってやっと人心地がついた私にメイドさん達が質問をぶつけてきます。
「犯人は2人だと聞きましたが間違いないですか?」
おう、直球をぶっ込んでくるね…。
答えるけども殺らないでね?
「そうだよ。私がエスコートされたりダンスを踊ったりしたことが気に入らなかったみたい。でも素敵なお兄様達だから注目の的になるのは当たり前だし、何より婚約しているのにダンス1回も踊れていないんだもん、怒りたくなるよ。」
私がうんうんと頷いていると、
「そうだとしてもワインをかけていい訳がありません!!それにあの婚約者達はライド様、カイル様と婚約した後からどんどん要求がエスカレートしていったと聞いています。ライド様達は、嫡男であるイサーク様がご結婚されてから自分のことを真剣に考えると言ってあの女共を放置されていましたが…ライド様達が止めてもこの私があの女共に鉄槌をくだしてやります!安心してくださいませ!」
いやいや、全然安心できないよ?
相手は高位の貴族令嬢でしょ?
手を出しちゃダメだよ!
「あの、お兄様達もお怒りのようでしたからその辺はお任せした方がいいのではないでしょうか?お兄様達に何か考えがあるかもしれませんし…邪魔しちゃダメだと思いますよ?」
恐る恐る伝えると、メイドさん達はしばらく考えた後無言で頷きあった。
とりあえず一難去った?
そう信じていいよね?
何とかお風呂からあがった私はベッドにダイブした。
今日私頑張ったよ。
行きたくもない夜会に参加しての生贄行動。
お兄様2人の婚約者との戦い…そしてその後に続くカルサイト家との不毛な戦い…。
お父様達の帰宅を待って話し合いに参加したい所だけれど…睡魔に負ける…。
明日確認することにしよう…。
もう私は無理だ…。
分かる!
分かるよ!
ドレスのワインのシミに宝飾品の手入れ…大変だよね。
謝ろうと1歩踏み出すと、メイド長が抱きついてきた。
え?何がおきた?
私ワインまみれだよ?
汚れちゃうよ?
「アンリ様!!なんて姿に…誰ですか?アンリ様にワインを掛けた奴は…私が叩きのめしてきます!」
そう言って腕まくりをするメイド長。
え?
ドレスや宝石の心配じゃなくてそっち?
私が周りを見渡すと皆殺る気満々だぁ…。
これは止めなきゃ血を見ることになる!!
「落ち着いて?私は大丈夫だから…とりあえずお風呂の準備をお願いしていいかな?あとこのドレスと宝飾品の手入れ頼んでもいい?」
殺る気満々のメイドさん達に恐る恐る頼むと、
「お任せ下さい!全て(ワイン掛けたやつも含めて)綺麗に処理します!」
そうとても素敵な笑顔で返事された。
あの…私が頼んだドレスと宝飾品の手入れの事だけだよね?
ワインを掛けたご令嬢も纏めてないよね?
不安になりエマの方を見ると、何が起きたかを執事長に伝えている模様。
お父様達が帰宅したら皆知ることになるんだけど…今伝えて良かったのかな?ねえ?エマさんよ?
執事長の腕から微かにナイフ見えているんですが?
「お嬢様はお疲れでしょうからこちらへどうぞ!」
そうメイドさん達に言われたのでついて行くことにしましたが…エマさん?止めてね?
一人でお風呂に入れると伝えても、お嬢様はお疲れでしようから今日ぐらいはお手伝いさせて下さいと何度も言われたので仕方がなく今日は手伝って貰うことにした。
湯船に浸かってやっと人心地がついた私にメイドさん達が質問をぶつけてきます。
「犯人は2人だと聞きましたが間違いないですか?」
おう、直球をぶっ込んでくるね…。
答えるけども殺らないでね?
「そうだよ。私がエスコートされたりダンスを踊ったりしたことが気に入らなかったみたい。でも素敵なお兄様達だから注目の的になるのは当たり前だし、何より婚約しているのにダンス1回も踊れていないんだもん、怒りたくなるよ。」
私がうんうんと頷いていると、
「そうだとしてもワインをかけていい訳がありません!!それにあの婚約者達はライド様、カイル様と婚約した後からどんどん要求がエスカレートしていったと聞いています。ライド様達は、嫡男であるイサーク様がご結婚されてから自分のことを真剣に考えると言ってあの女共を放置されていましたが…ライド様達が止めてもこの私があの女共に鉄槌をくだしてやります!安心してくださいませ!」
いやいや、全然安心できないよ?
相手は高位の貴族令嬢でしょ?
手を出しちゃダメだよ!
「あの、お兄様達もお怒りのようでしたからその辺はお任せした方がいいのではないでしょうか?お兄様達に何か考えがあるかもしれませんし…邪魔しちゃダメだと思いますよ?」
恐る恐る伝えると、メイドさん達はしばらく考えた後無言で頷きあった。
とりあえず一難去った?
そう信じていいよね?
何とかお風呂からあがった私はベッドにダイブした。
今日私頑張ったよ。
行きたくもない夜会に参加しての生贄行動。
お兄様2人の婚約者との戦い…そしてその後に続くカルサイト家との不毛な戦い…。
お父様達の帰宅を待って話し合いに参加したい所だけれど…睡魔に負ける…。
明日確認することにしよう…。
もう私は無理だ…。
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