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まさか学園にお兄様がやってくるなんて思っていなかったアンリです。
とりあえずお兄様に挨拶を済ませるとお兄様から手紙を渡されました。
中を見てみると…シンシアにお兄様2人のうちどちらかではどうかというお母様からの返事でした。
そういえばお兄様達婚約者いないんだった…。
忘れてたや…。
私一人で決められることではないので、サイラスに急いでシンシアを呼びに言ってもらった。
サイラスも迷惑かけてごめん!
立ったまま待たせては行けないと思ったので、許可を取りお兄様を学園内のカフェへと連れていった。
カフェまでの移動でよく分かったけど…やっぱりお兄様はモテる。
皆キャッキャしてる…。
気持ちは分からなくもないけども!!
でも皆分かりやすく倒れるフリしたり、転けるフリしてぶつかるのは如何なものかと思うよ?
そうだよね。
婚約者のいないトパゾライト家の次男で見目麗しいとなれば…一度はアタックしたくなるかもしれない。
だがしかし!
さっきからお兄様がお怒りなのを感じ取ってください!
人数多いからお兄様助けるの諦めたよ!
皆撤収してくださーい!
何とかカフェまでたどり着いた私とお兄様は飲み物を頼んでシンシアが来るのを待った。
カフェに入ってから何度も同席を求められますが、答えはノー一択です。
待ち合わせしてるんだって言っているでしょ!
こんなことになるなら学園の外のカフェにすれば良かったかな…。
いや、学園外でも同じ事になりそうだな。
ここは大人しく待とう。
相席を断り続けること10分、遂にシンシアが現れた。
シンシアを見つけた私が手を振るとシンシアは驚いた顔をしている。
分かります。
まさかトパゾライト家の次男が会いに来るなんて思っていなかったよね?
でも諦めて席についてくださいな。
2人きりで話した方がいいかなと私が席を立とうとするとシンシアに必死にとめられた。
シンシアが必死に頼み込んできたので、お兄様に断りを入れて、私とサイラスも席についた。
皆が席についた後、お兄様が口火をきった。
「初めまして、シンシア嬢。私はトパゾライト公爵家が次男ライドと申します。この度シンシア嬢の婚約者に立候補したいと思いここまできました。どうかお考えいただけないでしょうか?」
「え?私?待ってください、トパゾライト公爵子息!私なんかでいいんですか?他に沢山素敵な方おられますよ?」
「いえ、貴女程素敵な方はいませんよ。今回アンリからシンシア嬢が婚約者を探されていると聞き、私とカイルが立候補したのです。カイルの方が歳の近いのでカイルが良いと言われたらそれまでなのですが、どうか私を選んで貰えないでしょうか?」
「え!?カイル様まで!?なんでそんな大事に!?」
「私たちには婚約者がいませんからね。そしてシンシア嬢はとても魅力的な方だ。カイルには悪いけれど少しでもシンシア嬢に早く会いたくてこうして手紙を直に持ってきた次第です。」
お兄様…凄いな。
お兄様の婚約者にシンシアがなったらシンシアは私のお義姉様!?
これは私にとってもお得だな。
いつでも愚痴や相談出来るもん。
「えっと、トパゾライト公爵子息の噂はよく聞きます。私なんかでよかったら是非お願いいたします。えっと本当にライド様は私でいいんですか?」
「シンシア嬢、私なんかではありません。貴女がいいのです。カイルには申し訳ないけれど、是非私との婚約を結んで頂きたい。次男ではありますが、トパゾライト家が持っている爵位を譲り受けますので侯爵家となります。領地も以前の婚約者が治めていた土地が今の私の領地になっていますので、金銭面も安心してください。」
「いえ、そんな色々心配はしていないので大丈夫です。ライド様は私の憧れの人だったので夢では無いかと思っているだけです。」
あら?
シンシアの憧れの人ってお兄様だったの?
確か昔助けてくれた騎士様って言ってたな…それがお兄様ってことか!?
「昔貴族に虐められている平民を助けるために無茶をしていたお嬢さんがこんなに素敵な女性になるなんて私も思っていませんでしたよ。それでは、婚約していただけますか?」
おっ!?
お兄様も覚えていたのか!?
なんだよ~相思相愛だったんじゃないか~。
私は何もやらかしていない!
キューピットとして活躍しただけだ!
「覚えていらしたのですか!?お恥ずかしい。婚約の件どうぞよろしくお願いいたします。」
シンシアが少し照れたような顔でライドお兄様と見つめあってます。
この2人なら幸せになれそうだ。
カイルお兄様は…他にいい人探してもらうしかない。
それにしてもシンシアがお義姉様なんて…これからも仲良くしてもらおう!
心強い味方を手に入れた!って前から手に入れていたんだった。
カフェに集まってきていた令嬢の皆様、出番はないので解散してくださいよ!
諦めって肝心だよ?
とりあえずお兄様に挨拶を済ませるとお兄様から手紙を渡されました。
中を見てみると…シンシアにお兄様2人のうちどちらかではどうかというお母様からの返事でした。
そういえばお兄様達婚約者いないんだった…。
忘れてたや…。
私一人で決められることではないので、サイラスに急いでシンシアを呼びに言ってもらった。
サイラスも迷惑かけてごめん!
立ったまま待たせては行けないと思ったので、許可を取りお兄様を学園内のカフェへと連れていった。
カフェまでの移動でよく分かったけど…やっぱりお兄様はモテる。
皆キャッキャしてる…。
気持ちは分からなくもないけども!!
でも皆分かりやすく倒れるフリしたり、転けるフリしてぶつかるのは如何なものかと思うよ?
そうだよね。
婚約者のいないトパゾライト家の次男で見目麗しいとなれば…一度はアタックしたくなるかもしれない。
だがしかし!
さっきからお兄様がお怒りなのを感じ取ってください!
人数多いからお兄様助けるの諦めたよ!
皆撤収してくださーい!
何とかカフェまでたどり着いた私とお兄様は飲み物を頼んでシンシアが来るのを待った。
カフェに入ってから何度も同席を求められますが、答えはノー一択です。
待ち合わせしてるんだって言っているでしょ!
こんなことになるなら学園の外のカフェにすれば良かったかな…。
いや、学園外でも同じ事になりそうだな。
ここは大人しく待とう。
相席を断り続けること10分、遂にシンシアが現れた。
シンシアを見つけた私が手を振るとシンシアは驚いた顔をしている。
分かります。
まさかトパゾライト家の次男が会いに来るなんて思っていなかったよね?
でも諦めて席についてくださいな。
2人きりで話した方がいいかなと私が席を立とうとするとシンシアに必死にとめられた。
シンシアが必死に頼み込んできたので、お兄様に断りを入れて、私とサイラスも席についた。
皆が席についた後、お兄様が口火をきった。
「初めまして、シンシア嬢。私はトパゾライト公爵家が次男ライドと申します。この度シンシア嬢の婚約者に立候補したいと思いここまできました。どうかお考えいただけないでしょうか?」
「え?私?待ってください、トパゾライト公爵子息!私なんかでいいんですか?他に沢山素敵な方おられますよ?」
「いえ、貴女程素敵な方はいませんよ。今回アンリからシンシア嬢が婚約者を探されていると聞き、私とカイルが立候補したのです。カイルの方が歳の近いのでカイルが良いと言われたらそれまでなのですが、どうか私を選んで貰えないでしょうか?」
「え!?カイル様まで!?なんでそんな大事に!?」
「私たちには婚約者がいませんからね。そしてシンシア嬢はとても魅力的な方だ。カイルには悪いけれど少しでもシンシア嬢に早く会いたくてこうして手紙を直に持ってきた次第です。」
お兄様…凄いな。
お兄様の婚約者にシンシアがなったらシンシアは私のお義姉様!?
これは私にとってもお得だな。
いつでも愚痴や相談出来るもん。
「えっと、トパゾライト公爵子息の噂はよく聞きます。私なんかでよかったら是非お願いいたします。えっと本当にライド様は私でいいんですか?」
「シンシア嬢、私なんかではありません。貴女がいいのです。カイルには申し訳ないけれど、是非私との婚約を結んで頂きたい。次男ではありますが、トパゾライト家が持っている爵位を譲り受けますので侯爵家となります。領地も以前の婚約者が治めていた土地が今の私の領地になっていますので、金銭面も安心してください。」
「いえ、そんな色々心配はしていないので大丈夫です。ライド様は私の憧れの人だったので夢では無いかと思っているだけです。」
あら?
シンシアの憧れの人ってお兄様だったの?
確か昔助けてくれた騎士様って言ってたな…それがお兄様ってことか!?
「昔貴族に虐められている平民を助けるために無茶をしていたお嬢さんがこんなに素敵な女性になるなんて私も思っていませんでしたよ。それでは、婚約していただけますか?」
おっ!?
お兄様も覚えていたのか!?
なんだよ~相思相愛だったんじゃないか~。
私は何もやらかしていない!
キューピットとして活躍しただけだ!
「覚えていらしたのですか!?お恥ずかしい。婚約の件どうぞよろしくお願いいたします。」
シンシアが少し照れたような顔でライドお兄様と見つめあってます。
この2人なら幸せになれそうだ。
カイルお兄様は…他にいい人探してもらうしかない。
それにしてもシンシアがお義姉様なんて…これからも仲良くしてもらおう!
心強い味方を手に入れた!って前から手に入れていたんだった。
カフェに集まってきていた令嬢の皆様、出番はないので解散してくださいよ!
諦めって肝心だよ?
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