78 / 81
78
しおりを挟む
レオポルト殿下の事をお父様に告げ口してあとはお父様に任せようと思っていたのに、何故か家族で王宮に乗り込むことになりました。
本当に何でこうなった?
ちょっと愚痴っただけなのに…王族集合しちゃったよ。
こんなに大事にするつもりなかったんだけどな?
「アンリ嬢、この度は我が愚息がすまなかった。どうか許してくれないか?」
国王陛下!?
そんなに簡単に頭下げちゃダメですよ!?
しかもこんな小娘に対して下げるとかダメですって!
「国王陛下、頭をあげてください。レオポルト殿下の事でしたらもう求婚してこられないように伝えて貰えたらいいのですから。」
「アンリ!でも私の方がサイラスより「黙りなさい!このバカ息子!」」
あら、王妃様がブチ切れてますね…。
国王陛下の顔色も何だか先程より悪くなっている気がする…。
「レオポルトいいですか!?アンリ嬢はもうサイラスを選んでいるのです。そこに何故横槍をいれるのですか!?しかも貴方は昨日王命を出して欲しいと陛下に頼みましたね?そんなの許されるはずがないでしょう!!?」
「しかし、お母様もアンリを気に入っていたではないですか?私とアンリが結婚したら義娘になるのですよ?」
王妃様は手に持っていた扇子をパチンと閉めると、
「アンリ嬢は確かにお気に入りよ?でもね、アンリ嬢の将来に私は口出しする気はないわ。レオポルト、権力だけで手に入れようなんて貴方性根が腐っているわ。そんな貴方にはアンリ嬢は勿体ない。」
そう言い切ると扇子でレオポルト殿下を叩いた。
しかも思いっきり…あれ絶対痛いやつ…。
見てるだけで痛そうだったよぉ…。
そういうのは内々でやってください。
見ている私辛い…。
というか、あのヤロー王命まで使おうとしてたのか!?
人のことをなんだと思ってるんだ!!
もう口もきいてやらん!!
「そろそろ宜しいでしょうか?この場は謝罪の場と受け取って宜しいでしょうか?アンリにはアンリの好いた人と幸せになってもらおうと思っております。もしそんな巫山戯た王命が出た時にはトパゾライト家総出で王家を潰しにきますのでその辺よろしくお願いしますね?」
お父様!?
謀反しちゃダメ!!
何故私の婚約問題でそんな事しちゃダメだよ!!
誰か止めて…って皆ヤル気ですね…。
いつも好戦的なんだよ…これは私がとめないと使用人達もノリノリで乗り込んできちゃうやつ!!
「お父様、そのような事を言ってはいけません。私一人の為にトパゾライト公爵家が謀反なんて絶対ダメです!」
「アンリ大丈夫だ。すぐに終わらせるよ?」
でしょうね!?
そんな気がしてましたよ?
でもダメです!!
私が必死に首を横に振っていると、国王陛下から改めて謝罪があった。
「アンリ嬢、トパゾライト公爵本当に申し訳ない。レオポルトに関しては謹慎処分とし、その後は他国に婿入りさせるようにする。今後アンリ嬢の前に現れないようにするので謀反だけはやめてくれ。それでなくても今大変なんだ…頼む。」
そうですよね。
この前の断罪で今王宮は大変ですもんね。
そんな時に公爵家筆頭が謀反なんて…国滅びちゃうよね。
レオポルト殿下他国にドナドナか…。
どんまい!
まぁ、良い人いるよ!きっと!
知らんけど。
「分かりました。決してアンリに害をもたらす事がないようによろしくお願いしますね?」
お父様の言葉を聞いて国王陛下は首をブンブンと縦に振られました。
この後、今回の迷惑料ということで私はレオポルト殿下が治める予定だった領地を貰うことになった。
そして私が結婚する時に、今回の件とサイラスの働きを鑑みて、爵位を伯爵に陞爵するという約束をお父様が取り付けていた。
平民目指していたのにまさかの領地持ちの貴族に!?
私の平凡スローライフの夢は何処にいったの!?
本当に何がどうなった!?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
レオポルトside
「何で…私は王族なのに…アンリは私が先に目をつけたのに…」
床に座り込みブツブツと呟いているレオポルトの前にナイフが突き刺さった。
レオポルトが驚いて顔をあげるとそこには黒い笑みを浮かべた執事姿の男性がいた。
「これはこれはレオポルト殿下。私たちのアンリ様をよくも困らせてくださいましたね。アンリ様はやっと幸せを手に入れられたのです。邪魔はしないで頂きたい。」
そう言うと彼は袖口からナイフを取り出しレオポルトに向かって投げてきた。
ナイフはレオポルトの頬を掠め壁に突き刺さった。
「今後アンリ様や旦那様に迷惑をかけたらその時は消しますのでよーく覚えておいてください。それでは失礼。」
執事服の彼はナイフを回収し音もなく消えていった。
その場に残されたレオポルトはただ震えることしかできなかった。
本当に何でこうなった?
ちょっと愚痴っただけなのに…王族集合しちゃったよ。
こんなに大事にするつもりなかったんだけどな?
「アンリ嬢、この度は我が愚息がすまなかった。どうか許してくれないか?」
国王陛下!?
そんなに簡単に頭下げちゃダメですよ!?
しかもこんな小娘に対して下げるとかダメですって!
「国王陛下、頭をあげてください。レオポルト殿下の事でしたらもう求婚してこられないように伝えて貰えたらいいのですから。」
「アンリ!でも私の方がサイラスより「黙りなさい!このバカ息子!」」
あら、王妃様がブチ切れてますね…。
国王陛下の顔色も何だか先程より悪くなっている気がする…。
「レオポルトいいですか!?アンリ嬢はもうサイラスを選んでいるのです。そこに何故横槍をいれるのですか!?しかも貴方は昨日王命を出して欲しいと陛下に頼みましたね?そんなの許されるはずがないでしょう!!?」
「しかし、お母様もアンリを気に入っていたではないですか?私とアンリが結婚したら義娘になるのですよ?」
王妃様は手に持っていた扇子をパチンと閉めると、
「アンリ嬢は確かにお気に入りよ?でもね、アンリ嬢の将来に私は口出しする気はないわ。レオポルト、権力だけで手に入れようなんて貴方性根が腐っているわ。そんな貴方にはアンリ嬢は勿体ない。」
そう言い切ると扇子でレオポルト殿下を叩いた。
しかも思いっきり…あれ絶対痛いやつ…。
見てるだけで痛そうだったよぉ…。
そういうのは内々でやってください。
見ている私辛い…。
というか、あのヤロー王命まで使おうとしてたのか!?
人のことをなんだと思ってるんだ!!
もう口もきいてやらん!!
「そろそろ宜しいでしょうか?この場は謝罪の場と受け取って宜しいでしょうか?アンリにはアンリの好いた人と幸せになってもらおうと思っております。もしそんな巫山戯た王命が出た時にはトパゾライト家総出で王家を潰しにきますのでその辺よろしくお願いしますね?」
お父様!?
謀反しちゃダメ!!
何故私の婚約問題でそんな事しちゃダメだよ!!
誰か止めて…って皆ヤル気ですね…。
いつも好戦的なんだよ…これは私がとめないと使用人達もノリノリで乗り込んできちゃうやつ!!
「お父様、そのような事を言ってはいけません。私一人の為にトパゾライト公爵家が謀反なんて絶対ダメです!」
「アンリ大丈夫だ。すぐに終わらせるよ?」
でしょうね!?
そんな気がしてましたよ?
でもダメです!!
私が必死に首を横に振っていると、国王陛下から改めて謝罪があった。
「アンリ嬢、トパゾライト公爵本当に申し訳ない。レオポルトに関しては謹慎処分とし、その後は他国に婿入りさせるようにする。今後アンリ嬢の前に現れないようにするので謀反だけはやめてくれ。それでなくても今大変なんだ…頼む。」
そうですよね。
この前の断罪で今王宮は大変ですもんね。
そんな時に公爵家筆頭が謀反なんて…国滅びちゃうよね。
レオポルト殿下他国にドナドナか…。
どんまい!
まぁ、良い人いるよ!きっと!
知らんけど。
「分かりました。決してアンリに害をもたらす事がないようによろしくお願いしますね?」
お父様の言葉を聞いて国王陛下は首をブンブンと縦に振られました。
この後、今回の迷惑料ということで私はレオポルト殿下が治める予定だった領地を貰うことになった。
そして私が結婚する時に、今回の件とサイラスの働きを鑑みて、爵位を伯爵に陞爵するという約束をお父様が取り付けていた。
平民目指していたのにまさかの領地持ちの貴族に!?
私の平凡スローライフの夢は何処にいったの!?
本当に何がどうなった!?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
レオポルトside
「何で…私は王族なのに…アンリは私が先に目をつけたのに…」
床に座り込みブツブツと呟いているレオポルトの前にナイフが突き刺さった。
レオポルトが驚いて顔をあげるとそこには黒い笑みを浮かべた執事姿の男性がいた。
「これはこれはレオポルト殿下。私たちのアンリ様をよくも困らせてくださいましたね。アンリ様はやっと幸せを手に入れられたのです。邪魔はしないで頂きたい。」
そう言うと彼は袖口からナイフを取り出しレオポルトに向かって投げてきた。
ナイフはレオポルトの頬を掠め壁に突き刺さった。
「今後アンリ様や旦那様に迷惑をかけたらその時は消しますのでよーく覚えておいてください。それでは失礼。」
執事服の彼はナイフを回収し音もなく消えていった。
その場に残されたレオポルトはただ震えることしかできなかった。
866
あなたにおすすめの小説
奪う人たちは放っておいて私はお菓子を焼きます
タマ マコト
ファンタジー
伯爵家の次女クラリス・フォン・ブランディエは、姉ヴィオレッタと常に比較され、「控えめでいなさい」と言われ続けて育った。やがて姉の縁談を機に、母ベアトリスの価値観の中では自分が永遠に“引き立て役”でしかないと悟ったクラリスは、父が遺した領都の家を頼りに自ら家を出る。
領都の端でひとり焼き菓子を焼き始めた彼女は、午後の光が差す小さな店『午後の窓』を開く。そこへ、紅茶の香りに異様に敏感な謎の青年が現れる。名も素性も明かさぬまま、ただ菓子の味を静かに言い当てる彼との出会いが、クラリスの新しい人生をゆっくりと動かし始める。
奪い合う世界から離れ、比較されない場所で生きると決めた少女の、静かな再出発の物語。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
留学してたら、愚昧がやらかした件。
庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。
R−15は基本です。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
妹の身代わりに殺戮の王太子に嫁がされた忌み子王女、実は妖精の愛し子でした。嫁ぎ先でじゃがいもを育てていたら、殿下の溺愛が始まりました・長編版
まほりろ
恋愛
国王の愛人の娘であるアリアベルタは、母親の死後、王宮内で放置されていた。
食事は一日に一回、カビたパンやまふ腐った果物、生のじゃがいもなどが届くだけだった。
しかしアリアベルタはそれでもなんとか暮らしていた。
アリアベルタの母親は妖精の村の出身で、彼女には妖精がついていたのだ。
その妖精はアリアベルタに引き継がれ、彼女に加護の力を与えてくれていた。
ある日、数年ぶりに国王に呼び出されたアリアベルタは、異母妹の代わりに殺戮の王子と二つ名のある隣国の王太子に嫁ぐことになり……。
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
※中編を大幅に改稿し、長編化しました。2025年1月20日
※長編版と差し替えました。2025年7月2日
※コミカライズ化が決定しました。商業化した際はアルファポリス版は非公開に致します。
両親に溺愛されて育った妹の顛末
葉柚
恋愛
皇太子妃になるためにと厳しく育てられた私、エミリアとは違い、本来私に与えられるはずだった両親からの愛までも注ぎ込まれて溺愛され育てられた妹のオフィーリア。
オフィーリアは両親からの過剰な愛を受けて愛らしく育ったが、過剰な愛を受けて育ったために次第に世界は自分のためにあると勘違いするようになってしまい……。
「お姉さまはずるいわ。皇太子妃になっていずれはこの国の妃になるのでしょう?」
「私も、この国の頂点に立つ女性になりたいわ。」
「ねえ、お姉さま。私の方が皇太子妃に相応しいと思うの。代わってくださらない?」
妹の要求は徐々にエスカレートしていき、最後には……。
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる