【完結】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

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「という事でサイラス、私たち領地持ちの伯爵になります。」

「いや、何がどうなってそうなった?」

私の発言に対してサイラスは頭をかかえながら答えた。

確かにそうだよね?
そうなるよね?
私もよく分からないんだもの。
私はレオポルト殿下からの求婚をお断りしたかっただけなんだよ?
そしたら何故かレオポルト殿下は隣国にドナドナされることになって、本来レオポルト殿下が治める予定だった領地を迷惑料ということで渡されて…本当に何がどうなった?

「それについては私もよく分からないんだよね…。私はただレオポルト殿下の求婚が迷惑ですってお父様に伝えただけだったんだよ?」

「…なるほど?それからどうなったんだ?」

「そしたら次の日王宮に行くことになって、国王陛下から謝られてレオポルト殿下は隣国にドナドナされることになって、レオポルト殿下が私に迷惑かけたからって事で迷惑料としてレオポルト殿下が治める予定だった領地をお父様が分捕った。」

「………。」

「え?大丈夫?」

「大丈夫ではない気がするけど大丈夫。情報過多だな…。」

「それは私も思う。あ、伯爵の件はサイラスの働きも加味して私と結婚と同時に陞爵するって。」

「…なるほど?」

今日のサイラスはなるほどが口癖のようになっている。
サイラスよ…ごめん。
なんか巻き込んだ気がする…。

「とりあえず領地については今はお父様が代官を立ててくれているの。卒業まで後2年…いやもう1年か?1年あるからその間に私も頑張るから領地について一緒に学ぼう?代官は5年ぐらいは貸してくれるってお父様が言ってたし…ごめんね…こんなことになって…。」

ちょっと落ち込んだ私の頭をサイラスは優しく撫でてくれた。

「アンリは何も悪くないだろ?だから謝るな。俺も一緒に頑張るよ。頼りないかもしれないけど、これからもよろしくな?」

「ありがとうサイラス!」

いや本当にこんなことになるなんて思ってなかったんだよ。
結婚しても領地はないから以前買った平民街の家に結婚後住んでもいいかな~とか思ってたんだもん。
それがまさかの領地持ちの伯爵になる上に新築一軒家付きだとは…。
領地の家はレオポルト殿下が住む予定で、もう建築中だったらしく、そのまま譲って貰うことになったものだ。
家具は好きなのを選んでいいという特典付きで…。
これは私貰いすぎじゃないか?
後で返せって言われない?
大丈夫?
まぁ、返せって言われたら返して平民街にでも移り住むけどね?
そっちの方が気楽だし。

まぁ、返せって言われるまでは領地の為に頑張りますよ?
サイラスも助けてくれる事だしね。
シンシアお義姉様も今お兄様が治める領地について勉強中らしいから、私も負けないように頑張ろう!

サイラスとの未来のために!

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