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レオポルト殿下の事をお父様に告げ口してあとはお父様に任せようと思っていたのに、何故か家族で王宮に乗り込むことになりました。
本当に何でこうなった?
ちょっと愚痴っただけなのに…王族集合しちゃったよ。
こんなに大事にするつもりなかったんだけどな?
「アンリ嬢、この度は我が愚息がすまなかった。どうか許してくれないか?」
国王陛下!?
そんなに簡単に頭下げちゃダメですよ!?
しかもこんな小娘に対して下げるとかダメですって!
「国王陛下、頭をあげてください。レオポルト殿下の事でしたらもう求婚してこられないように伝えて貰えたらいいのですから。」
「アンリ!でも私の方がサイラスより「黙りなさい!このバカ息子!」」
あら、王妃様がブチ切れてますね…。
国王陛下の顔色も何だか先程より悪くなっている気がする…。
「レオポルトいいですか!?アンリ嬢はもうサイラスを選んでいるのです。そこに何故横槍をいれるのですか!?しかも貴方は昨日王命を出して欲しいと陛下に頼みましたね?そんなの許されるはずがないでしょう!!?」
「しかし、お母様もアンリを気に入っていたではないですか?私とアンリが結婚したら義娘になるのですよ?」
王妃様は手に持っていた扇子をパチンと閉めると、
「アンリ嬢は確かにお気に入りよ?でもね、アンリ嬢の将来に私は口出しする気はないわ。レオポルト、権力だけで手に入れようなんて貴方性根が腐っているわ。そんな貴方にはアンリ嬢は勿体ない。」
そう言い切ると扇子でレオポルト殿下を叩いた。
しかも思いっきり…あれ絶対痛いやつ…。
見てるだけで痛そうだったよぉ…。
そういうのは内々でやってください。
見ている私辛い…。
というか、あのヤロー王命まで使おうとしてたのか!?
人のことをなんだと思ってるんだ!!
もう口もきいてやらん!!
「そろそろ宜しいでしょうか?この場は謝罪の場と受け取って宜しいでしょうか?アンリにはアンリの好いた人と幸せになってもらおうと思っております。もしそんな巫山戯た王命が出た時にはトパゾライト家総出で王家を潰しにきますのでその辺よろしくお願いしますね?」
お父様!?
謀反しちゃダメ!!
何故私の婚約問題でそんな事しちゃダメだよ!!
誰か止めて…って皆ヤル気ですね…。
いつも好戦的なんだよ…これは私がとめないと使用人達もノリノリで乗り込んできちゃうやつ!!
「お父様、そのような事を言ってはいけません。私一人の為にトパゾライト公爵家が謀反なんて絶対ダメです!」
「アンリ大丈夫だ。すぐに終わらせるよ?」
でしょうね!?
そんな気がしてましたよ?
でもダメです!!
私が必死に首を横に振っていると、国王陛下から改めて謝罪があった。
「アンリ嬢、トパゾライト公爵本当に申し訳ない。レオポルトに関しては謹慎処分とし、その後は他国に婿入りさせるようにする。今後アンリ嬢の前に現れないようにするので謀反だけはやめてくれ。それでなくても今大変なんだ…頼む。」
そうですよね。
この前の断罪で今王宮は大変ですもんね。
そんな時に公爵家筆頭が謀反なんて…国滅びちゃうよね。
レオポルト殿下他国にドナドナか…。
どんまい!
まぁ、良い人いるよ!きっと!
知らんけど。
「分かりました。決してアンリに害をもたらす事がないようによろしくお願いしますね?」
お父様の言葉を聞いて国王陛下は首をブンブンと縦に振られました。
この後、今回の迷惑料ということで私はレオポルト殿下が治める予定だった領地を貰うことになった。
そして私が結婚する時に、今回の件とサイラスの働きを鑑みて、爵位を伯爵に陞爵するという約束をお父様が取り付けていた。
平民目指していたのにまさかの領地持ちの貴族に!?
私の平凡スローライフの夢は何処にいったの!?
本当に何がどうなった!?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
レオポルトside
「何で…私は王族なのに…アンリは私が先に目をつけたのに…」
床に座り込みブツブツと呟いているレオポルトの前にナイフが突き刺さった。
レオポルトが驚いて顔をあげるとそこには黒い笑みを浮かべた執事姿の男性がいた。
「これはこれはレオポルト殿下。私たちのアンリ様をよくも困らせてくださいましたね。アンリ様はやっと幸せを手に入れられたのです。邪魔はしないで頂きたい。」
そう言うと彼は袖口からナイフを取り出しレオポルトに向かって投げてきた。
ナイフはレオポルトの頬を掠め壁に突き刺さった。
「今後アンリ様や旦那様に迷惑をかけたらその時は消しますのでよーく覚えておいてください。それでは失礼。」
執事服の彼はナイフを回収し音もなく消えていった。
その場に残されたレオポルトはただ震えることしかできなかった。
本当に何でこうなった?
ちょっと愚痴っただけなのに…王族集合しちゃったよ。
こんなに大事にするつもりなかったんだけどな?
「アンリ嬢、この度は我が愚息がすまなかった。どうか許してくれないか?」
国王陛下!?
そんなに簡単に頭下げちゃダメですよ!?
しかもこんな小娘に対して下げるとかダメですって!
「国王陛下、頭をあげてください。レオポルト殿下の事でしたらもう求婚してこられないように伝えて貰えたらいいのですから。」
「アンリ!でも私の方がサイラスより「黙りなさい!このバカ息子!」」
あら、王妃様がブチ切れてますね…。
国王陛下の顔色も何だか先程より悪くなっている気がする…。
「レオポルトいいですか!?アンリ嬢はもうサイラスを選んでいるのです。そこに何故横槍をいれるのですか!?しかも貴方は昨日王命を出して欲しいと陛下に頼みましたね?そんなの許されるはずがないでしょう!!?」
「しかし、お母様もアンリを気に入っていたではないですか?私とアンリが結婚したら義娘になるのですよ?」
王妃様は手に持っていた扇子をパチンと閉めると、
「アンリ嬢は確かにお気に入りよ?でもね、アンリ嬢の将来に私は口出しする気はないわ。レオポルト、権力だけで手に入れようなんて貴方性根が腐っているわ。そんな貴方にはアンリ嬢は勿体ない。」
そう言い切ると扇子でレオポルト殿下を叩いた。
しかも思いっきり…あれ絶対痛いやつ…。
見てるだけで痛そうだったよぉ…。
そういうのは内々でやってください。
見ている私辛い…。
というか、あのヤロー王命まで使おうとしてたのか!?
人のことをなんだと思ってるんだ!!
もう口もきいてやらん!!
「そろそろ宜しいでしょうか?この場は謝罪の場と受け取って宜しいでしょうか?アンリにはアンリの好いた人と幸せになってもらおうと思っております。もしそんな巫山戯た王命が出た時にはトパゾライト家総出で王家を潰しにきますのでその辺よろしくお願いしますね?」
お父様!?
謀反しちゃダメ!!
何故私の婚約問題でそんな事しちゃダメだよ!!
誰か止めて…って皆ヤル気ですね…。
いつも好戦的なんだよ…これは私がとめないと使用人達もノリノリで乗り込んできちゃうやつ!!
「お父様、そのような事を言ってはいけません。私一人の為にトパゾライト公爵家が謀反なんて絶対ダメです!」
「アンリ大丈夫だ。すぐに終わらせるよ?」
でしょうね!?
そんな気がしてましたよ?
でもダメです!!
私が必死に首を横に振っていると、国王陛下から改めて謝罪があった。
「アンリ嬢、トパゾライト公爵本当に申し訳ない。レオポルトに関しては謹慎処分とし、その後は他国に婿入りさせるようにする。今後アンリ嬢の前に現れないようにするので謀反だけはやめてくれ。それでなくても今大変なんだ…頼む。」
そうですよね。
この前の断罪で今王宮は大変ですもんね。
そんな時に公爵家筆頭が謀反なんて…国滅びちゃうよね。
レオポルト殿下他国にドナドナか…。
どんまい!
まぁ、良い人いるよ!きっと!
知らんけど。
「分かりました。決してアンリに害をもたらす事がないようによろしくお願いしますね?」
お父様の言葉を聞いて国王陛下は首をブンブンと縦に振られました。
この後、今回の迷惑料ということで私はレオポルト殿下が治める予定だった領地を貰うことになった。
そして私が結婚する時に、今回の件とサイラスの働きを鑑みて、爵位を伯爵に陞爵するという約束をお父様が取り付けていた。
平民目指していたのにまさかの領地持ちの貴族に!?
私の平凡スローライフの夢は何処にいったの!?
本当に何がどうなった!?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
レオポルトside
「何で…私は王族なのに…アンリは私が先に目をつけたのに…」
床に座り込みブツブツと呟いているレオポルトの前にナイフが突き刺さった。
レオポルトが驚いて顔をあげるとそこには黒い笑みを浮かべた執事姿の男性がいた。
「これはこれはレオポルト殿下。私たちのアンリ様をよくも困らせてくださいましたね。アンリ様はやっと幸せを手に入れられたのです。邪魔はしないで頂きたい。」
そう言うと彼は袖口からナイフを取り出しレオポルトに向かって投げてきた。
ナイフはレオポルトの頬を掠め壁に突き刺さった。
「今後アンリ様や旦那様に迷惑をかけたらその時は消しますのでよーく覚えておいてください。それでは失礼。」
執事服の彼はナイフを回収し音もなく消えていった。
その場に残されたレオポルトはただ震えることしかできなかった。
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