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第21話 初めての魔法
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魔導書の写しと迷宮探索を続けながら、過ごしている
「イールス様、アーセリオドール様がお呼びです。 お客様が来ています」
侍女が呼びに来ると、イールスは応接室に向かう
「アーセリオドール様、御用でしょうか?」
部屋に入ると、アーセリオドールとセロスが話をしている
「イールス、セロスが用が有るそうだ」
アーセリオドールがイールスに言うと、セロスを見ている
「セロス様、御来訪歓迎します。本日はどの様な御用件でしょうか?」
丁寧に挨拶をすると、セロスが笑い始める
「先日の魔導書はまだ持っているか? 間違えて上級の魔導書を渡した可能性が有る」
セロスが真剣に聞くと、どんな魔導書だったか説明している、アーセリオドールが苦笑いしてセロスを見ている
「直ぐに御持ちします」
真剣に言い部屋を出ていく
やっぱり上級の魔導書だったのか…試されているのか? セロス様に魔法を教わるチャンスかな?
「アーセリオドール、本当に弟か? 性格が違いすぎる」
セロスは、イールスが出て行った扉を見ながら言う
「前も言ったが、優秀だぞ…あの性格が問題だ」
「優秀か? 凡人だろうが! 魔力を少し持っていても、魔法使いになれないぞ」
アーセリオドールとセロスが話している
「お待たせ致しました、こちらがこの前の魔導書です。 この魔導書は難し過ぎて理解出来ませんでしたが、大変勉強になりました」
真剣に言うと、魔導書を2冊差し出す
「あーーこの本だ!! 無くなって探していた」
セロスが笑顔で言うと、魔導書を開いて確認している
「セロス様、不躾なお願いですが、魔力制御が出来ているか、見て頂きたいと思います」
「魔力制御か? セロス折角だから少しだけ見てくれ」
アーセリオドールが真剣に言う
「仕方無い…面倒だが、少し見てやろう」
セロスが少し嫌そうに言う
訓練場に向かい、イールスが初級の魔導書を見ながら、詠唱を始める
「魔力の源よ、炎となりていでよ、ファイヤー」
真剣に魔力を集め詠唱をして、掌に炎を出す
「はぁーーーーー! 」
アーセリオドールが目を丸くして大声をあげる
「まさか1人で、魔法を覚えるとは…」
セロスが驚いて呟く
「質問なのですが…詠唱無しで魔法は使えないのでしょうか?」
真剣に聞く
「昔は無詠唱の魔法も有ったが、今は伝えられてない…研究はしているが…不可能だ!」
セロスが真剣に言う
「教えて頂きありがとうございます。魔力制御は、これで良いでしょうか?」
「この魔法は使えるか?」
セロスが、魔導書の詠唱文を教えて、イールスが真剣に読みながら考えている
ファイヤーアローか…炎の矢か? 簡単に出来るのか?イメージして詠唱しよう
「魔力の源よ、炎の矢となりて、我が敵を穿て!ファイヤーアロー」
炎の矢が出来て、壁に当たり爆発する。爆音に護衛達が慌ててやって来ると、セロスとイールスを見て苦笑いする
「出来ただと!!それも完璧に!! アーセリオドール!! アールスを魔法研究院に入れろ!!」
セロスが大声で言う
「イキナリ魔法研究院か? 無理だ! まだ学校も通ってない! アールスじゃなくイールスだ!!」
アーセリオドールが真剣に言う
「何歳だ!!」
セロスが詰め寄り怒鳴る
「まだ14歳だ!」
「はぁ? 14歳だと!! じゃあ直ぐに学院に入学させろ!! 3年後魔法研究院に仕官させる! 助手にしてやる」
「無理だ! イールスは、魔法研究院に入る気無いだろう…冒険者になると言っている」
アーセリオドールが真剣に言う
「ふざけるな!! これだけの逸材、冒険者にするな!! 絶対に助手にする!!」
セロスがアーセリオドールに怒鳴りながら、言い合いを始めると、イールスがオロオロしている
そんなに難しい魔法かな? 興奮する程の魔法でない筈だけど…アーセリオドール様に迷惑かけたかな?
セロスとアーセリオドールの話が終わり、応接室に戻る
「イールスだったか? この魔導書が本来渡す本だ…今度別の魔導書も持ってこさせる」
セロスが真剣に言う
「ありがとうございます。 大切に勉強します、本日は魔法を見て頂き、本当に感謝します」
「イールス、気が変わったら、何時でも魔法研究院に仕官させる」
セロスが真剣に言うと、帰っていく
イールスが部屋に戻ると、アーセリオドールがヘルクドールに報告に向かう
「訓練場でセロスが魔法を放ったのか?」
ヘルクドールが真剣に聞く
「それが…イールスが魔法を使いました…セロス曰く、魔力量も増えて才能が有るそうです。魔法研究院に仕官させ、助手にしたいと言ってます」
「イールス…才能が有るのか?」
「天才が認める、才能です…それも魔導書を読んだだけで、独学で魔法を覚える事は有り得ないそうです」
アーセリオドールが真剣に説明していると、ヘルクドールが真剣に聞いている
「魔法を教える人が必要か…」
ヘルクドールが呟く
「まだ早いと思っていましたが、アーゼリアストリア王立学院に入学させるしか無いと思います…イールスが断りそうですが…13歳から18歳で入学出来ます…」
「優秀過ぎるか…ロイホールはまだ無理だが、イールスだけ通わせるしか無いだろう…フレールが煩いが、仕方無い」
ヘルクドールが呟き、考え込んでいる
「才能が有り過ぎて、面倒になってきます。王家に知られないようにしたいですが、このままだとセロスが要求しそうです」
「まだ、レズムード伯爵家の名前を名乗らないのだから、仕方無い…いつか御父様と呼んで欲しい」
ヘルクドールが真剣に言う
「難易度高すぎます…まだ御兄様と呼んで貰ってません…家の名前も言わないのだから…」
アーセリオドールが残念そうに言うと、ヘルクドールが失笑している
「イールス様、アーセリオドール様がお呼びです。 お客様が来ています」
侍女が呼びに来ると、イールスは応接室に向かう
「アーセリオドール様、御用でしょうか?」
部屋に入ると、アーセリオドールとセロスが話をしている
「イールス、セロスが用が有るそうだ」
アーセリオドールがイールスに言うと、セロスを見ている
「セロス様、御来訪歓迎します。本日はどの様な御用件でしょうか?」
丁寧に挨拶をすると、セロスが笑い始める
「先日の魔導書はまだ持っているか? 間違えて上級の魔導書を渡した可能性が有る」
セロスが真剣に聞くと、どんな魔導書だったか説明している、アーセリオドールが苦笑いしてセロスを見ている
「直ぐに御持ちします」
真剣に言い部屋を出ていく
やっぱり上級の魔導書だったのか…試されているのか? セロス様に魔法を教わるチャンスかな?
「アーセリオドール、本当に弟か? 性格が違いすぎる」
セロスは、イールスが出て行った扉を見ながら言う
「前も言ったが、優秀だぞ…あの性格が問題だ」
「優秀か? 凡人だろうが! 魔力を少し持っていても、魔法使いになれないぞ」
アーセリオドールとセロスが話している
「お待たせ致しました、こちらがこの前の魔導書です。 この魔導書は難し過ぎて理解出来ませんでしたが、大変勉強になりました」
真剣に言うと、魔導書を2冊差し出す
「あーーこの本だ!! 無くなって探していた」
セロスが笑顔で言うと、魔導書を開いて確認している
「セロス様、不躾なお願いですが、魔力制御が出来ているか、見て頂きたいと思います」
「魔力制御か? セロス折角だから少しだけ見てくれ」
アーセリオドールが真剣に言う
「仕方無い…面倒だが、少し見てやろう」
セロスが少し嫌そうに言う
訓練場に向かい、イールスが初級の魔導書を見ながら、詠唱を始める
「魔力の源よ、炎となりていでよ、ファイヤー」
真剣に魔力を集め詠唱をして、掌に炎を出す
「はぁーーーーー! 」
アーセリオドールが目を丸くして大声をあげる
「まさか1人で、魔法を覚えるとは…」
セロスが驚いて呟く
「質問なのですが…詠唱無しで魔法は使えないのでしょうか?」
真剣に聞く
「昔は無詠唱の魔法も有ったが、今は伝えられてない…研究はしているが…不可能だ!」
セロスが真剣に言う
「教えて頂きありがとうございます。魔力制御は、これで良いでしょうか?」
「この魔法は使えるか?」
セロスが、魔導書の詠唱文を教えて、イールスが真剣に読みながら考えている
ファイヤーアローか…炎の矢か? 簡単に出来るのか?イメージして詠唱しよう
「魔力の源よ、炎の矢となりて、我が敵を穿て!ファイヤーアロー」
炎の矢が出来て、壁に当たり爆発する。爆音に護衛達が慌ててやって来ると、セロスとイールスを見て苦笑いする
「出来ただと!!それも完璧に!! アーセリオドール!! アールスを魔法研究院に入れろ!!」
セロスが大声で言う
「イキナリ魔法研究院か? 無理だ! まだ学校も通ってない! アールスじゃなくイールスだ!!」
アーセリオドールが真剣に言う
「何歳だ!!」
セロスが詰め寄り怒鳴る
「まだ14歳だ!」
「はぁ? 14歳だと!! じゃあ直ぐに学院に入学させろ!! 3年後魔法研究院に仕官させる! 助手にしてやる」
「無理だ! イールスは、魔法研究院に入る気無いだろう…冒険者になると言っている」
アーセリオドールが真剣に言う
「ふざけるな!! これだけの逸材、冒険者にするな!! 絶対に助手にする!!」
セロスがアーセリオドールに怒鳴りながら、言い合いを始めると、イールスがオロオロしている
そんなに難しい魔法かな? 興奮する程の魔法でない筈だけど…アーセリオドール様に迷惑かけたかな?
セロスとアーセリオドールの話が終わり、応接室に戻る
「イールスだったか? この魔導書が本来渡す本だ…今度別の魔導書も持ってこさせる」
セロスが真剣に言う
「ありがとうございます。 大切に勉強します、本日は魔法を見て頂き、本当に感謝します」
「イールス、気が変わったら、何時でも魔法研究院に仕官させる」
セロスが真剣に言うと、帰っていく
イールスが部屋に戻ると、アーセリオドールがヘルクドールに報告に向かう
「訓練場でセロスが魔法を放ったのか?」
ヘルクドールが真剣に聞く
「それが…イールスが魔法を使いました…セロス曰く、魔力量も増えて才能が有るそうです。魔法研究院に仕官させ、助手にしたいと言ってます」
「イールス…才能が有るのか?」
「天才が認める、才能です…それも魔導書を読んだだけで、独学で魔法を覚える事は有り得ないそうです」
アーセリオドールが真剣に説明していると、ヘルクドールが真剣に聞いている
「魔法を教える人が必要か…」
ヘルクドールが呟く
「まだ早いと思っていましたが、アーゼリアストリア王立学院に入学させるしか無いと思います…イールスが断りそうですが…13歳から18歳で入学出来ます…」
「優秀過ぎるか…ロイホールはまだ無理だが、イールスだけ通わせるしか無いだろう…フレールが煩いが、仕方無い」
ヘルクドールが呟き、考え込んでいる
「才能が有り過ぎて、面倒になってきます。王家に知られないようにしたいですが、このままだとセロスが要求しそうです」
「まだ、レズムード伯爵家の名前を名乗らないのだから、仕方無い…いつか御父様と呼んで欲しい」
ヘルクドールが真剣に言う
「難易度高すぎます…まだ御兄様と呼んで貰ってません…家の名前も言わないのだから…」
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