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5.騎士道は心身ともに
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それからの俺は家中を唖然とさせるほど、学校終わりに筋トレをし、休日の剣術の先生による指導にのめり込んだ。
魔法のこともあるが、前世はバスケ部で地区大会に出場するくらいにはほどほどに頑張っていたし体格にも恵まれていたから、脂肪もないけど筋肉もついてないヒョロヒョロの身体のまま勤勉家へ成長するランバートの未来におぞけがするということもあり、兎に角死に物狂いで体を動かし、ご飯も沢山食べた。筋肉質で日に焼けた浅黒い肌に憧れるが、この白い肌は一時的に赤くなるだけで焼ける気配がない。この地域の人種の問題も有るのか難しそうだ。
学校でも剣術の授業が組み込まれており有難い。
「ランバート君、だいぶ軸が定まって剣筋が通ってきたね。その調子だよ。」
こんな風に先生に褒められると、お調子者の俺が出てきて余計な力が入って型が崩れてしまう。いかんいかん。冷静に。この授業では肌を切らない刃先の丸い剣を使っているため、よく二人一組で打ち合うのだが、俺のクラスは二十九人と奇数なためどうしても一人余る。そんな時いつも先生と組んでいるのが、一番背の高くガタイの良いヨアゼルン=フィアラルドだ。フィアラルド家と言うと、その名を知らぬ者はいないだろう。目まぐるしく戦績を上げ続け武爵の爵位を授かった名家で、現当主のダスクウェル=フィアラルドは国王に直属する軍事総司令官その人である。
その家系の血を継ぐヨアゼルンは名家に恥じぬ・・・というより歴代一と期待されるほどの実力者であり、大人顔負けの技量を持つと噂されているを俺はこのクラスの中で最高位の家系でもあり、剣術の課題を易々とこなす彼を羨望の眼差しで見ていた。
「いつも見てますね、ランバート君。ヨアゼルン君のこと、気になりますか?」
打ち合いの相手になった、俺と互角のオルフェンが休憩の合間にそう言ってきた。彼は背は高いが目が丸くて大きく可愛らしい顔立ちだが、本人にとってはコンプレックスのようで隠すように鼈甲色の伊達眼鏡をかけている。半月が経ち、最初は皆から遠目で眺められるだけのランバートだったが、俺の隠し切れない怠惰な内面と砕けた言葉遣いで大分クラスに馴染んできたと思う。
「え?・・・うん。だって強い男には憧れるじゃん。俺、あいつに弟子入りしようかな。」
家の中や先生の前では猫かぶって一人称「僕」を維持しているが、クラスメイトの前では面倒臭くて「俺」を解禁している。ヨアゼルンに対してそう思うのはきっと俺だけじゃないはずだ。けれど、身分の高さだけが理由じゃなくて、彼が常に発している厭世的な佇まいに畏怖を抱いて誰も関わろうとしない。
俺は別に友人に困っていないし、一人で居たいタイプなら放っておくが、彼の外見的な魅力もあってどうにも気になってしまう。艶やかな瑠璃色の肩まで伸びる髪と、黒に近い深海を吸い込んだような切れ長の瞳は深淵を丸め込んでいるかのようだ。彫りが深く全体的に骨格が太い。荒削りな男臭さが年齢的な幼さと噛み合わず、今は不整合な成長として敬遠されがちかもしれないが、こいつは中等部に入る頃には女子から黄色い声を上げられる存在になりそうだと先見していた。
「ら、ランバート君、彼の弟子になるのかい?!」
「おい、声大きいって!軽い冗談だろ?・・・あいつが相手にするわけねぇじゃんよ。」
オルフェンが大声で叫ぶものだから、俺は慌てて彼の口を塞いだ。その声は皆に届いてしまったようで、生徒たちが一斉に視線を向けてきた。当の本人も一瞬、怪訝そうにこちらを見た、気がする…。
でも誰のことを言ってるのかまでは分からないよな。大丈夫、大丈夫…
その焦りを掻き消すように、俺はその後の打ち合いに燃えてオルフェンを押しに押した。決して、声を荒げた彼に仕返したわけではない。
◇◇◇
その後3ヶ月が経ち、相変わらずヨアゼルンは一人行動を貫き接点も無いまま、総合テストの日を迎えた。
総合テストは、国語・算数・歴史・地理・剣術の五科目だ。中等部になると魔法や経済学が追加されるらしいが。
何を隠そう、前世は大学受験を乗り越えた男である。文系寄りだったため、国語は勝手に脳内で日本語変換されるから楽勝であるし、算数も初等部の内容なのでおちゃのこさいさいである。歴史と地理は固有名詞のオンパレードで苦戦したが、屈指の記憶力で乗り越えた。暗記の部分は筋トレしながら呪文のように呟いて、その成果あってか全範囲覚えられたと思う。剣術も中の上だろうし、クラスメイトには申し訳ないが、ここで試験攻略というチート張りのスキル、発揮させてもらおう!
そして俺の目論見通り、クラスで・・・否、学年でぶっちぎりの一位を獲得したのである。
成績順の貼り出しについては前世の時代だと賛否両論あるだろうが、学年全体の順位は30位まで廊下の掲示板に貼り出される。各クラスでの順位はそれぞれの教室の後ろに。
「ランバート君、凄いね!クラスの誇りだよ!」
「美しい上に頭脳明晰だなんて・・・憧れるよ・・・」
「素晴らしいですわ。いつも真剣に授業を受けていましたものね。」
教室では次々に俺を称える声が上がり、すっかり天狗になっていた。しかも、あのヨアゼルンはまさかのクラス最下位だったのだ。あの顔で!いつも飄々と剣を振り回していた男が!授業中はいつも気怠そうに聞いていた彼が!
彼に勝る部分を見つけ、本当に俺は調子に乗っていたのだ。そう、日本の謙虚たる武士道に通ずる、この世界での騎士道の精神をすっかり忘れて。
その日の俺は各自に配られた成績表を大事に革鞄に仕舞って上機嫌で帰宅した。
「ランバート、何か良いことでもあったの?」
夕食でもニコニコが絶えない俺に母上が尋ねる。だが俺は自ら話題に出して自慢するような嫌な奴ではないぞ。
「今日は総合テストの結果が出たね。それかい?ランバート、どうだったの?」
よくぞ言ってくれましたお兄様!喉の上まで出かかっていたんです。
「実は、学年一位を獲りました。」
努めてしとやかに答えたが、家族皆とても感激した様子で俺を褒めちぎった。傍に控えた使用人たちも頷きながら拍手していた。そして俺の鼻は天井を突き抜けるほどにどんどん高くなる。
「文武両道が父上の教えですからね。僕なりに精一杯努力しました。ふっ、フィアラルド家のご子息、ヨアゼルン君をご存知ですか?彼、剣術はピカイチで憧れだったのですが、勉学はからっきしダメでして・・・とてもガッカリしましたよ。」
そう言って大袈裟に肩を落とすと、祝福モードが一転。シンと静まり返り、急に空気が冷えた感覚がした。
冷気の発生源はどうやら父上のようで。今まで見たこともない満面の笑みでこちらを見ていた。
しまった、ついつい余計なことを口走ってしまった。父上が一番嫌うことを…。
「ランバート、お前のその努力と才能は優れたものかもしれない。だがな、人には得手不得手があるのだ。互いに足りない部分を補い、手を差し伸べる。若いうちからそうして切磋琢磨してゆくのだぞ。私の言いたいことが分かるかね?」
「はい、それはもう…耳が痛いほどに…」
「彼の実力は私の耳に入るほどだ。良き友人を持ったね。お前は最近剣技にも打ち込んでいるそうじゃないか。互いの足りない部分で師となりなさい。…フィアラルド家には色々思うところはあるがね。ダスクウェルには私からも言っておくから、今度の休日に彼をうちに呼びなさい。」
「えっ」
父上は更に笑みを深くした。
「友人を遊びに誘うだけだ。ランバート、出来るな?」
「も、勿論です。父上ぇ…」
俺はしきりに頷いて、反論の余地などこれっぽちもなかった。
魔法のこともあるが、前世はバスケ部で地区大会に出場するくらいにはほどほどに頑張っていたし体格にも恵まれていたから、脂肪もないけど筋肉もついてないヒョロヒョロの身体のまま勤勉家へ成長するランバートの未来におぞけがするということもあり、兎に角死に物狂いで体を動かし、ご飯も沢山食べた。筋肉質で日に焼けた浅黒い肌に憧れるが、この白い肌は一時的に赤くなるだけで焼ける気配がない。この地域の人種の問題も有るのか難しそうだ。
学校でも剣術の授業が組み込まれており有難い。
「ランバート君、だいぶ軸が定まって剣筋が通ってきたね。その調子だよ。」
こんな風に先生に褒められると、お調子者の俺が出てきて余計な力が入って型が崩れてしまう。いかんいかん。冷静に。この授業では肌を切らない刃先の丸い剣を使っているため、よく二人一組で打ち合うのだが、俺のクラスは二十九人と奇数なためどうしても一人余る。そんな時いつも先生と組んでいるのが、一番背の高くガタイの良いヨアゼルン=フィアラルドだ。フィアラルド家と言うと、その名を知らぬ者はいないだろう。目まぐるしく戦績を上げ続け武爵の爵位を授かった名家で、現当主のダスクウェル=フィアラルドは国王に直属する軍事総司令官その人である。
その家系の血を継ぐヨアゼルンは名家に恥じぬ・・・というより歴代一と期待されるほどの実力者であり、大人顔負けの技量を持つと噂されているを俺はこのクラスの中で最高位の家系でもあり、剣術の課題を易々とこなす彼を羨望の眼差しで見ていた。
「いつも見てますね、ランバート君。ヨアゼルン君のこと、気になりますか?」
打ち合いの相手になった、俺と互角のオルフェンが休憩の合間にそう言ってきた。彼は背は高いが目が丸くて大きく可愛らしい顔立ちだが、本人にとってはコンプレックスのようで隠すように鼈甲色の伊達眼鏡をかけている。半月が経ち、最初は皆から遠目で眺められるだけのランバートだったが、俺の隠し切れない怠惰な内面と砕けた言葉遣いで大分クラスに馴染んできたと思う。
「え?・・・うん。だって強い男には憧れるじゃん。俺、あいつに弟子入りしようかな。」
家の中や先生の前では猫かぶって一人称「僕」を維持しているが、クラスメイトの前では面倒臭くて「俺」を解禁している。ヨアゼルンに対してそう思うのはきっと俺だけじゃないはずだ。けれど、身分の高さだけが理由じゃなくて、彼が常に発している厭世的な佇まいに畏怖を抱いて誰も関わろうとしない。
俺は別に友人に困っていないし、一人で居たいタイプなら放っておくが、彼の外見的な魅力もあってどうにも気になってしまう。艶やかな瑠璃色の肩まで伸びる髪と、黒に近い深海を吸い込んだような切れ長の瞳は深淵を丸め込んでいるかのようだ。彫りが深く全体的に骨格が太い。荒削りな男臭さが年齢的な幼さと噛み合わず、今は不整合な成長として敬遠されがちかもしれないが、こいつは中等部に入る頃には女子から黄色い声を上げられる存在になりそうだと先見していた。
「ら、ランバート君、彼の弟子になるのかい?!」
「おい、声大きいって!軽い冗談だろ?・・・あいつが相手にするわけねぇじゃんよ。」
オルフェンが大声で叫ぶものだから、俺は慌てて彼の口を塞いだ。その声は皆に届いてしまったようで、生徒たちが一斉に視線を向けてきた。当の本人も一瞬、怪訝そうにこちらを見た、気がする…。
でも誰のことを言ってるのかまでは分からないよな。大丈夫、大丈夫…
その焦りを掻き消すように、俺はその後の打ち合いに燃えてオルフェンを押しに押した。決して、声を荒げた彼に仕返したわけではない。
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その後3ヶ月が経ち、相変わらずヨアゼルンは一人行動を貫き接点も無いまま、総合テストの日を迎えた。
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何を隠そう、前世は大学受験を乗り越えた男である。文系寄りだったため、国語は勝手に脳内で日本語変換されるから楽勝であるし、算数も初等部の内容なのでおちゃのこさいさいである。歴史と地理は固有名詞のオンパレードで苦戦したが、屈指の記憶力で乗り越えた。暗記の部分は筋トレしながら呪文のように呟いて、その成果あってか全範囲覚えられたと思う。剣術も中の上だろうし、クラスメイトには申し訳ないが、ここで試験攻略というチート張りのスキル、発揮させてもらおう!
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成績順の貼り出しについては前世の時代だと賛否両論あるだろうが、学年全体の順位は30位まで廊下の掲示板に貼り出される。各クラスでの順位はそれぞれの教室の後ろに。
「ランバート君、凄いね!クラスの誇りだよ!」
「美しい上に頭脳明晰だなんて・・・憧れるよ・・・」
「素晴らしいですわ。いつも真剣に授業を受けていましたものね。」
教室では次々に俺を称える声が上がり、すっかり天狗になっていた。しかも、あのヨアゼルンはまさかのクラス最下位だったのだ。あの顔で!いつも飄々と剣を振り回していた男が!授業中はいつも気怠そうに聞いていた彼が!
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夕食でもニコニコが絶えない俺に母上が尋ねる。だが俺は自ら話題に出して自慢するような嫌な奴ではないぞ。
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「文武両道が父上の教えですからね。僕なりに精一杯努力しました。ふっ、フィアラルド家のご子息、ヨアゼルン君をご存知ですか?彼、剣術はピカイチで憧れだったのですが、勉学はからっきしダメでして・・・とてもガッカリしましたよ。」
そう言って大袈裟に肩を落とすと、祝福モードが一転。シンと静まり返り、急に空気が冷えた感覚がした。
冷気の発生源はどうやら父上のようで。今まで見たこともない満面の笑みでこちらを見ていた。
しまった、ついつい余計なことを口走ってしまった。父上が一番嫌うことを…。
「ランバート、お前のその努力と才能は優れたものかもしれない。だがな、人には得手不得手があるのだ。互いに足りない部分を補い、手を差し伸べる。若いうちからそうして切磋琢磨してゆくのだぞ。私の言いたいことが分かるかね?」
「はい、それはもう…耳が痛いほどに…」
「彼の実力は私の耳に入るほどだ。良き友人を持ったね。お前は最近剣技にも打ち込んでいるそうじゃないか。互いの足りない部分で師となりなさい。…フィアラルド家には色々思うところはあるがね。ダスクウェルには私からも言っておくから、今度の休日に彼をうちに呼びなさい。」
「えっ」
父上は更に笑みを深くした。
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