16 / 29
獣人の町
第十一話
しおりを挟む
「……まさか、サクヤがIWOしてるなんてなぁ」
驚き覚めやらぬままの男が、佐久弥を見下ろす。
「あれだけ誘ったのに、一回もVRゲームしようとしなかったのにぃ~なーんで教えてくれなかったのぉ~?」
ぷん、とむくれた少女が口を尖らせながら告げる。
「…………」
佐久弥にはもう、この二人が誰かはわかっていた。
どれほど姿を変えようと、それぞれにその面影は残っていたからだ。
――友人と妹。
互いにVRゲームの面白さを佐久弥に何度も語っては一緒にプレイしようと誘いをかけてきていたのを、佐久弥は同じ数だけ断っていた。
それなのにいまだに諦めず誘いをかけていた二人だったからこそ、佐久弥がこの場にいるのに心底驚いているようだ。
「サクヤはソロで動いてるのか?……というか、その頭の上のは何だ」
スラリーを見た事が無いのか、不思議そうに佐久弥の頭の上のスライムをつつく男が、不思議そうに首を傾げてはまたつつく。
スライムが嫌がってフードの中にコウモリと一緒に潜り込むと残念そうに手をひっこめている。
こちらは、見慣れた布の服の上に防御力を重視していそうな鎧をつけ、身の丈もありそうなほどの大剣を背にしていて貫禄は十分だ。
佐久弥に似た漆黒の髪と、黒い瞳。浅黒い肌は鋭い視線と相まって少々強面だ。
「さっくんってば水臭いよぉ~はじめるなら、言ってくれれば最初っから、手とり足とり腰とり!説明してあげたのにぃ~☆」
きゃはっ、と笑って告げる少女は、自分で作ったのか、誰かに作ってもらったのかは知らないが、最初の布の服とは全然違う可愛らしいドレスを着ていた。
ひらひらとした裾には多くのレースが施され、身動きするたびにふわりと翻る。
ふわふわと波打つ金の髪は柔らかに幼い頬を縁取っていて、今は尖っている桜色の唇もまた柔らかそうだった。
「…………」
二人が話す間ひたすら黙りこくっていた佐久弥が、おもむろに片手を上げる。
がっしりと少女の顔面を掴むと、そのままギリギリと力を入れた。
「きめぇんだよ、てめえ!何がさっくんだ。何が腰とリだ。そして何だその『リリィ』なんつーふざけた名前は!!」
「いた、いた、いたいってばぁ~!!さっくんの馬鹿ぁ~っ!!」
さっくんの単語にさらに手に力を込める。
「……そのふざけた呼び方と、しゃべり方をやめろ。気持ち悪い」
「わーった!わーったよ!くっそ、てめえ痛ぇじゃねーかよ!!」
舌打ちしながら佐久弥の手を振り払った少女が睨みつける。
この少女こそ、何度もVRゲームに佐久弥を誘い続けた友人の拓也だ。
「いいじゃんかよ、どうせなら可愛い子見ながらプレイしてーじゃねーか。……自分で自分の姿見られないのが誤算だったがな」
「相変わらず考えなしだな、お前は」
「こんないたいけな少女にお前は相変わらず容赦が無ぇな」
「俺の中にはお前らに対してする容赦などはじめから無い」
普段の口調になった拓也に、ようやく佐久弥の鳥肌が治まる。
「俺にもか?サクヤ」
楽しげに口元を歪めて立つ男にも、佐久弥は嫌そうな目を向ける。
「そんで?お前は何でそんな姿なんだ」
妹の咲を見遣ると、何だそんなこと、とばかりに肩をすくめる。
「戦闘ありだろ?だったらリーチ長い方が有利だと思って。そんだけ」
ゲーム性ありきの言葉に、妹の性格を知り尽くしている佐久弥は何も言えない。
「口調は」
「兄貴は、こんな格好した男が女言葉でしゃべるの聞きたいのか?」
「……もうお前はその口調のままで良い。想像したら耐えられなかった」
「だろ?」
自分は間違ってない。と堂々とする妹の行く末が少し不安になったが、もう嫁いでいるのだから問題ないだろうと開き直る。
「そんで、お前は……『輝夜』か……何て微妙な」
微妙に厨二病っぽい名前に引いていると、兄貴が佐久弥だからなんとなくねーとからから笑っている。
「というか、性別ってあったか?」
「……また兄貴はキャラクター設定適当にしたんだな。まあ、その姿みたら何もしてないのわかるけどな」
苦笑しながら、咲は一番下に詳細設定があり、大幅な変更が出来るんだと言うが、興味が無かったので覚えてない。
「それで?珍しいVR初体験のサクヤはこの町までどうしてたんだ?」
その青いの何だとか、腰の剣ってどこにあるんだ?とか矢継ぎ早に問い掛けられる。
……相変わらず、初プレイの感想とか何より、そういった情報を求める咲の姿に、適当な場所に座り込み、話し出したのだが……話せば話すほど解放してもらえそうになかった。
「は?門番?」
情報源を語ると、二人は一瞬無言になった。
「ちゃんと話しかけたんだけど……?」
「俺も俺も、ちゃんと話しかけたぞー」
どっかりと胡坐をかいた拓也が頬杖をついて口を尖らせる。
「モンスターの名前と、行動範囲くらいは教えてもらったけど、採取方法なんて知らないよ俺は」
首を振る咲に、拓也もうんうんと頷く。
「それだけだったから俺もそれ以上話しかけてない」
なー。と二人揃って首を傾けている。
「……んー。何が違うんだろうな。まあとりあえず通るたびに雑談してたら、ぽろりと教えてくれたんだが」
「「それだ!!」」
何だ?NPCにも好感度設定とかあんの?仲良くなんねーと情報くれないとか?それとも会話回数?会話の内容関係あんの?
意見を交わしだした二人の話が一段落つくまでぼんやりとスライムをぐねぐねと捏ね回しながら待つ。
「んでー?サクヤ、その青いのは何なんだよ」
「こいつはスラリーって種族だ。門番も言ってなかったか?」
ひょい、と前か後ろかはわからないが持ち上げて拓也へと突き出す。
「あー名前だけは聞いたんだけどよぉ、見た事ねーんだ」
「初日に人の多さに嫌気が差して川の近くで昼寝してたら、周りに大量に出てきた」
(あ……あいつらの所に顔出すの忘れてた)
語りながら佐久弥の背中を冷や汗が流れる。どうしよう、次にあの場所に行くのが怖い。
「なんだそりゃ?……これも要検証か~。つーか、何でサクヤそれ掲示板にあげねーの?」
「は?掲示板?何だそりゃ」
「公式HPにある攻略質問掲示板」
当たり前のように告げられても知らないし、知っていたとしても、攻略など見る気は無い。
「ゲームなんて、自力で調べるのが当たり前だろ?」
「あんだけうじゃうじゃNPCいて、全部回れるわけねーだろが!挨拶だけしかしない奴はいいとして、旦那の愚痴を延々聞かせてくる主婦やら、酔って管を巻くようなのとか、仕事の愚痴ばっか言う奴とか、流行の髪型とかの話ばっかする奴とか!」
やってらんねーよ!と叫ぶ拓也に佐久弥は首を傾げる。
「いや、面白いぞ。同じ言葉を延々言われるのを承知で、ストーリーが進むたびに全員聞きなおす事を考えたらはるかに面白い」
「……てめーのマゾいプレイ方法で考えんじゃねええええええ!!」
うがーっとせっかく整えていた髪を掻き毟る拓也に、そういえば、と佐久弥は続ける。
「採取情報なら、他にもいたぞ。二人ほど」
「……誰だ」
どこか据わった目付きで問う拓也に、ああ、これこれ。と思う。
そもそも普段の拓也はそれこそ今してるような髪色をしていて妙にやさぐれているのだ。たまに二人で遊びに行ったら佐久弥が脅されているんじゃないかと職務質問を受けることがあるほどだ。
「町の外れにいるだろ?掃除してる女の子、あれ。あとは……酒場の二階の……いっちばん奥の部屋にいる男」
「……あの、いつも掃除しながら熱唱してて声かけ辛いあの娘と、酒場の奥でいっつも飲んだくれて泥酔してるおっさんか」
拓也の声が低い。そりゃもー低い。
「わかるわけねぇだろうがぁあああ!!運営ぃいいいい!!面かせ、面ぁ!!」
暴れる拓也を落ち着かせた後も、情報交換会はまだまだ続けられた――
驚き覚めやらぬままの男が、佐久弥を見下ろす。
「あれだけ誘ったのに、一回もVRゲームしようとしなかったのにぃ~なーんで教えてくれなかったのぉ~?」
ぷん、とむくれた少女が口を尖らせながら告げる。
「…………」
佐久弥にはもう、この二人が誰かはわかっていた。
どれほど姿を変えようと、それぞれにその面影は残っていたからだ。
――友人と妹。
互いにVRゲームの面白さを佐久弥に何度も語っては一緒にプレイしようと誘いをかけてきていたのを、佐久弥は同じ数だけ断っていた。
それなのにいまだに諦めず誘いをかけていた二人だったからこそ、佐久弥がこの場にいるのに心底驚いているようだ。
「サクヤはソロで動いてるのか?……というか、その頭の上のは何だ」
スラリーを見た事が無いのか、不思議そうに佐久弥の頭の上のスライムをつつく男が、不思議そうに首を傾げてはまたつつく。
スライムが嫌がってフードの中にコウモリと一緒に潜り込むと残念そうに手をひっこめている。
こちらは、見慣れた布の服の上に防御力を重視していそうな鎧をつけ、身の丈もありそうなほどの大剣を背にしていて貫禄は十分だ。
佐久弥に似た漆黒の髪と、黒い瞳。浅黒い肌は鋭い視線と相まって少々強面だ。
「さっくんってば水臭いよぉ~はじめるなら、言ってくれれば最初っから、手とり足とり腰とり!説明してあげたのにぃ~☆」
きゃはっ、と笑って告げる少女は、自分で作ったのか、誰かに作ってもらったのかは知らないが、最初の布の服とは全然違う可愛らしいドレスを着ていた。
ひらひらとした裾には多くのレースが施され、身動きするたびにふわりと翻る。
ふわふわと波打つ金の髪は柔らかに幼い頬を縁取っていて、今は尖っている桜色の唇もまた柔らかそうだった。
「…………」
二人が話す間ひたすら黙りこくっていた佐久弥が、おもむろに片手を上げる。
がっしりと少女の顔面を掴むと、そのままギリギリと力を入れた。
「きめぇんだよ、てめえ!何がさっくんだ。何が腰とリだ。そして何だその『リリィ』なんつーふざけた名前は!!」
「いた、いた、いたいってばぁ~!!さっくんの馬鹿ぁ~っ!!」
さっくんの単語にさらに手に力を込める。
「……そのふざけた呼び方と、しゃべり方をやめろ。気持ち悪い」
「わーった!わーったよ!くっそ、てめえ痛ぇじゃねーかよ!!」
舌打ちしながら佐久弥の手を振り払った少女が睨みつける。
この少女こそ、何度もVRゲームに佐久弥を誘い続けた友人の拓也だ。
「いいじゃんかよ、どうせなら可愛い子見ながらプレイしてーじゃねーか。……自分で自分の姿見られないのが誤算だったがな」
「相変わらず考えなしだな、お前は」
「こんないたいけな少女にお前は相変わらず容赦が無ぇな」
「俺の中にはお前らに対してする容赦などはじめから無い」
普段の口調になった拓也に、ようやく佐久弥の鳥肌が治まる。
「俺にもか?サクヤ」
楽しげに口元を歪めて立つ男にも、佐久弥は嫌そうな目を向ける。
「そんで?お前は何でそんな姿なんだ」
妹の咲を見遣ると、何だそんなこと、とばかりに肩をすくめる。
「戦闘ありだろ?だったらリーチ長い方が有利だと思って。そんだけ」
ゲーム性ありきの言葉に、妹の性格を知り尽くしている佐久弥は何も言えない。
「口調は」
「兄貴は、こんな格好した男が女言葉でしゃべるの聞きたいのか?」
「……もうお前はその口調のままで良い。想像したら耐えられなかった」
「だろ?」
自分は間違ってない。と堂々とする妹の行く末が少し不安になったが、もう嫁いでいるのだから問題ないだろうと開き直る。
「そんで、お前は……『輝夜』か……何て微妙な」
微妙に厨二病っぽい名前に引いていると、兄貴が佐久弥だからなんとなくねーとからから笑っている。
「というか、性別ってあったか?」
「……また兄貴はキャラクター設定適当にしたんだな。まあ、その姿みたら何もしてないのわかるけどな」
苦笑しながら、咲は一番下に詳細設定があり、大幅な変更が出来るんだと言うが、興味が無かったので覚えてない。
「それで?珍しいVR初体験のサクヤはこの町までどうしてたんだ?」
その青いの何だとか、腰の剣ってどこにあるんだ?とか矢継ぎ早に問い掛けられる。
……相変わらず、初プレイの感想とか何より、そういった情報を求める咲の姿に、適当な場所に座り込み、話し出したのだが……話せば話すほど解放してもらえそうになかった。
「は?門番?」
情報源を語ると、二人は一瞬無言になった。
「ちゃんと話しかけたんだけど……?」
「俺も俺も、ちゃんと話しかけたぞー」
どっかりと胡坐をかいた拓也が頬杖をついて口を尖らせる。
「モンスターの名前と、行動範囲くらいは教えてもらったけど、採取方法なんて知らないよ俺は」
首を振る咲に、拓也もうんうんと頷く。
「それだけだったから俺もそれ以上話しかけてない」
なー。と二人揃って首を傾けている。
「……んー。何が違うんだろうな。まあとりあえず通るたびに雑談してたら、ぽろりと教えてくれたんだが」
「「それだ!!」」
何だ?NPCにも好感度設定とかあんの?仲良くなんねーと情報くれないとか?それとも会話回数?会話の内容関係あんの?
意見を交わしだした二人の話が一段落つくまでぼんやりとスライムをぐねぐねと捏ね回しながら待つ。
「んでー?サクヤ、その青いのは何なんだよ」
「こいつはスラリーって種族だ。門番も言ってなかったか?」
ひょい、と前か後ろかはわからないが持ち上げて拓也へと突き出す。
「あー名前だけは聞いたんだけどよぉ、見た事ねーんだ」
「初日に人の多さに嫌気が差して川の近くで昼寝してたら、周りに大量に出てきた」
(あ……あいつらの所に顔出すの忘れてた)
語りながら佐久弥の背中を冷や汗が流れる。どうしよう、次にあの場所に行くのが怖い。
「なんだそりゃ?……これも要検証か~。つーか、何でサクヤそれ掲示板にあげねーの?」
「は?掲示板?何だそりゃ」
「公式HPにある攻略質問掲示板」
当たり前のように告げられても知らないし、知っていたとしても、攻略など見る気は無い。
「ゲームなんて、自力で調べるのが当たり前だろ?」
「あんだけうじゃうじゃNPCいて、全部回れるわけねーだろが!挨拶だけしかしない奴はいいとして、旦那の愚痴を延々聞かせてくる主婦やら、酔って管を巻くようなのとか、仕事の愚痴ばっか言う奴とか、流行の髪型とかの話ばっかする奴とか!」
やってらんねーよ!と叫ぶ拓也に佐久弥は首を傾げる。
「いや、面白いぞ。同じ言葉を延々言われるのを承知で、ストーリーが進むたびに全員聞きなおす事を考えたらはるかに面白い」
「……てめーのマゾいプレイ方法で考えんじゃねええええええ!!」
うがーっとせっかく整えていた髪を掻き毟る拓也に、そういえば、と佐久弥は続ける。
「採取情報なら、他にもいたぞ。二人ほど」
「……誰だ」
どこか据わった目付きで問う拓也に、ああ、これこれ。と思う。
そもそも普段の拓也はそれこそ今してるような髪色をしていて妙にやさぐれているのだ。たまに二人で遊びに行ったら佐久弥が脅されているんじゃないかと職務質問を受けることがあるほどだ。
「町の外れにいるだろ?掃除してる女の子、あれ。あとは……酒場の二階の……いっちばん奥の部屋にいる男」
「……あの、いつも掃除しながら熱唱してて声かけ辛いあの娘と、酒場の奥でいっつも飲んだくれて泥酔してるおっさんか」
拓也の声が低い。そりゃもー低い。
「わかるわけねぇだろうがぁあああ!!運営ぃいいいい!!面かせ、面ぁ!!」
暴れる拓也を落ち着かせた後も、情報交換会はまだまだ続けられた――
0
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる