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お祖父様に会いました
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おばあさま達が私に気付いて手を振った。
すると、おばあさまの周りにいた人達も一斉にこっちを見る。
そんなに注目されると緊張するんですけど!?
おぉっ!おじいさまらしき人もメッチャこっち見てるじゃん!!
第一印象が大事だからね。笑顔、笑顔!
私は緊張で引きつりそうな顔をなんとか笑顔にして手を振り返した。
途端に周囲から歓声が沸き起こる。みんな顔を赤くしたり何やら悶えたりしている。
えっ、何これ……怖いんですけど!?
私は恐怖のあまり思わずとーさまの首にしがみ付いた。
「何あの子?動いてるからお人形じゃないのよね?凄く可愛いわ!」
「儚げに微笑んで手を振っているぞ?天使か?天使なのか!?」
「見ろ!怯える姿が小動物のようだな。頭を撫でてモフモフしてみたい……。」
怖いよー!!みんなで何か言ってる!ザワザワし過ぎてなんて言ってるのかわかんないよー!
私が半泣き状態になってとーさまに更に強くしがみ付いていると、コツコツと足音がこっちに近づいてきた。
「やあロイス、その子が例の子かい?」
「父上、アヤナです。私とフローラの自慢の娘ですよ。可愛いでしょう?」
「はじめまして、おじいさま。あやなです。よろしくおねがいします。」
とーさまに促されて挨拶をし、おじいさまを見る。
おじいさまは金髪で青い目のイケメンだった。少し垂れ目だけど、ニコニコして優しい感じがとーさまとよく似ている。
さすが親子。
……でも、そう思ったのはその時までだった。
「アヤナはとっても可愛いね。まるで職人に作らせたお人形のようだよ。目はクリッとしてガラス玉みたいにキラキラしてるし、頬はふっくらして少し赤みがかってるのなんて美味しそうで食べちゃいたいくらいだし。口紅なんて塗らなくても赤い唇はちっちゃくて可愛いね。黒髪も艶やかで神秘的だし、本当にずっと見ていたいくらい可愛いよ。」
おじいさまの口からは、私を褒め称える言葉がスラスラと出てきて驚いた。
……って言うかちょっと引いた。なんだこのナンパな感じ。メッチャ軽いじゃん。
私の手を取ってキスをするおじいさまはニコニコと、とってもご機嫌な様子だ。
この人、本当にラントおじさまのお父さんなの!?全然似てないよね!性格が!
「サニアの事は名前で呼んでいるんだってね。私もカルマって名前で呼んで欲しいな。」
「カ、カルマおじいさま?」
「可愛い~!!食べちゃいたい!」
私に手を伸ばすカルマおじいさまから、とーさまが体を捩って守ってくれた。
「父上。アヤナが怖がっているのでやめて下さい。」
涙目の私にとーさまが申し訳なさそうに眉尻を下げて頭を撫でる。
「ごめんよ。悪気は無いんだ。こんな性格だけど、一応、元宰相だから仕事は出来るし、お祖母様一筋な人でね。許してあげておくれ。」
私はコクコクと頷く。
とーさまに怒られてちょっぴりシュンとしているカルマおじいさまの横では、カルマおじいさまより頭ひとつ分背の高いもう一人のおじいさまが私をジッと見ている。
銀髪に青い目のその人は、多分かーさまのお父さん。
でも背が高くて体格もガッシリしていて目つきが悪いから、見られると威嚇されているようでとっても怖い。
ちなみに、元騎士団長なんだって。
いつもニコニコと微笑んでいるかーさまとは全然似てない。
……でも、これも、そう思ったのはこの時だけだった。
私がビクビクしていると、私を見つめるおじいさまの表情がフッと和らいだ。
そして大きなゴツゴツとした手で私の頭を優しくポンポンと撫でると、口の端を少し上げて目を細める。
「怖がらせてすまない。私はフローラの父のオルディスだ。……私も名前でいいぞ。」
あれ、オルディスおじいさまは顔がちょっと?怖いけど優しい。
なんだか雰囲気がかーさまに似てふんわりして温かいかも。
「あやなです。よろしくおねがいします。……オルディスおじいさま?」
私がちょっと照れて首をコテンと傾げると、オルディスおじいさまは頷き、黙って私に向かって両手を広げた。
私はオルディスおじいさまを思わず見つめる。
あれ?この無言のやり取り……ここに来る前にラントおじさまとしたような……。
私が恐る恐る手を伸ばすと、オルディスおじいさまがヒョイッと私を抱き上げて頭を撫でてくれた。
おぉ、デジャブ!!
「えー?オルディスだけ抱っこするとかズルくない?私も可愛いアヤナを抱き締めたいよ。」
横でプリプリと怒るカルマおじいさまを、オルディスおじいさまがジト目で見る。
「お前は駄目だ。」
「なんでだよー!?」
言い合いながら、おじいさま達が私の争奪戦を繰り広げる。
その様子が可笑しくて私は声を上げて笑った。
そんな私を見て、おじいさま達が嬉しそうに笑う。
おばあさま、とーさま、かーさま、リスター、そしていつの間にか側に来ていたラントおじさま、エリーゼおばさま、フレイにーさま、みんなが笑っていた。
それが嬉しくて、私は益々笑顔になる。
今日こうしておじいさま達に会って、みんなが笑っている。
それは、私が家族全員に認めてもらえたって感じがして、嬉しくて、幸せで、泣けてきた。
目をウルウルさせている私に気付いて、おじいさま達が愛し気に頭を撫でてくれた。
おじいさまは、ナンパな感じだし、顔もちょっぴり怖いけれど、とっても優しい、素敵な人達でした!
すると、おばあさまの周りにいた人達も一斉にこっちを見る。
そんなに注目されると緊張するんですけど!?
おぉっ!おじいさまらしき人もメッチャこっち見てるじゃん!!
第一印象が大事だからね。笑顔、笑顔!
私は緊張で引きつりそうな顔をなんとか笑顔にして手を振り返した。
途端に周囲から歓声が沸き起こる。みんな顔を赤くしたり何やら悶えたりしている。
えっ、何これ……怖いんですけど!?
私は恐怖のあまり思わずとーさまの首にしがみ付いた。
「何あの子?動いてるからお人形じゃないのよね?凄く可愛いわ!」
「儚げに微笑んで手を振っているぞ?天使か?天使なのか!?」
「見ろ!怯える姿が小動物のようだな。頭を撫でてモフモフしてみたい……。」
怖いよー!!みんなで何か言ってる!ザワザワし過ぎてなんて言ってるのかわかんないよー!
私が半泣き状態になってとーさまに更に強くしがみ付いていると、コツコツと足音がこっちに近づいてきた。
「やあロイス、その子が例の子かい?」
「父上、アヤナです。私とフローラの自慢の娘ですよ。可愛いでしょう?」
「はじめまして、おじいさま。あやなです。よろしくおねがいします。」
とーさまに促されて挨拶をし、おじいさまを見る。
おじいさまは金髪で青い目のイケメンだった。少し垂れ目だけど、ニコニコして優しい感じがとーさまとよく似ている。
さすが親子。
……でも、そう思ったのはその時までだった。
「アヤナはとっても可愛いね。まるで職人に作らせたお人形のようだよ。目はクリッとしてガラス玉みたいにキラキラしてるし、頬はふっくらして少し赤みがかってるのなんて美味しそうで食べちゃいたいくらいだし。口紅なんて塗らなくても赤い唇はちっちゃくて可愛いね。黒髪も艶やかで神秘的だし、本当にずっと見ていたいくらい可愛いよ。」
おじいさまの口からは、私を褒め称える言葉がスラスラと出てきて驚いた。
……って言うかちょっと引いた。なんだこのナンパな感じ。メッチャ軽いじゃん。
私の手を取ってキスをするおじいさまはニコニコと、とってもご機嫌な様子だ。
この人、本当にラントおじさまのお父さんなの!?全然似てないよね!性格が!
「サニアの事は名前で呼んでいるんだってね。私もカルマって名前で呼んで欲しいな。」
「カ、カルマおじいさま?」
「可愛い~!!食べちゃいたい!」
私に手を伸ばすカルマおじいさまから、とーさまが体を捩って守ってくれた。
「父上。アヤナが怖がっているのでやめて下さい。」
涙目の私にとーさまが申し訳なさそうに眉尻を下げて頭を撫でる。
「ごめんよ。悪気は無いんだ。こんな性格だけど、一応、元宰相だから仕事は出来るし、お祖母様一筋な人でね。許してあげておくれ。」
私はコクコクと頷く。
とーさまに怒られてちょっぴりシュンとしているカルマおじいさまの横では、カルマおじいさまより頭ひとつ分背の高いもう一人のおじいさまが私をジッと見ている。
銀髪に青い目のその人は、多分かーさまのお父さん。
でも背が高くて体格もガッシリしていて目つきが悪いから、見られると威嚇されているようでとっても怖い。
ちなみに、元騎士団長なんだって。
いつもニコニコと微笑んでいるかーさまとは全然似てない。
……でも、これも、そう思ったのはこの時だけだった。
私がビクビクしていると、私を見つめるおじいさまの表情がフッと和らいだ。
そして大きなゴツゴツとした手で私の頭を優しくポンポンと撫でると、口の端を少し上げて目を細める。
「怖がらせてすまない。私はフローラの父のオルディスだ。……私も名前でいいぞ。」
あれ、オルディスおじいさまは顔がちょっと?怖いけど優しい。
なんだか雰囲気がかーさまに似てふんわりして温かいかも。
「あやなです。よろしくおねがいします。……オルディスおじいさま?」
私がちょっと照れて首をコテンと傾げると、オルディスおじいさまは頷き、黙って私に向かって両手を広げた。
私はオルディスおじいさまを思わず見つめる。
あれ?この無言のやり取り……ここに来る前にラントおじさまとしたような……。
私が恐る恐る手を伸ばすと、オルディスおじいさまがヒョイッと私を抱き上げて頭を撫でてくれた。
おぉ、デジャブ!!
「えー?オルディスだけ抱っこするとかズルくない?私も可愛いアヤナを抱き締めたいよ。」
横でプリプリと怒るカルマおじいさまを、オルディスおじいさまがジト目で見る。
「お前は駄目だ。」
「なんでだよー!?」
言い合いながら、おじいさま達が私の争奪戦を繰り広げる。
その様子が可笑しくて私は声を上げて笑った。
そんな私を見て、おじいさま達が嬉しそうに笑う。
おばあさま、とーさま、かーさま、リスター、そしていつの間にか側に来ていたラントおじさま、エリーゼおばさま、フレイにーさま、みんなが笑っていた。
それが嬉しくて、私は益々笑顔になる。
今日こうしておじいさま達に会って、みんなが笑っている。
それは、私が家族全員に認めてもらえたって感じがして、嬉しくて、幸せで、泣けてきた。
目をウルウルさせている私に気付いて、おじいさま達が愛し気に頭を撫でてくれた。
おじいさまは、ナンパな感じだし、顔もちょっぴり怖いけれど、とっても優しい、素敵な人達でした!
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