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シーサーペントとの戦い 2
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「な、何だこれ!?お、おいハロルド!!何だよ、これ!!?」
「いいから向こうを見ろ!!そうすれば分かる!」
クリスの目の前の地面に残った傷跡は、遠く向こうの壁にまで薄く残っている。
その余りの威力に混乱してしまっているクリスは、先ほどもした質問を再びハロルドへと繰り返していた。
ハロルドはその問いに、いいから向こうを見ろとステッキを伸ばしている。
判断力のない頭では、その指示に素直に従うしかない。
クリスは向いた先に、いつか見た巨大なシルエットの姿を目にしていた。
「あ、あれは・・・何だっけ?」
「シーサーペントだよ!!有名な魔物なんだから、それぐらい知っとけよ!!」
驚愕に目を見開いているクリスはしかし、思い当たらない名前に首を傾げている。
彼の惚けた様子に、ハロルドは思わず突っ込みを入れてしまっていた。
シーサーペントは、それぐらい有名な魔物だ。
しかし今までダンジョンに現れた魔物を考えれば、そんな魔物がこの場に現れるなんて、俄かに信じられなくても仕方のないことであろう。
「シーサーペントって、あの?」
「あのだよ、あの!ドラゴンの一種とも呼ばれる強力な魔物だ!それが何でこんな場所に・・・」
ハロルドの言葉に改めて目を見開いているクリスは、遠くに映るそのシルエットを見てもそれが信じられないように、彼へと再び問い掛けていた。
クリスの問い掛けに苛立つように答えたハロルドはしかし、自身も何故そんな強力な魔物がここにいるのか分からないと眉を顰めている。
彼らの視線の先ではシーサーペントがその頭を湖へと浸し、なにやら行っている所であった。
「不味い、水を飲んだ!走れ、クリス!!」
「お、おぅ!!」
その姿に焦った声を上げたハロルドは、すぐさまクリスに逃げるように叫ぶ。
クリスはその理由に全く見当がついていない様子であったが、その切迫した雰囲気に否応もなく走り出していた。
「キィィィィィィ!!!」
劈くような叫び声と共に放たれたブレスは、クリスが取り落としていた松明の炎を削って通り過ぎる。
その威力は、単に吸い込んだ水を吐き出すだけでは足りないだろう。
実際、そのほとんどはシーサーペントの膨大な魔力によって賄われているものであり、吸い込んだ水はそれこそ呼び水としての役割でしかなかった。
その気になれば魔力を消費するだけで放てるブレスを、何故わざわざ水を吸い込んでから放つのかは分からない。
しかしそれが、彼らの命綱になっていることだけは間違いがなかった。
「いいから向こうを見ろ!!そうすれば分かる!」
クリスの目の前の地面に残った傷跡は、遠く向こうの壁にまで薄く残っている。
その余りの威力に混乱してしまっているクリスは、先ほどもした質問を再びハロルドへと繰り返していた。
ハロルドはその問いに、いいから向こうを見ろとステッキを伸ばしている。
判断力のない頭では、その指示に素直に従うしかない。
クリスは向いた先に、いつか見た巨大なシルエットの姿を目にしていた。
「あ、あれは・・・何だっけ?」
「シーサーペントだよ!!有名な魔物なんだから、それぐらい知っとけよ!!」
驚愕に目を見開いているクリスはしかし、思い当たらない名前に首を傾げている。
彼の惚けた様子に、ハロルドは思わず突っ込みを入れてしまっていた。
シーサーペントは、それぐらい有名な魔物だ。
しかし今までダンジョンに現れた魔物を考えれば、そんな魔物がこの場に現れるなんて、俄かに信じられなくても仕方のないことであろう。
「シーサーペントって、あの?」
「あのだよ、あの!ドラゴンの一種とも呼ばれる強力な魔物だ!それが何でこんな場所に・・・」
ハロルドの言葉に改めて目を見開いているクリスは、遠くに映るそのシルエットを見てもそれが信じられないように、彼へと再び問い掛けていた。
クリスの問い掛けに苛立つように答えたハロルドはしかし、自身も何故そんな強力な魔物がここにいるのか分からないと眉を顰めている。
彼らの視線の先ではシーサーペントがその頭を湖へと浸し、なにやら行っている所であった。
「不味い、水を飲んだ!走れ、クリス!!」
「お、おぅ!!」
その姿に焦った声を上げたハロルドは、すぐさまクリスに逃げるように叫ぶ。
クリスはその理由に全く見当がついていない様子であったが、その切迫した雰囲気に否応もなく走り出していた。
「キィィィィィィ!!!」
劈くような叫び声と共に放たれたブレスは、クリスが取り落としていた松明の炎を削って通り過ぎる。
その威力は、単に吸い込んだ水を吐き出すだけでは足りないだろう。
実際、そのほとんどはシーサーペントの膨大な魔力によって賄われているものであり、吸い込んだ水はそれこそ呼び水としての役割でしかなかった。
その気になれば魔力を消費するだけで放てるブレスを、何故わざわざ水を吸い込んでから放つのかは分からない。
しかしそれが、彼らの命綱になっていることだけは間違いがなかった。
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