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第13話
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リカルド視点
私はローノック国の奥にある森に向かい、封印されているフィーレ様と暮らすことにしていた。
今のフィーレ様を他者に知られたくない。
フィーレ様が目が覚めた時あまり動揺させない為にも、変化は少なくしたかった。
「それでも……街に向かう必要はありますし、森の動物と契約する必要がありますね」
フィーレ様の傍にはモンスターがあまり近寄らず、私はそれでも近寄るモンスターを撃退していた。
そのモンスターはかなり希少な存在で、解体して街に持っていけば高値で買い取ってもらえるはず。
フィーレ様が目覚めた時に、快適な生活が必要だと私は考えている。
そのためには様々な魔法道具が必要で……街には行かなければならない。
木を使って家を作り、そこにフィーレ様がいる。
あまり離れず森の中を探索して――数日後、私は契約できそうな動物を発見していた。
黒くもふもふとした毛並みの大型犬で、この森で生き抜くだけの強さがある。
その犬は私と遭遇してすぐに力の差を感じ取ったのか、抵抗せず降伏のポーズをとっていた。
逃げることはできないと悟り、生き延びる最善の方法をとろうとしたのかもしれない。
好都合だと考えて――契約の魔法を使うと、抵抗されることもなく簡単に契約が成立する。
魔法による契約によって、私は黒い大型犬と意思の疎通ができていた。
ずっと1頭で森の中で暮らしていたようで、生活が楽になるのなら喜んで従うらしい。
「加護を持った私と契約したことで……とてつもなく強くなりましたね」
これならフィーレ様を守れそうだけど、私と同じで力を使いこなせない可能性が高そうだ。
暫くの間は力を使いこなせていない同士、鍛錬を積むことでフィーレ様の為に力をつけていこう。
私はフィーレ様のことを話し、契約獣もフィーレ様が主だと認識している。
外見だけだとかなり凶暴そうでも、つぶらな瞳をしているし……フィーレ様が怯えることはないはず。
そして――契約獣は名前をつけて欲しいと頼み、私は悩む。
何も思いつかなかった私は、見た目で名前を決めていた。
「そうですね……これから、貴方の名前はクロです」
安直すぎるかと思ったけど、クロは受け入れてくれた。
森の中で問題なくフィーレ様を守れるほどクロを鍛えて――数ヶ月後、私は街へ向かおうとしていた。
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今のフィーレ様を他者に知られたくない。
フィーレ様が目が覚めた時あまり動揺させない為にも、変化は少なくしたかった。
「それでも……街に向かう必要はありますし、森の動物と契約する必要がありますね」
フィーレ様の傍にはモンスターがあまり近寄らず、私はそれでも近寄るモンスターを撃退していた。
そのモンスターはかなり希少な存在で、解体して街に持っていけば高値で買い取ってもらえるはず。
フィーレ様が目覚めた時に、快適な生活が必要だと私は考えている。
そのためには様々な魔法道具が必要で……街には行かなければならない。
木を使って家を作り、そこにフィーレ様がいる。
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黒くもふもふとした毛並みの大型犬で、この森で生き抜くだけの強さがある。
その犬は私と遭遇してすぐに力の差を感じ取ったのか、抵抗せず降伏のポーズをとっていた。
逃げることはできないと悟り、生き延びる最善の方法をとろうとしたのかもしれない。
好都合だと考えて――契約の魔法を使うと、抵抗されることもなく簡単に契約が成立する。
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「そうですね……これから、貴方の名前はクロです」
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