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第10話
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バルラサ国の王子ランダと聖女ザリカがやって来て、私に謝りたいことがあるようだ。
今回は王子と元妹だから、会うのかは私に決めて欲しいと国王に言われている。
用件が謝罪だけのようだから、私はマグリスと一緒にランダとザリカに会おうとしていた。
応接室で私の隣にマグリスがいて、正面にはランダとザリカがいる。
マグリスが挨拶を終えると、ランダ達は私に頭を下げた。
「今まで悪かった! エステルは今すぐバルラサ国に戻り、俺とザリカを助けてくれぇぇっっ!!」
「家を追い出したのはやり過ぎました! お姉様は家に戻れますし、バルラサ国の聖女として活動してください!」
発言から謝罪は会うための理由と推測できて、私の意思で戻って欲しいようだ。
ランダとザリカは、謝れば私が戻ると確信していそう。
どうしてそんな考えになるのか理解できなくて、私は本心を告げる。
「家を追い出された私は平民となり、スピラト国で聖女になりました。バルラサ国とは無関係ですし、戻る気はありません」
「なっっ……婚約者の俺が頼んでいるというのに、エステルは拒むというのか!?」
「婚約は破棄されています。そして今は、隣にいるマグリス王子と婚約しています」
「はぁぁっっ!?」
私の発言を聞き、ランダとザリカは唖然としている。
もう顔も見たくないから、私はランダ達を追い返そうとしていた。
「謝罪は聞きました。もう話すことはありません――さようなら」
私の発言を聞き、騎士達がランダとザリカを追い出してくれる。
これで全て解決したと思っていたけど……ザリカは、まだ諦めていなかった。
今回は王子と元妹だから、会うのかは私に決めて欲しいと国王に言われている。
用件が謝罪だけのようだから、私はマグリスと一緒にランダとザリカに会おうとしていた。
応接室で私の隣にマグリスがいて、正面にはランダとザリカがいる。
マグリスが挨拶を終えると、ランダ達は私に頭を下げた。
「今まで悪かった! エステルは今すぐバルラサ国に戻り、俺とザリカを助けてくれぇぇっっ!!」
「家を追い出したのはやり過ぎました! お姉様は家に戻れますし、バルラサ国の聖女として活動してください!」
発言から謝罪は会うための理由と推測できて、私の意思で戻って欲しいようだ。
ランダとザリカは、謝れば私が戻ると確信していそう。
どうしてそんな考えになるのか理解できなくて、私は本心を告げる。
「家を追い出された私は平民となり、スピラト国で聖女になりました。バルラサ国とは無関係ですし、戻る気はありません」
「なっっ……婚約者の俺が頼んでいるというのに、エステルは拒むというのか!?」
「婚約は破棄されています。そして今は、隣にいるマグリス王子と婚約しています」
「はぁぁっっ!?」
私の発言を聞き、ランダとザリカは唖然としている。
もう顔も見たくないから、私はランダ達を追い返そうとしていた。
「謝罪は聞きました。もう話すことはありません――さようなら」
私の発言を聞き、騎士達がランダとザリカを追い出してくれる。
これで全て解決したと思っていたけど……ザリカは、まだ諦めていなかった。
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