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151 意外と補える感じかな
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「ふぅ…‥‥流石に疲れたな」
「けっこう狩っていたけど凄まじいな…‥‥」
夕暮時、思いのほかダンジョンに長居していた俺たちは帰還し、学園に戻って来た。
2日目の学園祭も終了時のようで、ぞろぞろとお客も帰っていき、残されていくの生徒たち及び教師陣ぐらい。
そしてついでに‥‥‥‥
「‥‥‥カトレア、ルビー。こっちの方では問題なかったか?」
「犯罪者が数名ほどでましたが、きちんと潰せましたわ」
「上から見られているとは、思っていない輩が多かったでござるからなぁ」
レイアの腕試し的な目的で向かっている間、学園の方にはこの二人に見回りをしてもらったが、それなりに捕縛する機会が多かったらしい。
人が多いからこそ犯罪を企む輩もそれなりに出るだろうが、この二人であれば結構相手が悪かったといえるだろう。
学園のあちこちの観葉植物から情報を得たり、上を飛んで思いっきり目立つ行動をしているやつらを確認できるなど、こういう時には結構役立つからな…‥‥捕縛した中には初犯もいたが、中にはダメな奴も多かったようだ。
「他の人達が入ってきやすいとはいえ、何を勘違いしてか威張り散らした腐った貴族も出ましたわねぇ」
「アレはアレで、面倒だったでござるなぁ」
…‥‥貴族の位というのは確かに平民よりは高いだろう。
だが、その位に就くからにはそれなりの気品なども求められるはずが、そう言うのもまったくもたず、典型的なダメダメな人も出るようで、今回の犯罪者の中にはその類もいたようである。
まぁ、この学園、この国の王族2名いるからな…‥‥確認したのちに、素早く第2王子と第1王子に連絡して、対応できたらしい。
「人の顔が一瞬で青を通り越して白くなったのは、内心笑えましたわね」
「それはそれで見たかったかもなぁ」
色々と面白い仕置きが待ち受けていたらしく、ちょっと現場にいることができなかったのは残念である。
まぁ、不愉快になりそうな相手を見るのはやめたいが…‥‥
「あ、ディーなのニャ」
っと、ここでふと声が聞こえたので見れば、そこにはルナティアがいた。
こちらは弓兵学科で店をしていたらしく、現在は本日の後片付けをしているそうだ。
「そっちも大盛況だったとか?」
「うん、結構な客が来たのニャ!森林国でやれなかったのはちょっと残念だけど、それでも楽しめたのニャ!…‥‥ところで、そちらの方は誰なのニャ?」
「某か?某はこのマイロードの召喚獣として新たに呼ばれた、グランドケンタウロス!名前をレイアと承り、忠誠を誓った者である!!」
ルナティアの問いかけに対して堂々と返答するレイア。
その姿を見て彼女は少し考えこむようなそぶりをしつつ、口を開く。
「えっと、今のを聞くと‥‥‥また新しいのを召喚しちゃったのかニャ?」
「なんというか、できちゃったからなぁ…‥‥」
「その口ぶりはどういう事なのニャ」
カクカクシカジカっと分かりやすく説明すると、彼女は呆れたような顔になった。
「なんというか、相変わらず滅茶苦茶というか…‥‥なんでこういう人なのかと思うのニャ」
「まぁ、ツッコミを入れるのであれば入れてくれ」
「無理ニャ」
速攻で提案を蹴られたが、まぁ彼女の気持ちが分からないわけでもない。
何しろ、ほぼ試すような形でやった召喚なのに、召喚できたからなぁ…‥‥今後、迂闊にできない。
いやそもそも、今までの例があるのに何をやっているんだろうか自分は、と問いかけたくなる。
とはいえ、気にしたら負けのような気がするので、深く考えない方が良い。
今回は滅茶苦茶すぎないで、結構まともなレイアを出せてよかったと前向きに考えた方が良いだろう。
「ところで一つ良いかニャ、レイアという召喚獣さん」
「どうしたのだ?」
「全身鎧と兜のせいで声から判断しにくいんだけど、あなたって男か女のかどっちなのニャ?」
…‥‥その質問に、俺たちはふと気が付いた。
召喚時の遺骸にまともな奴を呼べたというインパクトのせいで、そう言えば性別に関して聞いていなかったという事実に。
一応、鎧を脱ぐのは湯あみ‥‥‥まぁ、風呂の時ぐらいらしいが、どっちの湯に入るのかが気になったのだ。一応、召喚獣用の風呂場もある事はあるが、ノインたちの例もあるしね。
「某の性別か?女だが」
「‥‥‥マジで?」
「ああ、マイロードには嘘はつかぬ。とは言え、女らしくないのも某の種族柄ゆえだからな…‥‥」
話を聞くと、そもそもグランドケンタウロスは性格的な男女の区別はそうそうなく、そもそも常日頃重装備な鎧を着こなした姿で生活しているので、容姿や性別で気にするようなことがないのだとか。
繁殖の時とかはどうするのだろうかと思ったが、それはそれで色々とした対策手段があるらしく、困る事もないらしい。
「だが、某は特に風呂にこだわる事もないからな…‥‥汗もかいたが、できれば滝に打たれたいものだ」
「いや、滝はないぞ」
「それは残念」
肩をすくめるように、レイアはそう答える。
「でしたら、部屋増設時に滝を設置しましょうカ?やろうと思えば可能ですヨ」
「おお、それはありがたい!」
ノインの提案にレイアは嬉しそうな声を上げる。
滝の設置を室内でやるとかツッコミどころはあるが‥‥まぁ、溶岩風呂とかもある時点で今さらか。
何にしても、これで問題は解決したと言って良いだろう。
「とはいえ、最初は普通に風呂に入った方が良いかもなぁ。いや、レイアの場合女湯は入れるかな?」
「わたくしたちが入浴できるので、問題ないかと思われますわ」
それもそうである。いや、それはそれでその風呂がどうなっているのかと思うが…‥‥
「ふーん、じゃぁあたしも入って良いかニャ?もう入浴できるはずニャ!」
ルナティアも今日は一緒に入浴する用で、女性同士での友情の深め合いの場になりそうだ。
「まぁ、男性の俺たちは入れないけどな」
「当り前と言えば当り前だけど…‥‥それでも鎧の中身が気になるね」
グラディの言葉にうなづきつつ、色々と作業を終えた後に俺たちは寮の風呂に入浴した。
男湯と女湯で別れ、疲れを癒した後に部屋へ戻った。
「まだ全員入浴中かなっと‥‥‥あ、ゼネ」
「お帰りなさいなのじゃ、御前様」
引き籠っていたはずだが、ようやく出てこれたのかゼネが室内にいた。
軽く挨拶を交わせたが‥‥‥なんとなく、ちょっと顔を合わせづらい。
無理もないというか、昨晩のアレがあるからなぁ‥‥‥‥あの後の記憶はないが、その事実だけは覚えているからな。
「…‥‥そ、それはそうとしてじゃな、他の皆はどうしたのじゃ?」
「ああ、入浴中だ」
互いにちょっと気まずいような気がしつつ、しばらくすれば治るかもと思い、少し話題を出してもらった。
「あ、儂まだ入ってないんじゃった…‥‥それじゃぁ、御前様、儂も入浴してくるのじゃ」
「わかったよ」
ちょっとまだぎくしゃくするが、関係的にはそこまで重くもない。
あれは妹たちに追い詰められたゆえの行動だろうし、まだよく分らんが…‥‥もうちょっと大人になれば、分かるのだろうか。
何にしても、全員風呂に入っているという事で、珍しく一人で室内にいるわけだが、やるようなことも特にない。
「…‥‥本でも読んで、時間を潰すか」
こういう時に、図書室から本を借りれるのは都合が良い。
何かと面白い本もあるし、中々高い本もあるし、だからこそ手を出しやすいといえば出しやすい。
まぁ、最近の男性噂話だと、なんか怪しい本などが紛れているそうだが、そう言うのに手を出さない方が良いと俺の勘は告げている。
噂だと面白くとも、終わった後には地獄があるらしいからなぁ…‥‥噂というか、怪談話ではなかろうか。
そうこう考えこみつつ、本を読みふけっていると全員戻って来た。
風呂上がりでさっぱりしており、まだ上がりたてなのか湯気が出ている…‥‥が。
「…‥‥どうした、その沈みようは?」
「…‥‥世界って、広いですネ」
「ふふふふ、ちょっと自信はありましたが…‥‥アレは…‥‥」
なにやらやけに、全員の表情が暗く、落ち込んでいる状態。
癒される風呂に入って、むしろ何か深淵でも覗き込んでしまったかのような感じである。
いや、レイアだけ変わってないように見えるが…‥‥こちらは既に鎧を着こんでいるので、分からないが雰囲気的には皆とは違うっぽい。
「レイア、なんで他の皆が落ち込んでいるんだ?」
「さぁ?マイロード、某にも分からないな。全員で和気あいあいと風呂に入ろうと脱いだ頃合いで、意気消沈し始めたのだが…‥‥」
首を傾げ、そう答えるレイア。
「主殿‥‥‥凶器って身近に潜んでいるのでござるね」
「御前様が新しい召喚獣をよんだようじゃが‥‥‥何と言うか、驚く感じじゃ」
「わっちとしては、そこまで落ち込まないでありんすけどね。感性的には蛇でありんすし」
「グゲェグゲェ」
落ち込み具合も様々だが、リリスやリザは軽い方のようだ。
「あれ?アナスタシアは?」
「彼女ならまた溶けてます」
何かが風呂場であったようだが…‥‥何があったのか。
気になりはするが、こう聞いてはいけないよな類な感じもする。
「女として、容姿だけで負けた気がするニャ、とルナティアさんも去りましたしネ‥‥‥」
軽くとばっちりが別の人にも当たっているようだが、詮索しない方が良いだろう。
とにもかくにも、一晩寝たら全員元に戻り、特に影響はなさそうであった。
「というか、鎧の方改造した方が良いデス。それですと変な負担かかりますヨ」
「そういうものか?でも、できるだけ脱ぎたくないのだが…‥‥」
「寝る前に預かりマス。1時間もあれば外見変えずに内部だけ最適化できマス」
「それなら頼む」
なにやら話合っているが、本当に何を見たのやら…‥?命令すれば見せてくれる可能性もあるが、見たいだけで言うのもなんだし、偶然見れる機会でも舞った方が良いか…‥‥‥
「けっこう狩っていたけど凄まじいな…‥‥」
夕暮時、思いのほかダンジョンに長居していた俺たちは帰還し、学園に戻って来た。
2日目の学園祭も終了時のようで、ぞろぞろとお客も帰っていき、残されていくの生徒たち及び教師陣ぐらい。
そしてついでに‥‥‥‥
「‥‥‥カトレア、ルビー。こっちの方では問題なかったか?」
「犯罪者が数名ほどでましたが、きちんと潰せましたわ」
「上から見られているとは、思っていない輩が多かったでござるからなぁ」
レイアの腕試し的な目的で向かっている間、学園の方にはこの二人に見回りをしてもらったが、それなりに捕縛する機会が多かったらしい。
人が多いからこそ犯罪を企む輩もそれなりに出るだろうが、この二人であれば結構相手が悪かったといえるだろう。
学園のあちこちの観葉植物から情報を得たり、上を飛んで思いっきり目立つ行動をしているやつらを確認できるなど、こういう時には結構役立つからな…‥‥捕縛した中には初犯もいたが、中にはダメな奴も多かったようだ。
「他の人達が入ってきやすいとはいえ、何を勘違いしてか威張り散らした腐った貴族も出ましたわねぇ」
「アレはアレで、面倒だったでござるなぁ」
…‥‥貴族の位というのは確かに平民よりは高いだろう。
だが、その位に就くからにはそれなりの気品なども求められるはずが、そう言うのもまったくもたず、典型的なダメダメな人も出るようで、今回の犯罪者の中にはその類もいたようである。
まぁ、この学園、この国の王族2名いるからな…‥‥確認したのちに、素早く第2王子と第1王子に連絡して、対応できたらしい。
「人の顔が一瞬で青を通り越して白くなったのは、内心笑えましたわね」
「それはそれで見たかったかもなぁ」
色々と面白い仕置きが待ち受けていたらしく、ちょっと現場にいることができなかったのは残念である。
まぁ、不愉快になりそうな相手を見るのはやめたいが…‥‥
「あ、ディーなのニャ」
っと、ここでふと声が聞こえたので見れば、そこにはルナティアがいた。
こちらは弓兵学科で店をしていたらしく、現在は本日の後片付けをしているそうだ。
「そっちも大盛況だったとか?」
「うん、結構な客が来たのニャ!森林国でやれなかったのはちょっと残念だけど、それでも楽しめたのニャ!…‥‥ところで、そちらの方は誰なのニャ?」
「某か?某はこのマイロードの召喚獣として新たに呼ばれた、グランドケンタウロス!名前をレイアと承り、忠誠を誓った者である!!」
ルナティアの問いかけに対して堂々と返答するレイア。
その姿を見て彼女は少し考えこむようなそぶりをしつつ、口を開く。
「えっと、今のを聞くと‥‥‥また新しいのを召喚しちゃったのかニャ?」
「なんというか、できちゃったからなぁ…‥‥」
「その口ぶりはどういう事なのニャ」
カクカクシカジカっと分かりやすく説明すると、彼女は呆れたような顔になった。
「なんというか、相変わらず滅茶苦茶というか…‥‥なんでこういう人なのかと思うのニャ」
「まぁ、ツッコミを入れるのであれば入れてくれ」
「無理ニャ」
速攻で提案を蹴られたが、まぁ彼女の気持ちが分からないわけでもない。
何しろ、ほぼ試すような形でやった召喚なのに、召喚できたからなぁ…‥‥今後、迂闊にできない。
いやそもそも、今までの例があるのに何をやっているんだろうか自分は、と問いかけたくなる。
とはいえ、気にしたら負けのような気がするので、深く考えない方が良い。
今回は滅茶苦茶すぎないで、結構まともなレイアを出せてよかったと前向きに考えた方が良いだろう。
「ところで一つ良いかニャ、レイアという召喚獣さん」
「どうしたのだ?」
「全身鎧と兜のせいで声から判断しにくいんだけど、あなたって男か女のかどっちなのニャ?」
…‥‥その質問に、俺たちはふと気が付いた。
召喚時の遺骸にまともな奴を呼べたというインパクトのせいで、そう言えば性別に関して聞いていなかったという事実に。
一応、鎧を脱ぐのは湯あみ‥‥‥まぁ、風呂の時ぐらいらしいが、どっちの湯に入るのかが気になったのだ。一応、召喚獣用の風呂場もある事はあるが、ノインたちの例もあるしね。
「某の性別か?女だが」
「‥‥‥マジで?」
「ああ、マイロードには嘘はつかぬ。とは言え、女らしくないのも某の種族柄ゆえだからな…‥‥」
話を聞くと、そもそもグランドケンタウロスは性格的な男女の区別はそうそうなく、そもそも常日頃重装備な鎧を着こなした姿で生活しているので、容姿や性別で気にするようなことがないのだとか。
繁殖の時とかはどうするのだろうかと思ったが、それはそれで色々とした対策手段があるらしく、困る事もないらしい。
「だが、某は特に風呂にこだわる事もないからな…‥‥汗もかいたが、できれば滝に打たれたいものだ」
「いや、滝はないぞ」
「それは残念」
肩をすくめるように、レイアはそう答える。
「でしたら、部屋増設時に滝を設置しましょうカ?やろうと思えば可能ですヨ」
「おお、それはありがたい!」
ノインの提案にレイアは嬉しそうな声を上げる。
滝の設置を室内でやるとかツッコミどころはあるが‥‥まぁ、溶岩風呂とかもある時点で今さらか。
何にしても、これで問題は解決したと言って良いだろう。
「とはいえ、最初は普通に風呂に入った方が良いかもなぁ。いや、レイアの場合女湯は入れるかな?」
「わたくしたちが入浴できるので、問題ないかと思われますわ」
それもそうである。いや、それはそれでその風呂がどうなっているのかと思うが…‥‥
「ふーん、じゃぁあたしも入って良いかニャ?もう入浴できるはずニャ!」
ルナティアも今日は一緒に入浴する用で、女性同士での友情の深め合いの場になりそうだ。
「まぁ、男性の俺たちは入れないけどな」
「当り前と言えば当り前だけど…‥‥それでも鎧の中身が気になるね」
グラディの言葉にうなづきつつ、色々と作業を終えた後に俺たちは寮の風呂に入浴した。
男湯と女湯で別れ、疲れを癒した後に部屋へ戻った。
「まだ全員入浴中かなっと‥‥‥あ、ゼネ」
「お帰りなさいなのじゃ、御前様」
引き籠っていたはずだが、ようやく出てこれたのかゼネが室内にいた。
軽く挨拶を交わせたが‥‥‥なんとなく、ちょっと顔を合わせづらい。
無理もないというか、昨晩のアレがあるからなぁ‥‥‥‥あの後の記憶はないが、その事実だけは覚えているからな。
「…‥‥そ、それはそうとしてじゃな、他の皆はどうしたのじゃ?」
「ああ、入浴中だ」
互いにちょっと気まずいような気がしつつ、しばらくすれば治るかもと思い、少し話題を出してもらった。
「あ、儂まだ入ってないんじゃった…‥‥それじゃぁ、御前様、儂も入浴してくるのじゃ」
「わかったよ」
ちょっとまだぎくしゃくするが、関係的にはそこまで重くもない。
あれは妹たちに追い詰められたゆえの行動だろうし、まだよく分らんが…‥‥もうちょっと大人になれば、分かるのだろうか。
何にしても、全員風呂に入っているという事で、珍しく一人で室内にいるわけだが、やるようなことも特にない。
「…‥‥本でも読んで、時間を潰すか」
こういう時に、図書室から本を借りれるのは都合が良い。
何かと面白い本もあるし、中々高い本もあるし、だからこそ手を出しやすいといえば出しやすい。
まぁ、最近の男性噂話だと、なんか怪しい本などが紛れているそうだが、そう言うのに手を出さない方が良いと俺の勘は告げている。
噂だと面白くとも、終わった後には地獄があるらしいからなぁ…‥‥噂というか、怪談話ではなかろうか。
そうこう考えこみつつ、本を読みふけっていると全員戻って来た。
風呂上がりでさっぱりしており、まだ上がりたてなのか湯気が出ている…‥‥が。
「…‥‥どうした、その沈みようは?」
「…‥‥世界って、広いですネ」
「ふふふふ、ちょっと自信はありましたが…‥‥アレは…‥‥」
なにやらやけに、全員の表情が暗く、落ち込んでいる状態。
癒される風呂に入って、むしろ何か深淵でも覗き込んでしまったかのような感じである。
いや、レイアだけ変わってないように見えるが…‥‥こちらは既に鎧を着こんでいるので、分からないが雰囲気的には皆とは違うっぽい。
「レイア、なんで他の皆が落ち込んでいるんだ?」
「さぁ?マイロード、某にも分からないな。全員で和気あいあいと風呂に入ろうと脱いだ頃合いで、意気消沈し始めたのだが…‥‥」
首を傾げ、そう答えるレイア。
「主殿‥‥‥凶器って身近に潜んでいるのでござるね」
「御前様が新しい召喚獣をよんだようじゃが‥‥‥何と言うか、驚く感じじゃ」
「わっちとしては、そこまで落ち込まないでありんすけどね。感性的には蛇でありんすし」
「グゲェグゲェ」
落ち込み具合も様々だが、リリスやリザは軽い方のようだ。
「あれ?アナスタシアは?」
「彼女ならまた溶けてます」
何かが風呂場であったようだが…‥‥何があったのか。
気になりはするが、こう聞いてはいけないよな類な感じもする。
「女として、容姿だけで負けた気がするニャ、とルナティアさんも去りましたしネ‥‥‥」
軽くとばっちりが別の人にも当たっているようだが、詮索しない方が良いだろう。
とにもかくにも、一晩寝たら全員元に戻り、特に影響はなさそうであった。
「というか、鎧の方改造した方が良いデス。それですと変な負担かかりますヨ」
「そういうものか?でも、できるだけ脱ぎたくないのだが…‥‥」
「寝る前に預かりマス。1時間もあれば外見変えずに内部だけ最適化できマス」
「それなら頼む」
なにやら話合っているが、本当に何を見たのやら…‥?命令すれば見せてくれる可能性もあるが、見たいだけで言うのもなんだし、偶然見れる機会でも舞った方が良いか…‥‥‥
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