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307 ハザードの名に
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【ジョルグゲァァァァ!!】
咆哮をあげ、ハザードと呼ばれた怪物は動き出す。
背の背に映えた無数の触手が絡み合い、ある程度伸ばした部分を自身の体躯以上に大きな腕でつかみ、こちらへ振り下ろしてきた。
「っと、まずは様子見だ!全員、遠距離攻撃から始めろ!!」
「「「「了解!!」」」」
見ず知らずの化け物に対して、いきなり近接戦闘は不味そうだ。
相手の身体などを見ると近・中距離戦の方に重点を置いていそうだが、まずは遠距離から出方をうかがう。
「それじゃ、まずは拙者でござる!!」
すぅぅっと息を吸い込み、ルビーが火炎放射を吐き、その猛烈な炎がハザードへ迫る。
どう対応するかと思ったら‥‥‥
【ジョルグゲェァァァ!!】
「真正面から受けきるだと!?」
熱線上にしていない攻撃だったとはいえ、それでも彼女の火炎放射は相当な高温のはず。
だが、その体躯以上に大きな腕でガードしたかと思えば、体を回転させ炎を思いっきり霧散させた。
「なら、氷結、これはどう?」
相手が攻撃に移る前に、続けてアナスタシアが手を振りかざし、床を凍り付かせながら強烈な冷気が迫る。
そちらも同様に防ぐかと思えば、今度はその背に乗っていた触手が前に出て防ぎきった。
ただし、その代償で盾になった触手の先は凍り付く。
ぶちぃっつ!!
「‥‥‥だが、使えなくなったら千切って、自己再生でどうにかするか」
凍った触手を自ら捨て去り、素早く再生する判断の速さは恐るべきものでありつつ、ならば腕の方には氷で触手には炎と言った方法も取ったが、どちらも受け止められてしまう。
あの魔改造ドラゴン同様に再生能力が優れているようだ。
「なら、儂のこれならどうかのぅ?」
杖を向け、ゼネが放出したのはナイトメア・ガスという死の霧を生み出す魔法。
アンデッドなどには効果は無く、何かと制限の多い魔法の一つだがそれを思いっきりハザードへ向けた。
【ジョルグアァァァッァァァァ!!】
迫りくる死の霧に対して、ハザードは咆哮をあげ、口を大きく開く。
円状の牙が並び、がちがちと音を鳴らしながら…‥‥驚くべきことに、その霧を全部吸い込んだ。
ズォォォォォォッ!!ごっくん!!
【ジョルガァァ!!】
「全然、効いていないようですわね」
「耐性も万全だったようじゃな」
こちらの攻撃をいろいろと試したが…‥‥どれもこれも効果があまりない。
どうやらあらかじめこちらにつ入れ色々と調べていたようで、俺たちの攻撃全てに対しての耐性を付けていたようだ。
【ジョルガァァ!!】
そしてある程度受けきったところで、攻勢に移り始めた。
ビュババババッツ!!
「っと、斬撃を飛ばしてきたか」
「攻撃方法/真似された」
触手の先に有った刃から、斬撃を飛ばしてきているハザード。
しかも、ただの斬撃ではなく‥‥‥
バチィッ!!ボゥウッ!!ガッキィッ!!
「電撃、炎、ただの斬撃と分けているようじゃが‥‥‥こりゃ厄介じゃな」
斬撃に何かと違う攻撃も混ぜているようで、ただ防ぐだけではその二次的な攻撃を受けてしまう。
装備品の中から盾を取り出しつつも、その盾すらもどんどん傷がついていく。
「むぅ、私の作った装備に大きな傷を…‥‥威力自体も、まともに当たったらそれこそ不味いですネ」
ノインが銃撃を行いつつも斬撃で防がれ、気を取られた隙に肥大化している大きな腕が振り下ろされてくる。
かわしつつも斬撃が飛来し、触手の数だけ大量に飛んでくるのできりがない。
キィィィ、ズバァウウッ!!
「光線もでるのかよ!?」
「光線というよりも光弾じゃけどな!!」
大きく開いた口の方で何か発効したかと思った次の瞬間、体のどこにそのサイズのものが貯まっていたんだというほどの巨大な光弾を飛ばしてくるハザード。
しかも充填する速度も素早く、拳に触手、斬撃、斬撃に何か付与、光弾連射‥‥‥もう、生きた兵器と言って過言ではない。
モンスターを凌駕するような正真正銘の化け物と言うべき攻撃速度に多様性に、こちらの方が不利だとすぐに判断する。
数が多くても、質ではあっちの方が上なのかもしれない。
というかそもそも、全員が戦闘向きなのかと問われれば、一部向いてないからな‥‥‥最初から目的などを考えると、相手の方に軍配が上がる。
「全員一旦この場から離れるぞ!!このまま相手をしていてもまともに相手にならない!!」
「「「「了解!!」」」」」
とは言え、撤退するにしても相手は逃がすつもりはない様だ。
目をぎょろりと全員に向け、触手を伸ばして捕らえようとしてくるのをなんとかいり捨てたり払いのけつつ、壁際へ俺たちは向かう。
「研究所になっているとはいえ、ここが塔のダンジョンの上部なら…‥‥ノイン!壁を爆破して大穴を開けろ!」
「了解デス!」
懐から四角い箱を取り出し、壁に向かってノインが投げつけると、大きな爆発音と共に大穴が空いた。
そこへ素早く俺たちは迷うことなく飛び出し、塔の外に出る。
【ジョルグゲァァ!?】
思いもがけない逃走手段に、ハザードは一瞬驚いたような声を上げるが、直ぐに俺たちを捕らえようと触手を伸ばす。
だがしかし、生憎この塔のダンジョンの上部は猛烈な風が吹いており、それに巻き込まれて俺たちは一気に遠くへ飛ばされる。
流石にハザードも、あの見た目では飛行能力は大して持っていなかったようであり、飛び出して追いかけてこなかったが‥‥‥猛烈な風によって俺たちはちりぢりに吹き飛ばされる。
「とはいえ、全員呼べるから問題ない!」
召喚士であることを活かし、遠くの方へ飛ばされた皆を召喚し直し、この場に集まり直す。
そしてリリスの中に全員で入って、ひとまず飛行用の彼女用のジェットエンジンと翼を装着して、俺たちは一旦塔から離れるのであった‥‥‥‥
咆哮をあげ、ハザードと呼ばれた怪物は動き出す。
背の背に映えた無数の触手が絡み合い、ある程度伸ばした部分を自身の体躯以上に大きな腕でつかみ、こちらへ振り下ろしてきた。
「っと、まずは様子見だ!全員、遠距離攻撃から始めろ!!」
「「「「了解!!」」」」
見ず知らずの化け物に対して、いきなり近接戦闘は不味そうだ。
相手の身体などを見ると近・中距離戦の方に重点を置いていそうだが、まずは遠距離から出方をうかがう。
「それじゃ、まずは拙者でござる!!」
すぅぅっと息を吸い込み、ルビーが火炎放射を吐き、その猛烈な炎がハザードへ迫る。
どう対応するかと思ったら‥‥‥
【ジョルグゲェァァァ!!】
「真正面から受けきるだと!?」
熱線上にしていない攻撃だったとはいえ、それでも彼女の火炎放射は相当な高温のはず。
だが、その体躯以上に大きな腕でガードしたかと思えば、体を回転させ炎を思いっきり霧散させた。
「なら、氷結、これはどう?」
相手が攻撃に移る前に、続けてアナスタシアが手を振りかざし、床を凍り付かせながら強烈な冷気が迫る。
そちらも同様に防ぐかと思えば、今度はその背に乗っていた触手が前に出て防ぎきった。
ただし、その代償で盾になった触手の先は凍り付く。
ぶちぃっつ!!
「‥‥‥だが、使えなくなったら千切って、自己再生でどうにかするか」
凍った触手を自ら捨て去り、素早く再生する判断の速さは恐るべきものでありつつ、ならば腕の方には氷で触手には炎と言った方法も取ったが、どちらも受け止められてしまう。
あの魔改造ドラゴン同様に再生能力が優れているようだ。
「なら、儂のこれならどうかのぅ?」
杖を向け、ゼネが放出したのはナイトメア・ガスという死の霧を生み出す魔法。
アンデッドなどには効果は無く、何かと制限の多い魔法の一つだがそれを思いっきりハザードへ向けた。
【ジョルグアァァァッァァァァ!!】
迫りくる死の霧に対して、ハザードは咆哮をあげ、口を大きく開く。
円状の牙が並び、がちがちと音を鳴らしながら…‥‥驚くべきことに、その霧を全部吸い込んだ。
ズォォォォォォッ!!ごっくん!!
【ジョルガァァ!!】
「全然、効いていないようですわね」
「耐性も万全だったようじゃな」
こちらの攻撃をいろいろと試したが…‥‥どれもこれも効果があまりない。
どうやらあらかじめこちらにつ入れ色々と調べていたようで、俺たちの攻撃全てに対しての耐性を付けていたようだ。
【ジョルガァァ!!】
そしてある程度受けきったところで、攻勢に移り始めた。
ビュババババッツ!!
「っと、斬撃を飛ばしてきたか」
「攻撃方法/真似された」
触手の先に有った刃から、斬撃を飛ばしてきているハザード。
しかも、ただの斬撃ではなく‥‥‥
バチィッ!!ボゥウッ!!ガッキィッ!!
「電撃、炎、ただの斬撃と分けているようじゃが‥‥‥こりゃ厄介じゃな」
斬撃に何かと違う攻撃も混ぜているようで、ただ防ぐだけではその二次的な攻撃を受けてしまう。
装備品の中から盾を取り出しつつも、その盾すらもどんどん傷がついていく。
「むぅ、私の作った装備に大きな傷を…‥‥威力自体も、まともに当たったらそれこそ不味いですネ」
ノインが銃撃を行いつつも斬撃で防がれ、気を取られた隙に肥大化している大きな腕が振り下ろされてくる。
かわしつつも斬撃が飛来し、触手の数だけ大量に飛んでくるのできりがない。
キィィィ、ズバァウウッ!!
「光線もでるのかよ!?」
「光線というよりも光弾じゃけどな!!」
大きく開いた口の方で何か発効したかと思った次の瞬間、体のどこにそのサイズのものが貯まっていたんだというほどの巨大な光弾を飛ばしてくるハザード。
しかも充填する速度も素早く、拳に触手、斬撃、斬撃に何か付与、光弾連射‥‥‥もう、生きた兵器と言って過言ではない。
モンスターを凌駕するような正真正銘の化け物と言うべき攻撃速度に多様性に、こちらの方が不利だとすぐに判断する。
数が多くても、質ではあっちの方が上なのかもしれない。
というかそもそも、全員が戦闘向きなのかと問われれば、一部向いてないからな‥‥‥最初から目的などを考えると、相手の方に軍配が上がる。
「全員一旦この場から離れるぞ!!このまま相手をしていてもまともに相手にならない!!」
「「「「了解!!」」」」」
とは言え、撤退するにしても相手は逃がすつもりはない様だ。
目をぎょろりと全員に向け、触手を伸ばして捕らえようとしてくるのをなんとかいり捨てたり払いのけつつ、壁際へ俺たちは向かう。
「研究所になっているとはいえ、ここが塔のダンジョンの上部なら…‥‥ノイン!壁を爆破して大穴を開けろ!」
「了解デス!」
懐から四角い箱を取り出し、壁に向かってノインが投げつけると、大きな爆発音と共に大穴が空いた。
そこへ素早く俺たちは迷うことなく飛び出し、塔の外に出る。
【ジョルグゲァァ!?】
思いもがけない逃走手段に、ハザードは一瞬驚いたような声を上げるが、直ぐに俺たちを捕らえようと触手を伸ばす。
だがしかし、生憎この塔のダンジョンの上部は猛烈な風が吹いており、それに巻き込まれて俺たちは一気に遠くへ飛ばされる。
流石にハザードも、あの見た目では飛行能力は大して持っていなかったようであり、飛び出して追いかけてこなかったが‥‥‥猛烈な風によって俺たちはちりぢりに吹き飛ばされる。
「とはいえ、全員呼べるから問題ない!」
召喚士であることを活かし、遠くの方へ飛ばされた皆を召喚し直し、この場に集まり直す。
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