大東亜架空戦記

ソータ

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日米開戦

第11話 本土

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1941年3月一○六空はドイツから日本本土へ戻ってきた 重要な任務、戦闘を終えた一○六空の兵士たちは全員が一階級昇進したが中には二階級進級した者もいた

「本土は暇ですね」
「あぁ」
「こうして空を見上げるだけでいいじゃないですか」
「空を見てると飛びたくなるんだよ」
4人は土手で寝っ転がり空を見上げていた
「みんな一回帰るか」
「家にですか?」
「あぁ、久々に家族に会いたいからな」
「それって隊長しか得しないんじゃ」
「俺以外にもいるさ」

一○六空は休暇をもらい各々自由な時間ができた
隆雄は家に帰ることにした

「ただいま」
養子になったと言っても金銭的な援助を貰い元々住んでいた家にそのままみんな住んでいた
「隆雄!?」
「山本飛曹長ただいま帰還致しました」
「おかえりなさい」
姉の千代は泣きながら迎えてくれた
妹達は久々の兄に少し驚いていた
「兄さんは?」
「まだ戦地よ」
「陸軍はまだ支那で戦ってるのか…」
「海軍は?」
「少数の飛行隊が残ってるだけだと思う
そこまでよくわかんないけど」
「そう、またみんなでこうしてご飯食べれるのかな」
千代が少し俯きながら呟く
「そのために俺達は戦ってる。
勝てば兄さんも帰ってくるからね。」
そう姉を励まそうとする。
隆雄は自分にも言い聞かせていた
自分も兄も勝っても生きて帰れる保証はないと
自分も戦地で戦って仲間が死んでいくのを自分の目で見ているためよくわかっている

翌日隆雄は少し出かけることにした
と言っても行き先は決まっていないただの散歩だ久々に帰ってきた家の周りを少し歩きたくなったのだ
「行って来ます」
第3種兵装を身にまとい外へ出る
少し歩くと同い年ぐらいの青年に話しかけられる
「おい、高野じゃないか?」
高野、養子になる前の隆雄の苗字だ
この辺に高野は自分の家しかなかったはずだと振り向く
そこには小、中学校時代の同級生がいた
「立島か?」
「そうそう!お前兵士になってたんだなぁ
それも海軍かぁ、いいなぁ、かっこいいよ!」
「お前は何やってるんだ?」
「家の仕事手伝ってるよ、戦闘機の部品の一部を作ってる」
「そうか、お前の家のやつが俺の機にも着いてるかもな」
隆雄は立島健二と共に久々にみんなが集まると言う母校へ向かった
母校へ着くと既に何人か集まっていた
「立島!ん?軍人?」
「高野くん!?どうしたのその格好」
「おま!高野か!」
「今は山本だよ、中学の時に養子になったって話したろ」
「高野で呼び慣れてるからなぁ」
話しかけてきた男女2人は福原純平と秦野麻子である
隆雄はクラスの中心的な人間だった為比較的みんなと仲がいい
そして全員集まったらしい、みんなと言っても全員で7人しかいなかった

「みんな今は何してるの?」
「話してる」
隆雄が天然っぷりを発揮する
「違うよ!職業!」
秦野が突っ込むこれがいつもの会話だった
「あぁ、海軍航空隊」
「航空隊かぁいいなぁ」
満島と言う青年が呟いた
「満島は何してんだ?」
「俺は海軍の水兵だよまだ二等水兵だ
隆雄の階級は?」
「海軍飛曹長、秦野さんは?」
「町内会で軍人さんにもの作ってるよ
信恵ちゃんは?」
「私も麻子ちゃんと同じ感じかな
福原は?」
「俺は陸軍歩兵部隊だよ階級は一等兵 中村は?」
「私も他の2人とおなじだし信恵ちゃんは同じ町内会だよ」
「そうそう」
「男子で実戦経験あるのは?」
「俺はない」
「俺も」
隆雄以外の2人がちょっと申し訳なさそうに言う
「俺はあるよ」
「そうなの!?」
「いいもんじゃないよ、」
「そうだよね、」
気づくと空は夕焼けしていた
7人は少し話し解散になった
「隆雄くん、方向一緒だし一緒に帰らない?」
鈴木が声をかけてきた
「いいよ 1人はつまんないし」
2人は1緒に帰ることになった

________________________________________
立島健二 隆雄の同級生、軍属だが兵士ではない

福原純平 隆雄の同級生、陸軍一等兵、実戦経験はゼロ

秦野麻子 隆雄の同級生

満島貴紀 隆雄の同級生、海軍二等水兵、福原同様実戦経験は無い

鈴木信恵 隆雄の同級生

中村典子 隆雄の同級生
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