大東亜架空戦記

ソータ

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ドイツ派遣

第10話 イギリス空軍

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ドイツに派遣された一○六空、
そこで隆雄はヘレンとミーナに出会う
隆雄とヘレンは時々会うようになり今では週2のペースで会っている
相変わらず宮崎達はそれを羨ましそうに見送っている

「山本、どこまで行ったんだ」
宮崎が唐突に問う
「どこまでとは」
「やったのか」
「ご想像におまかせします」
隆雄は宮崎を煽るように微笑しながら答えた
「くっそぉ!ムカつく!」
「隊長、山本には階級で勝ってるものの男では負けてるってことですよ」
平井に追い打ちを食らう
『全戦闘機パイロットは飛行場に集まれ
派遣中の日本のパイロットも集まれ繰り返す
全戦闘機パイロットは飛行場に集まれ日本のパイロットもだ』
突然の招集に少し動揺するも一○六空はすぐに飛行場へ向かった

「何事だ?こんな朝早く」
「イギリスに空爆するんだよ」
1人のドイツ軍パイロットが答えてくれた
「へぇ、なんで俺らも呼ばれたんだ?」
「一緒に行けとかいうんじゃねぇの?」
ドイツ空軍のBf109メッサーシュミットでは航続距離が全然足らずドーバー海峡を渡って敵の戦闘機と空戦するには燃料が持たない 
そのため日本軍の零戦に同行させると言うゲーリングの作戦だった
「こうやって駆り出されてるってことは長官の許可も貰ってるってことか、」
「やるしかないですね」
「あぁ」

一○六空とドイツ軍爆撃隊はドーバー海峡を渡り
イギリス本土上空に着いた イギリス軍の迎撃機が昇ってくる

「メッサーだけじゃないぞ!おそらくナチの新型だ!気をつけろ!」
「了解!」
「いや、違う!日本軍だ!なんでこんなとこに!」

イギリス軍機が零戦を見て動揺する
そこを一○六空は見逃さない
「敵の編隊が崩れた!一気に叩くぞ!」
「隊長に続け!」
イギリス軍の迎撃機は
新鋭のスピットファイアMk.II
そんなスピットファイアを一○六空の零戦二一型が一機、また一機と屠っていく

「奴らバケモノか!こっちは新鋭機だぞ!」
「あっちはベテランで飛行機に馴染んでるんだ!自分の体のように動かしやがる!」
「おい!また1人やられたぞ!」
イギリス軍司令部にはこのような断末魔が響き渡っていた
「何故だ!なぜドーバーに日本軍がいるんだ!」
「おそらく、ナチの援護に来たものかと...」
「黙れ!そんなことわかってる!」
わかっていても理解が追いつかない
ましてや東洋の小国の時代遅れのはずの戦闘機に
我が空軍の新鋭機がボコボコにやられているのが気に食わなかった
「もうダメだ!半分がやられた!撤退の許可を!
これ以上はもう無理だ!全滅する!」
「くっ、わ、わかった、戦闘機隊無事な飛行場に着陸せよ、」
「これで、ドーバーは...」
「まだだ!まだ我が国にはロイヤルネイビーがある!」

この日の空爆は日独軍の損害戦闘機0機爆撃機36機に対しイギリス空軍の損害は戦闘機135機、爆撃機145機だった 迎撃に上がった戦闘機30機のうち19機が撃ち落とされドーバー海峡を守っていた空軍は壊滅的な被害を受けることになった

「さすがに落とされたな」
「最後の方は落とされても構わんとばかりに爆撃機に食いついてましたからね」
宮崎と隆雄達が話していると1人のドイツ空軍の兵士が歩いてきて隆雄達の前で止まった
「最初から想定していたより少ない犠牲で済んだ
日本海軍にはとても感謝している、ありがとう」
「いや、爆撃隊に敵機を多く近づけすぎてしまった、直掩の任務をしっかり果たせなんだ申し訳ない」
宮崎の言葉にドイツ兵は驚いた顔をしたがもう一度感謝をして去っていった

そして日本海軍は日本へと戻った
その途中でドイツへ向かう別の部隊とすれ違った

________________________________________

スピットファイアMk.II スーパーマリン社が製造したイギリス空軍の新鋭戦闘機

Bf109メッサーシュミット メッサーシュミット社が製造したドイツ空軍の主力戦闘機 史実では航続距離が足らず爆撃機の護衛の任務を全て果たせなかった

零戦二一型 三菱重工業が製造した日本海軍の主力戦闘機 この二一型から空母での運用が本格的に可能となった

ロイヤルネイビー イギリス海軍
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