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日米開戦
第12話 大切な人
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ドイツから帰還した隆雄
休暇が出たため実家へ帰ってきた
そこで同級生の立島に会い母校へ向かうと同級生5人がそこにいた
隆雄達は雑談をして帰路に着くそこで同級生の鈴木と帰ることになる
「隆雄くんはさ、どうして兵士になったの?」
「支那で父さんが戦ってて、部隊が活躍してるのをラジオで聞いたりしてて、でも父さんが戦死して、仇を取りたいと思ったからかな」
「そういえばお父さん陸軍の軍人さんだったね」
「うん、でも兄さんが陸軍に行ったから俺は海軍に志願して予科練に入ったんだ」
「そっか」
2人は他愛ない話を続けた
「そういえばさ、恋人、とかいるの?」
「いないよ、1回もできたことない」
隆雄は少し恥ずかしそうに笑った
すると鈴木が止まる
「ならさ、私と恋仲にならない?」
告白だった
思いがけない言葉に隆雄は少し戸惑った
でも鈴木...信恵の顔は真剣だった
隆雄自身信恵のことを学生の頃から少し気になっていると言うよりはっきりいえば好きだった
しかし軍人である以上いつ死ぬか分からない
だからこの気持ちを打ち明けずに予科練に入った
「俺は軍人だよ、いつ死ぬか分からない、それでもいいのか?」
「学生の頃から、ずっと言いたかったの、いつ死ぬか分からないなら、その死ぬまでを一緒に過ごしたい」
隆雄は信恵の真剣な気持ちに答えることにした
「そっか、じゃあこれからよろしくな」
「うん!」
隆雄に戦う理由がまたひとつ増えた
大切な人を守る、この戦争に苦しませられないようにと心に誓った
「またすぐに戦地に行くの?」
「んー、部隊に戻ってからじゃないとわかんないけどしばらくは行かないんじゃないかな」
「そっか、なら少し一緒はにいられるの?」
「あぁ、あと5日はこっちにいるよ」
「良かった、明日みんなで海に行く予定なんだけど隆雄くん、どう?」
背の小さい信恵が少し体を屈ませながら隆雄の顔を覗き込む
「じゃあ明日の朝迎えに行くよ
格好はこれでいいかな、私服が和服しかないんだ」
「うん!隆雄くんならなんでもかっこいいよ!」
隆雄は少し照れくさくなって逆を向いた
そして2人は学生の頃別れていた角に着く
「送っていくよもう暗いし」
「ほんと?ありがとう!」
隆雄には信恵の行動一つ一つが可愛らしく見えた
10分足らずで信恵の家に着いた
「ありがとうね!」
「あぁ、また明日」
「うん!」
次の瞬間ガラガラと信恵の家の扉が開いた
「誰だァ!うちの娘と話してる男はァ!」
「お父さん!?」
酒瓶片手に飛び出してきた信恵の父
軍装をしてるため軍人であることは確かであるが
ワイシャツ姿のため階級が分からない
「貴様ァどこの所属だぁ?」
「はっ海軍戦闘第一○六航空隊第1小隊所属山本隆雄飛曹長であります。」
「飛曹長ぉ?俺ぁ陸軍なんでなぁわからんのだ」
「陸軍にしますと准尉であります」
「准尉!?これは申し訳ございません!
自分は陸軍第32師団歩兵第3連隊第2中隊中隊長鈴木茂之軍曹であります!」
階級を聞いた途端酔いが覚めたようで背筋をしっかりと伸ばし話し始めた
「戦地帰りですか」
「はっ!そうであります!」
「俺もですお疲れ様です」
「いえ!滅相もございません!」
「あ、楽にして構いませんよ」
「は、はぁ、それで、娘とどういう関係で」
「学生の頃の同級生で先程恋仲に」
「えっ、信恵、本当か?」
「私からお願いしたの!恥ずかしいことしないで!」
「解決ですね、本官はこれで」
「今後とも娘をよろしくお願いします」
茂之は深々と頭を下げた
________________________________________
鈴木茂之 信恵の父 陸軍軍曹 戦地帰り
休暇が出たため実家へ帰ってきた
そこで同級生の立島に会い母校へ向かうと同級生5人がそこにいた
隆雄達は雑談をして帰路に着くそこで同級生の鈴木と帰ることになる
「隆雄くんはさ、どうして兵士になったの?」
「支那で父さんが戦ってて、部隊が活躍してるのをラジオで聞いたりしてて、でも父さんが戦死して、仇を取りたいと思ったからかな」
「そういえばお父さん陸軍の軍人さんだったね」
「うん、でも兄さんが陸軍に行ったから俺は海軍に志願して予科練に入ったんだ」
「そっか」
2人は他愛ない話を続けた
「そういえばさ、恋人、とかいるの?」
「いないよ、1回もできたことない」
隆雄は少し恥ずかしそうに笑った
すると鈴木が止まる
「ならさ、私と恋仲にならない?」
告白だった
思いがけない言葉に隆雄は少し戸惑った
でも鈴木...信恵の顔は真剣だった
隆雄自身信恵のことを学生の頃から少し気になっていると言うよりはっきりいえば好きだった
しかし軍人である以上いつ死ぬか分からない
だからこの気持ちを打ち明けずに予科練に入った
「俺は軍人だよ、いつ死ぬか分からない、それでもいいのか?」
「学生の頃から、ずっと言いたかったの、いつ死ぬか分からないなら、その死ぬまでを一緒に過ごしたい」
隆雄は信恵の真剣な気持ちに答えることにした
「そっか、じゃあこれからよろしくな」
「うん!」
隆雄に戦う理由がまたひとつ増えた
大切な人を守る、この戦争に苦しませられないようにと心に誓った
「またすぐに戦地に行くの?」
「んー、部隊に戻ってからじゃないとわかんないけどしばらくは行かないんじゃないかな」
「そっか、なら少し一緒はにいられるの?」
「あぁ、あと5日はこっちにいるよ」
「良かった、明日みんなで海に行く予定なんだけど隆雄くん、どう?」
背の小さい信恵が少し体を屈ませながら隆雄の顔を覗き込む
「じゃあ明日の朝迎えに行くよ
格好はこれでいいかな、私服が和服しかないんだ」
「うん!隆雄くんならなんでもかっこいいよ!」
隆雄は少し照れくさくなって逆を向いた
そして2人は学生の頃別れていた角に着く
「送っていくよもう暗いし」
「ほんと?ありがとう!」
隆雄には信恵の行動一つ一つが可愛らしく見えた
10分足らずで信恵の家に着いた
「ありがとうね!」
「あぁ、また明日」
「うん!」
次の瞬間ガラガラと信恵の家の扉が開いた
「誰だァ!うちの娘と話してる男はァ!」
「お父さん!?」
酒瓶片手に飛び出してきた信恵の父
軍装をしてるため軍人であることは確かであるが
ワイシャツ姿のため階級が分からない
「貴様ァどこの所属だぁ?」
「はっ海軍戦闘第一○六航空隊第1小隊所属山本隆雄飛曹長であります。」
「飛曹長ぉ?俺ぁ陸軍なんでなぁわからんのだ」
「陸軍にしますと准尉であります」
「准尉!?これは申し訳ございません!
自分は陸軍第32師団歩兵第3連隊第2中隊中隊長鈴木茂之軍曹であります!」
階級を聞いた途端酔いが覚めたようで背筋をしっかりと伸ばし話し始めた
「戦地帰りですか」
「はっ!そうであります!」
「俺もですお疲れ様です」
「いえ!滅相もございません!」
「あ、楽にして構いませんよ」
「は、はぁ、それで、娘とどういう関係で」
「学生の頃の同級生で先程恋仲に」
「えっ、信恵、本当か?」
「私からお願いしたの!恥ずかしいことしないで!」
「解決ですね、本官はこれで」
「今後とも娘をよろしくお願いします」
茂之は深々と頭を下げた
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鈴木茂之 信恵の父 陸軍軍曹 戦地帰り
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