クラスまるごと異世界転移

八神

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…その次の日。


の夜。


「やーっと倒れたか…ずいぶんしぶとかったな」

「そーだな。ま、何にせよやっと帰れるぜ」

「聖水あと何本残ってる?」

「ちょっと待てよ…27本」

「27!?えらい減ったな…魔方陣が無かったら戻るまでに足りたか微妙な数だ」


死大帝が倒れたので俺らはさっさと片付けをして撤退の準備をする。


「にしても見ろよ。今度は『死大帝の骸』だと…抜け殻と何が違うんだか」

「見た目は同じただの骸骨で違いが分からねーな」

「そーだな。こんなんドロップしても何に使うか分かんねーよ」


『死大帝の骸』以外にも大剣、兜、鎧、手甲、長靴…といった装備品も落ちていたのでとりあえず回収した。


そして俺らは撤退準備が整い次第周りを確認して即座に魔方陣でダンジョンの入口へと撤退する。


…流石にちょっと疲れたので近くの町で一泊してからまた数日かけて王都へと戻った。


「ただいまー」

「たでーまー」

「まー」

「あっ、藤原達が帰ってきた!おかえり!」


俺らが帰宅すると掃除中の住吉がわざわざ玄関まで出迎えに来てくれる。


「無事で良かった…遅くても一週間って聞いたのに二週間経っても全然帰って来ないから心配したんだよ!」

「わりー、わりー…敵が思ったより強くてな」

「ホント心配したんだよ。電話も繋がらなかったし…私達もう三日も教会に行けてないんだからね」

「一応電話しようと思ったんだけど瘴気の影響か外と電話が繋がらなくてな」

「ダンジョン内だとちゃんと繋がったのにな」


ダンジョンを出てからも電話の事はすっかり忘れてたのでどうやら心配をかけてしまっていたらしく…


俺らはとりあえず斉藤と住吉が落ち着くまで適当に謝る事にした。


…その後、装備品を鑑定させるために俺らは鑑定屋へと移動する。


「コレの鑑定できる?」

「はいよ。…今回はずいぶんと数が多いな…死皇帝?死大帝?聞かない名だ。とりあえず一つあたり金貨100枚になるが、よろしいか?」

「お願い」


鑑定屋のお爺さんは不思議そうに装備を見ると安い金額で済ませてくれるようなので直ぐに金を払う。


「あんだけで900か。やっぱり大した事無かったんじゃね?」

「そーいやレベルも上がらなかったしな。ただしぶといだけの雑魚だったのか?」

「確かに…そーいや経験値が全く無かったな…ゲーム的にいうならレベル差の補正?」


俺らと相当レベル差があったってことか?と藤原が考えているとお爺さんが難しい顔をしながら戻って来た。


「すまないが…アレはとても鑑定できん」

「「「は?」」」

「どうしても鑑定したいのなら…そうだな…追加で一つにつき金貨3000枚…ぐらいか。多分それだけあれば出来るだろう」


無理ならば諦めな、金は返金する。とお爺さんはカウンターの上に俺が渡した金を置いて断りを入れる。


「一つに3000て…全部で27000…!?ふざけんなよ!ぼったくりじゃねーか!」

「…王都にいる鑑定人を集めるんだ、3000でも良心的だろう。他の国ではこの金額では済まないと思うがな」


藤原が追加の額に怒るとお爺さんは申し訳なさそうな顔をしながら理由を説明した。
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