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水の王国編
え、私顔に出てた?
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水の中だと言うのに抵抗もなく地上と同じように歩ける。水中移動の魔法は驚きばかりだった。魚たちは空を泳いでいるように感じるし、大きな魚が高い位置を泳いでいると自分の小ささを感じたりもする。水草のゆらめきは思っていたより力強いし、水底にいる生き物は驚くほど沢山の種類がいる。
途中休憩を取りながら3時間ほど歩いた頃、私たちはようやく目的のエリアに到着した。
「これが珊瑚の森ね」
目の前に広がるのは見上げるほどに成長した珊瑚。屋久島の杉を思い出させるような巨大な珊瑚が所狭しと群生していた。屋久島の杉と違って色とりどりなためファンタジックな雰囲気がある。
「これがみんな生きてるなんて凄いな」
「珊瑚の森には水生生物だけでなく魔獣も多く生息しています。ここからはお気をつけください」
私の隣でニアがそう注意をしてくれた。メアリーがそれを聞いて剣の柄に手を触れる。心強いな。
「淡水なのに珊瑚が育つんですね」
気を引き締めている2人をよそに私は私で気になったことを口にしていた。珊瑚といえば海水。でもここは湖で淡水のはず。ゲームをしていた時は気にもしてなかったけど、いざ目の前にしたらふとそんなことが頭をよぎった。
「何かおかしいんですか?」
しかし、隣で私の疑問を聞いていたニアはそう言って私が求める答えを出してはくれなかった。
「なるほど。この世界では当たり前だからおかしいって発想もないのか」
私はそう独り言を呟きながら納得をしていた。そもそも珊瑚がなぜ海水にしかいなかったのかも私は知らないし。栄養の問題? でもそんなことを考えたところで答えが出るわけでもなく……。
「ま、いっか」
私は思考を放棄した。綺麗ならオッケー。それで良いや。
珊瑚の森に足を踏み入れると様々な魔物が襲いかかってくるようになった。珊瑚の森までは片手で数え切れるほどしか魔物を見ていない。それなのに珊瑚の森に入ってからは常に魔物と対峙しているほど。
そもそも魔物とは何か。ゲームの設定では闇の王国から来る魔力を持った生物とされている。外見で言えば、目が黒く、同様に黒いツノが生えている事が特徴。
魔力で肉体が強化されていたり、魔法を使ってきたりと、普通の生物と比べて圧倒的に戦闘力が高い。ホオジロザメやシャチが可愛く見える。というより、そのホオジロザメやシャチをベースとした魔物なんかもいた。
「レジーナ様! 私の後ろへ!」
メアリーに言われて転がるように逃げると巨大なウツボ型の魔物が襲いかかってきた。しかし、ニアが魔法で水を操って拘束するとメアリーがすぐさま輪切りにする。私はただメアリーの後ろに隠れていれば何事もなく戦闘が終わる。
平和な日本で平穏に生きていただけとはいえ、本当に私は役立たずだと思い知らされる。戦えないことが申し訳なく思えてくる。責任も取れなければ仕事もできないとか、私はなんてダメなんだって考えてしまう。
「レジーナ様の仕事は封印の賢者に会って秘術を授けてもらうことです。だからこのようなところでお怪我などされませんよう」
メアリーは私の考えを読んでフォローしてくれたかのようにそう言った。
「私はレジーナ様が秘術を手にすることで世界がまた1つ良いものになると確信しています。ですからそのような顔をなさらないでください」
え、私そんなに顔に出てた?
「レジーナ様は顔に出やすいので」
え、本当に心を読んでるわけじゃないよね?
途中休憩を取りながら3時間ほど歩いた頃、私たちはようやく目的のエリアに到着した。
「これが珊瑚の森ね」
目の前に広がるのは見上げるほどに成長した珊瑚。屋久島の杉を思い出させるような巨大な珊瑚が所狭しと群生していた。屋久島の杉と違って色とりどりなためファンタジックな雰囲気がある。
「これがみんな生きてるなんて凄いな」
「珊瑚の森には水生生物だけでなく魔獣も多く生息しています。ここからはお気をつけください」
私の隣でニアがそう注意をしてくれた。メアリーがそれを聞いて剣の柄に手を触れる。心強いな。
「淡水なのに珊瑚が育つんですね」
気を引き締めている2人をよそに私は私で気になったことを口にしていた。珊瑚といえば海水。でもここは湖で淡水のはず。ゲームをしていた時は気にもしてなかったけど、いざ目の前にしたらふとそんなことが頭をよぎった。
「何かおかしいんですか?」
しかし、隣で私の疑問を聞いていたニアはそう言って私が求める答えを出してはくれなかった。
「なるほど。この世界では当たり前だからおかしいって発想もないのか」
私はそう独り言を呟きながら納得をしていた。そもそも珊瑚がなぜ海水にしかいなかったのかも私は知らないし。栄養の問題? でもそんなことを考えたところで答えが出るわけでもなく……。
「ま、いっか」
私は思考を放棄した。綺麗ならオッケー。それで良いや。
珊瑚の森に足を踏み入れると様々な魔物が襲いかかってくるようになった。珊瑚の森までは片手で数え切れるほどしか魔物を見ていない。それなのに珊瑚の森に入ってからは常に魔物と対峙しているほど。
そもそも魔物とは何か。ゲームの設定では闇の王国から来る魔力を持った生物とされている。外見で言えば、目が黒く、同様に黒いツノが生えている事が特徴。
魔力で肉体が強化されていたり、魔法を使ってきたりと、普通の生物と比べて圧倒的に戦闘力が高い。ホオジロザメやシャチが可愛く見える。というより、そのホオジロザメやシャチをベースとした魔物なんかもいた。
「レジーナ様! 私の後ろへ!」
メアリーに言われて転がるように逃げると巨大なウツボ型の魔物が襲いかかってきた。しかし、ニアが魔法で水を操って拘束するとメアリーがすぐさま輪切りにする。私はただメアリーの後ろに隠れていれば何事もなく戦闘が終わる。
平和な日本で平穏に生きていただけとはいえ、本当に私は役立たずだと思い知らされる。戦えないことが申し訳なく思えてくる。責任も取れなければ仕事もできないとか、私はなんてダメなんだって考えてしまう。
「レジーナ様の仕事は封印の賢者に会って秘術を授けてもらうことです。だからこのようなところでお怪我などされませんよう」
メアリーは私の考えを読んでフォローしてくれたかのようにそう言った。
「私はレジーナ様が秘術を手にすることで世界がまた1つ良いものになると確信しています。ですからそのような顔をなさらないでください」
え、私そんなに顔に出てた?
「レジーナ様は顔に出やすいので」
え、本当に心を読んでるわけじゃないよね?
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