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21 聖女がやって来た
しおりを挟む今日は朝からカオスだった
「明日から聖女が学園に転入する。なので失礼さえなければ扱いに関しては、好きにして良し」
適当だなおぃ
朝礼で担任のお話が始まるまでは平和だったのになあ
「先生は見猿言わ猿聞か猿の方向で行く。よって告げ口してこないように!面倒臭いから」
わーぉカス発言出ました
「何かあったら一番地位の高い奴にたよれ」
それが正しい大人の生き方
「このクラスだとエトフォン侯爵令息 かな」
皆一斉にセドを見たが鼻で笑って
「ローレン以外は興味がない私に頼るのか?ローレンに被害が及んだら明日から社交界とは無縁の生活を進呈しよう」
良かった俺は安全だ
クラスメートが青褪めて俺に視線を送って来たよ
ごめんね
俺は自分が大切だから笑顔で頑張って口パクしといた
「ああ知ってる。そういうことで隣のクラスのニルダ侯爵令嬢に頼るか自己防衛本能力でがんばりなさい。先生は責任感の強いニルダ侯爵令嬢をオススメする」
他力本願
チョー無責任
内の担任コウモリ属性だからね
優秀な成績さえ収めてたら法に触れることさえしなければ何でもOKの人
授業中にお菓子食べても、寝ていてもそっとしといてくれる
人の妨害したら怒られるけどね
帰りのホームルームの終了前、担任が帰り際に捨て台詞吐いて言った
「ああそうそう、聖女はU性で肉食だ。だから女生徒、U性男子気を付けて。小動物系が好みだそうだ。以上で先生は責任を持ちません。婚約者の居る者は護ってもらいなさい」
え?何その危険人物
担任の視線が何故か俺に向いてるような気がしたが………よし、気の所為だ
明日からやってくる聖女は男爵家の御令嬢だって、同い歳で内のクラスではなく隣のクラスに入るみたい
髪はピンク、瞳もピンク、頭の中身もピンクな~んてね
これだけ並ぶと小説に出て来るざまぁされる頭花畑のヒローインだけど
この間(クッキー事件の始まりかな)本当は聖女のおもりにセドが学園長よりお願いされたんだって
丁重にお断わりしたみたい
そんなセドからの注意事項
「近よってはいけない」
セドからキツく言い付けられた
「目も合わせてもいけない」
相手はメデューサですか?
「同じ空気を吸ってはいけない」
無理だから、息止めたら死ぬし
毒ガスでも吐くの?
挙げ句には
「同じ空間にいるなど以ての外」
同じ学校の同学年人だから無理じゃね
隣のクラスだし
「言葉を交わすのは禁止」
俺からは敢えては話かけないけど向こうから話かけられて無視するのは人としてどうだろうか?
「片言か単語ならば百歩譲って許そう」
俺を可哀想な人にするつもりか?
ねえ、それって聖女?
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