36 / 40
37
しおりを挟む次の日もセドと隣の王子は隣合って座っていた
だが俺の心は凪いでいる
中々ない機会なので朝顔の観察感覚で後ろで観察日記を付けてみたりしてる
ノートに文字だけを刻む
絵日記にはしない
絵心は無くはない、ただ猫が牛になるので挿絵は辞めておいた
過去を振り返った時、悶え藻掻くのは趣味ではない
俺は学習出来る男である
今日もお迎えは無かったかは知らん、待つことなく友人を道連れにしてさっさと学園に向かったので
来るか来ないか分からないくてヤキモチするの嫌だからね
教室にやって来た二人の姿が目に映り正解だったようだ
隣の王子はセドにベットリくっついてるのに何故か苦虫を噛み潰し顔でこちらを睨む
目潰ししたくなるから辞めて欲しい
あっ!セドと目が合った
暗い暗いその瞳に微かだが光が戻った?
喰らえ!貴族の常識、必殺アルカイックスマイル
あったかもしれない光の兆しは消えた
良し!死んだ
ウムウム
そして観察日記が始まった
半日かけて1ページを要約埋めるが出来た
読み返してみたら、ーーーーセドが死んでる、屍化したセド、つまんない顔でサワサワ触ってる隣の王子、セドが嘔吐しそうな顔してる………と………つまらんな
そして俺には文才はない
観察だけにしておこう
二人のやり取りに笑みが漏れてしまう
あそこだけ闇が漂っておる
見かねた友人やクラスメイトからは救助の声が上がるが俺はそっと見守っている
ラブラブなら殴って婚約破棄でもしてやろうと思うが、屍と隣の王子の二人にその雰囲気は欠片もない
見守るが、吉
触らぬ神に祟りなしだ
それに俺今エンジョイしてしるし
今日も放課後友人と街を散策する約束してる
セドは過保護だから友人との買い物にもついて来る
邪魔
行きたい店にも買いたい物も却下されるから
自由度が低い
好奇心でちょっとPINK♡なお店を覗こうとしただけなのに、ケチだな
男の子だからしょうがなくない?
大人の階段って大切
呪術系の店は近寄らせてもくれなかった
面白そうだと買おうとしたらあれも駄目、これも駄目とこれまた却下
持ってるだけで運が上がる指輪やブローチ、お得だと思うんだけど、だって持ってるだけだよ
俺だって三割位しか信じてないから大丈夫
人間生きて行くには運は必要だよ
なのに………
「あれを何とかしろ!!」
早くない?
終わった
サヨナラ俺の自由
午後の授業が終わると隣の王子が根を上げて俺に詰め寄って来た
困るんだけど
後1日でいいから頑張って欲しかった
1日半
短かったな………
「えー、やだー俺今から遊びに行くのに………うわっ?!」
「……ローレン………ローレン!ローレン!!…………」
幽鬼みたいな顔したセドが俺を後ろから抱きしめてきた
違うな絞め技掛けられたの間違いだ……苦しい…………タップ!タップ!
………堕ちる……意識が刈り取られる………
205
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。
みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。
男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。
メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。
奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。
pixivでは既に最終回まで投稿しています。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた
マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。
主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。
しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。
平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。
タイトルを変えました。
前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。
急に変えてしまい、すみません。
婚約破棄された悪役令息は隣国の王子に持ち帰りされる
kouta
BL
婚約破棄された直後に前世の記憶を思い出したノア。
かつて遊んだことがある乙女ゲームの世界に転生したと察した彼は「あ、そういえば俺この後逆上して主人公に斬りかかった挙句にボコされて処刑されるんだったわ」と自分の運命を思い出す。
そしてメンタルがアラフォーとなった彼には最早婚約者は顔が良いだけの二股クズにしか見えず、あっさりと婚約破棄を快諾する。
「まぁ言うてこの年で婚約破棄されたとなると独身確定か……いっそのこと出家して、転生者らしくギルドなんか登録しちゃって俺TUEEE!でもやってみっか!」とポジティブに自分の身の振り方を考えていたノアだったが、それまでまるで接点のなかったキラキライケメンがグイグイ攻めてきて……「あれ? もしかして俺口説かれてます?」
おまけに婚約破棄したはずの二股男もなんかやたらと絡んでくるんですが……俺の冒険者ライフはいつ始まるんですか??(※始まりません)
美人なのに醜いと虐げられる転生公爵令息は、婚約破棄と家を捨てて成り上がることを画策しています。
竜鳴躍
BL
ミスティ=エルフィードには前世の記憶がある。
男しかいないこの世界、横暴な王子の婚約者であることには絶望しかない。
家族も屑ばかりで、母親(男)は美しく生まれた息子に嫉妬して、徹底的にその美を隠し、『醜い』子として育てられた。
前世の記憶があるから、本当は自分が誰よりも美しいことは分かっている。
前世の記憶チートで優秀なことも。
だけど、こんな家も婚約者も捨てたいから、僕は知られないように自分を磨く。
愚かで醜い子として婚約破棄されたいから。
「オレの番は、いちばん近くて、いちばん遠いアルファだった」
星井 悠里
BL
大好きだった幼なじみのアルファは、皆の憧れだった。
ベータのオレは、王都に誘ってくれたその手を取れなかった。
番にはなれない未来が、ただ怖かった。隣に立ち続ける自信がなかった。
あれから二年。幼馴染の婚約の噂を聞いて胸が痛むことはあるけれど、
平凡だけどちゃんと働いて、それなりに楽しく生きていた。
そんなオレの体に、ふとした異変が起きはじめた。
――何でいまさら。オメガだった、なんて。
オメガだったら、これからますます頑張ろうとしていた仕事も出来なくなる。
2年前のあの時だったら。あの手を取れたかもしれないのに。
どうして、いまさら。
すれ違った運命に、急展開で振り回される、Ωのお話。
ハピエン確定です。(全10話)
2025年 07月12日 ~2025年 07月21日 なろうさんで完結してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる