36 / 68
36話 偶然の遭遇
しおりを挟むソウタは、ライエルが小さな女の子から貰ったピンクの花を大切にしたいと思い、それを長期保管できる箱を探しにライエルと共に市場を歩いた。
ライエルがいい箱を見つけたが、その値段を見て少し躊躇した。
騎士の給料ではなかなか手が出しづらい、少し高価なものだ。
別の箱にしようと提案しようとしたその時、ソウタがサッと店主に声をかけた。
「これください!」
ソウタはあっという間に代金を支払い、箱を購入してしまった。
ライエルは、ソウタの行動に申し訳なさそうな顔をした。
「すまない、ソウタ。箱の代金は必ず返す」
「そんなこと、いいって! これは君へのプレゼントだから。僕たち、友達だろ?」
ソウタは、にこやかにそう言って、ライエルの肩をポンと叩いた。
「……ああ」
ライエルは、ソウタの「友達」という言葉に、嬉しいような、しかし少し残念なような、複雑な気持ちになり、苦笑いをしながら礼を言った。
ソウタの純粋な優しさは温かく響く一方で、それ以上の関係を望む自身の気持ちとの間に、遠い境界線を引く言葉でもあったからだ。
箱をライエルに渡し、「またね!」とソウタは明るく別れを告げた。
「またね」というソウタの言葉に、ライエルは胸の奥で温かいものが広がるのを感じた。
毅然とした、しかしどこか晴れやかな顔で、ライエルは力強く答えた。
「ああ! またな、ソウタ」
ライエルと別れて、オリオンへのお土産を買って帰ろうとしていると、後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
「ソウタ、奇遇だな」
ソウタが振り返ると、そこに立っていたのは、皇太子ルースだった。
ソウタは、驚いて目を丸くした。
「殿下! なんでここにいらっしゃるんですか!?」
ルースは、少し口ごもりながら、平静を装って答えた。
「少し息抜きも兼ねて、市民の様子を見に来たところだ。ちょうどソウタがいたとは、本当に奇遇だな」
ルースの背後に控えているレオ・ロウとユノ・セリウスは、心の中で深くため息をついた。
(嘘つけ!さっきまで必死でソウタ殿を探せと仰っていたくせに……!)
ユノ・セリウスは、ライエルがソウタから離れた瞬間にルースと鉢合わせになったことに、そっと胸を撫で下ろした。
もしライエルといるところを見られていたら、どんな事態になっていたか想像もつかない。
ソウタは、ルースの言葉を聞き、目を輝かせた。
(なんて市民思いの、いい皇太子なんだ!)
ソウタは、ルースの「息抜きを兼ねて市民の様子を見に来た」という言葉を真に受け、深く感銘を受けた。
「もしよろしければ、殿下、僕と一緒に街を回られませんか?」
ソウタは、市民の様子を視察する手伝いをしようと、純粋な好意から提案した。
先ほどまでソウタが騎士といたことに不機嫌だったルースは、その提案を聞いた途端、すぐにご機嫌になった。
(やはり……ソウタは、私のことが好きなのだな。だから、私と街を回ることを提案してくれたんだ……!)
ルースは、またもやソウタの行動を自分への好意と結びつけ、満面の笑みで快諾した。
「ああ、喜んで。ソウタ、案内を頼む」
こうして、皇太子と補佐官、そして二人の近衛兵の、楽しい市街地散策が始まった。
――
ソウタとルース、そして近衛兵のレオ・ロウとユノ・セリウスは、一緒に市街地を散策していた。
賑やかな人々の声や、活気ある店の呼び声が、街中に響いている。
ソウタは、歩きながら、ふと過去の記憶を辿っていた。
そういえば、ルースがまだ皇太子の記憶を失っていた頃、二人でテーマパークに行って遊んだことがあった。
(ジェットコースターに乗って気絶するルース……
お化け屋敷に入っても全く怖がらないルース……
観覧車に乗って、綺麗な景色を見て微笑むルース……)
ソウタの脳裏には、記憶を失う前のルースの様々な表情が蘇る。
あの頃は、もっと気兼ねなく、彼と接することができた。
歩きながらぼーっとしているソウタに、ルースが優しい声で問いかけた。
「ソウタ。どうした?」
皇太子になったルースの顔を見て、ソウタは、彼の瞳を見つめた。
平民だった頃は真っ黒だった瞳が、今はこの美しい赤色になっている。
その変化に、ソウタは少し寂しさを感じながら見つめた。
ソウタに切なげに見つめられて、ルースは胸がドキドキと高鳴るのを感じた。
(ああ、ソウタはやはり、私を深く愛しているのだな……。その想いが、彼の瞳に映っている……)
ルースは、ソウタの視線を、自分への愛情の証だと解釈し、内心で喜びを噛み締めていた。
後ろに控えているレオ・ロウとユノ・セリウスは、そんな二人の様子を見て、小さな声でひそかに呟いた。
(俺たち、邪魔なんじゃないか……)
(早く帰りたいですね……)
二人の近衛兵は、皇太子の恋路に巻き込まれることに、少々うんざりしていた。
ソウタは、ぼんやりと過去の思い出に浸っていたが、ふと、甘く香ばしい匂いに気づいた。
その匂いは、焼き芋だ。以前、ルースとテーマパークで食べたことがあり、記憶を失っていた頃のルースの好物でもあった。
ソウタは、その匂いに誘われるように屋台に近づき、焼き芋を二つ買った。
そして、温かい焼き芋をルースに差し出した。
「殿下。これは、殿下が以前、好んで食べていたものです」
ルースは、自分が食べた記憶がない焼き芋に、少し困惑した表情を浮かべた。
しかし、ソウタが勧めるものならと、一口食べてみた。
「……!」
一口食べると、その甘さと温かさに、ルースの目が輝いた。
「これは……すごく美味しい!」
ルースは、予想外の美味しさに、純粋な喜びの表情を見せた。
ソウタは、そんなルースの顔を見て、ふっと微笑んだ。
(平民の頃の記憶がなくなっても、変わってないところがあるんだな……)
ソウタの優しい眼差しには、記憶を失ったルースの中に、あの頃の面影を見つけたことへの、温かい喜びが込められていた。
ソウタは、焼き芋を美味しそうに食べる皇太子ルースを眺めた後、ふとレオ・ロウとユノ・セリウスの分を買い忘れたことに気づいた。
「レオ兄さん、ユノさん! 二人の分も買ってくるよ!」
ソウタが屋台に戻ろうとすると、ユノ・セリウスがにこやかに手を振って断った。
「ソウタ様、ありがとうございます。ですが、私たちは勤務中ですので、申し訳ございませんが食べられません」
ユノ・セリウスはあくまで職務に忠実だったが、レオ・ロウの顔には、はっきりと「食べたい」という欲望が浮かんでいた。
皇太子ルースは、その様子を見逃さなかった。ソウタの前で、部下にも優しい自分をアピールする絶好の機会だ。
「レオ・ロウ、ユノ・セリウス。私からの命令だ。お前たちも食べなさい」
ルースは、いつもよりずっと優しい口調で言った。
その魂胆を見抜いたユノ・セリウスは、苦笑いを浮かべた。しかし、焼き芋を食べられることに純粋に喜んでいるレオ・ロウは、深く頭を下げた。
「ありがとうございます、殿下!」
ソウタは、追加でオリオンの分の焼き芋も買い、みんなで楽しく食べながら皇宮へと帰路についた。
――
帝国皇宮、補佐官室。
ソウタが補佐官室に訪れると、オリオンが驚いた顔で出迎えた。
「ソウタ君、今日は休みだと言っていたのに、どうしたんだい?」
ソウタは、オリオンに焼き芋を差し出しながら、楽しそうに話した。
「それがさ、別件で市街地に行ったら、偶然にも皇太子殿下にお会いしたんだよ!」
ソウタの言葉に、オリオンはルースの行動力に唖然とした。やはり、皇太子はソウタのことが好きなのだと、改めて確信した。
ソウタは、そんなオリオンの心情には気づかず、感謝の言葉を続けた。
「それに、いつも時間のかかる仕事を代わりにやってくれてありがとう!」
オリオンは、ソウタから差し出された温かい焼き芋を受け取りながら、礼を言った。
「ソウタ君、ありがとう。でも、これは僕が当然するべきことだから。ソウタ君の役に立てて、嬉しいよ」
ソウタは、オリオンの言葉を聞いて、微笑んだ。
(今日も、いい日だったな)
ソウタの周りには、彼を慕い、支える人々がいた。そして、ソウタは彼らの好意を、純粋な友情として受け止め、今日もまた、穏やかな一日を過ごすのだった。
87
あなたにおすすめの小説
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
【完結済】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜
キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」
平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。
そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。
彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。
「お前だけが、俺の世界に色をくれた」
蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。
甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー
婚約破棄された公爵令嬢アンジェはスキルひきこもりで、ざまあする!BLミッションをクリアするまで出られない空間で王子と側近のBL生活が始まる!
山田 バルス
BL
婚約破棄とスキル「ひきこもり」―二人だけの世界・BLバージョン!?
春の陽光の中、ベル=ナドッテ魔術学院の卒業式は華やかに幕を開けた。だが祝福の拍手を突き破るように、第二王子アーノルド=トロンハイムの声が講堂に響く。
「アンジェ=オスロベルゲン公爵令嬢。お前との婚約を破棄する!」
ざわめく生徒たち。銀髪の令嬢アンジェが静かに問い返す。
「理由を、うかがっても?」
「お前のスキルが“ひきこもり”だからだ! 怠け者の能力など王妃にはふさわしくない!」
隣で男爵令嬢アルタが嬉しげに王子の腕に絡みつき、挑発するように笑った。
「ひきこもりなんて、みっともないスキルですわね」
その一言に、アンジェの瞳が凛と光る。
「“ひきこもり”は、かつて帝国を滅ぼした力。あなたが望むなら……体験していただきましょう」
彼女が手を掲げた瞬間、白光が弾け――王子と宰相家の青年モルデ=リレハンメルの姿が消えた。
◇ ◇ ◇
目を開けた二人の前に広がっていたのは、真っ白な円形の部屋。ベッドが一つ、机が二つ。壁のモニターには、奇妙な文字が浮かんでいた。
『スキル《ひきこもり》へようこそ。二人だけの世界――BLバージョン♡』
「……は?」「……え?」
凍りつく二人。ドアはどこにも通じず、完全な密室。やがてモニターが再び光る。
『第一ミッション:以下のセリフを言ってキスをしてください。
アーノルド「モルデ、お前を愛している」
モルデ「ボクもお慕いしています」』
「き、キス!?」「アンジェ、正気か!?」
空腹を感じ始めた二人に、さらに追い打ち。
『成功すれば豪華ディナーをプレゼント♡』
ステーキとワインの映像に喉を鳴らし、ついに王子が観念する。
「……モルデ、お前を……愛している」
「……ボクも、アーノルド王子をお慕いしています」
顔を寄せた瞬間――ピコンッ!
『ミッション達成♡ おめでとうございます!』
テーブルに豪華な料理が現れるが、二人は真っ赤になったまま沈黙。
「……なんか負けた気がする」「……同感です」
モニターの隅では、紅茶を片手に微笑むアンジェの姿が。
『スキル《ひきこもり》――強制的に二人きりの世界を生成。解除条件は全ミッション制覇♡』
王子は頭を抱えて叫ぶ。
「アンジェぇぇぇぇぇっ!!」
天井スピーカーから甘い声が響いた。
『次のミッション、準備中です♡』
こうして、トロンハイム王国史上もっとも恥ずかしい“ひきこもり事件”が幕を開けた――。
【完結】腹黒王子と俺が″偽装カップル″を演じることになりました。
Y(ワイ)
BL
「起こされて、食べさせられて、整えられて……恋人ごっこって、どこまでが″ごっこ″ですか?」
***
地味で平凡な高校生、生徒会副会長の根津美咲は、影で学園にいるカップルを記録して同人のネタにするのが生き甲斐な″腐男子″だった。
とある誤解から、学園の王子、天瀬晴人と“偽装カップル”を組むことに。
料理、洗濯、朝の目覚まし、スキンケアまで——
同室になった晴人は、すべてを優しく整えてくれる。
「え、これって同居ラブコメ?」
……そう思ったのは、最初の数日だけだった。
◆
触れられるたびに、息が詰まる。
優しい声が、だんだん逃げ道を塞いでいく。
——これ、本当に“偽装”のままで済むの?
そんな疑問が芽生えたときにはもう、
美咲の日常は、晴人の手のひらの中だった。
笑顔でじわじわ支配する、“囁き系”執着攻め×庶民系腐男子の
恋と恐怖の境界線ラブストーリー。
【青春BLカップ投稿作品】
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる