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皇女シャーロット編
皇帝の崩御
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そして今に至る。
お父様が亡くなった。
元々寝たきり状態だったのだから無理はない。
侍女の話によるとキャサリンとプリシラ、お兄様たちは悲しみに暮れているという。
そりゃそうよ、あの四人は家族だったんだもの。
蚊帳の外だったのは私だけ。
お父様が亡くなった直後の私はギリギリで何とか証拠をそろえることができてよかったという感情しかなかった。
皇帝の訃報は帝国中に知れ渡った。
数日後に、皇帝陛下の葬式が行われた。
高位貴族から下位貴族までが参列する。
もちろん私と、キャサリン、プリシラ、アルフレッドお兄様もだ。
キャサリンとプリシラが棺の前で泣き喚いていた。
「うぅっ・・・・ふぇっ・・・・お父様ぁ~っ!」
「ウィル・・・どうしてなの・・・!」
あんなろくでもない男を愛していたのね。
そしてその後ろにはアルフレッドお兄様が立っている。
若い頃、かなりの美丈夫だったお父様は死の間際には痩せ細ってかつての美貌は見る影もなかった。
そして皇帝の喪が明けると今度はすぐにアルフレッドお兄様の即位式が行われる。
普通は皇位継承で揉めたりするのだが今皇族で皇位継承権を持っているのはアルフレッドお兄様ただ一人だけだったのでつつがなく皇位継承は行われた。
お兄様は即位式に皇帝しか着用できない赤いローブを身にまとい、王冠を受け取る。
即位式にはキャサリンとプリシラも出席していた。
少し前お父様の葬式で泣き喚いていたのが嘘だったかのように二人して新しく皇帝となったお兄様にすり寄っていた。
結局あのキャサリンはお父様ではなく「皇帝」という肩書きを持つ人物が好きだっただけなのかもしれない。
新しい皇帝であるお兄様に貴族たちが順番に挨拶をしていく。
お兄様と話したくなんてなかったが皇帝陛下に挨拶をしないのはいくら皇女でも許されることではない。
それにこれがキャサリンやプリシラにバレたらまた詰られる。
私は嫌々列に並んだ。
お兄様の方を見てみるとどの貴族もお兄様に取り入ろうとしている。
自分の娘をお兄様の婚約者としてどうかと紹介したり、息子を側近にと言ったり。
お兄様はそれを一蹴していたが。
アルフレッドお兄様は妹の私から見てもかなりの美形だし、将来有望と称されていたので無理もないのかもしれない。
そして私の順番がやってきた。
「皇帝陛下、即位おめでとうございます。」
私は祝辞を述べながらカーテシーをする。
「あぁ。」
前と同じで興味の無さそうな返事だ。
「それでは失礼します。」
私はそそくさとその場をあとにする。
その後も即位式はつつがなく行われた。
私はこの即位式だけでものすごく疲れてしまった。
だけど本番はこれからだ。
そう、翌日には舞踏会が開かれるのだから―
お父様が亡くなった。
元々寝たきり状態だったのだから無理はない。
侍女の話によるとキャサリンとプリシラ、お兄様たちは悲しみに暮れているという。
そりゃそうよ、あの四人は家族だったんだもの。
蚊帳の外だったのは私だけ。
お父様が亡くなった直後の私はギリギリで何とか証拠をそろえることができてよかったという感情しかなかった。
皇帝の訃報は帝国中に知れ渡った。
数日後に、皇帝陛下の葬式が行われた。
高位貴族から下位貴族までが参列する。
もちろん私と、キャサリン、プリシラ、アルフレッドお兄様もだ。
キャサリンとプリシラが棺の前で泣き喚いていた。
「うぅっ・・・・ふぇっ・・・・お父様ぁ~っ!」
「ウィル・・・どうしてなの・・・!」
あんなろくでもない男を愛していたのね。
そしてその後ろにはアルフレッドお兄様が立っている。
若い頃、かなりの美丈夫だったお父様は死の間際には痩せ細ってかつての美貌は見る影もなかった。
そして皇帝の喪が明けると今度はすぐにアルフレッドお兄様の即位式が行われる。
普通は皇位継承で揉めたりするのだが今皇族で皇位継承権を持っているのはアルフレッドお兄様ただ一人だけだったのでつつがなく皇位継承は行われた。
お兄様は即位式に皇帝しか着用できない赤いローブを身にまとい、王冠を受け取る。
即位式にはキャサリンとプリシラも出席していた。
少し前お父様の葬式で泣き喚いていたのが嘘だったかのように二人して新しく皇帝となったお兄様にすり寄っていた。
結局あのキャサリンはお父様ではなく「皇帝」という肩書きを持つ人物が好きだっただけなのかもしれない。
新しい皇帝であるお兄様に貴族たちが順番に挨拶をしていく。
お兄様と話したくなんてなかったが皇帝陛下に挨拶をしないのはいくら皇女でも許されることではない。
それにこれがキャサリンやプリシラにバレたらまた詰られる。
私は嫌々列に並んだ。
お兄様の方を見てみるとどの貴族もお兄様に取り入ろうとしている。
自分の娘をお兄様の婚約者としてどうかと紹介したり、息子を側近にと言ったり。
お兄様はそれを一蹴していたが。
アルフレッドお兄様は妹の私から見てもかなりの美形だし、将来有望と称されていたので無理もないのかもしれない。
そして私の順番がやってきた。
「皇帝陛下、即位おめでとうございます。」
私は祝辞を述べながらカーテシーをする。
「あぁ。」
前と同じで興味の無さそうな返事だ。
「それでは失礼します。」
私はそそくさとその場をあとにする。
その後も即位式はつつがなく行われた。
私はこの即位式だけでものすごく疲れてしまった。
だけど本番はこれからだ。
そう、翌日には舞踏会が開かれるのだから―
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