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12章 美味しいもの大好き!
488.方向性決定?
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甘いものを食べて精神を回復させたところで、今日モンちゃんたちを訪ねてきた目的を告げる。
「ねぇねぇ、美味しい食べ物の案ない? 今度、グルメ大会で屋台を出すんだけど、メニューをどうしようか悩んでるんだー」
「は? ……ああ、そういや、モモは店をやってるんだったな」
モンちゃんは一瞬『何言ってんだコイツ』と言いたげな目をしたけど、すぐに納得した感じで頷いた。
「そうそう。レアナさんとか、いつも美味しいお茶菓子を出してくれるし、いい案を出してくれるんじゃないかなーって思って」
期待を込めてレアナさんを見つめる。
レアナさんは「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」と顔を綻ばせた後、悩むように人差し指を顎に当てて首を傾げた。
「私が用意するのは、いつも街中で買っているものだから、食べ歩きをした方が参考になるんじゃないかしら」
「なるほどー……でも、それって、あんまり面白味がない感じになりそうだね」
街のお店で食べられるようなものを出すのはちょっとイヤかも。
うーん、と悩む僕に、レアナさんは「あ、それなら──」となにか思いついた感じでニコッと笑った。
「さっきの綿菓子に包まれたお菓子は面白かったわよ。中身を工夫して、さらに独自性を出してみてもいいんじゃないかしら」
「……確かに、そうかも!」
考えてみたら、綿菓子に包まれたお菓子って、街中で見たことない気がする。
うん、これはいけそうだぞ。
綿菓子なら、僕のもふもふ感を真似ることができるし、喜ばれそう。
ただ、味としては、綿菓子は単調な甘さになりがちだから、あまり評価されないかも。
綿菓子の味にもこだわらないと。
砂糖と一緒に何か混ぜてみようかな。それと、ふわふわ感をより楽しめる工夫をしてみたい。何か特殊な技法とかないかなぁ。
「ふーん……綿菓子、なぁ……あ、そういや──」
関心なさそうにしながらも一応考えてくれたモンちゃんが「長靴猫族に会ったことあるか?」と聞いてきた。
「長靴猫? 今日会ったよ!」
「神がかり的タイミングだな……さすがモモ……」
モンちゃんにドン引きされた。
まあ、確かに、僕の幸運値が仕事をしすぎてる気がするもんね。
「──長靴猫族の特殊技法で秘燕っていう食材を調理すると、綿菓子を超える至上のふわとろ食感のスイーツができるらしいぞ」
「ふわ……とろ……? めちゃくちゃ惹かれる響きだね!」
どんなスイーツだろう?
まさかダジャレみたいな名前のアイテムから、そんな惹かれるものができあがるとは……これはがんばって入手するしかない。
でも、入手したところで、調理方法を教えてもらえなきゃ意味がない、かぁ。
「ナーグ、教えてくれるかなぁ?」
友好度を上げたら、特殊技法を伝授してくれる可能性がある。
そのためにはやっぱり、幻の食材集めや、その他の高品質アイテムの納品ミッションをこなすべきだろう。
「知り合いがいるなら、仲良くなってみるのがいいだろうな。あと、長靴猫族の里に行けそうなら、訪ねてみろ。あいつらはすげぇ美食家だから、そこで飯を食ったらいいアイディアが浮かぶかもしれないぞ」
「そっかー。わかった! 行ってみる!」
せっかく里への行き方を教えてもらったんだし、訪ねてみて損はないね。美味しいものを食べられるだけでも嬉しいし。
今後の予定が決まりました!
もうちょっとしたらログアウトしなきゃいけない時間だから、訪問は次回だ。お腹空かせて行かなくちゃ。
ルンルンとしてたら、玄関の方から誰かが歩いてくる足音がした。
「モンちゃん師匠、依頼されていた件の報告に来ましたー」
「モンちゃん言うな!」
ひょいっと顔を覗かせたのは、リカちゃん──テイマーとして先輩のリカエラ──だった。
リカちゃんは王都にある情報機関シーアイのトップを父に持つ、なかなかハイソサエティな生まれの人。その家柄があるからか、情報通なんだよねぇ。
「あら、モモ。久しぶりね。いろいろと噂は聞いていたけど」
おっとりと微笑みかけてきたリカちゃんに、僕は「おひさ~」と挨拶しながら手を振る。
ところで、リカちゃんが聞いてる噂ってどんなのだろう?
「王様に仕事をさせたらしいじゃない」
「わっつ??」
心当たりのないことを言われた。
でも、よく考えると……なんとなく、そんな感じのことがあったような……?
「──それ、僕の情報をリカちゃんパパにあげただけだよ!」
「ふふ、いいエサになったらしいわよ。父が喜んでいたわ。私からもお礼を言っておくわね。ありがとう、モモ」
僕がリカちゃんのパパに頼まれて、王様が好みそうな冒険話を提供したことを言ってみたら、当たっていたみたいだ。
楽しそうに笑うリカちゃんに、僕は脱力しちゃう。
「それはどうもー。お役に立ててよかったヨー」
王様がそんなにチョロくていいのかな、と思わなくはないけど、と半眼になっていたら、モンちゃんからジトッとした視線を感じた。
「このウサギ、やっぱりヤベーな……」
「ちょっと! 引かないで! そもそも、モンちゃんが僕と古竜の繋がりを報告したから、僕は王様に気に入られちゃったんだよ!? つまり、半分くらいモンちゃんが原因!」
王様に気に入られたことは悪いことじゃないし、王様自身も嫌な人じゃない。ただ相手が偉い立場の人だから、ちょっぴり気が引けるだけ。
でも、仲良くなったことをモンちゃんにドン引きされるいわれはない!
「それ、そもそもモモが古竜なんてとんでもない相手と仲良くなってたからだろ」
「……うぅ、そうだけど、そうなんだけどぉ!」
すべては僕とイグニスさんの出会いから始まっているから、モンちゃんの言葉を否定できない。
イグニスさんと知り合った時点で、王様に好かれるのは決まってたのかなぁ。
「アンッ」
「シバちゃんー、僕を癒してー……」
リカちゃんのテイムモンスターが僕をペロペロと舐めてくれた。
シバちゃんは地犬という柴犬に似たモンスター。もふもふしてて可愛いんだよ。癒やされるー。
「らぴゅ(ラッたんもぉ)」
ラッタンと一緒にシバちゃんに抱きついた。
やっぱりもふもふは最高!
僕がもふもふと戯れている間に、リカちゃんはモンちゃんに依頼の報告をしてる。
その声に何気なく耳を傾けてたら『王都近くで目撃された竜の情報は事実だった』って聞こえたんだけど……マジ? 王都の近くに竜が出るの!?
「ねぇねぇ、美味しい食べ物の案ない? 今度、グルメ大会で屋台を出すんだけど、メニューをどうしようか悩んでるんだー」
「は? ……ああ、そういや、モモは店をやってるんだったな」
モンちゃんは一瞬『何言ってんだコイツ』と言いたげな目をしたけど、すぐに納得した感じで頷いた。
「そうそう。レアナさんとか、いつも美味しいお茶菓子を出してくれるし、いい案を出してくれるんじゃないかなーって思って」
期待を込めてレアナさんを見つめる。
レアナさんは「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」と顔を綻ばせた後、悩むように人差し指を顎に当てて首を傾げた。
「私が用意するのは、いつも街中で買っているものだから、食べ歩きをした方が参考になるんじゃないかしら」
「なるほどー……でも、それって、あんまり面白味がない感じになりそうだね」
街のお店で食べられるようなものを出すのはちょっとイヤかも。
うーん、と悩む僕に、レアナさんは「あ、それなら──」となにか思いついた感じでニコッと笑った。
「さっきの綿菓子に包まれたお菓子は面白かったわよ。中身を工夫して、さらに独自性を出してみてもいいんじゃないかしら」
「……確かに、そうかも!」
考えてみたら、綿菓子に包まれたお菓子って、街中で見たことない気がする。
うん、これはいけそうだぞ。
綿菓子なら、僕のもふもふ感を真似ることができるし、喜ばれそう。
ただ、味としては、綿菓子は単調な甘さになりがちだから、あまり評価されないかも。
綿菓子の味にもこだわらないと。
砂糖と一緒に何か混ぜてみようかな。それと、ふわふわ感をより楽しめる工夫をしてみたい。何か特殊な技法とかないかなぁ。
「ふーん……綿菓子、なぁ……あ、そういや──」
関心なさそうにしながらも一応考えてくれたモンちゃんが「長靴猫族に会ったことあるか?」と聞いてきた。
「長靴猫? 今日会ったよ!」
「神がかり的タイミングだな……さすがモモ……」
モンちゃんにドン引きされた。
まあ、確かに、僕の幸運値が仕事をしすぎてる気がするもんね。
「──長靴猫族の特殊技法で秘燕っていう食材を調理すると、綿菓子を超える至上のふわとろ食感のスイーツができるらしいぞ」
「ふわ……とろ……? めちゃくちゃ惹かれる響きだね!」
どんなスイーツだろう?
まさかダジャレみたいな名前のアイテムから、そんな惹かれるものができあがるとは……これはがんばって入手するしかない。
でも、入手したところで、調理方法を教えてもらえなきゃ意味がない、かぁ。
「ナーグ、教えてくれるかなぁ?」
友好度を上げたら、特殊技法を伝授してくれる可能性がある。
そのためにはやっぱり、幻の食材集めや、その他の高品質アイテムの納品ミッションをこなすべきだろう。
「知り合いがいるなら、仲良くなってみるのがいいだろうな。あと、長靴猫族の里に行けそうなら、訪ねてみろ。あいつらはすげぇ美食家だから、そこで飯を食ったらいいアイディアが浮かぶかもしれないぞ」
「そっかー。わかった! 行ってみる!」
せっかく里への行き方を教えてもらったんだし、訪ねてみて損はないね。美味しいものを食べられるだけでも嬉しいし。
今後の予定が決まりました!
もうちょっとしたらログアウトしなきゃいけない時間だから、訪問は次回だ。お腹空かせて行かなくちゃ。
ルンルンとしてたら、玄関の方から誰かが歩いてくる足音がした。
「モンちゃん師匠、依頼されていた件の報告に来ましたー」
「モンちゃん言うな!」
ひょいっと顔を覗かせたのは、リカちゃん──テイマーとして先輩のリカエラ──だった。
リカちゃんは王都にある情報機関シーアイのトップを父に持つ、なかなかハイソサエティな生まれの人。その家柄があるからか、情報通なんだよねぇ。
「あら、モモ。久しぶりね。いろいろと噂は聞いていたけど」
おっとりと微笑みかけてきたリカちゃんに、僕は「おひさ~」と挨拶しながら手を振る。
ところで、リカちゃんが聞いてる噂ってどんなのだろう?
「王様に仕事をさせたらしいじゃない」
「わっつ??」
心当たりのないことを言われた。
でも、よく考えると……なんとなく、そんな感じのことがあったような……?
「──それ、僕の情報をリカちゃんパパにあげただけだよ!」
「ふふ、いいエサになったらしいわよ。父が喜んでいたわ。私からもお礼を言っておくわね。ありがとう、モモ」
僕がリカちゃんのパパに頼まれて、王様が好みそうな冒険話を提供したことを言ってみたら、当たっていたみたいだ。
楽しそうに笑うリカちゃんに、僕は脱力しちゃう。
「それはどうもー。お役に立ててよかったヨー」
王様がそんなにチョロくていいのかな、と思わなくはないけど、と半眼になっていたら、モンちゃんからジトッとした視線を感じた。
「このウサギ、やっぱりヤベーな……」
「ちょっと! 引かないで! そもそも、モンちゃんが僕と古竜の繋がりを報告したから、僕は王様に気に入られちゃったんだよ!? つまり、半分くらいモンちゃんが原因!」
王様に気に入られたことは悪いことじゃないし、王様自身も嫌な人じゃない。ただ相手が偉い立場の人だから、ちょっぴり気が引けるだけ。
でも、仲良くなったことをモンちゃんにドン引きされるいわれはない!
「それ、そもそもモモが古竜なんてとんでもない相手と仲良くなってたからだろ」
「……うぅ、そうだけど、そうなんだけどぉ!」
すべては僕とイグニスさんの出会いから始まっているから、モンちゃんの言葉を否定できない。
イグニスさんと知り合った時点で、王様に好かれるのは決まってたのかなぁ。
「アンッ」
「シバちゃんー、僕を癒してー……」
リカちゃんのテイムモンスターが僕をペロペロと舐めてくれた。
シバちゃんは地犬という柴犬に似たモンスター。もふもふしてて可愛いんだよ。癒やされるー。
「らぴゅ(ラッたんもぉ)」
ラッタンと一緒にシバちゃんに抱きついた。
やっぱりもふもふは最高!
僕がもふもふと戯れている間に、リカちゃんはモンちゃんに依頼の報告をしてる。
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