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第二十四話 調査報告してきた
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「ぐぅぅぅ、た、倒したのか……?」
『誰に聞いてんだ?』
ピーちゃんにだよ。当たり前でしょ。他に誰かいるの。
アイツの死んだおじさんかおばさんか、アイツに見えてるとしてもどっちも助けてくれないよ。
「くそぉ、情けねえ、お前に助けられるなんてな」
ゴロンと仰向けになると、アイツが両手で顔を隠して悔しそうに言った。
『助ける? 勘違いするな。気に入らない奴、ぶっ飛ばしただけ』
もしかして、ピーちゃん照れてるの?
「ハァッ、どっちでもいいよ。助けられたのは事実だ」
『そうだね。薬草食べる?』
「ああ、そうだな、もらおうか」
いつ怪我してもいいように花壇の竜薬草をたくさん持たせておいた。
アイツに分けても、少しぐらいは残るはずだ。
『はい』
収納袋から薬草を四本取り出すと、アイツの顔にクチバシで投げつけた。
渡し方にピーちゃんの優しさが現れているね。つまりはゼロだね。
「ぐぅぅぅ! マズイ!」
『大銀貨五百枚ね』
冗談なら笑えるけど、本気なら高すぎだよ。
ライバル割引きで大銅貨一枚で許してあげなよ。
「ハハっ、出世払いでも払えそうにないな。……俺、何やってたんだろうな」
笑ったと思ったら、急に落ち込んだ声になった。
「冒険者になったのは、アイツらみたいな弱い者イジメする奴が気に入らなくて。そんな奴らを強くなって、ぶん殴ってやろうと思っただけなのにな」
冒険者になった理由を話出した。
もしかしたら良い奴なのかもしれないね。
『ふぅ~~ん。じゃあ、叶ったね』
「えっ?」
『だって、全員ぶっ飛ばしたじゃん』
落ち込んでいるアイツを励ますつもりなのか、倒れているおじさん達をクチバシで指した。
「……ハハっ、確かにやってやったな。こりゃーギルドに報告したらめちゃくちゃ怒られそうだ!」
『報告するのは僕の仕事。お前は帰ってクソして寝てろ』
「ああ、そうするよ」
そういえば調査クエスト受けていたね。僕なら報告する勇気ないよ。
新生ダンジョンに入って、おじさん二人倒して、一人殺したんだよね。
僕なら何もなかったって報告するよ。
「うぐぐっ、そろそろ出ないとな」
竜薬草食べたお陰で動けるみたいだ。
両手を地面につけて、何とか立ち上がるとアイツが言った。
ヨロヨロと倒れている金髪おじさんの方に歩いていく。
「ほら、これはお前のもんだ」
落ちている炭剣を拾うとピーちゃんに差し出した。
『いらない。それ、お前が欲しい物』
ピーちゃん。貰ったんだよね? 本気で断ってないよね。
「そういうわけにはいかねえんだよ。いいから受け取れ!」
『だったらお前の剣もらう。その剣はお前が強くなったら返しに来い』
「なぁっ⁉︎」
ピーちゃん。今カッコつける時じゃないでしょ。
食いかけ野菜じゃないんだよ。今断る勇気は必要ないんだよ。
「……ちっ。分かったよ。絶対お前よりも強くなって返してやるよ」
『それは無理。永遠に無理』
「言ってろ。すぐに追い越してやる」
渡そうとしたのに、ピーちゃんが受け取らないからアイツが諦めた。
炭剣の代わりに、汚くて安そうな剣をピーちゃんの収納袋に押し込んだ。
ゴミを受け取ると二人は出口に向かった。
杖おじさんから奪った杖を使って、アイツは苦しそうに歩いている。
倒した魔物は一日経つと復活するので、ゆっくり休んでいられないそうだ。
「ふぅー、ここまででいい。少し休んだら、あとは自分で帰れる」
ダンジョンから出ると空が暗くなり始めていた。
アイツが刈り取られた草の地面に寝転んだ。
『当たり前だ。甘えるな』
「ああ、そうかよ。……それと、ありがとな。色々助かった」
『ごめん、聞こえなかった。もう一度言って』
絶対聞こえていたよね。
アイツが恥ずかしそうに言ったのに、ピーちゃん意地悪している。
「ぐぅ、ありがとよ! 助かった!」
『あっそ。じゃあね』
どっちもどっちだね。絶対聞こえるようにアイツが大声で言った。
それに対して、ピーちゃんは素気なく応えると飛び立った。
目指すは冒険者ギルドだ。採取したラズベリーと調査報告をする。
きちんと報告できるか、僕心配だよ。
『ただいま。やってきた』
冒険者ギルドの扉を押し開けると、受付にピーちゃんは着地した。
「あら、ピーちゃん。相変わらず早いのね」
『ストロベリー取ってきた』
「はい、ラズベリーね」
収納袋を受付のお姉さんに渡すと素早く訂正されている。
やっぱりラズベリーだった。
『それと報告ある。新しいダンジョン見つけた』
「あら、そうなの? 本当だったら凄いわね」
報告したのに全然信じてない。
考えてみたら、鳥のいうことを信じる方が変だ。
『本当に見つけた。近くにいたおじさん達と一緒に入った。全員ぶっ飛ばしてきた』
ピーちゃん、その報告の仕方は絶対駄目だよ。
完璧に凶悪魔物の仲間入りさせられちゃうよ。
討伐されちゃうよ。
「えっと、詳しく話してくれないかしら? そのおじさん達はどんな人達だったの?」
丁寧に対応してくれるお姉さんでよかったね。
省略されまくりのピーちゃんの話を丁寧に聞いてくれた。
「……なるほど。そういうことがあったのね」
「うん、僕がぶっ飛ばしてきた』
僕が聞いた話を受付のお姉さんも聞き出した。
犯人、いや、犯鳥もしっかり自白している。
煮るなり焼くなり好きにしていいなら、僕は焼き鳥の方が美味しいと思います。
ピーちゃんはどっちがいい?
「じゃあ、事故死で処理するわね。お疲れ様。しっかり休むのよ」
だけど、どっちにもならなかった。
受付のお姉さんが笑顔で見逃してくれた。
『えっ? いいの?』
「ええ。よくあることだから気にしなくていいわよ。それに鳥に負けるような冒険者はどうせすぐ死ぬから」
ピーちゃんが確認すると本当にいいみたいだ。
さっきと変わらない笑顔で答えてくれた。
ピーちゃん、今度は知らない冒険者とダンジョンに入ったら駄目だよ。
鳥鍋か焼き鳥にされちゃうからね。
『誰に聞いてんだ?』
ピーちゃんにだよ。当たり前でしょ。他に誰かいるの。
アイツの死んだおじさんかおばさんか、アイツに見えてるとしてもどっちも助けてくれないよ。
「くそぉ、情けねえ、お前に助けられるなんてな」
ゴロンと仰向けになると、アイツが両手で顔を隠して悔しそうに言った。
『助ける? 勘違いするな。気に入らない奴、ぶっ飛ばしただけ』
もしかして、ピーちゃん照れてるの?
「ハァッ、どっちでもいいよ。助けられたのは事実だ」
『そうだね。薬草食べる?』
「ああ、そうだな、もらおうか」
いつ怪我してもいいように花壇の竜薬草をたくさん持たせておいた。
アイツに分けても、少しぐらいは残るはずだ。
『はい』
収納袋から薬草を四本取り出すと、アイツの顔にクチバシで投げつけた。
渡し方にピーちゃんの優しさが現れているね。つまりはゼロだね。
「ぐぅぅぅ! マズイ!」
『大銀貨五百枚ね』
冗談なら笑えるけど、本気なら高すぎだよ。
ライバル割引きで大銅貨一枚で許してあげなよ。
「ハハっ、出世払いでも払えそうにないな。……俺、何やってたんだろうな」
笑ったと思ったら、急に落ち込んだ声になった。
「冒険者になったのは、アイツらみたいな弱い者イジメする奴が気に入らなくて。そんな奴らを強くなって、ぶん殴ってやろうと思っただけなのにな」
冒険者になった理由を話出した。
もしかしたら良い奴なのかもしれないね。
『ふぅ~~ん。じゃあ、叶ったね』
「えっ?」
『だって、全員ぶっ飛ばしたじゃん』
落ち込んでいるアイツを励ますつもりなのか、倒れているおじさん達をクチバシで指した。
「……ハハっ、確かにやってやったな。こりゃーギルドに報告したらめちゃくちゃ怒られそうだ!」
『報告するのは僕の仕事。お前は帰ってクソして寝てろ』
「ああ、そうするよ」
そういえば調査クエスト受けていたね。僕なら報告する勇気ないよ。
新生ダンジョンに入って、おじさん二人倒して、一人殺したんだよね。
僕なら何もなかったって報告するよ。
「うぐぐっ、そろそろ出ないとな」
竜薬草食べたお陰で動けるみたいだ。
両手を地面につけて、何とか立ち上がるとアイツが言った。
ヨロヨロと倒れている金髪おじさんの方に歩いていく。
「ほら、これはお前のもんだ」
落ちている炭剣を拾うとピーちゃんに差し出した。
『いらない。それ、お前が欲しい物』
ピーちゃん。貰ったんだよね? 本気で断ってないよね。
「そういうわけにはいかねえんだよ。いいから受け取れ!」
『だったらお前の剣もらう。その剣はお前が強くなったら返しに来い』
「なぁっ⁉︎」
ピーちゃん。今カッコつける時じゃないでしょ。
食いかけ野菜じゃないんだよ。今断る勇気は必要ないんだよ。
「……ちっ。分かったよ。絶対お前よりも強くなって返してやるよ」
『それは無理。永遠に無理』
「言ってろ。すぐに追い越してやる」
渡そうとしたのに、ピーちゃんが受け取らないからアイツが諦めた。
炭剣の代わりに、汚くて安そうな剣をピーちゃんの収納袋に押し込んだ。
ゴミを受け取ると二人は出口に向かった。
杖おじさんから奪った杖を使って、アイツは苦しそうに歩いている。
倒した魔物は一日経つと復活するので、ゆっくり休んでいられないそうだ。
「ふぅー、ここまででいい。少し休んだら、あとは自分で帰れる」
ダンジョンから出ると空が暗くなり始めていた。
アイツが刈り取られた草の地面に寝転んだ。
『当たり前だ。甘えるな』
「ああ、そうかよ。……それと、ありがとな。色々助かった」
『ごめん、聞こえなかった。もう一度言って』
絶対聞こえていたよね。
アイツが恥ずかしそうに言ったのに、ピーちゃん意地悪している。
「ぐぅ、ありがとよ! 助かった!」
『あっそ。じゃあね』
どっちもどっちだね。絶対聞こえるようにアイツが大声で言った。
それに対して、ピーちゃんは素気なく応えると飛び立った。
目指すは冒険者ギルドだ。採取したラズベリーと調査報告をする。
きちんと報告できるか、僕心配だよ。
『ただいま。やってきた』
冒険者ギルドの扉を押し開けると、受付にピーちゃんは着地した。
「あら、ピーちゃん。相変わらず早いのね」
『ストロベリー取ってきた』
「はい、ラズベリーね」
収納袋を受付のお姉さんに渡すと素早く訂正されている。
やっぱりラズベリーだった。
『それと報告ある。新しいダンジョン見つけた』
「あら、そうなの? 本当だったら凄いわね」
報告したのに全然信じてない。
考えてみたら、鳥のいうことを信じる方が変だ。
『本当に見つけた。近くにいたおじさん達と一緒に入った。全員ぶっ飛ばしてきた』
ピーちゃん、その報告の仕方は絶対駄目だよ。
完璧に凶悪魔物の仲間入りさせられちゃうよ。
討伐されちゃうよ。
「えっと、詳しく話してくれないかしら? そのおじさん達はどんな人達だったの?」
丁寧に対応してくれるお姉さんでよかったね。
省略されまくりのピーちゃんの話を丁寧に聞いてくれた。
「……なるほど。そういうことがあったのね」
「うん、僕がぶっ飛ばしてきた』
僕が聞いた話を受付のお姉さんも聞き出した。
犯人、いや、犯鳥もしっかり自白している。
煮るなり焼くなり好きにしていいなら、僕は焼き鳥の方が美味しいと思います。
ピーちゃんはどっちがいい?
「じゃあ、事故死で処理するわね。お疲れ様。しっかり休むのよ」
だけど、どっちにもならなかった。
受付のお姉さんが笑顔で見逃してくれた。
『えっ? いいの?』
「ええ。よくあることだから気にしなくていいわよ。それに鳥に負けるような冒険者はどうせすぐ死ぬから」
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